マレーシアのお金リンギットとは?種類・両替・キャッシュレス事情

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「マレーシアのお金って、どんな種類があるの?」 「紙幣や硬貨はいくらから?」

など、マレーシアの通貨リンギットについて、気になる方も多いのではないでしょうか。マレーシアでは、紙幣と硬貨の色や大きさが似ているものがあり、初めて使う方は見分けにくいかもしれません。

また、店頭での支払い時は破損紙幣の確認や、おつりの準備状況など、いくつか留意しておきたいポイントもあります。

そこでこの記事では、マレーシアのお金「リンギット」の種類から、紙幣・硬貨の見分け方、現地での数え方まで、詳しくご紹介します。この記事を読むと、マレーシアのお金についての基本知識が身につき、安心して買い物や支払いができるようになりますよ。

マレーシア旅行やマレーシア留学、長期滞在などを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

マレーシアとマレーシアのお金・通貨について

マレーシアの通貨はリンギット(Ringgit)で、主な特徴は以下の3つです。

略称はRM(Ringgit Malaysia) 1リンギット=100セン 現在の為替レート:1リンギット≒30円前後(変動あり)

物価は品目によって大きな差がありますが、現地の食事や交通費は日本より安めです。

屋台の食事:RM5~10(150~300円) 現地野菜:日本の1/3程度 LRTやKLモノレール:RM1.3~(約40円~)

一方で、以下のものは日本より高額です。

日本食レストラン:ラーメン1杯RM25~35(750~1,050円) 日本の調味料:日本の1.5~2倍 輸入果物:日本の2倍以上 自動車:日本車でも日本の1.5~2倍

近年は物価上昇が激しく、以前は安いといわれた外食でも、日本より高くなるケースが増えています。特に、外資系カフェチェーンやレストランでは、日本とあまり変わらない、または上回る価格設定も珍しくありません。

例えば、スターバックスは基本価格こそ日本より安いものの、カスタマイズのオプション料金が高めに設定されています。エクストラショットやミルク変更など、カスタマイズを重ねると日本より高額になる場合があります。

クアラルンプールペナン島などの観光地では日用品も値上がり傾向です。マレーシア移住を考える場合は、現地での実際の生活費をよく調べることをおすすめします。

リンギットの歴史

リンギット(Ringgit)が現在の形で正式に採用されたのは1975年です。公式名称は Ringgit Malaysia(RM)とされ、日常の価格表示でもRMが一般的に使われています。

1975年より前のマレーシアでは、植民地時代の影響でマラヤ・ドルが流通しており、さらにそれ以前の植民地期には、スペインドルが広く使用されていました。

リンギットという名称は、スペイン銀貨の縁がギザギザしていたことに由来するといわれています。

マレー語で「ギザギザした」を意味するringgitが、そのまま通貨名として採用された形です。

つまり、Ringgit Malaysiaとは「マレーシアのギザギザ銀貨=マレーシア独自のドル」を表す言葉でもあります。

現在も一部の地域や世代では、昔の呼び方が残っていることがあります。

たとえば英語圏では1リンギットを1ドルと呼ぶことがあり、福建語圏では1リンギットを蜀箍銀(tsit8-kho・1-gin5)、マレー半島北部では10センをクパン(kupang)と呼ぶ地域もあります。

これらの呼称は、ローカルのマーケットや田舎の町で耳にすることがあるため、訪れる予定がある人は覚えておきましょう。

MYRとRM表記の違い

マレーシア通貨には、MYRとRMという2通りの表記があります。それぞれリンギットを指していますが、それぞれ使用される場面が異なります。

MYRは、国際的に使用されている通貨コードのことです。外国為替市場や銀行、国際送金などを使用する場合は、「MYR」の表記を目にするでしょう。

一方MRは、マレーシア国内で一般的に広く使われている表記です。レシートや飲食店のメニュー、ショッピングモールの価格表示などは、ほぼ全て「MR」が使用されています。

マレーシアのお金の種類・単位

マレーシアのお金は2種類あります。紙幣はリンギット(Ringgit)、硬貨はセン(sen)で表されます。紙幣と硬貨には、以下のような種類があります。

マレーシアの紙幣はリンギット

・RM1(青)
・RM5(緑)
・RM10(赤)
・RM20(オレンジ)
・RM50(緑)
・RM100(紫)

