フィリピンは約7,000もの島々からなるアジアの島国で、島ごとに異なる風景やアクティビティを楽しめるのが大きな魅力です。
日本からの英語留学先として有名なセブ島をはじめ、ボホール島、パラワン島、ボラカイ島など、自然豊かで観光客にも人気のある島がたくさんあります。また、まだまだ日本では知られていない、実はとても素敵なビーチや独特のアクティビティがある離島もあります。
今回は、フィリピンの島々の中でもおすすめの美しい島や離島についてご紹介していきます。
フィリピンの基本情報
フィリピンは約7,100の島々からなり、東南アジアに位置する島国です。日本からフィリピンへは成田国際空港や関西国際空港から直行便が就航しており、セブ島やマニラなどの主要都市へは4〜5時間でアクセスすることができます。
また日本との時差は約1時間で時差ボケの心配が少なく、旅行や留学をしやすい国として知られています。
フィリピンはかつてスペインやアメリカから植民地支配を受けていたため、今でもスペインやアメリカの文化の名残がいたるところで見られます。特に、英語は現在でもフィリピンの公用語となっており、フィリピンの英語レベルはアジアでもトップクラスです。
2020年からの新型コロナウイルス感染拡大に加え、2021年には大規模な台風被害の影響を受け、フィリピンでは語学学校の多くが閉校したり、日本人による渡航が制限される事態となっていました。
2024年1月時点ではこういった状況も改善され、渡航においても特に制限なく観光や留学を楽しめる状況となっています。
日本人留学生も多い!定番の渡航先
フィリピンの中でも定番と言える島が、セブとマニラです。
どちらも観光や留学で訪れる人が多い人気エリアですが、全く異なる個性を持っています。それぞれの島や都市の特徴について、詳しく見ていきましょう。
セブ島
セブ島は美しい海や大自然、伝統的な建築物や特色ある食事など、観光地としての魅力に溢れたビーチリゾートアイランドです。
各種のマリンアクティビティはもちろんのこと、世界100滝に選ばれているカワサン滝でのキャニオニングや、スペイン植民地時代に建てられたサンペドロ要塞の見学など、様々なアクティビティや観光スポットを楽しむことができます。
特に人気があるのは野生のジンベエザメと一緒に泳ぐプログラムツアー。美しい海を悠々と泳ぐ野生のジンベエザメに1メートル付近まで接近し、一緒に泳ぐことができます。
マニラ
マニラはフィリピンの首都で、フィリピンで最も面積の大きい島であるルソン島に位置しています。
現代的な高層ビルやショッピングセンターと、スペイン植民地時代の歴史的な建物やフィリピンの下町とも言える風情のある街並みが共存しているマニラは、東洋と西洋の融合を感じることができるエネルギッシュな大都市であると言えます。
これまでマニラといえば、「フィリピンの中でも治安が悪く危険なエリア」と思われがちでした。しかし最近では、ショッピングモールや複合型リゾート施設、ホテルなどの宿泊施設の出入口にセキュリティーゲートやセキュリティスタッフが配置されており、建物内に入る人を一人ずつチェックするなど、セキュリティ面が向上し安心して訪れやすい街になってきています。
フィリピンで人気の離島15選!
