「高校留学で返済不要の奨学金があるって本当?」
「返済不要の奨学金ってどういうこと?」
「高校生も応募できる奨学金について詳しく知りたい!」
高校生が利用できる奨学金の中には、
返済の必要がない、給付型奨学金があります。
給付型奨学金を利用することで、留学にかかる金銭的な負担を大きく軽減し、貴重な留学経験を得られるでしょう。
この記事では、高校生が応募できる返済不要の奨学金について詳しく紹介します。
奨学金に応募する際の注意点についても触れているので、留学に興味がある方は、ぜひご一読ください。
高校生が挑戦できる留学の方法について
高校生が挑戦できる留学の種類は多岐にわたります。
以下に、主な留学の種類とその特徴をまとめました。
留学の種類 | 概要 | 目的 |
短期留学 (ジュニアキャンプ) |
春休みや夏休みを利用し、1週間から数週間で行う留学。語学学校や団体語学研修が主流。 | 英語力の勉強や異文化交流を行う。 |
交換留学 | 提携校に1年間ほど通い、ホストファミリーと生活。現地の高校で学ぶ。 | 異文化交流を深める。日本の高校の単位を取得できる場合もある。 |
正規留学 | 海外の高校に長期間通い、本格的な学業を経験。ターム留学(1学期)も選択可能。 | 学力と語学力をバランスよく伸ばし、大学進学の準備をする。 |
卒業留学 | 海外の高校を卒業することを目的とし、通常2年以上在籍。 | 国際的な視野を広げ、大学進学の選択肢を増やす。 |
ボーディング留学 | 全寮制の学校に通い、現地での自立を経験。 | 学業とともに寮生活を通じて社会性やコミュニケ―ション能力を磨く。 |
このように、高校生が挑戦できる留学にはさまざまな選択肢があります。
どのプログラムを選ぶかによって得られる経験や進路が大きく変わるため、自分の目的や目標に合った留学プランを選ぶことが大切です。
返済不要の奨学金とは?
「留学したいけれど費用が高くて諦めてしまう…」
そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、返済不要の給付型奨学金を利用することです。
給付型奨学金を活用すれば、学費や生活費の負担を軽減し、安心して海外留学に挑戦できます。
海外留学で利用できる奨学金には給付型奨学金のほか、貸与型奨学金もあります。
両者の違いは、以下の通りです。
奨学金の種類 | 概要 |
給付型奨学金 | 返済不要の奨学金で、生活費や渡航費、学費を支援 |
貸与型奨学金 | 返済が必要な奨学金で、通常は低金利。生活費や学費を補助 |
奨学金を受給するためには、一定の審査を通過する必要があります。
審査には以下の書類が必要です。
・留学参加を証明する書類
・成績証明書
・留学費用の詳細が分かる書類
・日本の在籍校からの推薦状
給付型奨学金は貸与型よりも審査が厳しいことが多く、上記に加えて以下の追加要件が求められる場合もあります。
・エッセイの提出(留学の目的や将来のビジョンを明確に記載)
・留学計画書の提出(滞在期間中の学習計画や目標を具体的に示す)
・面接(志望動機や留学への意欲を確認)
給付型奨学金を利用することで、費用の心配をせずに貴重な経験を積むことが可能です。
ただし、誰でも簡単に利用できる制度ではないため、事前準備をしっかりと行うことが欠かせません。
次項では、高校生も応募できる返済不要の奨学金についてより詳しく紹介していきます。
高校生も応募できる返済不要の奨学金
高校生が海外留学に利用できる返済不要の奨学金には、さまざまなプログラムが存在します。
ここでは、以下の3つの制度について詳しく紹介します。
・トビタテ!留学JAPAN
・日本学生支援機構(JASSO)
・埼玉発世界行き奨学金
給付型奨学金に興味がある方は、ぜひこの機会に各制度を詳しく確認してみてください。
また、ここで紹介した奨学金以外にも地域ごとにさまざまな給付型制度が存在します。
自分の住んでいる地域のプログラムなども積極的に探してみてくださいね。
トビタテ!留学JAPAN
「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省が主導する日本の高校生と大学生を対象とした海外留学支援プログラムです。
このプログラムは、学生が国際的な舞台で活躍できる人材として成長することを目的としており、異文化理解や国際交流を促進するための支援を行っています。
留学希望者には返済不要の給付型奨学金が支給されることが特徴です。
支給額は留学先や期間に応じて異なりますが、月額12万円から16万円ほどが提供されるほか、渡航費や授業料の一部もカバーされます。
また、参加者は自分の興味や関心に基づいて留学計画を立てる必要があります。
留学計画は、以下の4つのコースから選択可能です。
・マイ好奇心探究コース
・社会課題探究コース
・STEAM探究コース
・スポーツ・芸術探究コース
応募方法は、所定の書類を準備し、在籍校を通じて申請する形となり、学業成績や家計基準などの条件が設けられています。
選考は書類審査と面接を経て行われ、独自性や実現可能性の高い留学計画が求められます。
「トビタテ!留学JAPAN」は、学生が海外での学びを通じて成長し、将来的にグローバルな舞台で活躍できるよう支援しています。
留学を希望する学生は、最新情報を公式サイトや在籍校で確認し、積極的に応募を検討することをおすすめします。
<「トビタテ!留学JAPAN」基本概要>
支給元 | 文部科学省、独立法人日本学生支援機構など |