RM1とRM50は色味がよく似ており、間違えやすいので気をつけてください。

マレーシアの硬貨はセン

・5セン
・10セン
・20セン
・50セン

5センと10セン、20センと50センの硬貨は大きさも色も酷似しています。お金を支払うときや受け取るときは、念のため金額を確認しましょう。また、マレーシアのお金を数えるときは、以下のような表現を使います。

【英語での言い方】
・RM1 = One ringgit
・RM2.50 = Two ringgit fifty cents
・50セン = Fifty cents

【マレー語での言い方】
・RM1 = Satu ringgit
・RM2.50 = Dua ringgit lima puluh sen
・50セン = Lima puluh sen

マレーシアの公用語はマレー語ですが、都市部ではほとんどの人が英語を話します。そのため、料金の確認や支払いの際も、英語で安心してコミュニケーションが取れます。

※以前は1リンギット硬貨も発行されていましたが、2005年12月7日をもって法定通貨としての使用が終了しています。

マレーシアのお金を日本円に換算・計算する方法

マレーシアのお金を日本円に換算する際は為替レートがわかれば簡単に行え、計算式は以下の通りです。

リンギットの金額×1リンギットあたりの日本円レート

例えば、為替レートが1リンギット35円のときに100リンギットの品物を買う場合を考えましょう。計算式は「100リンギット×35円」となり、日本円で約3,500円と計算できます。上記の計算方法を覚えておけば、現地での買い物や食事の際におおよその金額を素早く把握できて便利です。

最新の為替レートはインターネット上で確認でき、検索エンジンで「リンギット 円」などと検索すればリアルタイムのレートが表示されます。ただし、銀行や空港の両替所で両替する際には手数料が含まれたレートが適用されるため、上記で計算した金額と差が出る点に注意しましょう。

マレーシアのリンギットを両替する方法

マレーシアリンギットへの両替は、日本の空港、マレーシアの空港、市中の両替所で行えます。もっとも有利なレートは市中の両替所で、空港の両替所は手数料が高めです。

日本で両替する場合

空港や銀行での両替が一般的。銀行のレートは比較的良好ですが、事前予約が必要なケースもあり、手続きに2〜3日かかります。空港の場合は予約不要で、すぐに両替できます。ただし、手数料が高めになりますので、緊急時や少額の両替向きかもしれません。

マレーシアで両替する場合

マレーシアの市中両替所は「マネーチェンジャー」と呼ばれ、ショッピングモールや繁華街に多くあります。レートは毎日更新され、掲示板に表示されています。

市中両替所のメリットはこちらです。

レートが有利 手数料なしが多い 営業時間が長い

マレーシアの空港にも両替所はありますが、レートは市中両替所より低めです。空港から市内への移動費用など、必要最低限の金額だけ両替するのがおすすめ。

マレーシアリンギットおすすめの両替方法

よりお得に両替するために、段階的な方法をご紹介します。

まずは日本の銀行で、到着後に必要な交通費や1日分の生活費程度を両替するといいでしょう。銀行では手続きに時間がかかりますが、安全確実に両替できます。

マレーシアに到着したら、市中の両替所を積極的に活用しましょう。街中の両替所は競争が激しく、空港や銀行よりもレートが高めです。特にショッピングモール内の両替所は、安全に利用できます

さらにお得に両替するコツは、2〜3軒の両替所を見て回ることです。掲示板に表示されたレートを比較して、もっとも条件の良い両替所を選びます。多くの両替所が集中しているエリアなら、徒歩圏内で比較できるでしょう。

レート掲示板の見方と注意点

両替所では、レート掲示板で現在のレートを確認することができます。レート掲示板をチェックするときに押さえておきたいのが、Unit・Buy・Sellの3つの用語です。間違って覚えてしまうと、両替で損をしてしまいます。

Unitは、ベースとなる通貨の単位を表しています。

日本円をリンギットに両替する場合は、「JPY」のレートを確認しましょう。このとき注意したいのが、いくらをベースにしているかということです。

JPY(円または¥)の表記に100と表記されているときは、100円あたりのリンギットが、1,000と表記されているときは、1,000円あたりのリンギットが記載されています。

