高校留学で利用できる奨学金について。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの奨学金も紹介!

高校、留学、奨学金、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

将来の可能性を広げる高校留学
多くの学生が憧れるものの、経済的な理由で諦めてしまうケースも少なくありません。

しかし、実は高校生が活用できる奨学金制度は意外と多くあります

この記事では、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど人気の留学先で利用できる高校生向け奨学金情報を詳しくご紹介します。

留学の夢を経済面からサポートする様々な制度を知って、海外での学びの可能性を広げてみませんか?

奨学金とは

留学を夢見る高校生にとって、最大の障壁となるのが費用の問題です。

授業料、滞在費、渡航費など、留学にはさまざまな費用がかかります。これらの経済的負担を軽減してくれるのが「奨学金」という制度です。

奨学金とは、学生の学習意欲や能力を評価し、経済的支援を行うことで教育機会の平等を促進するための仕組みです。高校留学においても、志や能力のある学生が経済的理由で留学を諦めることがないよう、多くの団体や機関が奨学金プログラムを提供しています。

奨学金は、支給元によって大きく分けると「公的機関による奨学金」と「民間団体による奨学金」に分類できます。公的機関による奨学金は、国や地方自治体、国際機関などが運営するもので、比較的安定した支援が期待できます

一方、民間団体による奨学金は、企業や財団、NPO法人などが提供するもので、団体の理念や目的に沿った選考基準が設けられていることが多いです。

また、奨学金の対象となる費用の範囲も様々です。授業料のみをカバーするものから、生活費や渡航費まで含むものまであります。

さらに、留学先の国や地域、留学期間、留学目的によっても利用できる奨学金の種類は異なります。

高校留学に役立つ奨学金の種類

高校留学を考える際に知っておきたい奨学金の種類について詳しく見ていきましょう。奨学金は大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

給付型奨学金

給付型奨学金は、名前の通り返済する必要がない奨学金です
受給したお金はすべて自分のものとなり、将来的な返済の心配がないという大きな魅力があります。中には留学先の学費だけでなく、現地での住居費や生活費までカバーしてくれる手厚い支援を提供するプログラムもあります。

給付型奨学金は、取得するハードルは決して低くありません。多くの場合、高い英語力などの語学能力証明が必要で、なぜ留学したいのか、留学で何を学びたいのかを明確に示した説得力のある志望動機書の提出も必須となります。

貸与型奨学金

貸与型奨学金は、一定期間後に返済しなければならない奨学金です。留学が終了した後や学業を修了して就職した後に、定められた条件に従って返済を行います。

奨学金によって返済期間や返済方法、金利などの条件は様々です。 貸与型の大きな特徴は、給付型に比べて申請条件が比較的ゆるい点です。

また、応募できる時期や資金の使い道についての制約も少ないため、多くの学生が利用しやすい奨学金といえます。 貸与型奨学金には、返済時に利子がつかない「無利子」タイプと、利子が発生する「有利子」タイプの2種類があります。

無利子タイプは借りた金額と同額を返済するだけで済むため、経済的な負担が少なく理想的です。

しかし、無利子タイプは有利子タイプよりも審査が厳しく、採用枠も限られていることから、実際には有利子タイプを選ぶ学生が多いのが現状です。

イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの奨学金を紹介

高校留学でも、国によって奨学金の種類や条件は大きく異なります

ここでは、人気の留学先である4カ国の奨学金制度について詳しく解説します。各国ならではの特徴や申請方法、選考のポイントなど、留学を成功させるための資金サポート情報をチェックしてみましょう。

イギリス

幸いなことにイギリスには留学生向けの資金援助制度が多くあり、奨学金、補助金、助成金、ローンなど、さまざまな形での支援が用意されています。

ただし、これらの支援制度は非常に人気が高く、競争率も高いのが現状です。申請者全員が受給できるわけではないため、チャンスを逃さないよう早めの行動が必要です。多くの奨学金は申請期限が設けられており、締切に間に合わなければ応募すらできません。

留学を計画し始めたら、すぐに奨学金情報の収集を始めることをおすすめします。イギリスの教育機関は、独自の経済的支援プログラムを実施していることが多いです。

興味のある学校があれば、その学校の公式ウェブサイトを確認してみましょう。多くの場合、「Scholarships」や「Financial Support」といったセクションに詳細情報が掲載されています。

アメリカ

アメリカは留学先として人気が高く、それに伴い多くの奨学金制度が整備されています。

まず最初のステップは、その中から自分に適した奨学金を見つけることです。効率的に探すためには、留学先の学校のホームページ、オンライン奨学金データベース、留学エージェントなどを活用するとよいでしょう

