「英単語がなかなか覚えられない…」「この勉強法で合っているのかな…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

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「英単語がなかなか覚えられない…」「この勉強法で合っているのかな…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、効率的な英単語の勉強法についてご紹介します!また、英単語を勉強する際の心構えについても、一緒に考えていきましょう。

英単語の勉強法を改めて確認して、英語学習の精度をどんどん上げていきましょうね!この記事がみなさんの英語学習の参考になると嬉しいです!

英単語の勉強の意義

そもそもなぜ英単語を勉強するのでしょうか?

答えは簡単!英単語を知っていれば、英語がだいたい(ここがポイント!)理解できるからです。

このフレーズをみてください。

The guest speaker's (   ) words at the graduation ceremony made the students think more deeply about their future.
(1) profound (2) nonchalant (3) feeble (4) superfluous

これは、2024年1月21日の英検1級の試験で出た問題です。難しい英単語が並んでいますね…。しかし、英単語を知っていればどうでしょうか?文法的に分からない部分があっても、なんとなくこんな話題なんだなぁと推測できますよね。

ちなみに選択肢の英単語の意味はこちら!

(1) profound(深みのある)(2) nonchalant(無頓着)(3) feeble(弱々しい)(4) superfluous(余計な)

余談ですが、スイス人の友人が5ヶ国語話せるので、秘訣を聞いてみました!意外にも「習得は簡単だ」と言います。

理由は2つあり、1つ目はヨーロッパの言語は語順が似ているので、単語さえ覚えればだいたい理解できるから。

2つ目は、スイスには公用語が4言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)あり、メインの言語以外を見聞きする機会が多く自然と覚えるから、だそうです!

日本で同じ環境を再現することは難しそうですが、単語学習のヒントが得られそうですね!英単語を勉強する意義を知っていただけましたか?次項からは、英単語の勉強法についてみていきましょう!

非効率的な英単語の勉強法

効率的な英単語の勉強法をみていく前に、非効率的な英単語の勉強法を4つ確認していきましょう!

当てはまる勉強法があれば、要注意です!もちろん勉強法の合う・合わないは人それぞれなので、全てを否定するわけではありません。

なぜ、非効率的なのか?を一緒に考え、勉強法をアップデートしていきましょう!

ノートにひたすら書く

非効率的な英単語の勉強法の1つ目は、「ノートにひたすら書く」ことです。「ノートにひたすら書く」という動作をしていると、いつの間にか「書く」ことが目的になってしまいます。また、たくさんの英単語を覚える前に疲れてしまいます。

筆者は小学生のときに漢字を100回書く宿題が嫌で、1画目を全て書いてから2画目を全て書くという、無意味な作業をしていました。(良い子は真似しないでください!笑)

スペルを覚えたい場合は効果的ですが、「英単語を覚えること」を最優先したい場合は、避けた方がいいでしょう。

こだわる

非効率的な英単語の勉強法の2つめは、「こだわる」です。

英単語にはメインの意味に加え、他にも複数の意味があります。また、自動詞と他動詞で意味が異なる場合もあります。最初の英単語学習の段階で全てを覚えようとすると、挫折してしまいます。まずは基本的な意味を覚えてから、他の意味や似ている単語の使い分けをしていきましょう。

少ない英単語を確実に覚える

非効率的な英単語の勉強法の3つめは、「少数の英単語を確実に覚える」です。

例えば、1週間で10単語を確実に覚える。翌週に新たな10単語を確実に覚える。このやり方を続けるのはどうでしょうか?数ヶ月後に第1週目で覚えた英単語を、果たしてまだ覚えているでしょうか?

記憶は思い出そうとすることで定着します。少数の英単語を完璧にするのではなく、「覚えること(インプット)と思い出すこと(アウトプット)」の繰り返しを重視しましょう。

覚えていない英単語に執着する

非効率的な英単語の勉強法の4つ目は、「覚えていない英単語に執着する」です。覚えていない英単語を抜き出して暗記することは、一見効率的に感じます。しかし、落とし穴があります!

悲しいかな人間は使わない記憶は忘れてしまう生き物。時間が経つと覚えていた単語まで「あれ?なんだったっけ?」となってしまう可能性があります。

やはり、ポイントは「繰り返し」です!覚えている英単語にも触れる機会を設けましょう。

効果的な英単語の勉強法

ここからが本題!効率的な英単語の勉強法を5つご紹介していきます!

