フィリピン旅行やフィリピン留学の最後には、多くの方が日本にお土産を買って帰ります。しかし、観光地として人気を集めているフィリピンにはさまざまな種類のお土産があり、何を買って良いのか分からないと感じる方が多いようです。
今回の記事では、フィリピンでお土産を買う時のポイントや、おすすめのお土産をまとめました。フィリピンの定番お土産はもちろん、王道とは少し違った商品も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
- フィリピンのお土産選びのポイントと購入時の注意点
- フィリピンのお土産として人気の食品・飲み物
- セブ島のお土産特集
- フィリピンのお土産としておすすめのアクセサリーと手工芸品
- フィリピンならではの文化的なお土産とその意味
- まとめ
フィリピンのお土産選びのポイントと購入時の注意点
お土産選びは楽しいものですが、フィリピンでお土産選びをする時には、次のポイントと注意点を意識してください。注意点を知らないままでいると、せっかく購入したお土産を失ってしまう恐れがあります。
日本への持ち込みが禁止されているものもある
フィリピンに限らず、海外から日本に持ち込めないものがあることも知っておきましょう。例えば、植物・生の野菜や肉類は、日本の検疫規制により持ち込みが制限されます。
フィリピンは温かい気候なので新鮮なフルーツを安く購入可能ですが、生のフルーツは検疫で没収されるリスクがあることを知っておいてください。
その他にも、一部の貝類・サンゴの持ち込みにも制限があります。お菓子など定番のお土産以外を購入する時には、事前に日本の持ち込み規制を確認しておくべきです。
受託手荷物や機内持ち込み手荷物の制限重量を把握しておく
フィリピンからの帰国で使う飛行機の受託荷物・機内持ち込み手荷物の重量制限を確認し、重量オーバーにならないようにお土産を買いましょう。チョコレートやドライフルーツなどのお菓子を何個も買うと、思っているよりも重くなるものです。
事前に日本に持ち帰る荷物の重さを計測して、お土産にどの程度の重量・スペースを使えるのか知っておいてください。重量を考えずにお土産を購入すると、帰国便に乗る時に超過料金を請求されることになります。
受託手荷物・機内持ち込み手荷物の重さや扱いは航空会社によって異なるため、都度確認が必要です。
お土産の購入は個人利用の範囲内までにする
個人利用の範囲を超えた商品を日本国内に持ち込むと、税関でトラブルになる可能性があります。特にアルコールやタバコは数量が明確に定められており、一定量を超えると課税対象になるのです。
それ以外の商品も、合計額が20万円を超えるような大量のお土産を持ち込む時には、関税が課されるリスクが存在します。課税が心配な方は、事前に税関規制を調べておいてください。
商品の品質に注意する
フィリピンには、日本と同じような品質管理ができていないお店も存在します。お土産を購入する際には、賞味期限のみでなく商品に損傷・劣化がないかもよく確認してください。
日本と同じ感覚で十分な確認をせずに買い物をしていると、品質が悪いものを購入してしまう恐れがあるでしょう。普段から商品の品質をチェックする癖をつけると良いです。
フィリピンのお土産として人気の食品・飲み物
まずは、フィリピンの定番お土産として人気の食品・飲み物を紹介します。次のようなお土産は、フィリピンのお土産屋さん以外にスーパーなどでも購入できます。
ドライフルーツ
フィリピンから日本に生のフルーツを持ち込むことは難しいですが、ドライフルーツであれば問題ありません。特にフィリピンでは、マンゴーやパイナップルなどのドライフルーツが人気を集めており、定番のお土産として知られています。
ドライフルーツは軽量で保存がきくことから、お土産として扱いやすいのです。また、フィリピンのドライフルーツにはさまざまな種類があり、メーカーによりテイストが変わります。自分で食べてみて、お気に入りの商品を探すのも楽しいでしょう。
ポルボロン:Polvoron
ポルボロンはスペイン発祥のお菓子であり、ホロホロとした食感が特徴的です。クッキーのような見た目ですが、口の中に入れると粉々にほぐれます。沖縄の名物である「ちんすこう」に似たテイストだと考えてください。
フィリピン国内ではさまざまなテイストのポルボロンが販売されており、チョコレートやピーナッツの他にも、フィリピン名物のウベ(紫芋の仲間)味も購入できます。
チャチャロン:Chicharron
チャチャロンは豚皮のスナックのことで、せんべいのような味わいです。豚皮を茹でて味付けをして乾かしてから、油で揚げて作られます。
カリカリの食感と濃厚な味付けが特徴的で、食べ始めると止まらなくなってしまいます。おつまみとしても使いやすく、ビールとの相性が良いです。
オタップ:OTAP
日本のホームパイに近いテイストですが、ボリューミーで食べ応えがあります。サクサクとした食感とほんのりした甘さが特徴的です。甘過ぎないお菓子を探している方におすすめです。
ココナッツシュガー