フィリピンの人気離島ランキングでも常連のボホール島やパンダノン島といった魅力的で美しい島々のほか、知る人ぞ知る小さな離島など、15の人気のある島々をご紹介します。
ボラカイ島
ボラカイ島は、シュノーケリングツアーやシーウォーカーなどのマリンアクティビティも充実しており、海、グルメ、ショッピングまで南国リゾートを堪能したいという方におすすめの島です。
特に島の西岸に約4kmに渡って広がる「ホワイトビーチ」は、サラサラでキメの細かい白砂がとても有名で、「世界のベストビーチ10」に何年も連続で選ばれるほど人気があり、世界中から観光客が訪れます。
ホワイトビーチ近辺にはホテルやレストラン、お土産屋さんが立ち並び、一日中観光客が絶えないエリアとなっています。
パンダノン島
パンダノン島は青い海と白い砂浜が広がる美しい島で、海洋保護区の海でサンゴと熱帯魚に囲まれながらシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しめます。
日本からの直行便が就航しているセブ島エリアから、パンダノン島までは船で1時間程度。アクセスがよいため、セブ島からアイランドホッピングで遊びに来る観光客や語学留学生が多く見られます。
ナルスアン島
ナルスアン島は10分もあれば島を一周できてしまうくらい小さな島ですが、どんなガイドブックにも必ず掲載されているといっても過言でないほど知名度の高い島です。
ナルスアン島の代名詞とも言えるのが、青く広がる海と空が織りなす絶景にかかる桟橋。全長240メートルにも渡るこの桟橋は、「素晴らしいセブの海を世界中の人たちに広めたい」というフィリピン人の熱い思いによって作られたのだそうです。
カランガマン島
カランガマン島は全長753mの小さな無人島です。この島の一番の見どころは「美しすぎる海」です。
透明度が抜群で、訪れた人々から「天国」「楽園」「セブで一番きれい」などと言われることもあります。セブ島からのアイランドホッピング先としてぜひ訪れたい島のひとつです。
カオハガン島
セブ島からボートで1時間ほどのところにあるカオハガン島は、1991年にある日本人が購入し、現在も所有をしている島です。
日本人が所有しているため、日本人向けのツアーが充実しており、日本人スタッフも常駐しています。海外旅行が初めてという方や、日本語でコミュニケーションを取りたい方も安心ですね。
アポ島
アポ島は30年以上に渡って海洋保護地区として守られてきた島で、文明化されていないため車やバイクが走っておらず、美しい自然が保全されています。
オランゴ島
日本からの直行便も就航するマクタン・セブ国際空港のあるマクタン島。そのマクタン島からわずか5km東の海上に浮かんでいるのが、オランゴ島です。
セブ島やマクタン島のようにリゾート開発が行われておらず、豊かな自然とフィリピンの現地の人たちの生活に触れることができる、絶好のアイランドホッピング先です。
島の南側に広がる海洋保護区ではシュノーケリングなどを楽しむこともでき、サンゴ礁やカラフルな魚を見ることもできます。
コロン島
コロン島は、深く透明な海と切り立ったカルスト地形の岩礁のコントラストが美しい島です。
岩礁やマングローブの森をカヤックで巡るツアー、ジャングルトレッキング、乗馬ツアーなど、アウトドアレジャーを思う存分楽しめます。1940年代の日本の沈没船を訪れるダイビングも人気があります。
スミロン島
スミロン島(またはサミロン島)は、セブ市から3時間ほどの場所に位置するリゾートアイランドです。
潮の満ち引きによって海面に現れるサンドバー(砂州)が有名で、訪れる時期によって形を変えるため、何度行っても異なる情景を楽しむことができます。
島周辺の海は海洋保護区に指定されており、色とりどりのサンゴ礁と熱帯魚をシュノーケリングなどのマリンアクティビティで楽しむことができます。
パラワン島
フィリピン最後の秘境といわれるパラワン島は、手つかずの自然が残る美しい島です。
ビーチや海は透明度、美しさのどちらをとってもフィリピン随一といわれており、ダイビングと釣りの両ジャンルにおいて世界のベストスポットに選ばれています。
ボホール島
ボホール島はフィリピンで10番目に大きい島で、美しい海はもちろんのこと、独特な地形である小丘群「チョコレートヒルズ」が有名です。
