【高校生の海外留学】おすすめの国はどこ?理由や費用の目安などを紹介

高校生留学、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

高校生で留学を希望している人のなかには、どの国に留学するか迷っているという人もいるのではないでしょうか。

本記事では、海外留学を考えている高校生に向けて、留学先としておすすめの国と理由について解説します。

また、留学費用を抑える方法・奨学金情報・留学期間とプランの選び方・メリットやデメリットも合わせて解説するのでぜひ参考にしてみてください。

高校生の海外留学の概要

高校生は、柔軟性・順応性が高いので他言語を学ぶことや異文化交流の中で国際的な視野を広げやすい時期です。

高校生の海外語学留学の期間は、留学のプログラムにより異なります。

短期留学・長期留学・交換留学などがあり、1カ月程度~1年以上と幅広い期間の中から自分に合った期間を選択します。

留学に必要な英語力(例:TOEFLのスコアなど)・学力は、滞在先の国や留学プログラムによるので、事前準備段階で確認しましょう。

【目的別】高校生の留学におすすめの国4選<

高校生の留学先としておすすめの国について、目的別に4つ選びましたのでご紹介します。

美しい自然に囲まれた治安の良い地域で学習したい|カナダ

カナダの短期留学は大自然を満喫しながら英語を学習したい留学生に選ばれています。

主な留学先はトロントやバンクーバーです。

カナダは治安が良いことで有名で、フレンドリーな国民性も高校生の留学で人気がある理由のひとつとなっています。

滞在期間が6カ月以内であれば学生ビザの取得が不要であることからも短期留学におすすめです。

人気の留学先で多様な文化に触れてみたい|アメリカ

アメリカの短期留学は多様な文化を経験したい、観光やアクティビティも楽しみたいという留学生に人気です。

留学する地域はロサンゼルス・ニューヨーク・シアトル・ハワイなどです。

アメリカは多様な民族・文化が集まった国なので留学を通して多様性を学ぶことができるでしょう。

多彩な留学プログラムの中から自分の興味関心に合わせた学習ができるのも人気の理由です。

長期留学・大学進学をしたい方にもお試し留学としてアメリカ短期留学がおすすめです。

大自然と固有の動物・治安の良い地域に留学したい|オーストラリア

オーストラリアへの短期留学は美しい自然・教育水準の高さ・日本との時差が少ないことなどの理由から高校生の留学にも人気です。

オーストラリアでは、シドニー・ブリスベン・パースなどの都市圏が留学先として挙げられます。

オーストラリアにはコアラやツリーカンガルーなどの固有種が存在し、動物愛護に興味のある学生のための留学プログラムもあります

また、教育水準の高さは世界的にも知られており留学生へのサポートも手厚いのが特徴です。

日本とシドニーの時差は、日本のほうが1時間遅れなので、日本が午前10時の場合、シドニーは午前11時になります。

他の国と比べて時差が少ないので短期間の留学でも時差ボケによる体調の変化が少なく、連絡も取りやすいため安心です。

滞在期間が3カ月以内であれば学生ビザの取得が不要なので短期留学に選ばれています。

格安留学をかなえたい|フィジー

フィジーの1年間の留学費用は、生活費や学費を含めて約100万~150万円が目安であり、欧米諸国の約200~600万円と比較して格安での留学ができます

渡航費(航空券費用など)や海外保険料・お小遣いなどは別途でかかりますが先進国と比較しても物価が安価なので費用が抑えられるでしょう。

また、フィジーは1年中温暖な気候で過ごしやすく、自然豊かな国です。

治安が良いことや親しみやすい国民性からも多くの高校生に選ばれています。

親しみやすい人々や大自然に囲まれ、費用を抑えた留学をしたい人におすすめの国です。

高校生の海外語学留学で費用を抑える方法

高校生の留学を考える際、その先の大学進学などにも費用がかかることをふまえて、留学費用を可能なかぎり抑えたいという人も多いものです。ここでは、高校生留学で留学費用を抑える方法について解説します。

