フィリピンの避暑地として知られるバギオ。
爽やかな気候と美しい自然、豊かな文化が魅力のこの街を皆さんはご存じですか?
標高1,500mに位置するバギオはフィリピンの喧騒から離れ、のんびりと過ごすのに最適な場所です。
この記事では、バギオの魅力や見どころ、グルメ情報から交通手段まで、旅行計画に役立つ情報をたっぷりとご案内します。
初めての方も、リピーターの方も楽しめる情報が満載です!
バギオとは?
「松の都」や「フィリピンの夏の首都」と呼ばれるバギオは、ルソン島北部に位置する高原都市です。
標高約1,500mに位置するため、フィリピンの他の地域と比べて気温が低く、年間を通じて涼しく快適に過ごせます。
もともとは1900年代初頭にアメリカ人によって避暑地として開発されました。
バギオの魅力は何と言っても気候の良さ!
フィリピンの蒸し暑さから逃げてくる人も多く、3月から5月には多くの観光客で賑わいます。
街の周囲には松の木が生い茂り、爽やかな空気が漂います。
セッションロードやサウスドライブには個性的なカフェやレストランが並び、地元のアーティストによる作品も楽しめます。
また、バギオは先住民族イゴロットの文化が残る地域でもあり、民芸品や伝統舞踊など独自の文化に触れることもできます。
毎年2月に開催される「パナグベンガ・フェスティバル」は花の祭典として有名で、カラフルな山車やパレードが街を彩ります。
バギオへのアクセスは、マニラからバスで約6時間。 少し時間はかかりますが、車窓から見える山岳風景も旅の楽しみの一つです。
バギオのおすすめ観光スポット
バギオには見どころがたくさんあります。 ここでは特に人気の高い場所をご紹介します。
気になるところがあればチェックしてみてください。
バーナムパーク
バギオの中心部にあるバーナムパークは、地元の人や観光客のリラックススポットとして親しまれています。
美しい池を中心に整備された公園内にはカラフルな花々や松の木が植えられ、のんびりと散策するのにおすすめです。
ボートに乗ってアヒルに餌をあげたり、ピクニックを楽しんだりと、家族連れにも人気があります。
公園の歴史は古く、アメリカ統治時代の建築物も残っており、歴史を感じさせる雰囲気も魅力の一つです。
バギオ植物園
様々な植物や花々に彩られた植物園も見逃せない場所です。
園内には熱帯の植物や高地特有の花が植えられ、散策しながら植物の知識を深められます。
特に蘭(ラン)の展示は見事です!
また園内にある先住民族の展示コーナーでは、イゴロット族の生活様式や文化についても学べます。
自然と文化の両方を一度に体験できる貴重なスポットです。
グッドシェパード修道院
バギオを訪れたら必ず立ち寄りたいのが、
グッドシェパード修道院です。
ここはお土産購入スポットとしても大人気で、修道院で作られるイチゴジャムやパンデココ(ココナッツジャム)は絶品です。
収益は地元の恵まれない子どもたちの教育支援に使われるため、おいしいものを食べながら社会貢献もできます。
修道院の庭園も美しく、心安らぐ時間を過ごせるでしょう。
マインズビューパーク
マインズビューパークは、
バギオの街を一望できる絶景スポットです。
晴れた日には遠くの山々まで見渡せ、朝霧が立ち込める早朝の風景は格別です。
公園内では先住民族の衣装を着た方々と写真を撮れるようになっており、記念に残る一枚が撮れます。
眺めを楽しむなら、霧が出やすい午後よりも午前中の訪問がおすすめです。
バギオのおすすめイベント
バギオでは年間を通じて様々なイベントが開催されています。 その中でも特に有名なふたつのフェスティバルをご紹介します
花の祭典「パナグベンガ・フェスティバル」
毎年2月の第二週頃に開催される
「パナグベンガ・フェスティバル」は、バギオ最大のイベントです。
「パナグベンガ」とは地元の言葉で「花の咲く季節」という意味を持ち、まさに街中が花で彩られる美しいお祭りです。
フェスティバルのハイライトは、花で装飾された山車のパレードと花の衣装を身にまとった踊り手たちによるストリートダンス。
バギオの主要道路に沿って繰り広げられるパレードはまさにインスタ映えです。
また、フェスティバル期間中は花の展示会や写真コンテスト、市場や屋台などもでき、街全体がお祭りムードに包まれます。
地元の生花業者や農家が丹精込めて育てた花々が街を彩り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
この時期のバギオは混雑するため、宿泊施設は事前予約が必須です。
パレードが行われる日は早朝から場所取りをする人も多いので、良い位置で見たい方は早めに着くよう調整しましょう。
いちごの季節を祝う「ストロベリー・フェスティバル」
バギオ近郊のラ・トリニダードでは、毎年3月に約1か月間にわたって
「ストロベリー・フェスティバル」が開催されます。
