
「海外旅行でタクシー移動が不安...」
「うまく目的地を伝えられなかったり、ぼったくりにあったらどうしよう...」
海外旅行で多い悩みですが、配車アプリ
「Grab(グラブ)」を使えば不安を解消できます。
Grabは、ベトナム・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポールなどで利用できる、東南アジア最大級の配車サービス。 使い方を覚えておけば、旅行中の移動が驚くほど快適で安心になります。
この記事では、日本語しか話せない人でもすぐに使えるGrabの登録・配車・支払い方法までを徹底解説します。
・現地の言葉がうまく話せなくて不安...
・トラブルに巻き込まれる可能性はできるだけ減らしておきたい
このように考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
Grab(グラブ)とは?東南アジアで定番のタクシー配車アプリ
Grab(グラブ)は、スマートフォンからタクシーやバイクタクシーなどを簡単に呼べる配車アプリです。
東南アジアではすでにインフラの一部として定着しており、旅行者にとっても非常に心強いサービスとなっています。 もともとはマレーシアでサービスが開始され、2018年にはUberが東南アジア事業をGrabに売却したことで、東南アジア最大の配車サービスとなっています。
Grabが使える国・地域
Grabは、以下の東南アジア諸国で利用可能です(2025年6月時点)
・タイ
・フィリピン
・マレーシア
・シンガポール
・インドネシア
・カンボジア
・ミャンマー
これらの国々では、都市部を中心にGrabのサービスが展開されており、観光地や主要な交通拠点でも利用することができます。
Grabのサービス内容
Grabでは、国や地域によって以下のような配車サービスが選べます。
・GrabCar Premium:高級車を手配
・GrabBike:バイクタクシーを手配(タイ・ベトナムなど)
・Grab TukTuk:トゥクトゥクを手配(カンボジア)
・GrabCar for Ladies:女性ドライバー専門
その他チャイルドシート付き、ペットOK、高齢者や車椅子ユーザー向けなどがあります。
また、配車に加えて宅配、フードデリバリー、チケット予約、ホテル予約など、多機能アプリとしても進化を続けています。
Grabの使い方【登録〜配車まで完全ガイド】
1.Grabアプリのダウンロードと登録
Grabを使うには、まずアプリのインストールとアカウント登録が必要です。
以下の手順に沿って、事前に日本で準備しておきましょう。
App StoreまたはGoogle Playから「Grab」アプリをインストールします。
アカウント作成とSMS認証
続いてアカウント作成ですが、SMS認証のための電話番号が必要です。
日本の電話番号でも登録可能ですが、SMS認証時に「+81」から始まる番号(頭の0を除く)で入力する必要があります。
支払い方法を設定
次に利用する国と都市が表示され、支払い方法の登録を行います。
Grabの支払いは、大きく分けて「現金」と「その他」の2種類があります。クレジットカードを登録しておけば、目的地に到着した時にお金のやり取りをせずにそのまま降りることができ、便利です。
また、アプリの言語設定は「日本語」が選択可能な場合もありますが、基本的には英語や現地語が中心です。GrabChatを使えば日本語で入力すると現地語に自動翻訳されるため、日本語ユーザーでも問題なく使えます。
2.乗車場所と目的地の入力
Grabアプリを開くと、位置情報に基づいた自分の現在地と行き先を入力する画面が表示されます。
大きなビルやショッピングモール、観光地など、乗車地がたくさんあるような場所から乗る場合、ピックアップする場所の写真がアプリの地図に表示されるので、画像から乗車場所を選ぶことができます。
また、利用者が多くてドライバーが見つけにくいような場所で乗車するときは、GrabChatを使って、写真やメッセージで目印を共有することも可能です。
3.車両を選ぶ
目的地と乗車場所を確定すると、現在配車可能な車両タイプ・金額・到着予想時間・ドライバーの情報などが一覧で表示されます。
ドライバーが到着したら車のナンバーをしっかり確認して乗車しましょう。
行き先はすでにアプリ上でドライバーに伝わっているので、乗車後改めて伝えなくても勝手に出発してくれます。
もしドライバーに伝えることなどがあれば、GrabChatを通じてやり取りしましょう。
