TOEICのスコアアップを目指すなら、フィリピン留学は非常に効果的な手段です。
フィリピンの語学学校ではマンツーマン授業を中心とした学習環境が整っており、短期間の留学で英語力を向上させることが可能です。
特にセブやクラーク、バギオはTOEIC対策に特化した学校が多く、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたコースが用意されています。
ここでは、フィリピンでTOEIC対策ができる学校の選び方や、おすすめの語学学校について詳しく解説していきます。
- TOEICとは?
- TOEIC対策ができる学校を選ぶポイント
- TOEIC対策ができるおすすめの学校:セブ
- TOEIC対策ができるおすすめの学校:クラーク
- TOEIC対策ができるおすすめの学校:バギオ
- フィリピンでTOEICを受講するには?
- まとめ
TOEICとは?
TOEIC(Test Of English for International Communication)は、英語によるコミュニケーション能力を測定する試験です。
ご存じの方が多いかと思いますが、特にビジネスシーンでの活用が広がっています。
日本では就職活動や昇進の際にスコアが求められることが多く、企業によっては一定の点数を取得していないと応募資格を得られない場合もあります。
TOEICの試験はリスニング(L)とリーディング(R)の2セクションで構成されており、目標スコアを達成するためにはそれぞれの分野で対策が必要です。
TOEICで高得点を取るためには、英語のスキルそのものももちろん必要なのですが、TOEICを攻略するための練習が不可欠になってきます。
そのため、TOEICのための専門的な指導が受けられる語学学校のTOEIC対策コースは、スコアアップを目指す人にとって大きな助けとなります。
TOEIC対策ができる学校を選ぶポイント
フィリピン留学でTOEIC対策をする際には、以下のポイントを押さえて学校を選ぶようにしましょう。
TOEIC対策コースの充実度
どんなカリキュラムのコースを用意しているかは、語学学校によって千差万別です。
学校によってはTOEICの公式問題集を使用した授業を行っていたり、模擬試験を定期的に実施していたりなど、試験対策に特化したコースを提供しています。
「スコア保証制度」がある学校では、一定の期間内に目標点数に到達しなかった場合、追加の授業を無料で受講できる場合もあります。
目標とするスコアと自分の現在のスコアから考えて、効果的なコースを選択できるような学校を選びましょう。
講師の質
TOEICのスコアアップには、試験の出題傾向を熟知した講師の指導が不可欠です。
前述のとおりですが、TOEICで高得点をとるために必要なのは英語力だけでは不十分。TOEICで高得点を取るためのテクニックを身に着けることが重要です。
経験豊富な講師が揃っている学校であれば効率的な勉強方法を学ぶことができ、短期間でのスコアアップが期待できます。
どんな講師がいるのか、講師の評判についてなどは、事前に調べたうえで学校を選べるとよいですね。
学習環境
TOEIC対策に限りませんが、留学中においては学習に集中できる環境が重要です。
フィリピンのスパルタ式の学校では毎日の学習時間が厳格に管理されており、試験対策に最適な環境が整っています。
一方で自由度の高い学校ももちろんありますので、自分に合った環境を選ぶことが大切。そのためにはやはり事前の下調べが欠かせません。
留学エージェントに頼ったり、口コミを調べたりなど、環境を理解したうえで学校を決められるようにしましょう。
費用とサポート体制
留学では授業料のほか、宿泊費や食費などの生活費もかかってくることになります。
予算に応じた学校選びが重要ですが、コストを抑えることにばかり気を取られず、肝心の授業の質を検討しなければなりませんね。
カリキュラムやサポート体制も考慮する必要があります。
なおTOEIC対策では、マンツーマン授業が多く含まれている学校がおすすめです。
人によって理解度が様々な試験勉強は、一人ひとりに沿ったサポートを受けたほうが効率が良いからです。
グループワークなどのコミュニケーション能力を上げることができる授業は、TOEICの点数には直接結びつきません。
TOEIC対策ができるおすすめの学校:セブ
セブはフィリピン留学の人気都市。TOEIC対策に強い語学学校が多くあります。
フィリピンの中部に位置する人気のリゾートアイランドであるセブは、美しいビーチと豊かな文化がその魅力。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティがさかんで、 世界中から多くの観光客が訪れます。
SMEAG(スミアッグ)
SMEAGはフィリピンで唯一、公式TOEIC試験会場に指定されている語学学校で、試験本番と同じ環境で学習できる点が大きな強みです。
TOEIC対策コースでは目標スコアに応じたレベル別カリキュラムが用意されており、「スコア保証制度」を利用すれば、一定期間内に目標点数を達成できなかった場合に追加の授業を無料で受講できます。
講師陣はTOEIC指導の経験が豊富で、公式問題集や過去問を活用した授業を展開しています。
キャンパス内には自習室や学生寮も完備されており、学習に集中できる環境が整っています。
スパルタ式の厳しい管理のもとで勉強したい人や、本気でTOEICスコアを上げたい人におすすめの学校です。
CIA(Cebu International Academy)
CIAはTOEIC対策に特化したカリキュラムが充実している語学学校で、特にスコアアップを目指す短期留学に適した環境が整っています。
マンツーマン授業とグループレッスンをバランスよく取り入れており、個別指導で弱点を克服しながら、グループレッスンで実践的な英語力を身につけることができます。
また、スパルタ式とセミスパルタ式の2つの学習スタイルから選択できるため、自分に合ったペースで勉強が可能です。