フィリピンには数多くのココナッツ畑が存在することから、質が良いココナッツ製品が手頃な価格で購入できます。
ココナッツシュガーは健康的で自然な甘さを楽しめるため、健康に気を遣っている方へのお土産にぴったりでしょう。砂糖の代用品として、お菓子作りやコーヒー・紅茶に加えて楽しめます。
マンゴーネクター:Mango Nectar
マンゴーを贅沢に使用したジュースであるマンゴーネクターには、本物の完熟マンゴーのような甘味がギュッと詰まっています。冷やしてから飲むと、すっきりとした爽やかなテイストを楽しめます。
カラマンシージュース:Calamansi Juice
日本ではあまり一般的ではないカラマンシーには、シークワーサーの約8倍ものビタミンCが含まれています。
アンチエイジングや抗酸化作用などの効果が期待できることから、健康的な食べ物に興味がある方におすすめです。すっきりとした後味で、暑い季節にぴったりです。
セブ島のお土産特集
フィリピンの代表的な観光地であるセブ島には、セブならではのお土産があります。セブ島に行く方は、次のようなお土産の購入を検討すると良いでしょう。
セブ島マグネットやキーチェーン
セブ島の観光地・南国フルーツ・海の生き物をモチーフにしたマグネット・キーチェーンは実用性があるお土産として人気です。手頃なお値段であるだけでなく持ち運びやすいため、複数の相手に向けてお土産を購入したい時におすすめです。
セブデザインのTシャツ
セブ島ならではのお土産として、おしゃれなセブデザインのTシャツがあります。「CEBU」「CEBU CITY」などのロゴとともに、南国の雰囲気をイメージしたカラフルなデザインが多く、日本でもおしゃれに着こなせるでしょう。
また、英語ではなくフィリピン語で書かれたデザインも人気を集めています。豊富なサイズが用意されており、お手頃なお値段のものが多いです。
ウクレレ
セブ島で作られたウクレレは、南国ならではの美しい音色を奏でます。熟練の職人の手作りであり、音楽が好きな方におすすめです。
シンプルなものから鮮やかなデザインのものまで、さまざまな種類があります。価格は商品により異なるため、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
フィリピンのお土産としておすすめのアクセサリーと手工芸品
フィリピンの伝統的なアイテムをお土産にしたいと考えている方は、手工芸品や手作りアクセサリーをチェックしてみてください。
トロピカルデザインのアクセサリー
ナッツ・石・貝殻などの天然素材で作られた手作りのアクセサリーは、南国の雰囲気が伝わるおしゃれなお土産です。
ブレスレット・アンクレットなどが多く、ローカルお土産店で購入できます。トロピカルデザインのアクセサリーは、セブの自然の美しさが伝わるお土産を探している方におすすめです。
アバカを使った工芸品
アバカとはフィリピン原産のバナナに似た植物です。アバカの葉の繊維は強く軽い上に耐湿力を持つことから、網や織物の原料として使われています。
フィリピンでは、このアバカを使ったバッグ・ポシェットなどの工芸品が昔から作られており、フィリピンの文化を感じられるお土産として人気です。
美しい編み込み模様は一つひとつ雰囲気が異なるため、実際の商品を手にしてお土産選びを楽しみましょう。アバカの工芸品は日本で購入することが難しいです。
シェルの写真立て
美しい貝殻で作られた写真立ては、さまざまなインテリアに馴染みやすいデザインです。
フィリピンでの思い出の写真を飾れば、旅や留学の思い出を噛み締めながら毎日を過ごせるでしょう。写真立てはサイズやデザインが豊富なため、自分好みのものを見つけてください。
カオハガンキルト
フィリピンのカオハガン島で作られた手作りのキルトです。伝統的なフィリピンの職人技を楽しめるだけでなく、オンリーワンの仕上がりが楽しめます。特別な人へのプレゼントにぴったりだと言えるでしょう。
ストーリー性がある色鮮やかなデザインが多く、見ているだけで楽しい気分になれます。
フィリピンならではの文化的なお土産とその意味
フィリピンのお土産を購入する時には、ただ知名度や扱いやすさのみを考えるのではなく、フィリピンの文化を伝えられるものを選ぶと良いでしょう。
フィリピンの文化が感じられる商品や特産品をお土産にすることで、フィリピンの魅力を友人や家族に伝えられます。
また、自分自身にも、フィリピンで過ごした日々を思い出せるような思い入れのある品を買って帰るべきです。
さらに、フィリピンの伝統的な種工芸品や手作りアクセサリーは自然由来の原料で作られたものが多いことから、環境に優しいお土産を手に入れたいと考えている方にもおすすめです。
まとめ
フィリピンには、さまざまな種類のお土産があります。フィリピン旅行や留学帰りには、相手が喜ぶようなお土産を探してみましょう。
現地ならではの雰囲気が伝わるお土産や、フィリピンの文化的なお土産は、受け取る人にフィリピンの魅力を伝える役割を持ちます。フィリピンでの最後の思い出として、お土産選びを楽しんでください。