世界最小級で絶滅危惧種でもある「ターシャ」というメガネザルもおり、川でのクルーズも楽しめるなど、色々なアクティビティを楽しめる魅力溢れる島です。
マクタン島
マクタン島は日本からの直行便も就航するマクタン・セブ国際空港があることから、多くの観光客が訪れる島です。
高級リゾートホテルやレストラン、語学学校や各種ショップが立ち並んでおり、自然と都市の両方を堪能できます。近年は語学学校の数も増えてきており、注目を集めています。
バンタヤン島
セブ島の北西部に位置するバンタヤン島は、透き通った海とサンゴ礁からできた真っ白なビーチに囲まれた美しい島です。観光地化が進んでいないため、ありのままの美しい自然が残っています。
バンタヤン島からさらにボートで行くことができる「バージンアイランド」は特に美しく、インスタ映えしそうな写真スポットがたくさん!バンタヤン島を訪れる際は、バージンアイランドにもぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
シキホール島
シキホール島は少し前まで「黒魔術の島」や「魔女の住む島」と呼ばれ、フィリピンの人々もあまり近寄りたがらなかったという珍しい逸話が残っている島です。
実際には魔女や黒魔術というより「癒し」の能力を持つ家系があるそうで、病気やトラブルの相談を受けてくれるのだとか。伝統のマッサージなどを受けることも可能です。
また、美しい自然も残っており、海はもちろんのこと、天気によって水の色が変わるというカンブガハイの滝や、人間の足の角質を食べることでお馴染みのドクターフィッシュが泳いでいる池もあります。自然と不思議が共存している、ちょっと変わった癒しの島と言えますね。
マラパスクア島
マラパスクア島はサンゴ礁に囲まれた小さな島です。この島では他の地域では滅多に見られない珍しいサメ、「ニタリザメ」を見ることができます。
ニタリザメは別名「オナガザメ」と呼ばれ、幻のサメとも呼ばれているほど珍しい生き物ですが、マラパスクア島では80%の確率で見ることができます。
マラバスクア島へ行くには、マクタン・セブ空港から車とボートを乗り継いで約5時間もかかりますが、ニタリザメとの遭遇を求めて島を訪れるダイバー客が後を絶ちません。
おまけ フィリピン留学がおすすめな理由
英語留学先としてフィリピンを選択する人が増えています。フィリピンは日本から直行便で4〜5時間とアクセスがよく、時差も1時間で欧米に比べて気軽に訪れることができます。
また、フィリピン留学は1日に受講できるコマ数が多いことや、マンツーマンレッスンが基本となっている点が特徴的です。
英語を公用語のひとつとしているフィリピンでは、語学学校の講師レベルも厳しく管理されており、短期の留学でも質の高いプログラム内容で一気に英語力を向上させやすいというのが、フィリピン留学が人気な理由だそうです。
コストを抑えつつ英語力を短期間に上げたい方、仕事に支障がでない範囲で留学したい社会人の方などには、フィリピン留学が特におすすめです。
まとめ
フィリピンには美しい海やビーチ、独特の地形や動物たちなど、色々な特徴をもった島々があります。フィリピンへは日本から直行便も就航していますし、LCC(ローコストキャリア)で費用を抑えながら渡航することもできます。
興味を持った島がありましたら、ぜひ旅行や留学で訪れてみてくださいね。
◇経歴(英語を使用した経歴)
高校時代にイギリスへ短期留学。
大学院進学の傍ら、TOEICスコアアップや海外留学、海外旅行を経験。
社会人生活を経て、現在は英語に関するWEBコラム記事を執筆中。
◇資格
TOEIC900
◇留学経験
・ロンドン:2週間 Harrow School
・ハワイ島:2週間 Universal English Academy
・バレンシア:3週間 don Quijote Valencia
◇海外渡航経験
留学:イギリス、ハワイ、スペイン
旅行:イタリア、チェコ、アメリカ、メキシコ、韓国、モロッコ、フランス、デンマーク、フィンランド、スイス、ハンガリー、ベルギー、オーストリア
◇自己紹介
ラジオ基礎英語をきっかけに英語の世界へ。理系専攻ながら英語を磨き、留学や旅行で色々な国を訪れた。結婚を機にWEBライティングを始め、現在は二児と共に英語ライフを楽しんでいる。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.