授業以外でも学習サポートが手厚く、単語テストやライティング練習など、TOEICスコアアップに直結する学習プログラムが組まれています。
リゾート地であるセブにありながら、学習環境が整っているため、短期間で成果を出したい学生や社会人に人気があります。
TOEIC対策ができるおすすめの学校:クラーク
フィリピンのクラークは、かつて米軍の基地があり、今でもアメリカ人が多数生活している特徴があるエリアです。
豊かな自然が残り、観光地としても人気があります。
経済特別区で、区域に入るためにはゲートをパスする必要があるなどフィリピン内でも屈指の治安の良さ。 さらに英語を話す環境が整っており、TOEIC対策に適した語学学校も多数あります。
留学先として人気のエリアとなっています。
CIP(Clark Institute of the Philippines)
CIPはフィリピンの語学学校の中でも特にネイティブ講師の割合が高く、TOEICのスピーキング・リスニング対策に強いのがその特徴です。
マンツーマン授業ではフィリピン人講師だけでなく、アメリカやイギリス、オーストラリア出身のネイティブ講師から直接指導を受けることができます。
そのため試験対策だけでなく、実践的な英語力も同時に磨くことが可能です。
さらに毎週、模擬試験を実施しており、本番試験のシミュレーションを重ねることで、試験慣れしやすい環境が整っています。
クラークは治安が良く、落ち着いた環境で勉強に集中できるため、社会人やビジネスパーソンにもおすすめの学校です。
EG Academy
EG AcademyはTOEIC対策に特化したコースを提供しながらも、比較的自由度の高い学習環境が魅力の語学学校です。
TOEICのリスニングとリーディングに特化した授業が組まれており、定期的な模擬試験を通じて、スコアアップに必要な戦略や時間配分のコツを学ぶことができます。
カリキュラムには柔軟性があり、スパルタ式の厳しい学校が苦手な人にも向いています。
さらに校内の設備が充実しているのが特徴で、学生寮やカフェテリア、ジムなどが完備されているため、快適な留学生活を送ることができます。
TOEIC対策ができるおすすめの学校:バギオ
フィリピンの人々にとって憧れの避暑地、バギオ。
標高の高い地域にあり、涼しい気候の中で集中して勉強できる環境が魅力です。
元々アメリカ軍の避暑地として街が整備された結果、今でもフィリピンの政治家や有力者たちの避暑地として機能しているからこその治安の良さは、留学先としてもうってつけです。
PINES(パインズ)
PINESはバギオでも特にスパルタ式の語学学校として知られ、TOEIC対策に本気で取り組みたい人に最適な環境が整っています。
平日は外出禁止のルールがあり、1日10時間以上の授業と自習時間が確保されているため、強制的に勉強に集中できるシステムです。
TOEIC対策コースでは、公式問題集を使用した徹底的な試験対策が行われ、特にリスニングとリーディングのスコアアップに重点を置いています。
MONOL(モノール)
MONOL(モノール)は、スパルタ式の厳しさはないものの、学習サポートが充実している語学学校です。
TOEIC対策コースでは、リーディングやリスニングだけでなく、スピーキングやライティングのスキル向上にも力を入れているため、試験対策と総合的な英語力アップを同時に目指すことができます。
カリキュラムには柔軟性があり、自分のペースで学習を進められるため長期留学を考えている人にもおすすめ。
校内の施設も充実しており、ジムやヨガスタジオ、カフェテリアなど、リラックスできる環境が整っています。
フィリピンでTOEICを受講するには?
フィリピンにも日本同様、TOEICの公式試験を定期的に開催している会場が複数あるので、確認しておきましょう。
「リスニング&リーディング」「スピーキング&ライティング」「スピーキングのみ」で日程が異なりますので注意しましょう。
試験の申し込みは学校のサポートを受けられることが多いため、留学前に確認しておくとスムーズです。
持ち物
TOEICの公式試験受講に必要なものは以下です。
・証明写真2枚(パスポートサイズ)
・パスポート
・パスポートのコピー
・受験料(2,500ペソ=約6,500円)※事前に確認が必要
受験料は、日本で受けるよりも安くなっています。
まとめ
フィリピン留学でTOEIC対策をすることで、短期間で英語力を向上させ、目標スコアを達成することが可能です。
学校選びの際には、TOEIC対策コースの内容や講師の質、学習環境、費用を考慮することが大切です。
セブ、クラーク、バギオには、TOEIC対策に特化した語学学校が多数あり、自分の目標に合った学校を選ぶことで、効果的にスコアを伸ばすことができます。
フィリピンでのTOEIC対策留学を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

◇経歴
幼稚園時代をシンガポールで過ごし、現地の友達と英語でよく遊んでいました。小学校からは日本で暮らし、中学生の時にカナダにホームステイした経験から海外での暮らしに魅了され、東京外国語大学に進学。
在学中にバンクーバーへの留学を経て就職し、新卒で入った会社では外資系クライアントと英語でやり取りをしていました。
現在は仕事で英語を使う機会はほとんどないものの、趣味として楽しく勉強し続けています!
◇資格
TOEIC940点、TOEFL iBT 90点
◇留学経験
バンクーバー(カナダ)、半年間、ILSC vancouver
◇海外渡航経験
・シンガポール(居住・旅行)
・マレーシア(旅行)
・モルディブ共和国(旅行)
・サイパン(旅行)
・カナダ(ホームステイ・留学)
・グアム(旅行)
・タイ(旅行)
・ドイツ(旅行)
・イタリア(旅行)
・トルコ(旅行)
・インドネシア(旅行)
◇自己紹介
英語が話せるだけで、世界中の「私が自分の言葉で会話できる人」の母数がぐんと広がったことが、私にとってはいちばん面白いポイントでした!これからも英語を通じていろんな地域のいろんな文化や人に触れ、知らないことを知っていきたいと思っています。