国ごとの費用の目安を知る

留学する国ごとに費用は異なります。

国ごとの年間費用の目安は以下の通りです。

留学国 費用の目安(年間)
オーストラリア 約200~450万円
ニュージーランド 約230~340万円
カナダ 約200~450万円
アメリカ 約200~600万円
イギリス 約300~600万円
アイルランド 約150~400万円
ハワイ 約300~500万円
フィリピン 約125~250万円
フィジー 約120~250万円
ノルウェー 約160~500万円

国ごとの費用の目安を確認しておくといいでしょう。

留学方法を比較する

留学で費用を抑えるためには留学方法の比較が大切です。

留学方法は大きく分けて2つあります。

・交換留学
・私費留学

交換留学では学費や滞在費が免除されるため、留学にかかる費用を大幅に抑えることができます

一方、私費留学には短期・長期留学(正規留学)があり、期間によって金額が異なりますが交換留学と比べて費用が高くなる傾向にあります。

ただ、私費留学でも条件によっては奨学金を利用できる場合があるので事前に確認するとよいでしょう。

目的や予算に合わせてどちらの留学方法を選ぶのか検討することが必要です。

滞在方法を検討する

滞在方法を検討することで留学費用を抑えられます。

滞在方法にはホームステイ・寮・アパート(シェアハウス)などがあります。

滞在方法 費用の特徴・目安
ホームステイ ・ホストファミリーと一緒に暮らす
・滞在費に部屋代・食費(1日2・3食付など)・光熱費・水道代が含まれる
・私費留学の場合の滞在費は、1か月約15~20万円
・交換留学の場合、滞在費無料
学生寮(私立の高校) ・公立高校の場合は学生寮がないこともある
・個室や2~3人部屋の場合もある
・滞在費に学費・部屋代・食費(1日3食)などが含まれる
・費用の目安は1年度、約400~800万円
アパート(シェアハウス) ・個室や2~3人部屋でも費用が異なる
・食費・通信費・日用品費などが別途かかる
・家賃の目安は1か月約5~20万円

ホームステイは他の滞在方法と比べて費用が安く、現地の言語や文化を学べる人気の滞在方法です。

予算や目的に合わせて、自分に合った滞在方法を検討しましょう。

物価の安い国や都市を選ぶ

留学費用を抑えるためには物価の安い国や都市を選ぶことが重要です。

物価の安い留学国にはフィジー・マルタ・フィリピンなどがあり、欧米留学と比較すると費用を半分ほどに抑えることができます。

欧米留学の費用は1カ月約30〜70万円ですが、物価の安い国であれば1カ月約20万円〜40万円です。

人気の留学先や大都市への留学は物価やホームステイの費用が高くなりやすいため、留学費用を抑えたい方は物価の安い地域を選ぶという選択肢もあります。

奨学金・助成金情報

高校生で留学の費用を抑えたいという方は奨学金・助成金の制度の利用を検討しましょう。

奨学金の種類も「給付型」「貸付型」があり、応募条件もさまざまです。

以下は、高校生でも利用できる主な奨学金です。返済不要の奨学金もあるので、対象を確認しましょう。

留学期間 高校生でも利用できる奨学金
私費留学(短期・長期) ・文部科学省 トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム【高校生等対象】
・各自治体の奨学金制度
私費留学(3カ月以上の中・長期) ・EILサポーター奨学金
・リクルートスカラシップ(器楽・スポーツ・アート・学術部門)
・各自治体の奨学金制度
交換留学 ・ロータリークラブ青少年交換プログラム
・AFS年間派遣プログラム
進学留学(海外の大学進学が目的) ・日本学生支援機構 海外留学支援制度(学部学位取得型)(※付与型・貸付型あり)
・IELTS奨学金

返済不要の奨学金や各自治体ごとの奨学金もあるので対象を確認しましょう。

高校生が留学する際の期間とプランの選び方

高校生の留学にも、短期留学・長期留学・交換留学などのプランがあります。留学期間に合わせたプランの選び方を紹介します。

短期留学(春休み・夏休み)

