【アメリカ】グランドキャニオン観光ガイド!絶景スポットや費用・行き方など解説

夕暮れ時のグランドキャニオンの広大な峡谷の風景。重なり合う岩肌が赤茶色に染まっている

アメリカを代表する絶景スポットとして知られる
グランドキャニオン

何百万年もの歳月をかけ、大地が削られてできた壮大な景色は圧倒的で、初めて目にした瞬間は言葉を失うでしょう。

今回は「人生で一度は見てみたい」と思う人も多い、グランドキャニオンのアクセス方法や入場方法などの観光ガイドをお届けするので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、絶景ポイントやベストシーズン、旅費の目安なども紹介しますよ。

アメリカ・グランドキャニオンとは?

グランドキャニオンは、もはや単なる観光地ではなく地球の歴史を体感できる大自然のアートともいえる存在で、世界中から年間数百万人が訪れます。

まずは基本情報から見ていきましょう。

基本情報

1979年に世界自然遺産として登録された国立公園であるグランドキャニオンは、コロラド川の浸食作用と風化によってできた世界最大規模の峡谷で、アメリカ西部のアリゾナ州に位置しています。

その大きさは全長約450km、深さ約1.6kmと圧巻のダイナミックさで、赤茶色をした岩肌には20億年分の地層が刻まれています。

始まりは、約6,500万年前に発生した地殻変動によって起きた造山活動で、コロラド高原が形成されました。

そして約1,000万年前から、やわらかい堆積層がコロラド川の流れにより削られ、約120万年前に現在の姿になったといわれています。

世界の絶景スポットや世界自然遺産が多い国について知りたい人は、下記の記事もチェックしてみてください。

nativecamp.net

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アクセス方法

グランドキャニオンへ行くには、アメリカ国内の主要都市から陸路で向かうルートが一般的です。

日本からはまず、下記のいずれかの空港に向かいます。

ロサンゼルス空港(LAX):直行便あり。約10〜11時間
ラスベガス空港(LAS):直行便なし。乗り継ぎで約13〜14時間
フェニックス空港(PHX):直行便なし。乗り継ぎで約13〜14時間

特におすすめなのは、ラスベガスを起点にレンタカーかツアーを使う方法です。

レンタカーの場合は、グランドキャニオンに到着するまで約4時間半〜5時間かかりますが、途中でフーバーダムやルート66などの観光スポットに立ち寄れます。

ツアーを選ぶ場合は、日帰りや1泊など複数のプランが用意されており、慣れない土地での運転が不安な人におすすめです。

また、英語が全くわからなくて不安な人は日本語ガイド付きツアーも選べますよ。

バスで行く方法もあり、リーズナブルではありますが、本数が少ない点や交通状況によっては長時間になる可能性がある点に注意が必要です。

フェニックス空港からは車で約3時間半ですが、ロサンゼルス空港からの場合は約8時間かかるので、長距離ドライブに慣れている人や日程に余裕がある人に向いているルートです。

そのほか、費用を気にせずに時間の節約を優先したい人は、ラスベガス空港から飛行機でグランドキャニオン・ナショナル・パーク空港に行く方法もあります。約1時間のフライト+空港からは車かバスで約15分で、グランドキャニオンに到着します。

入場方法と費用

グランドキャニオンへの入場方法は、徒歩・車・バイク・自転車があり、費用も異なります。

入場方法 費用
35ドル/1台
バイク 30ドル/1台
徒歩もしくは自転車 20ドル/1人

いずれのチケットも購入から7日間有効です。また、15歳以下の子どもは無料です。

公式サイトで事前にチケットを買っておけば、時間の短縮になります。

しかし、英語のWebサイトなので、不安な人はGet your guideBooking.comなどでツアーを予約すると安心です。

グランドキャニオン周辺に数日間滞在し、ブライスキャニオンやザイオン国立公園、アーチーズ国立公園など周辺の観光地にも行く予定の場合は、年間パスを買ったほうがお得なケースもあります。

年間パスは、アメリカに住んでいない人の料金は250ドルで、グランドキャニオン以外の国立公園や国が運営する施設も含まれます。

車の場合は年間パスの所有者とほかの乗客が同行でき、バイクの場合は最大2台まで同行できる仕組みです。徒歩や自転車、1人あたりの料金が発生する施設では、パス所有者以外に16歳以上が3人まで同行できます。

アメリカグランドキャニオンの必見スポット

広大なスケールを誇るグランドキャニオンには、エリアごとに異なる絶景やアクティビティがあります。初めて行く人でも困らないよう、外せない代表的な見どころを紹介します。