4.支払い
Grabでは以下2つの支払い方法が選べます。
・現金払い
カード払いを選択していれば、アプリ上で決済も行われるため、車内で料金を支払う必要もなく、目的地に到着したら降りるだけです。
ただ、フィリピン・ベトナム・タイなどではカード決済非対応の車両も一部あるため、現金も用意しておくと安心です。
もし運転やサービスに満足したら、アプリ上からドライバーにチップを贈ることも可能です。
5.ドライバーの評価
車を降りると、登録したメールアドレスに領収書が届きます。
また、その際ドライバーのサービスや乗り心地を5段階で評価をするシステムになっています。この評価レビューは、他の利用者がこの車に乗るかどうかの判断材料になりますので、正確に記入しましょう。
Grabを使う4つのメリット
Grabを使うメリットは様々です。ここでは主な4つのメリットを紹介します。
料金が事前にわかって安心
東南アジアでは、タクシーにメーターがなかったり、ドライバーが値段交渉してくるようなケースもあります。
場合によっては相場よりも高い値段をふっかけられたり、遠回りをしたりしてぼったくろうとしてくることもあります。
さらに、たとえ渋滞や遠回りがあっても、一度確定した料金が変わることはありません。
旅行中でもストレスフリーな移動を実現できます。
ドライバーとの会話が不要
Grabを使えばドライバーと直接言葉を交わす必要がありません。
東南アジアでは、多くの国で英語が通じれば良い方で、タクシーは基本的に現地の言葉しか通じません。
ドライバーとやり取りする場合も、GrabChatに日本語で入力すればメッセージはすべて現地語に自動翻訳されます。
現金を払う必要がない
Grabでは事前にクレジットカードを登録しておけば、現地での支払いが不要になります。
そのため、現地の通貨を持っていなかったり、細かいお金がなかったりしても安心です。 お釣りをもらえない、追加料金などを要求されるといったリスクも避けられます。
お金を持ち歩かずにタクシーに乗れるのは、旅行者にとって大きなメリットです。
ドライバーの質が高い
配車前にドライバーの顔写真・名前・ナンバー・乗客からの評価が表示され、信頼できるかどうかを確認してから乗車できます。
この乗客による評価システムが、Grabのドライバーの高い質を保っているのです。
Grabを使う際の3つの注意点
とても便利なGrabですが、トラブルなく利用するにはいくつか注意すべき点があります。
キャンセル料が発生する
Grabでは、配車依頼後に3〜5分を過ぎてからキャンセルすると、キャンセル料が発生する場合があります。
規定は国によって異なりますが、むやみにキャンセルを繰り返していると、Grabの利用ができなくなる場合があるので注意しましょう。
混雑時は料金が上がることもある
Grabの料金は、需要と供給によって変動します。
混雑があまりにひどくなると、車がまったくつかまらなくなって、場合によっては普通のタクシーの方が安くて早いということもあり得ます。
途中で目的地の変更が出来ない場合が多い
Grabはアプリ上で、あらかじめ出発地と目的地を指定して、それによって料金が決められるので、途中で目的地を変更できない場合が多いです。
対応してもらえたとしても、追加料金がかかる可能性もあります。
最初から目的地を正確に入力しておくことが、スムーズな移動のコツです。
まとめ
Grabは、ベトナム・タイ・フィリピン・マレーシア・シンガポールなど、東南アジアの主要国で広く使われている配車アプリです。
使い方はシンプルで、アプリをダウンロードして登録すれば、あとは目的地を入力して車を呼ぶだけです。
・ドライバーとの会話が不要
・現金を払う必要がない
・ドライバーの質が高い
といったメリットがあり、初めての海外旅行でも安心して利用できます。
旅行先でタクシーに乗ることに不安を感じる方や、なるべくストレスを減らしたい方にとって、Grabはまさに必須アプリです。
日本語しか話せなくても使えるGrabを、ぜひあなたの旅のお供に活用して、安全・快適な移動を楽しんでください。
◇経歴
Webライター歴3年
◇留学経験
ニュージーランドのクライストチャーチ、2年
◇海外渡航経験
インドネシア、タイ、カナダ、イタリア、フランス
◇自己紹介
自身の経験を活かすことができるWebライターをしています。正確かつ為になる情報を発信していきます。
hikoblog『https://hiko001.com/』