高校生の留学にかかる費用について徹底解剖!〜高校留学の種類・留学期間別の費用・おすすめの国〜

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留学と聞くと、大学生の留学を想像する方が多いですが、英語教育やグローバル化が進んだ今では、高校生のうちに留学をする方も増えました。

留学時期が早ければ早いほど、英語を習得しやすくなるでしょう。

しかし、高校生が留学するためには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?

今回は、高校生の留学に必要な費用と留学の種類についてまとめました。
高校生留学に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

高校生のうちにできる留学の種類

高校生の留学は、私費留学と交換留学の2種類があります。
それぞれの特徴は、以下の表を参考にしてください。

自分に適した留学の方法について、考えてみましょう。

特徴 私費留学 交換留学
留学の目的 英語学習
現地校の卒業
その他
生活体験
留学期間 自由 基本的に1年間
学費 自己負担 学校や国が負担
求められる英語力 特になし 現地の生徒とコミュニケーションが取れるレベル
留学先の選択 不可

私費留学(期間自由)

私費留学は文字通り自分が必要となる全ての費用を支払う留学であり、留学期間・留学先・留学のスタート時期を自由に決められます

例えば、数週間だけ現地の高校生活を体験してみたい・1年以上海外の高校に通って英語をマスターしたい・海外の高校を卒業して海外への進路を広げたいなど、目的に沿った留学ができるでしょう。

私費留学では自分だけの留学プランを作れるというメリットがありますが、十分な予算を用意しなければいけません。

予算に限りがある場合には、留学期間を短くする・留学先を見直すなどの工夫が必要です。

交換留学(1年間)

交換留学は、学校や国などの機関により、高校生のために用意された1年間の国際交流プログラムです。

ボランティアのご家庭にホームステイして学校に通い、現地の生活を体験します。

交換留学では、留学先の学費が免除されるケースが多く、私費留学と比較して留学コストを大幅に抑えられます

ただし、留学先・通学先・ホームステイ先のみでなく、留学期間や留学開始の時期も自分で決められません

また、現在の英語力を証明する英語テストを受験する必要があります。

交換留学の倍率が高く、希望しても思い通りに話を進められないケースも多いようです。

高校留学にかかる費用とその内訳(期間別)

高校留学にかかる費用は、留学期間・留学先により大きく異なります。

この章では、高校留学に必要な費用の目安をまとめました。

用意可能な予算と照らし合わせて、最適な留学期間を決めてください。

タイプ 期間 費用目安
短期留学(私費留学) 1〜6週間 〜約60万円
交換留学 1年間 約100〜150万円
1年留学(私費留学) 1年間 約300〜500万円
卒業留学(私費留学) 2年以上 約100〜500万円/年

