「海外留学」と聞いて何を思い浮かべますか?日本を飛び出して価値観や友好の輪を広げるーー様々な言語を使って貴重な経験を積むーーーという華やかなイメージでしょうか。
一方、異国の地に一人で降り立ち、言語、治安、生活環境etc,,,困難に苦労する姿を想像しますか?
様々なイメージを持っていると思いますが、本記事では海外留学のメリット/デメリットにフォーカスしてお話します!
留学のメリット
思考の許容範囲拡大
留学は、交換留学だろうと語学留学だろうと単に語学を学んで終わりではありません。留学の醍醐味は、言語をコミュニケーションの手段に、異国の多様な考え方、幅広い価値観に触れることです。
自分自身がマイノリティになりうる環境に飛び込び、異国の常識や考えに触れることで、思考の柔軟性が増し、人格形成やキャリア設計に大きな影響を及ぼします。
心身がタフに
留学中は、良くも悪くも想像を超える出来事が起こり続けます。そこで養うことができるのは、心と身体の成長です。
未踏の土地、慣れない環境、語学の壁、食事が合わないなど、戸惑うことが多々あります。その時、母国を恋しく思い、辛くなるかもしれません。
ですが、その辛さと向き合い、困難を楽しむことに留学に行く意義があります。母国と現地の環境の違いを受け入れ、現地の価値観、慣習に順応し、留学を終えたあなたは、以前と比べ、心身共に数倍も逞しくなっていることでしょう。
友好の輪が世界中へ
世界中から集まる学友と繋がれることは留学最大のメリットの1つです。みなさんが留学で訪れるであろう学校は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、ケニアなど多岐に渡る国籍の学生が在籍しています。
学生時代社会人問わず、全ての出会いはかけがえのないものになるでしょう。留学の機会を通して、あなたにしか築けない友好の輪を世界に広げてください!
現代に求められるスキル/マインドの獲得
異文化に身を置き、孤独の中から挑戦する機会に恵まれる留学では、現代に求められるスキルやマインドを養えます。
例えば、主体的に行動し目の前の困難を打破する力や、多様な背景、考え方を持つメンバーと協働する力です。例えば、クラスの宿題に共に取り組む。寮生活で友人と協力して生活ルールを作る。アルバイト先でスタッフと企画を作る。
などなど、留学中は些細なことから大きなことまで、あらゆる局面で成長の機会が転がっています。機会を掴み取るのはあなた次第ですよ!
留学のデメリットも知っておこう
ここまでメリットを話してきましたが、もちろん留学はいいことばかりではありません。次に、留学におけるデメリットを紹介します。
費用
最初にネックになるのは費用です。留学エージェントを利用する場合は利用料がかかります。加えて、昨今の円安に煽りを受け、航空機代や授業料のみならず、現地での生活費用など、多くの費用が高騰しています。
特に、アメリカやイギリスなどの先進国に留学する場合、費用は大きな悩みになります。ただ、費用に関しては奨学金制度を利用したり、物価が比較的安い地域を訪れることで負担を軽減する選択肢もあります。
精神面の負担
次に、慣れない環境に一人で飛び込む際に気になるのは精神面の負担の大きさです。
スーパーやコンビニは不便で清潔感にかけている、交通機関が脆弱で時間が読めない、文化の違いに馴染めないなど、日本では感じない苦労を強いられることは多々あります。
また、稀にアジア人というだけで差別を受けることもあります。このような環境下では、思いがけず心労に悩まされることもあります。
身体の危険
3つ目のデメリットは治安に起因するものです。日本と比較して治安が悪い地域では、身体の危険に晒される可能性はあります。
例えば、スリやひったくりなどの軽犯罪はほとんどの国で警戒が必要です。また、交通ルールが緩慢な地域では交通事故にも警戒が必要です。
更に治安の悪い地域では、強盗や傷害などに注意する必要もあります。ただ、渡航可能な地域の多くは、自らが治安に関する注意事項を守っていれば、危険な目に遭うことは避けられますので、渡航前に意識的に対策していきましょう。
様々な制限
最後のデメリットは、日本で自由にできることに制限がかかる場合があることです。例えば就労規定によって、アルバイト等が制限されてしまうこと。
語学の壁にぶつかり、日常生活や友人との活動に支障をきたしてしまうことなどに苦労する可能性は高いです。
まとめ
留学という大きな挑戦には、様々なリスクがあります。
一方で、想定するリスクの多くは、適切なリスクヘッジをすればご自身で対策可能な場合が多いですので、しっかりと準備を重ねて安全で健康的な留学を作っていきましょう。
メリット・デメリットから考える留学に向いている人の特徴
新しいことにチャレンジすることが好き
現地の生活は、良くも悪くも新しい出来事の連続です。新しい環境、新しい価値観の下、日々変化する日常にワクワクし、次々に新たな挑戦をすることを楽しめる方には、強く留学をおすすめします!