何度も繰り返す

前項の非効率的な英単語の勉強法として、「少ない英単語を確実に覚える」「覚えていない英単語に執着する」を挙げました。

英単語を暗記するときのポイントは「浅く広く+繰り返し」です!人間の脳は、使わない情報は忘れていき、繰り返し触れた情報は残るようにできているそうです。

(NG例)100ページの単語帳の1ページを覚えてから、次のページに進む
(OK例)1日で20単語を覚える。翌日は前日の20単語+本日の20単語を覚える

たくさんの英単語に何度も触れる機会を作りましょう!洗面所の鏡やトイレの壁など、毎日目を向ける場所に英単語を貼っておくのもおすすめです。

発音して覚える

単語帳を眺めるだけでなく、実際に発音して覚えていきましょう!

目で見て、口を動かし、自分の声を耳で聞くと、文字の情報+音声の情報となり、記憶に定着しやすくなります。音源付きの単語帳を選び、リピートするのもおすすめです!図書館など実際に声を出すことが難しい場所では、ブツブツと口を動かすだけでもOKです!

フレーズで覚える

簡単なフレーズを丸ごと覚える暗記法もおすすめです。ポイントは、簡単な例文にすること。「フレーズを覚えるのが辛くて英語学習を辞めちゃった…」とならないようにしましょう!

例えば、「timid」という英単語を覚えたいとしましょう。

The lion in The Wizard of Oz was very timid.
『オズの魔法使い』のライオンはとても臆病だった。

「timid」だけで覚えようとするより、少し覚えやすくなりませんか?また、フレーズを自分で作って暗記するのもおすすめです!

覚えたい英単語:yolk

自分流の例文を作成:「yolk」は「卵の黄身」。そういえば、お父さんは卵の黄身が嫌いだったなぁ。

My father doesn't like egg yolks.
私のお父さんは、卵の黄身が好きでは無い。

自分の生活と直結していると記憶に残りやすいですよ!

コロケーションで覚える

コロケーションとは直訳すると「語と語のつながり」ですが、「一緒に使われる単語の組み合わせ」のことを意味します。

日本語でも無意識にたくさんのコロケーションを使っています。「頭」を使った表現には、「頭が切れる」「頭が固い」「頭が上がらない」などがありますね。

英語では、「to do the washing up(お皿を洗う)」「to meet the deadline(締切に間に合う)」「to ring a bell(聞き覚えがある)」などがあります。コロケーションで英単語を覚えることで、自然な表現を身に付けることができます。

テーマ別に覚える

テーマ別に英単語を覚えることも効果的です。

例えば、「地球温暖化」について書かれた文章を読んでみると、「issue(問題)」「climate(気候)」「carbon dioxide(二酸化炭素)」などの英単語が何度も出てきます。

事前にテーマを理解していると、英単語のイメージも湧きやすいですよね。バラバラに覚えるよりも頭にスッと入ってきますよ!テーマ別に英単語をまとめた単語帳も書店にはあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

英単語を勉強する際の心構え

最後に、「英単語を勉強する際の心構え」を一緒にみていきましょう!

忘れるのは当たり前!

人間の脳は使わない情報は忘れていき、繰り返し触れた情報は自分にとって必要な情報と脳が認識して記憶できるそうです。

「また忘れてしまった」「全然覚えられない…」と落ち込みそうになりますが、忘れるのは当たり前のこと。忘れてもまた復習すればいいや〜!くらいのポジティブな気持ちで、学習を継続していきましょう。反復学習がおすすめです!

英単語学習は永遠に続く!

どんなに勉強しても、無限に新しい単語・イディオム・スラング・方言などが出てきて、正直なところうんざりしてしまいますよね。

でも、考えてみてください!あなたは日本語の単語を全て知っていて、その意味も全て理解していますか?答えはNOだと思います!知らない英単語に出会ったら、意味を調べればいいだけです。新しい英単語との出会いを楽しんでいきましょう。

他人と比べない!

「いつ使うの?!」と思うような難しい英単語をたくさん覚えている人がいますよね。

落ち込みそうになりますが、学習開始時点での英語レベルは人それぞれ。比べても仕方ありません。比較するのは、あくまでも昨日の自分!少しずつでも成長できるように頑張りましょう!

英検に合格したいのか、料理で使う英語を学びたいのか、目的によって必要な英単語も変わってきます。自分の目標を改めて確認してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、効率的な英単語の勉強法についてご紹介しました。

・何度も繰り返す
・発音して覚える
・フレーズで覚える
・コロケーションで覚える
・テーマ別に覚える

また、英単語を勉強する際の心構えについても、一緒に考えていきました。

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参考文献:Cambridge Advanced Learner's Dictionary  CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS
リーダーズ英和辞典 株式会社研究社
新和英大辞典 株式会社研究社
ブリタニカ国際大百科事典 Britannica
公益財団法人 日本英語検定協会 https://www.eiken.or.jp/eiken/

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