日本円でいくらをベースにしているのかによって、受け取り金額に大きくことなります。

次にBuyは、日本円をリンギットに両替するときにチェックするレートです。Buyの数字が大きいほど、お得にリンギットへと両替ができます。

一方、Sellは、リンギットを日本円に両替するときにチェックするレートです。Sellの数字が小さいほど、受け取れる日本円が多くなります。

BuyとSellを逆に覚えてしまうと、両替時で損をしてしまうので、間違えずに覚えておきましょう。

日本円をマレーシアリンギットに両替するときの知っておきたいポイント

日本円をリンギットに両替するときは、いくつか知っておきたいポイントがあります。これから紹介するポイントを抑えておくことで、お得で安全に両替が行えます。初めて海外に行く人は、必ず覚えておきたいポイントを厳選しているのでチェックしてみてください。

日本で両替するなら少額がおすすめ

「現地の両替所を利用するのが不安だから、日本の両替所で両替をしたい」と思っている人もいるでしょう。

しかし、日本ではリンギットの需要が少ないためレートが低く、手数料が上乗せされて割高になりがちです。

特に、空港の両替所は、フライト直前に両替できるため利便性が高いですが、その分高い手数料を設定していることが多い傾向にあります。

マレーシア市中で同じ金額を両替するよりも、大幅に少ない金額しか受け取れないことも多いようです。

そのため日本で両替するときは、初日に必要な最低限の金額だけにするのがおすすめです。1日分の生活費であれば、RM50〜100(日本円で2,000~4,000円程度)あれば、問題なく食事ができます。

残りに必要な金額をマレーシア市中の両替所で両替することで、レートによる損失を抑えられます。

両替所の営業時間に注意

マレーシアの両替所は、場所によって営業時間が異なります。

24時間営業の施設に入っている両替所は、24時間営業していることもありますが、多くの両替所は21時頃にクローズしてしまいます。

また、営業開始は、レートが発表される10時を待ってからの時間となるため、早朝や深夜に現金が必要になったとき、両替ができない可能性が高いです。

深夜や早朝に移動の予定がある人は、事前に現金を確保しておくと安心です。

さらに、休日は両替所の営業時間が変わることがあります。

滞在中に両替所を利用するタイミングを予測し、余裕を持って両替を済ませておきましょう。

特に、ツアーで早朝移動をしなくてはいけないというときは、前日に現金を調達しておくのがおすすめです。

市中の両替所ではレートの悪い業者に注意

一般的に、マレーシア市中の両替所は、空港の両替所よりもレートがよく、お得に両替できます。しかし、市中の両替所であればどこでもいいわけではありません。

両替所の中には、観光客を狙って高額な手数料を設定していることがあります。両替所の店内が薄暗く、人の出入りが極端に少ない、レート掲示板が更新されていないというときは、注意が必要です。

また、手数料無料としている両替所であっても、レートに手数料を含んでいるケースもあります。

市内で両替をするときは、必ず2〜3店舗ほどのレートを見比べて、Buyの数字が大きい両替所を利用するのがおすすめです。

さらに、両替所の店内が明るいか、スタッフが常に対応している、利用者の多い店舗なら、安心して利用できるでしょう。

高額の両替にはパスポートが必要

マレーシアでは、3,000RM(日本円で10万円)以上の両替には、パスポートの提示が求められます。

これは、マネーロンダリングや違法取引などの犯罪を防ぐために、一定以上の金額を両替するときに義務づけられています。

ただし、両替所によっては、1,000RM程度の両替にもパスポートの提示が求められることがあるようです。

パスポートのコピーやスマートフォンで撮影した写真ではなく、原本の提示が必須なこともあるため、両替を行うときは、事前にパスポートを用意しておくといいでしょう。

リゾート地はレートが悪い

マレーシアでは、クアラルンプールなどの都市部と比べるとリゾート地のレートが悪い傾向にあります。観光エリアは、旅行客が多いことで両替の需要も高く、レートが割高に設定されていることが多いです。

さらに、リゾート地は都市部と比べると、両替所自体が少ないため、比較対象の選択肢も多くありません。その結果、不利なレートで両替をしなくてはいけないケースが多いようです。