短期留学:私費留学

短期の私費留学は夏休みなどの休暇を活用して、1〜6週間留学することを指します。

主な目的は国際交流や海外での体験であり、留学中は旅行感覚で楽しく過ごす方が多いです。

期間が短いため高度な英語力を身につけることは難しいですが、英語学習のきっかけにはなるでしょう。

必要な費用は30〜60万円程度であり、費用的負担を抑えられます。

多くの方は、学生寮やホームステイを滞在先に選択します。

交換留学

交換留学は、特定の機関や団体または交換留学制度を設けている高校を通して申し込みます。

留学期間は基本的に1年間であり、現地での学費は学校や国に負担してもらえます。

また、ボランティアでホームステイを実施している家庭に滞在できるため、同じ1年の期間でも私費留学より留学コストを抑えられます

ただし、国際交流を目的としたプログラムであることから、事前に現地の学生やホームステイ先の家族とコミュニケーションがとれる程度の英語力が求められます

必要な留学費用は約100〜150万円です。

1年留学:私費留学

1年留学では、自分が選んだ留学先・学校に自費で1年間通学します。

1年間の留学を済ませた後、留学先で取得した単位が日本の学校に適用されるかどうかは、受け入れ先の学校長が決定します。

留学後の進路は、日本の高校に復学する・現地の高校の卒業留学に切り替える2パターンのどちらかになるでしょう。

交換留学と同じ1年間の留学ですが、滞在費のみでなく授業料も自己負担になることから、約300〜500万円の費用がかかります。

1年間勉強に励めば、確かな英語力を身につけられるでしょう。

卒業留学:私費留学

卒業留学では、留学先の高校で卒業までの期間を過ごします。

多くの場合は2年以上の留学期間が必要になるでしょう。

外国人としてではなく、現地の生徒と同じ教育を受けるため、十分な努力と覚悟が必要です。

卒業留学に必要な費用は年間100〜500万円であり、留学先の学校の学費・現地の物価に左右されます。

現地の高校を卒業後の進路には、海外の大学を目指す・日本の大学に進学する・日本の大学に帰国子女枠で進学するなどの選択肢があります。

2年以上の留学期間と現地での経験を積むことで、十分な英語力と精神力を身につけられるでしょう。

高校留学におすすめの国

この章では、高校留学におすすめできる国を紹介します。

自分にぴったりの留学先はどこの国か考えてみてください。

オーストラリア

オーストラリアは一年を通して温暖で過ごしやすい気候であり、日本との時差が-1〜 + 2時間程度に収まる留学先に人気の国の一つです。

自然が豊かで海・山両方のアクティビティを楽しめるだけでなく、異国の文化に寛大だという国民性も魅力的だと言えるでしょう。

また、オーストラリアは留学生の受け入れに積極的であることから、留学生向けの英語補習コースを用意している学校が多いです。

オーストラリアであれば、英語に苦手意識を持つ方の留学ハードルを低くできるでしょう。

【オーストラリア留学で必要なビザについて】
オーストラリアの入国には、電子渡航許可(ETA)が必要です。

また、滞在期間が3ヶ月を超える場合には、学生ビザを発行しなければいけません。

学生ビザの発行条件として、政府認定校のコースを週20時間以上フルタイムで受講する必要があります。
ただし、週20時間までは就労も認められます。

ニュージーランド

ニュージーランドは他の英語圏と比較して、授業料・生活費が抑えられる留学先です。日本との時差は+ 3〜4時間です。

人口よりも羊の数が多いと言われるほど広大な放牧地を持つニュージーランドでは、牧歌的な風景を楽しめます。

コンパクトで暮らしやすい都市が点在し治安が良く教育レベルが高いという点も、留学先として人気を集めている理由です。

長閑な場所で留学生活を送りたいと考えている方には、ニュージーランド留学をおすすめします。

【ニュージーランド留学で必要なビザについて】
日本国籍の方がニュージーランドに3ヶ月以内滞在する場合は、電子渡航認証(NZeTA)のみで入国可能です。

3ヶ月以上かつ1週間に20時間以上のフルタイム授業を受ける時には、学生ビザを取得してください。

また、ニュージーランドの学生ビザは、大学生以上かつ1年間で120単位以上を取得できる学生は、週に20時間までの就労が許可されます。

イギリス

英語発祥の地であるイギリスでは、本場の英語を学べます。

イギリス英語はアメリカ英語と比較して丁寧でビジネス向きと言われており、将来は海外で仕事をしたいと考えている方にぴったりだと言えるでしょう。

国際的に認められた教育水準の高さも、イギリスの魅力です。

さらにイギリスであれば、テニス・乗馬を含む長い歴史を持つ習い事にも挑戦できるでしょう。

また、イギリスの美しい街並みに憧れる留学生も多いです。

【イギリス留学で必要なビザについて】
日本国籍の方は6ヶ月未満の滞在であれば、イギリスにビザなしで入国できます。

ただし、オンラインの電子渡航証明書( ETA)の取得が必要です。

また、6ヶ月以上の期間の留学では、短期留学ビザ・学生ビザ・児童学生ビザを取得しなければいけません。

児童学生ビザは、4〜17歳までの子供向けのビザを指します。

カナダ

治安が良く過ごしやすい気候が特徴のカナダは、日本人に人気の留学先の一つです。

カナダには日本と同じように四季があり、夏は湿気が少なく爽やか・冬は日本よりも寒くなる地域が多いです。

広大な国土には美しい自然が溢れ、ウィンタースポーツのみでなく山でのアクティビティも楽しめるでしょう。

また、カナダは選択する地域によって物価が変わることから、工夫次第で留学に必要な費用を抑えられます。

【カナダ留学で必要なビザについて】
日本国籍の方はカナダに6ヶ月までビザなしで滞在できますが、電子渡航認証(eTA)を申請する必要があります。

また、6ヶ月以上の留学には学生ビザを発行しなければいけません。

カナダ政府認定校で入学許可証を得た上で、学生ビザの申請を進めます。

アメリカ

世界トップクラスの国土面積を誇るアメリカには、さまざまな国からの留学生が集まっています。

滞在する州により経験できる文化が異なり、多様な文化に触れられるでしょう。

さらに、アメリカ英語が飛び交う環境に身を置くことで、飛躍的な英語力の向上が期待できます。

留学中にグローバルな人脈を構築すれば、自分の将来に良い影響を与えるでしょう。

【アメリカ留学で必要なビザについて】
アメリカに留学するためには、学生ビザであるF-1ビザが必要です。

留学先の教育機関から入学証明書を取得してから、オンラインでビザ申請を実施してください。

学生ビザの取得には、日本国内のアメリカ大使館で受ける面接をパスしなければいけません。

他の国の学生ビザ取得と比較して、難易度が高いと言えるでしょう。

まとめ

高校生留学であれば、大学生留学よりも若いうちに本場の英語を学べます。

その結果、英語を習得するスピードが早まり、将来の選択肢が増えると言えるでしょう。

高校生留学の方法は、私費留学と交換留学の2種類に分けられます。

自分に適した留学方法はどちらか考え、必要な準備を進めてください。

この記事を参考に、理想的な留学を実現できるようにしましょう。

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