ヤバパイポイント

ヤバパイポイント(Yavapai Point)は、南壁であるサウスリムを代表する展望スポットの一つです。

視界を遮るものが少なく、峡谷の奥行きや地層の重なりがはっきり見えるため、グランドキャニオンらしさを最も感じやすい場所ともいわれます。また、朝日や夕暮れの絶景ポイントとしても有名です。

さらに、併設されている地質博物館では、数億年にわたる地層の成り立ちも学べます。

ポイント・インペリアル

ポイント・インペリアル(Point Imperial)は、北壁であるノースリムで最も標高が高い展望台です。

ノースリムは冬は積雪で閉鎖されてしまうため、5月末〜10月上旬のみ訪れることができます。

サウスリムとはまた違ったダイナミックさで、東側の峡谷や砂漠地帯まで見渡せるため、スケール感は圧倒的です。

サウスリムよりもアクセスしづらい点や宿泊施設が少ない点から、観光客が比較的少ないので、静かにゆっくり景色を堪能したい人にもおすすめです。

モハヴェポイント

モハヴェポイント(Mohave Point)は、朝日と夕日の名所として知られる展望スポットです。

サウスリムのハーミットロードにあり、グランドキャニオン・ビジターセンターからシャトルバスも出ているので、アクセスも良好です。

眼下に見える渓谷の間にはコロラド川の一部が見え、太陽が沈むにつれて全体がオレンジや紫へと変化していく光景は息をのむ美しさですよ。

ブライトエンジェルトレイル

ブライトエンジェルトレイル(Bright Angel Trail)は、峡谷の底へと続く人気のハイキングコースです。

整備されたトレイルで比較的歩きやすく、トレッキングシューズではなく普通のスニーカーでも大丈夫ですよ。

通常グランドキャニオンは上からの景色が定番ですが、ブライトエンジェルトレイルは下から見上げるので、ひと味違う景色を楽しめます。地層を間近で見られるのもポイントです。

体力に自信がある人はゴール地点まで行って谷底のロッジに泊まり、翌朝戻ってくる人もいますが、15分ほどの所まで行って戻ってくるだけでも十分満喫できますよ。

エルトバーホテル

エルトバーホテル(El Tovar Hotel)は、1905年にサウスリム内に建てられたグランドキャニオン国立公園で最も古い歴史のある高級ホテルです。

過去には、理論物理学者のアルバート・アインシュタインや、第26代大統領のセオドア・ルーズベルトなど多くの著名人も宿泊しました。

木造建築のクラシカルな雰囲気が特徴で、サウスリムの崖沿いに建っているため、客室や館内から峡谷を楽しむこともできます。

宿泊しなくてもロビーやレストランの利用は可能なので、一目見るだけでも価値はあるでしょう。

コロラド川・ファントムランチ

ファントムランチ(Phantom Ranch)は、先ほど紹介したブライトエンジェルトレイル(Bright Angel Trail)から降りた峡谷の底にある唯一の宿泊ロッジです。