短期留学とは、日本の高校に在学しながら長期休みを利用して参加できる海外留学です。

短い期間での留学となるため、主な目的は「海外の文化を短期間(10日間・2週間・1か月など)で体験すること」になるでしょう。

春休みや夏休みでの留学のため、長期留学に行く前の「お試し留学」として現地での語学レッスンなどに参加する人もいます。

短期留学のプランは語学研修のほかに観光・交流などのアクティビティも含まれる場合が多く、国や地域・留学する時期によってさまざまです。

例として、以下のような短期留学プログラムがあります。

・アメリカ名門大学訪問/人気のテーマパーク
・本場のイギリス英語学習/歴史的建造物の街並みを観光
・オーストラリア語学研修/世界遺産を巡る
・シリコンバレーで語学研修/現地の生徒と交流

中学生までに留学経験がなく、高校生になってはじめての留学や海外の文化を経験してみたいという方は短期留学がおすすめです。

長期留学(高校正規留学)

長期留学(高校正規留学)とは、海外の高校で単位を取得・卒業を目的とした留学のことです。

高校の正規留学の期間は約2〜4年間と長期にわたり、費用も高額になります。

現地の高校に通い、単位を取得するため高度な英語力を身につけることができます

留学に出発後は長期間日本を離れて海外で生活をするため、自立心が養われ精神的にも大きく成長ができる可能性があります。

確実な語学力の向上や海外の高校卒業資格を取得したい人は長期留学がおすすめです。

高校交換留学

高校交換留学とは、日本の高校に在学しながら約1年間、海外の高校へ異文化理解を目的として留学をすることです。

派遣先の国のホストファミリーはボランティアとして高校留学生を受け入れ、約1年間の滞在を支えてくれます。

留学生は日本の代表として現地の高校に授業料免除で通いながら、異文化への違いや異文化の理解を促進することを目的として生活をします。

私費留学である短期・長期留学との違いは、交換留学では留学期間が約10カ月(1年間)と決まっており、延長できないことです。

交換留学には学業成績や出席日数などの応募資格・条件があるため交換留学プログラムの詳細を事前に確認しましょう。

高校生の留学プランの選び方

留学先やプログラムの種類やタイプは留学エージェントによってもさまざまです。

プランを選ぶときは以下を参考にしてみましょう。

・留学の目的はなにか
・留学したい国はどこか
・留学の予算はいくらか
・留学の期間はどのくらいか
・目標とする語学力のレベルはどの程度か

利用する奨学金制度・助成金、または留学エージェントによって留学先や期間が決められていることもあります。

短期留学を選ぶ人の中には、短期間の入国にビザ取得の必要がないことからカナダやニュージーランドのプランを選ぶ人もいます。

留学の目的や自分の予算に沿って国や地域・プランを選択すると良いでしょう。

高校生で留学することのメリット3つ

高校生の留学で得られるメリット・デメリット、ここでは3つ紹介します。

学習力が高い時期に英語力を伸ばせる

高校生の年齢での留学によって、適応能力や学習力が高い時期に英語力を伸ばせます

長期間の留学では現地の高校に通い、現地の言葉で勉強をします。

学習力が高い時期に現地の英語に囲まれ、実践する機会が増えることで正しい発音・フレーズなどを身につくでしょう。

短期留学においても学習のモチベーション向上や、英語を話すことへの抵抗が減らせます。

高校生のうちに留学先の生きた英語を学べることは大きなメリットです。

自立心が身につき自信になる

留学先でホームステイをする場合でも、身の回りのことは自分で行うので、問題解決をしなければならないときがあります。

高校生のうちに親元を離れ、海外で生活をすることで自己判断能力や自立心が養われます。

留学を終えて日本に帰国した時、「やり遂げた!」という自信につながるでしょう。

将来の選択肢を広げられる

現地でしか身につけることができない英語の習得やグローバルな視野が、高校生の時期の留学によって得られる可能性があります。

特に、長期間の留学には以下のようなメリットがあります。

・留学した国の高校卒業資格が取得できる
・卒業した国の大学進学がしやすくなる
・2年以上の留学経験とIELTSスコア向上で日本の名門大学の進学にも有利になる可能性がある