リゾート地へ行く予定がある人は、前日までに必要な現金を用意しておきましょう。

マレーシアでお金を下ろす方法はATMの利用

マレーシア滞在中に現金が必要になった際は、街中にあるATMの利用が便利です。両替所を探す手間が省ける上、多額の現金を持ち歩くリスクも軽減できるため安心です。

ATMの利用には、「PLUS」「Mastercard/CIRRUS」などのマークがある国際キャッシュカード・クレジットカードが必要です。出発前に、自身の国際キャッシュカードやクレジットカードが海外キャッシングに対応しているか確認しておきましょう。

ATMは空港や主要なショッピングモール、銀行の支店などに設置されており、操作方法は以下の通りです。

1.国際キャッシュカードやクレジットカードを挿入し、言語選択画面で「English」を選ぶ
2.次に、暗証番号(PIN)を入力後、取引内容で「Withdraw」を選択する
3.口座種別(クレジットカードの場合はCredit)を選び、希望の金額を指定すればリンギットが引き出せる

なお、ATMでお金を下ろす際は、カード会社所定の利用手数料や利息がかかります。また、安全のためにカード挿入口に不審な装置がないか確認し、暗証番号を入力する際は周りに見られないよう注意しましょう。

ATMトラブルが起きたときの対処法

ATM利用時には、思わぬトラブルに巻き込まれるときがあります。

インターネットで検索すると、マレーシアでATMを利用したとき、カードが戻ってこないトラブルに見舞われたという投稿も見受けられました。

その他にも、現金が出てこないATMの画面がフリーズしてしまったなどのトラブルが起きることも予想されます。

マレーシアでATMのトラブルに遭遇したら、その場から動かず、利用している銀行のホットラインに連絡を入れましょう。

銀行の営業時間内であれば、支店スタッフが即座に対応してくれます。

現金が受け取れなかったという場合は、NSRC(National Scam Response Centre)と警察に連絡することで、スムーズな解決を目指せます。

万が一のトラブルを避けるには、人の少ない時間帯や、銀行の営業時間外のATM利用を避けるのもおすすめです。

ATMトラブルが起きたときに使えるフレーズ

ATMでトラブルが起きたときに使用できるフレーズを、英語とマレー語の両方で紹介します。ATMにカードが飲み込まれた場合は、以下のフレーズを使用しましょう。

【英語】
My card was taken by the ATM
The machine didn’t return my card

【マレー語】
Kad saya disedut ke dalam ATM
Kad saya belum dikembalikan

【日本語】
カードがATMに吸い込まれました
カードが戻ってきません

現金が出てこない場合は、以下のフレーズが使えます。

【英語】
The cash didn’t come out
I was charged but didn’t receive the money

【マレー語】
Tiada wang tunai yang keluar
Wang itu telah didebitkan tetapi saya tidak menerimanya

【日本語】
現金が出てきませんでした
引き落としはされたのに現金が受け取れませんでした

マレーシアのリンギットに関する注意点

マレーシアリンギットを扱う際は、いくつかの重要な注意点があります。安全で快適な旅行のために、以下のポイントに気をつけてください。

偽札の危険性

マレーシアでは偽造紙幣が出回っていることがあります。特に100リンギット札は偽札が多いため、信頼できる両替店で両替を行うことが重要です。薄暗く怪しげな両替所は避け、不安な場合は、50リンギット以下の紙幣での受け取りを希望しましょう。

破損紙幣の使用不可

マレーシアでは、破れや汚れのある紙幣は使用できません。自動販売機で受け付けられないだけでなく、店舗でも受け取りを断られます。受け取った紙幣に傷みがある場合は、遠慮なくその場で交換をお願いしましょう。また、財布の中で紙幣が折れ曲がらないよう気をつけてください。

高額紙幣の不便さ

屋台や小規模店舗では、おつりの準備が十分でないことがあります。そのため、できるだけ小額の紙幣を使うか、事前に両替しておくことをおすすめします。

小さい紙幣がない場合は、

と一言添えると、お店の方も快く対応してくれます。

このように、事前に一言声をかけることでスムーズなコミュニケーションが生まれ、お互いに気持ちの良い買い物ができるでしょう。

両替時に使える英語のフレーズ

マレーシアで両替をする際に役立つフレーズを、様々なシチュエーション別にまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

両替をお願いしたい場合

【英語】
1.Can I exchange some money?
2.I'd like to exchange some Japanese yen for Malaysian ringgit.
3.I want to exchange this amount of money. (金額を指さす)

【マレー語】
1.Boleh saya tukar wang?
2.Saya ingin menukar yen Jepun kepada ringgit Malaysia.
3.Saya mahu menukar jumlah wang ini.