様々な人と関わりたい
留学先には、多国籍な学友が存在するだけでなく、国籍以上に多様な文化、価値観、考え方を持つ人に出会います。そんな出会いや、文化の差異を感じてみたい、楽しみたいと考えるあなたに留学はうってつけの機会です。
想定外を楽しめる
留学で思い通り、計画通りに事が進むのは稀です。日本では考えられないような「なぜ」が日々巻き起こるのが留学の醍醐味の1つです。
だからこそ、日々降りかかる想定外を楽しめる、あるいは楽しんでみたいと思える方は、ぜひ留学に挑戦し、体感してみてください。
留学を成功させるコツ
せっかく留学に行くのなら充実した機会にしたい!ではここで、貴重な留学機会を最大限有意義にするTipsを紹介します。
入念な事前準備
1つ目は、渡航前の準備です。
留学の目的は何?留学を通じて、どのような成長、変化を成し遂げたいのか?など、留学の目的観や、目標設定の軸を言語化しましょう。
その次に、目標達成に向けて、どのような挑戦、アクションが必要なのか?どのような人と会いたい?どのような経験を積みたい?などのアクションプランを立ててみましょう。
難しい場合は、留学経験者にお話を伺ってみたり、友人に質問してもらって言語化してみましょう。
大事なことは、渡航前に「行動目標を最大限見える化」することです!
加えて、語学学習も忘れずにしましょう!挨拶や簡単な会話くらいは話せると便利ですよ。(※現地の言葉で話すとアイスブレイクする際、想像以上に効果がありますので侮ってはいけません!)
臨機応変なプラン変更
2つ目は、臨機応変にプランを変えていくことです。1つ目と真逆のように聞こえるかもしれませんが非常に重要です。
なぜなら、計画を基に留学をスタートしたとしても、予期せぬトラブルは頻発するからです!(それも留学の醍醐味)
計画通りに行かないことを決して悲観してはいけません。想定外を楽しみながら、柔軟に対応していきましょう。目標の根幹は揺らぐことなく、アクションプランや挑戦項目をブラッシュアップし、より有意義な時間を増やしていきましょう!
積極的なトライ&エラー
ここまで計画、修正について話してきましたが、最も重要なことは行動量です。授業で発言する、友人に自ら声をかける、ボランティア活動をするetc,,些細なことでも積極的な行動を心掛けましょう。
留学期間はぼーっとしていてもあっという間に過ぎていきます。時間の流れは時に残酷なほど速いです。
失敗成功は問わず、行動量に比例して留学の充実度、そしてあなたの成長度は上がっていきます。留学に「行った」だけで終わらず、留学先で「これに挑戦したぞ」と胸を張れるような留学にしましょう。そのためには、行動あるのみです。
以上のTipsを踏まえ、あなたにしか成しえない唯一無二の留学挑戦を実現しましょう!
留学経験が就職に有利になる職業
せっかく留学したのなら、その経験をその後のキャリアに生かしたいですよね。そこでここでは、留学経験が活きる就職先を紹介します。
外資系コンサル/金融/メーカー/ITなど
外資系企業は多くの場面で英語に触れる機会があります。
加えて、企業文化が日系企業と大きく異なるケースが多いため、海外経験があれば語学力のみならず、文化的差異への対応力などでアドバンテージを取ることができます。
日系グローバルメーカー
海外展開に注力する日系企業でも、留学経験は大きなアドバンテージになります。確かな語学力を持ち、海外での生活習慣に精通していれば、グローバルメーカーはあなたの力を必要とします。
総合商社
国内外幅広くグローバルな事業領域を持つ総合商社業界においても、英語力、海外経験を持つことはアドバンテージになります。さらに、多国籍のメンバーとの協働やリーダーシップ経験があれば、尚重宝されることになります。
その他業界でも、留学経験は就職活動で十分に役立ちます。ただし「留学に行った」だけではアピールになりません。
留学先で「何に取り組んだのか」が明確にあれば、留学経験は就職において必ずアドバンテージになりますので、ぜひ、語学+@の挑戦を心掛けてみてください!
まとめ
留学は、経験の高額な買い物ではなく「未来への代え難い投資」です。留学に挑戦することは、多くの時間、費用がかかるため重大な決断に感じるかもしれません。
ただ、たった一歩踏み出すことであなたの人生に思いがけないアクセントを生み出すことになります。
お客様扱いの海外旅行では気づかない、留学だからこそ見えてくる景色、代え難い経験がそこにはあります。ぜひ、それをご自身の目で見つけてください。
私は、この記事を読んでくださった1人でも多くの方が、自分にしか描けない唯一無二の留学ストーリーを紡ぐことができるよう心より願っています!

①経歴(英語を使用した経歴)
>交換留学、インターンシップ、現職
②英語に関する資格(資格、点数など)
>TOEIC 955
③留学経験(渡航先、留学期間、学校名)
>ケニア 10か月間 ナイロビ大学
④海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、旅行など)
>ニュージーランド 語学留学
>ベトナム 企業インターンシップ
>ケニア 交換留学
⑤自己紹介
初めましてRockeyです。ありがたいことに学生時代より海外渡航の機会に恵まれてきました。その時の経験や、アップデートし続ける情報を生かし、読者の方が海外経験を身近に感じ、思わず日本を飛び出したくなるような記事を発信していきます!