コロラド川沿いにあり、ハイキングかラバに乗って下るツアーでしか行けません。

電波もない大自然の中で、過ごす時間は貴重な体験になるでしょう。夜には満天の星空が広がりますよ。

ただし、世界中のアウトドア好きが憧れる場所で常に満室状態なほど人気なので、予約は抽選制です。必ず行きたいと考えている人は、早めの行動と根気強さが必要です。

アメリカグランドキャニオンの訪問時期と日程

グランドキャニオンは、訪れる季節によってまったく異なる表情を見せます。

気候ごとの特徴やモデルコースを確認しておき、より快適で充実した旅を計画しましょう。

ベストシーズン

グランドキャニオンの観光に最も適しているのは、春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。

春(3〜5月):気温が比較的穏やかで、ハイキングにも最適な時期。夏ほど混雑せず、快適に観光でき、新緑も楽しめる。

夏(6〜8月):観光のハイシーズンで混雑する。標高が高いため涼しく感じることもあるが、峡谷の底は40度を超えるほど暑くなることもあるため注意が必要。

秋(9〜11月):空気が澄み、景色がより鮮明に見える季節。気候も安定し、10月からは紅葉も始まる。

冬(12〜2月):雪景色のグランドキャニオンも幻想的だが、気温は日中でも氷点下になる場合がある。地面も凍結して滑りやすくなり、交通規制がかかる場所もある。

広大なグランドキャニオンを思い切り楽しもうと思うと多少体力が必要なので、気温が穏やかな春・秋が安心です。

とはいえ、朝晩の気温差は大きいので、防寒対策はしっかりしてくださいね。

また、ノースリム(北壁)は毎年10月半ばごろ〜翌年5月中旬ごろまで閉鎖されます。

1週間の旅行日程例

ラスベガス発着、レンタカーを利用してグランドキャニオンと周辺の観光地を満喫する、1週間のモデルコースを紹介します。

【1日目】ラスベガス到着 空港到着後、ホテルへチェックイン。市内観光、夜景、ショー、カジノなどエンタメを満喫。
【2日目】ザイオン国立公園で1泊 ラスベガスから車で約2.5〜3時間のザイオン国立公園へ移動。
切り立った赤い岩壁が迫る絶景ハイキングを楽しみ、公園周辺で宿泊。
【3日目】ページで1泊 ザイオンから約2時間半でアリゾナ州のページへ。
アンテロープキャニオンやホースシューベンドなど人気観光スポットに行く。
ページ市内で宿泊。
【4日目】グランドキャニオンへ移動(1泊目) ページから車で約2〜2.5時間で、グランドキャニオン国立公園のサウスリムへ向かう。
到着後は展望ポイント巡り。夕暮れの絶景を見る。
園内または周辺に宿泊。
【5日目】グランドキャニオン滞在(2泊目) 午前中は展望台巡りやブライトエンジェルトレイルのハイキング体験。
午後はゆったりと景色を楽しむ。
その後、車で1時間半〜2時間ほどで着くルート66の街「セリグマン」で1泊し、アメリカらしいロードトリップ気分を味わう。
【6日目】ラスベガスへ戻り1泊 ラスベガスへ戻る(約3時間)。
道中で、フーバーダムに立ち寄る。
夜はショッピングやレストランを楽しむ。
【7日目】帰国 お土産選びや朝食を楽しみ、空港へ移動して帰国。

絶景・自然・エンタメをバランスよく楽しめる王道コースです。移動距離は長めですが、1日あたりのドライブは無理のない範囲で組んでいます。

異国でのレンタカー旅行が不安な場合は、ツアーの利用も検討しましょう。

グランドキャニオン旅行の費用目安

日本からグランドキャニオンに行く場合の航空券・宿泊費・現地での出費の目安、さらに節約のコツまで詳しく紹介します。

航空費と宿泊費

日本からグランドキャニオンへの玄関口かつ乗り継ぎで費用を抑えやすいラスベガスやフェニックスまでの航空券は、往復およそ12万〜20万円が相場です。

時期によって変動があり、ゴールデンウィークや夏休みは高騰しやすいうえに売り切れになる可能性もあるため、早めに予約しましょう。

宿泊費は、ラスベガスで1泊1〜2万円程度のホテルが多く、グランドキャニオン国立公園内は2〜3万円前後が目安です。

公園内の宿泊施設は人気が高いため、旅行の3〜6ヶ月前から予約しておくと安心です。

アメリカの観光ビザや入国アプリについては、下記の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

nativecamp.net

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現地でかかる費用

現地では、以下のような費用がかかります。

グランドキャニオン入園料:約5,500円/車1台、徒歩や自転車の場合は約3,100円/1人
レンタカー代:1日あたり約12,500〜18,800円
ガソリン代:往復約3,100〜4,700円
食費:1日約3,000〜5,000円
アクティビティ費:ヘリツアー(約3〜5万円)、サウスリム展望ツアー(約1万円)

全体として、4泊6日の旅行で1人25万〜40万円程度が目安です。

費用の節約ポイント

なるべく旅行費用を抑えたい人は、以下のポイントを意識しましょう。

・航空券は出発の2〜3ヶ月前には購入して早期割引を狙う
・航空券と宿泊費が下がりやすい冬場(11〜2月)のオフシーズンを狙う
・ラスベガス拠点でグランドキャニオンの日帰りツアーを利用して宿泊費を節約する
・食事や飲み物をスーパーで調達する

少しの工夫で、憧れのグランドキャニオン旅行も節約しながら楽しめますよ。

グランドキャニオンへの旅行準備を始めよう!

グランドキャニオンは、何百万年もの歳月をかけて生まれた壮大な大自然の絶景であり、人生で一度は訪れたい特別な場所です。

サウスリムやノースリムの展望スポット、ブライトエンジェルトレイルでのハイキング、歴史あるエルトバーホテルなど見どころも豊富で、季節ごとに異なる表情を楽しめます。ベストシーズンは、気温が穏やかで体力が消耗されにくい春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。

アクセス方法や費用、ベストシーズンなどを事前に把握しておけば、より充実した旅が実現できるでしょう。しっかり準備をして、心に残るグランドキャニオン旅行を計画してみてください。

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