海外の高校を卒業して日本の大学に帰国生入試を予定している人は、入試の出願に応募条件があるため、事前に確認するようにしましょう。

国際的に活躍をしたい人や海外大学への入学を希望している人など、将来の選択肢を増やしたい人には高校生での海外留学がおすすめです。

高校生の留学で考えられるデメリット3つ

高校生が留学することには前述のようなメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットもあるので3つ紹介します。

日本の高校に通うより費用が高い

高校生で留学する際の費用は国や地域によって変動はあるものの、渡航費・滞在費・学費など諸費用を含めると1年間で約200〜600万円ほどかかることがあります。

留学の目的やプログラムによっても費用が異なるため予算に合わせたプランやコースを選ぶことが大切です。

金銭的な理由で留学を悩んでいる人は、奨学金制度や助成金の援助を受けることで費用を抑えられるため事前に確認してみましょう。

ホームシックになる可能性がある

高校生が留学中に、住み慣れた地域・家族・友人と離れて留学生ライフを送るなかで、孤独を感じてホームシックになる可能性があります。

ホームシックとは、故郷と離れて暮らす中で家族や友人が恋しくなり、帰りたい・寂しいと憂鬱な気持ちになることです。

ホームシックになる時期や程度は個人差があり、ホームシックにならない人もいます。

ホームシックになってしまったときや、ホームシックになりそうだなと思うときには、以下のような対策があります。

・勉強に没頭する
・現地の友人やホストファミリーと一緒に過ごす
・週末にもスケジュールをいれる
・現地でしか経験できない文化や交流を楽しむ
・買い物や観光地を訪れるなど楽しい経験をする

勉強や交流など現地でしかできないことを経験する中で海外の環境に慣れ、留学を通して自立心を養うことができるでしょう。

日本の勉強が遅れる・大学受験の時期とタイミングが合わない

高校生の留学の時期や期間によっては、日本の勉強が遅れる・大学受験のタイミングが合わない可能性があります。

日本の高校に在籍しながら長期留学をする場合、海外と日本の勉強の進み方が異なるため大学の受験勉強に支障をきたします。

また、日本の学校は通常3月に卒業ですが、海外では国によって卒業時期が違うこともあるので注意が必要です。

留学前から帰国後の進路・大学受験時期・志望する大学の受験科目などを把握しておくことが大切です。

よくある質問:高校生の留学でクレジットカードは作れる?

高校生の留学準備の際に気になるのが、留学先で使用できるクレジットカードを作れるのかということです。

高校生でも留学目的であればクレジットカードを作ることができます。

一般的に、クレジットカードでは家族カードの申し込み対象を「原則高校生を除く」としています。しかし海外留学などの目的であれば、家族カードの発行対象に「中学生を除く満15歳・16歳・17歳の子ども」が含まれるケースがあるため、カードの本会員である保護者の方からクレジットカード会社に問い合わせをしてみてください。

なお、デビットカードやプリペイドカードの多くは高校生でも発行可能です。海外で高額の現金の持ち歩きを避けるために、必要なカード類については事前に準備しておきましょう。

まとめ

高校生の留学におすすめの国やその理由・留学費用の抑え方などを紹介しました。

高校生の留学には短期・長期留学、交換留学など方法もさまざまで、留学することのメリット・デメリットもあります。

留学の期間やプランを決定しなければならない時も留学の目的・予算に合わせてプログラムを比較するようにしましょう。実績のある留学エージェントに相談してみることもおすすめです。

「高校生で留学に行ってよかった!」と思えるように、自分の目的に合った国やプラン選ぶ際には、この記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

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