高原地帯ならではの気候を活かして栽培されるバギオのいちごは、その大きさと甘さで有名です。
フェスティバル期間中は、いちご農園でのいちご狩り体験や、いちごを使った様々な料理・スイーツの販売、いちごをテーマにしたパレードやコンテストなど、様々なイベントが行われます。
フェスティバル会場ではいちご以外にも、地元の野菜や花、工芸品なども販売されており、バギオ周辺の農業や文化を知る良い機会となるでしょう。
バギオ観光で食べたいグルメ
バギオでは独自の食文化と涼しい気候を活かした特産品を楽しめます。 地元の人々に親しまれている料理から観光客に人気のスイーツまで、バギオならではの味覚体験をご紹介します。
夜の賑わい「ナイトマーケット」
セッションロードからほど近いハリソンロード上で開かれる
ナイトマーケットは、バギオの夜の食文化を味わうのに最適な場所です。
毎晩21時頃から深夜にかけてオープンし、地元の人や観光客で賑わいます。
マーケットには多くの屋台が立ち並び、フィリピン各地のB級グルメを味わえます。
トウモロコシの串焼きやフライドチキンといった定番メニューはもちろん、バロット(発酵途中のアヒルの卵)や太い卵麺を使ったロミなど、フィリピン独特の料理にもチャレンジしてみましょう。
食べ物だけでなく、衣類や雑貨、お土産品なども販売されており、ショッピングも楽しめます。
価格も手頃なので、気軽に立ち寄れるのも魅力です。
地元の人々との交流を楽しみながら、活気ある夜市の雰囲気を満喫してください。
バギオの宝石「いちご」
高原地帯のバギオとその周辺地域、
特にラ・トリニダードはいちごの栽培で有名です。
フィリピンの他の地域では見られない冷涼な気候を活かして育てられるいちごは、甘くてジューシーな味わいが特徴です。
いちごは生で食べるのはもちろん、いちごジャムやいちごタルト、いちごアイスクリームなど様々な形で楽しめます。
いちごのベストシーズンは11月から5月頃!
この時期にバギオを訪れれば、新鮮ないちごを思う存分味わえます。
地元の誇り「バギオ産コーヒー」
バギオと周辺地域では
アラビカ種のコーヒー豆が栽培されており、その品質の高さで知られています。
涼しい気候と適度な雨量が、風味豊かなコーヒー豆を生み出す理想的な環境を作り出しているのです。
バギオ市内には個性的なカフェが多く、地元産のコーヒー豆を使ったドリンクが飲めます。
セッションロード周辺にはおしゃれなカフェが集まっており、観光の合間の休憩にぴったりです。
また、カフェではコーヒー豆の購入もできます。
バギオ産コーヒーは香り高く、酸味と苦味のバランスが良いと評判で、コーヒー愛好家のお土産としても人気があります。
バギオ観光で使える交通機関
バギオ市内や周辺の観光地を効率よく回るには、現地の交通手段を上手に利用しましょう。
ここでは、バギオで活用できる主な交通手段とその利用方法をご紹介します。
手軽に利用できる「タクシー」
バギオ市内を移動するのに便利なのがタクシーです。
初乗りは約50ペソ(約140円)で、その後1kmごとに約14ペソ(約40円)が加算されます。
他の都市に比べて料金は手頃で、短距離の移動には適しています。
バギオのタクシーはメーターを使用するのが一般的ですが、乗車前に行き先と料金の確認をしておくと安心です。
観光客が多いエリアでは、メーターを使わずに割高な料金を要求するドライバーもいるので注意しましょう。
庶民の足「ジプニー」
フィリピンの伝統的な乗り合いバスである「ジプニー」は、バギオでも主な公共交通機関として利用されています。
カラフルな装飾が特徴のジプニーは決まったルートを走っており、料金も一律でリーズナブルです。
乗車方法は簡単で、ルート上で手を挙げれば停車してくれます。
降りる際は「Para po!(止めてください)」と声をかけるか、天井の金属部分をコインで軽く叩いて合図します。
料金は乗車時に支払うのが一般的です。
自由な観光に便利な「レンタカー」
バギオ周辺の観光地を自分のペースで巡りたい方には、レンタカーがおすすめです。
市内には複数のレンタカー会社があり、日単位で車両を借りられます。
ただし、レンタカーを借りる際は国際運転免許証が必要になります。
また、バギオの道路は狭く坂道も多いため、運転には慣れが必要です。
特に雨季は路面が滑りやすくなるので注意が必要でしょう。
まとめ
フィリピンの避暑地バギオは、爽やかな気候と美しい自然、独自の文化が融合した魅力的な観光地です。
見どころ満載の観光スポットから季節のフェスティバル、地元ならではのグルメまで、様々な楽しみ方ができます。
タクシーやジプニーなどの交通手段を利用して、効率よく街を巡ってみましょう。
ぜひ一度、「松の都」バギオの魅力を体験してみてください。
きっと忘れられない思い出になるはずです。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。