東南アジア旅行で必須のタクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」の使い方と注意点

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海外旅行の際に不安なのがタクシー移動ではないでしょうか。

言葉が通じなくてうまく目的地を伝えられなかったり、法外な料金を請求されたりといったトラブルが後を絶ちません。

そこで、東南アジアを旅行する前に準備しておきたいのが
配車アプリ
Grab(グラブ)
です!

タクシー配車アプリGrabとは?

スマホでいつでもどこでもタクシーを呼ぶことができて、言葉の壁や料金交渉の煩わしさもなく、旅先でも安全でストレスフリーに移動ができる人気のアプリです。

元々は、マレーシアでサービスが開始され、2018年にはUberが東南アジア事業をGrabに売却したことで、東南アジア最大の配車サービスとなっています。

今では東南アジア全域で広く使われ、配車に加えて宅配、フードデリバリー、チケット予約、ホテル予約など、さまざまな機能が追加されて、社会インフラとして機能しています。

今回は、Grabの特徴や使える国、使用方法などをお伝えします。

Grabが使える国・地域

Grabは2024年6月現在、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ミャンマーの8か国で利用可能です。

配車サービスにもさまざまなサービスやプランがあり、

・一番近くにいる車を手配する JustGrab
・高級車を手配する GrabCar Premium
・相乗りで利用できる GrabShare
・女性ドライバー専門の GrabCar for Ladies

その他チャイルドシート付き、ペットOK、高齢者や車椅子ユーザー向けなどが存在します。

さらにタイ、インドネシア、ベトナム、カンボジアでは
バイクタクシーを手配する Grab Bike

カンボジアではトゥクトゥクを手配する Grab TukTuk
など、地域色のあるサービスもあります。

Grabの登録方法

Grabを利用するには、まずApp StoreまたはGoogle Playからアプリをダウンロードして、アカウントを作成する必要があります。

アカウント登録をするためには、SMS認証のための電話番号が必要です。

現地に着いたらすぐに使えるように、出発前に日本で登録を済ませて設定しておくのがおすすめです。

次に利用する国と都市が表示され、支払い方法の登録を行います。

Grabの支払いは、大きく分けて現金とその他の2種類がありますが、ここでクレジットカードを登録しておけば、目的地に到着した時に支払いをせずにそのまま降りることができます。

ドライバーとのお金のやり取りが発生しないので、カード決済が出来るようにしておくと便利です。

Grabの使い方

ここでは、東南アジア地域でスーパーアプリとなったGrabの、実際の使い方を見てみましょう。

乗車場所と目的地を入力

まずGrabアプリを開くと、位置情報を元に、自分の現在地と共に行き先を入力する画面になります。

目的地は地図上で指定しても良いですし、住所や施設名などを入れるといくつか候補が出てくるので、その中から選ぶことも出来ます。

大きなビルやショッピングモール、観光地など、乗車地がたくさんあるような場所から乗る場合、ピックアップする場所の写真がアプリの地図に表示されるので、画像から乗車場所を選ぶことができます。

また、利用者が多くてドライバーが見つけにくいような場所で乗車するときは、目印になる現在地の写真などをドライバーに送付するとわかりやすいと思います。

車両を選ぶ

目的地と乗車場所を確定すると、現在配車可能な車両の種類や料金、待ち時間とともにドライバーの名前、顔写真、ナンバー、車種、評価などの情報が表示されます。

好きな車両を予約すれば配車完了。その車がピックアップに来ます。

車両の現在地は地図にリアルタイムで表示され、到着までの目安の時間が表示されます。

ドライバーが到着したら車のナンバーを確認して乗車します。

もしドライバーに伝えることなどがあれば、GrabChatを通じてやり取りします。

日本語を入力すると自動翻訳されるので現地の言葉がわからなくても安心です。

車に乗る

表示された時間が経つと、予約した車両がピックアップ地点に到着します。

車両はナンバーで確認できます。

行き先はすでにアプリ上でドライバーに伝わっているので、乗車後改めて伝えなくても勝手に出発してくれます。

カード払いを選択していれば、アプリ上で決済も行われるため、車内で料金を支払う必要もなく、目的地に到着したら降りるだけです。

もし運転やサービスに満足したら、アプリ上からドライバーにチップを贈ることも可能です。

ドライバーの評価をする

車を降りると、登録したメールアドレスに領収書が届きます。

また、その際ドライバーのサービスや乗り心地を5段階で評価をするシステムになっています。

この評価レビューは、他の利用者がこの車に乗るかどうかの判断材料になりますので、正確に記入しましょう。

Grabを使うメリット

東南アジアでは、既に社会インフラとして確立しているGrab。

利用することによるメリットがたくさんあります。 ここではどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

