イギリスのクリスマスの魅力。過ごし方から楽しみ方まで、現地のようすを紹介!

イギリス、クリスマス、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

イギリスクリスマスってどんな雰囲気?

現地の人はどのような過ごし方をするのか気になる」

イギリス留学を考えている方にとっては、日本とのクリスマス文化の違いが気になる人もいるのではないでしょうか。

イギリスのクリスマスは、日本でいうお正月のような存在で、盛大に祝われます。

この記事では、イギリスのクリスマスの過ごし方からロンドンならではの楽しみ方、クリスマスに使える英語フレーズまで詳しくご紹介します。

イギリスのクリスマスとは?

イギリスのクリスマスは、1年で1番盛り上がるシーズン。

特に盛り上がる期間は12月25日から1月6日までで、離れて暮らす家族も集まります。
イギリスでは、クリスマスの方が正月よりも大切にされており、1973年までは元日は普通の平日だったんですよ。

11月半ばになると、街の雰囲気が一気にクリスマスモードに。
イルミネーションが街のさまざまな場所を彩り、お店にはクリスマスグッズが並び始めます。

クリスマス当日は家族で集まり、七面鳥のディナーを楽しむのが定番。
イギリスでは大人になると実家を離れて暮らすのが一般的なので、このクリスマスの集まりはとても大切にされているんです。

25日は電車もお店も全てお休み。テレビでは特別番組や映画が放送され、家族との時間を楽しむ日とされていますよ。

ロンドンでのクリスマスの楽しみ方

ロンドンでのクリスマスを過ごす際におすすめの楽しみ方を紹介します。

ハイドパークのウィンターワンダーランドを楽しむ

ロンドンのクリスマスの定番お出かけスポットとして挙げられるのが、ハイドパークで楽しめる、11月中旬から1月上旬限定の移動遊園地「ウィンターワンダーランド」

2007年から始まり、毎年200万人以上が訪れる人気スポットになっています。

園内には、100種類以上のアトラクションやスケートリンク、サーカス、DJの生演奏など、見どころ満載。

また、クリスマスマーケットも開催され、お酒やチキン、スイーツなどの食事も楽しめるんですよ。

入場料にはアトラクション代が含まれていないので、ある日はアトラクションのみ、ある日はクリスマスマーケットを楽しむなど、何度も楽しむのも良いでしょう。

街のクリスマスイルミネーションを見に行く

街のイルミネーションを見に行くのも、ロンドンならではの楽しみ方。
さまざまなエリアがイルミネーションに彩られています。

特に、ロンドンの中心部にあるリージェント・ストリートのイルミネーションは幻想的。

歩きながら楽しむのも良いですが、より特別な体験をしたい人は2階建てのバスの2階最前列から見るのがおすすめ
街並みを見下ろしながら、イルミネーションを綺麗に写真に収められますよ。

近くには、レスタースクウェアやトラファルガースクウェアのクリスマスマーケットがあるので、あわせて訪れるのも良いでしょう。

キューガーデンのイルミネーションを楽しむ

ロンドンでのクリスマスの楽しみ方として、世界でも有名な植物園の1つといわれる「キューガーデン」のイルミネーションに行くのも人気です。

キューガーデンでは、イルミネーションに彩られた幻想的な夜の植物園を散策可能。
光のトンネルやイルミネーションツリーなど、20種類以上の光のアート作品を楽しめます。

また、マーケットも立ち並ぶので、温かいホットワインを片手に写真撮影をしたり、ゆったり歩いたりしてロマンチックなひとときを過ごせますよ。

アイススケートを楽しむ

クリスマスのアクティビティとして人気なのが、屋外で楽しめるアイススケート。
数あるスケートリンクの中でも、コートールド美術館の建物の前に設置されたスケートリンクが人気です。

夜は建物がピンク色にライトアップされ、スケート場をあたたかく照らしてくれるので、訪れるなら夜がおすすめ。
音楽も流れており、ロマンチックな雰囲気の中で滑ることができます。