【和訳】
1.両替はできますか
2.日本円をマレーシアリンギットに両替したいのですが
3.この金額を両替したいです

レートを確認したい場合

【英語】
1.What's the exchange rate for Japanese yen to Malaysian ringgit?
2.Could you please show me the current exchange rates?
3.Is there any service charge?

【マレー語】
1.Berapa kadar pertukaran untuk yen Jepun ke ringgit Malaysia?
2.Bolehkah anda tunjukkan kepada saya kadar pertukaran semasa?
3.Adakah terdapat sebarang caj perkhidmatan?

【和訳】
1.日本円からマレーシアリンギットへの両替レートはいくらですか
2.現在の両替レートを見せてもらえますか
3.手数料はかかりますか

その他

【英語】
1.Can I get a receipt?
2.Can I get smaller notes?
3.I think there's a mistake in the amount.

【マレー語】
1.Bolehkah saya mendapatkan resit?
2.Boleh saya dapatkan wang kertas kecil?
3.Saya rasa ada kesilapan dalam jumlah.

【和訳】
1.レシートをいただけますか
2.小さい紙幣でお願いします
3.金額に間違いがあると思います

マレーシアのキャッシュレス・カード決済の利用状況

ここからは、マレーシアの支払い方法の状況を紹介します。キャッシュレス決済やカード決済を使用したい人は、チェックしてください。

マレーシアのキャッシュレス決済の現状

マレーシアでは、急速にキャッシュレス決済が浸透してきています。都市部のショッピングモールや公共交通機関では、キャッシュレス決済の利用が可能です。

マレーシア国内でシェアの高い「Touch ‘n Go eWallet」は、クレジットカードと紐付けでき、公共交通機関や駐車場・高速道路・ガソリン・携帯料金の支払いに使用できます。

基本的にはeWalletにチャージして使いますが、クレジットカードからオートチャージを設定することもできるため、現金でのチャージ回数を減らせます。

クレジットカードが使える場所と使えない場所

クアラルンプールなどの都市部では、問題なくカード決済が利用できます。ショッピングモールやレストラン、ホテル、観光施設では、支払い方法に困ることは少ないでしょう。

一方、マレーシアの屋台やナイトマーケット、地方の商店や飲食店では、キャッシュレス決済はおろか、カード決済も利用できないことが多いです。

クレジットカードを使用できる場合でも、最低金額を設けていることがあるため、現金を多めに準備しておくといいでしょう。

マレーシアで利用できるクレジットカード

マレーシアで利用しやすいクレジットカードは以下の通りです。

1.VISA
2.MasterCard
3.AMEX
4.銀聯

最も利用しやすいのはVISAカードで、次いでMastercardAMEX銀聯となります。都市部ではJCBを利用できる場所もありますが、ほとんどの店舗で対応していません。

クレジットカード決済を検討している人は、複数のカード会社のクレジットカードを用意しておくと安心です。

目的別|現金とカードの最適な持ち方

観光メインの旅行の場合は、カード7割、現金3割と考え、現金を用意するのがおすすめです。

都市部や観光エリアの中心部では、ほとんどカード決済が利用できるので、現金を多く持つ必要はないでしょう。

ただし、屋台飯やローカル料理を楽しみたい人は、カードが利用できる店舗が減るため、少額貨幣を中心に、現金を多めに用意する必要があります。

また、短期留学であればカードと現金の比率は5対5長期留学であれば6対4と考えておきましょう。一般的に、学校費用の支払いは現金が必要となるため、現金比率を高く見積もっておくと安心です。

まとめ

この記事では、マレーシアの通貨「リンギット」について、初めての方にもわかりやすく解説しました。

もう一度おさらいすると下記の3つです。

リンギット(Ringgit)とセン(sen)の2つの単位があり、紙幣は6種類、硬貨は4種類の組み合わせで使います。

お金を数えるときは、英語でもマレー語でも表現できます。都市部では英語が通じるため、英語での会話で安心です。

両替は市中の「マネーチェンジャー」がもっともお得です。紙幣の色や硬貨の大きさが似ているものがあるため、受け取り時は金額をよく確認しましょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、マレーシアでのお金の使い方や両替の方法を覚えてみてくださいね。

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