料金が事前にわかる

東南アジアでは、タクシーにメーターがなかったり、ドライバーが値段交渉してくるようなケースもあります。

場合によっては相場よりも高い値段をふっかけられたり、遠回りをしたりしてぼったくろうとしてくることもあります。

こうしたリスクや面倒がないのがGrabです。

アプリで行き先と乗り場所を指定して、車を選択するだけで料金が表示されます。

車両を確定すれば、例えドライバーが道に迷っても、渋滞などで時間がかかっても料金が変わることはありません。

ドライバーとの会話が不要

Grabを使えばドライバーと直接言葉を交わす必要がありません。

東南アジアでは、多くの国で英語が通じれば良い方で、タクシーは基本的に現地の言葉しか通じません。

その点、Grabでは行きたい場所を説明しなくても、ドライバーはアプリ上で指定された目的地に行ってくれますので、日本語しか話せなくても全く問題ありません。

ドライバーとやり取りする場合も、GrabChatに日本語で入力すればメッセージはすべて現地語に自動翻訳されます。

現金を払う必要がない

海外のタクシーで困るのが、細かいお金がなかったり、現地の通貨を持っていなかったりということではないでしょうか。

事前にクレジットカードをGrabに登録しておけば、支払いもカード決済で自動的に行われますので、目的地に到着した時に現金を支払う必要がなく、タクシーを降りるだけです。

現金でやり取りするとお釣りがなかったり、追加料金などを要求される恐れもありますが、こうした煩わしさもありません。

お金を持ち歩かずにタクシーに乗れるのは、旅行者にとって大きなメリットです。

ドライバーの質が良い

アプリ上で配車手配をする前に、ドライバーの名前や写真、性別、そして今まで乗せたお客さんからの評価が確認できます。

このドライバー情報を見た後にキャンセルすることも可能です。

当然評価が低い車両は、キャンセルされてしまう確率が上がるので、ドライバーは高評価を獲得するために、良いサービスと安全運転を心掛けています。

この乗客による評価システムが、Grabのドライバーの高い質を保っているのです。

Grabを使うときに気をつけること

とても便利なGrabですが、トラブルなく利用するにはいくつか注意すべき点があります。

キャンセル料が発生する

配車依頼をしてから3~5分以内のキャンセルは無料ですが、これを超過してしまうとキャンセル料が発生します。

規定は国によって異なりますが、むやみにキャンセルを繰り返していると、Grabの利用ができなくなる場合があるので、不必要なキャンセルは避けた方がよいでしょう。

ピックアップポイントに来ている車を、所定の時間を超えて待たせてしまうと、先方からキャンセルされて料金が発生する場合もあるので、乗る準備ができてから車を呼ぶようにしましょう。

混雑時は料金が上がることもある

Grabの料金は、需要と供給によって決定されています。

特別なイベントがある時や場所、有名観光地、急に大雨が降った時などはGrabを呼ぶ人が増えるので、料金も通常より跳ね上がることがあります。

混雑があまりにひどくなると、車がまったくつかまらなくなって、場合によっては普通のタクシーの方が安くて早いということもあり得ます。

目的地の変更などが出来ない

Grabはアプリ上で、あらかじめ出発地と目的地を指定して、それによって料金が決められるので、途中で目的地を変更したいような事態には対応できません。

現地の言葉が流暢に話せれば、ドライバーにその旨を伝えれば対応してもらえる場合もありますが、基本的にはあらかじめ決められた目的地以外への送迎は難しいと思った方が良いでしょう。

まとめ

東南アジアで普及しているGrab。

インターネットに繋がってさえいれば、いつでもどこでも好きな時に車を呼ぶことができます。

地元の人たちだけでなく、旅行者にも欠かせないアプリです。

現金ではなく、アプリ内で決済することができるので、旅行中に細かい現金を持ち歩かなくて済む上、ドライバーの評価制度によって質も高く、料金交渉の必要もないのでストレスフリーに移動できるのが特徴です。

英語を話せないドライバーとも、Grabを使えば会話の必要がないので、特に英語が通じにくい国ではありがたみを実感できると思います。

Grabを活用して、東南アジア旅行を楽しいものにしましょう。

 

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