自分の学習目標、留学期間、経済状況などに合った奨学金を見つけることがポイントです。 奨学金が見つかったら、応募条件や必要書類をしっかり確認しましょう。多くの奨学金では、成績証明書の提出が必須となります。

また、英語の能力証明として、TOEFL、IELTS、TOEICなどのスコアが求められることも少なくありません。さらに、教師や学校関係者からの推薦状が必要なケースもあります。

これらの書類は準備に時間がかかるため、余裕をもって取り組んでおきましょう。 近年では、ほとんどの奨学金がオンラインでの応募に対応しています。

申請フォームに必要事項を入力し、要求された書類をアップロードする形式が一般的です。提出前に入力内容に誤りがないか、必要書類がすべて揃っているかを確認しましょう。

カナダ

カナダへの留学を考えている方におすすめなのは、返済不要の奨学金制度です。資金面での負担を軽減したい方はぜひ参考にしてください。

また、地方自治体が提供している奨学金もありますので、お住まいの地域のウェブサイトを確認したり、直接問い合わせたりするのもおすすめです。

まずは、公的機関の奨学金である、文部科学省が推進する「トビタテ!留学JAPAN」がおすすめです。
高校生と大学生を対象にした官民協働の海外留学支援制度で、カナダ留学も対象となっており、留学期間や目的に応じて複数のコースが用意されています

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金はもあります。「学部学位取得型・大学院学位取得型」は授業料と生活費が支給されます。

「協定派遣型」は毎月一定額が給付されるタイプで、他の奨学金との併用も可能です。
JASSOでは貸与型の奨学金制度もあるため、返済不要の奨学金が受けられなかった場合の選択肢として検討するのも良いでしょう。

オーストラリア

オーストラリア留学の奨学金制度は大学生や大学院生を対象としたものが多く、高校生向けの奨学金はやや限られているのが現状です。

しかし、ICC国際交流委員会には、オーストラリアへの高校留学を希望する日本人学生向けに奨学金制度があります。
この制度を利用すると、約80万円から190万円程度の留学費用が免除されるという大きなメリットがあります。

ただし、この奨学金を利用する場合、留学先の高校は指定校に限定されます。

各都道府県にも高校留学のための奨学金がある

日本には多くの奨学金制度があり、国や民間団体だけでなく、各都道府県でも高校生向けの留学支援が行われています。

ここでは、都道府県が持っている奨学金制度について例をいくつか紹介します。

山梨県若者海外留学体験人材育成事業(高校生コース)

山梨県では、県内の高校生を対象に海外留学を支援する制度を設けています。

所得制限があるものの、留学費用として50万~100万円の補助を受けることができます。受給者には、留学後の報告書の提出が義務付けられています。

助成を受けることで海外での学びの機会を得るだけでなく、帰国後も経験を活かして活動することが期待されています。

広島県教育委員会高校生海外留学等助成事業(一般留学)

広島県では、県立高校に在籍している生徒を対象とした奨学金制度を用意しています。

最大30万円の助成金が支給され、特定の奨学金であれば、民間団体が提供する奨学金と併用することも可能です。
この奨学金を受けるためには、留学後に以下の義務があります。

・報告書の提出
・学びの変革推進課が実施する事業への協力
・帰国報告会での情報共有

留学するだけでなく、広島県の教育活動に貢献することも求められています。

佐賀県中学生・高校生海外留学等助成事業

佐賀県では、中学生・高校生を対象とした海外留学助成制度を実施しています。

申請者本人が県内の学校に通っていなくても、保護者が佐賀県に住んでいれば応募可能です。助成金の額は留学期間によって異なりますが、最大30万円が支給されます。

奨学金を受けた生徒は、

・留学後の報告書提出
・帰国報告会での情報共有

といった義務を果たす必要があります。

まとめ

高校生が海外留学を目指す際、自分では十分な費用を稼ぎにくいことから、余計に費用面で不安を感じることも多いでしょう。

しかし、海外や日本という国規模の奨学金から、地方自治体が提供する奨学金制度もあるため、条件に合えば経済的な負担を減らせます。まずは自分の住んでいる都道府県の奨学金制度を調べ、活用できるものを探してみましょう。

返さなくても良い奨学金なら、家族に負担をかけることもありません。夢を叶える一歩として、これらの奨学金をうまく活用してみてください。

 

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net

 

LP banner