スケートを楽しんだ後は、併設のマーケットでホットチョコレートを味わったり、ポップアップショップでお買い物を楽しんだりできますよ。

イギリスのクリスマス料理

次は、イギリスのクリスマスに食べられる定番料理を紹介します。

七面鳥

イギリスのクリスマスディナーで1番人気の料理といえば、七面鳥の丸焼き
イギリスではロースト(食材をオーブンや直火で焼き上げる)料理が人気。

七面鳥だけでなく、ローストビーフやローストポークを食べる家庭もあります。

実は、イギリスには「サンデーロースト」という、日曜日に家族で集まってローストした肉を食べる文化があるんです。

七面鳥はオーブンでじっくりと焼き上げ、マッシュポテトや茹でた芽キャベツ、人参を添えて食べるのが一般的。
クリスマスディナーでは、メインディッシュとして食卓に並びますよ。

クリスマスプディング

イギリスの伝統的なクリスマスデザートといえば、クリスマスプディングが挙げられます。
ドライフルーツやナッツがたっぷりと入った、半球状の形をした黒いクリスマスケーキです。

一般的にプラムを使用するため、「プラム・プディング」と呼ばれることも。

クリスマスプディングは、クリスマスの1ヶ月以上前から作り始めるのが特徴。

「スターアップサンデー」と呼ばれるクリスマスの5週間前の日曜日に作り、クリスマスまで熟成させます。
熟成されるほど、ドライフルーツやお酒が生地に馴染んで美味しくなるそうです。

クリスマス当日に食べる時は、ブランデーをかけてフランベしてから食べますよ。
甘くて濃厚な味わいが特徴のスイーツとなっています。

ミンスパイ

クリスマスに食べられるもう1つの人気デザートが、ミンスパイです。

ミンスパイは、レーズン・クランベリー・ナッツ・シナモンなどを混ぜ合わせた「ミンスミート」を、サクサクのパイ生地で包んで焼き上げた小さな円形のお菓子。

イギリスには、12月25日から1月6日までの12日間にミンスパイを毎日1個ずつ食べると、1年間幸せに暮らせるという言い伝えがあるそうです。

ミンスパイは、粉砂糖をふりかけて温かい紅茶やワインと一緒にいただくのが定番の食べ方。
イギリスの家庭では、クリスマスツリーの下で家族でミンスパイを楽しむ習慣がありますよ。

イギリスのクリスマスの習慣

続いて、イギリスのクリスマスの習慣を紹介します。

クリスマスカードを贈る

イギリスのクリスマスの習慣の1つ目は、クリスマスカードを贈り合うこと

イギリス人は世界一グリーティングカードを送る国民だといわれています。
グリーティングとして使われるクリスマスカードは、日本の年賀状のような存在なんですよ。

最近はSNSで挨拶する人も増えていることから、カードを出す人が少し減ってきているものの、まだまだ人気はあります。

スーパーや雑貨屋にはさまざまなデザインのクリスマスカードが並んでおり、思わず集めてしまいたくなるほど。

日本の年賀状の文化と違うのは、カードを届けるタイミング。

年賀状は元旦までに届けないといけないルールはありませんが、クリスマスカードは必ずクリスマスイブまでに届けるのがマナー
早い分には問題ありませんが、遅れてしまうのは良くないとされているんです。