対象者 | 日本国内の高校生および大学生が対象。自らの留学計画を持ち、積極的に国際経験を積む意欲のある学生 |
審査方法 | 書類審査の後、面接審査。留学計画の独自性や実現可能性を審査 |
日本学生支援機構(JASSO)
日本学生支援機構(JASSO)が提供する海外留学支援制度は、海外で学位取得を目指す学生に対して返済不要の奨学金を支給するプログラムです。
この制度は、高校を卒業した後、海外の大学に留学し学士号、修士号、博士号の取得を目指して海外の大学に留学する日本国籍の学生、または日本に永住権を持つ学生を対象としています。
給付金制度には、大きく以下2つのタイプにわけられます。
・学部学位取得型:学士号取得を目指す学部生向けの給付金
・大学院学位取得型:修士号や博士号取得を目指す大学院生向けの給付金
支給額は、留学先の国や地域、留学期間により異なりますが、一般的には月額の支給が行われ、具体的な金額は年度ごとに設定されます。
最新の情報を知りたい方は、JASSOの公式サイトで確認しましょう。
応募は、在籍する大学を通じて行うことが一般的です。
学生は必要書類を準備し、指定された期間内に申請します。
応募要件や提出書類は年度ごとに異なるため、最新の募集要項を確認することが重要です。
選考基準には、学業成績や留学計画、経済的な必要性などが含まれ、特に留学計画の独自性や実現可能性が重視されます。
学生が国際的な視野を広げ、将来のグローバルな舞台での活躍を支援する重要な機会です。
興味のある高校生は、JASSOの公式サイトや在籍校を通じて詳細を確認してみましょう。
<日本学生支援機構(JASSO)基本概要>
支給元 | 独立行政法人日本学生支援機構 |
対象者 | 海外の大学で学位取得を目指す日本国籍の学生、または日本に永住権を持つ者 |
審査方法 | 学業成績や留学計画の内容、経済的な必要性など。留学計画の独自性や実現可能性も重視される。 |
埼玉発世界行き奨学金
「埼玉発世界行き」奨学金は、埼玉県が提供する海外留学のための給付型奨学金制度です。
奨学金の対象者は、埼玉県内の高等学校、大学、大学院に在籍する学生で、県外の学校に通う場合でも、応募者本人または保護者が埼玉県に在住していれば制度の利用が可能です。
支給額はコースによって異なり、学位取得コースでは最大100万円(低所得世帯出身者には200万円)、地域活躍コースでは最大20万円(低所得世帯出身者には100万円)となっています。
奨学金は、当該年度の9月から支給されますが、具体的な支給時期は年度ごとに異なる場合があります。
選考は書類選考と面接を経て行われ、学業成績や留学計画の質、社会貢献の可能性が基準に含まれます。
応募は毎年3月から4月にかけて行われ、グローバル人材育成センター埼玉のウェブサイトから申請書類をダウンロードして提出します。
特筆すべき点は、他の奨学金との併用が可能であることや、インターンシップやボランティア活動を含む留学も対象になる場合があることです。
埼玉県在住で「国際的な経験を積みたい」「留学したい」と考えている高校生は、最新の情報を確認し積極的に応募しましょう。
<「埼玉発世界行き」基本概要>
支給元 | グローバル人材育成センター埼玉 |
対象者 | 埼玉県内の高等学校、大学、大学院に在籍する学生。 ※県外の学校に通う場合でも、応募者本人または保護者が埼玉県に在住していれば利用可能 |
審査方法 | 書類選考と面接を経て奨学生が決定。選考基準には、学業成績や留学計画の質、社会貢献の可能性などが含まれる。 |
奨学金応募の際に注意すること
奨学金の応募に際しては、以下の3つのポイントに注意しましょう。
スケジュールの確認をする
奨学金の申し込みスケジュールは、プログラムによって異なります。
応募に必要な書類や条件も各奨学金で異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが不可欠です。
特に、応募の締め切りや応募方法は早めにチェックし、計画的に準備を進めるようにしましょう。
奨学金の受給タイミングも異なる場合があります。
留学前に一括支給されるのか、留学中に毎月支給されるのか、などの詳細も把握しておくと安心です。
給付型の場合は早めに対策する
給付型奨学金は、選考が厳格であることが多いです。
書類審査に加えて、作文や面接などの試験が行われることもあります。
応募する奨学金の選考基準をよく理解し、試験対策を早めに始めることが重要です。
特に、面接や作文の準備は、早期に取り組むことで優位に立つことができます。
条件や受給方法を確認する
各奨学金には、学業成績や経済的な条件など、さまざまな要件があります。
必要条件を満たしているかどうかを事前に確認し、万全の状態で応募を進めることが大切です。
また、奨学金の受給方法についても理解しておくべきポイントです。
例えば、支給時期や支給額の確認をしておくと、留学生活の予算計画を立てやすくなります。
これらのポイントをしっかり確認して奨学金の申請を進めることで、スムーズに応募を終え、留学生活に必要な支援を受けられるでしょう。
まとめ
この記事では、高校生が留学で利用できる返済不要の奨学金について詳しく解説しました。
返済不要の奨学金を活用すれば、金銭面での不安を軽減し、貴重な留学経験を得ることができます。
ただし、利用するためには事前の準備が必要なので、この記事を参考にしながら準備を始めましょう。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。