アドベントカレンダーでカウントダウンをする

2つ目は「アドベントカレンダー」と呼ばれる、12月1日からクリスマスまでの日数をカウントダウンする箱型のカレンダーを買って楽しむこと。

イギリスでは11月になると、街中でアドベントカレンダーが売られています。

元々は宗教的な意味合いが強く、箱の窓の裏にマリア様の絵が描かれていたそうです。
近年では、毎日チョコレートが食べられるタイプが人気。

ほかにも大人向けに、コスメや紅茶、ビールなど、毎日違う商品が楽しめるアドベントカレンダーも増えているんですよ。

イギリスでは、自分に合ったカレンダーを購入し、クリスマス当日に向けて気分を上げていく人が多いです。

クリスマスセーターを着る

3つ目は、クリスマス柄のセーターを着て楽しむことです。

イギリスでは、クリスマスならではの派手な柄やツリー、トナカイの絵が描かれたものなど、さまざまなデザインのセーターが売られています。

LEDライトが付いていたり、音が鳴ったりする個性的なデザインもあるんですよ。

セーター選びでは、ダサければダサいほど良いという暗黙のルールも。
セーターを着用してクリスマスパーティを楽しむのが定番となっています。

クリスマス柄のセーターは、洋服店はもちろん、大きめのスーパーでもゲットできますよ。

ボクシングデーに買い物をする

4つ目の習慣は、クリスマス翌日のボクシングデーには買い物をするのが一般的であること。

18世紀からボクシングデーにはイギリス最大のセールが行われ、多くのイギリス人が買い物を楽しみます。

ちなみに、「ボクシングデー」という名前の由来は「プレゼントボックス」から来ているそうです。

ボクシングデーから始まる大セールは、1月まで続きます。ただし、初日が1番大規模なセールを行うので、街中が盛り上がるのです。

クリスマスに役立つ英語表現

最後に、クリスマスに役立つ4つの英語表現を紹介します。

Merry Christmas/Happy Christmas

まずは、イギリスで1番人気の挨拶である”Merry Christmas”。日本でもおなじみの表現ですよね。
イギリスでは、同じ意味で”Happy Christmas”もよく使われるんです。

ただし、”Happy Merry Christmas”とは言いません。
これは日本語で「茹でたゆで卵」というようなもので、重複表現になってしまうんです。

どちらも「幸せな」という意味が含まれているので、どちらか一方を選んで使いましょう。

Merry Christmas and Happy New Year.

“Merry Christmas and Happy New Year!”は、クリスマスと新年のお祝いを一緒に伝える便利な表現です。

日本では、クリスマスとお正月は全く異なる雰囲気のイベントですが、イギリスではセットとして捉えられているため、よく使われるのです。

この表現はカジュアルなので、友人や家族、同僚などの親しい人との挨拶にぴったり。
クリスマスカードにもよく使われる定番のメッセージなんですよ。

Wishing you a wonderful Christmas and happy holidays.

フォーマルな状況でクリスマスと新年のお祝いを伝える場合の表現が、“Wishing you a wonderful Christmas and happy holidays.”です。

「素敵なクリスマスと楽しい休暇を過ごせますように」という意味です。

職場の上司や取引先など、フォーマルな相手への挨拶に使えます。
年末年始に送るメールの締めくくりなどにもぴったりのフレーズですよ。

Happy Holidays.

“Happy Holidays.”は、クリスマスから年末年始まで幅広く使える便利な表現
また、クリスマスはイエスキリストの降誕を祝う行事であるため、ほかの宗教の人は祝いません。

そのため、“Happy Holidays.”であれば、相手の宗教が分からない場合にも安心して使えるのです。

比較的カジュアルな表現なので、より丁寧に伝えたい場合は、”Wishing you happy holidays.”や”Have a wonderful holiday season.”といった表現を使うのも良いでしょう。

まとめ

今回は、イギリスのクリスマスについて、ロンドンでの楽しみ方や定番のクリスマス料理、イギリス人の習慣、役立つ英語表現などを詳しく紹介しました。

イギリス人にとってクリスマスは、年間を通して1番大事なシーズン。

街中がイルミネーションに彩られ、お祝いムードになります。
特別な料理を食べたりカードを贈りあったりと、大切にされているイベントです。

イギリスでクリスマスを過ごす際は、この記事を参考に楽しみ方を考えてみてください。

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net

LP banner