オーストラリアの年間気温は?主要10都市の気候を徹底比較

オーストラリア気候、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「日本とは季節が逆」
ということで有名なオーストラリア。

実は同じオーストラリアでも、地域や都市によって気候がまったく異なることをご存知でしたか?

今回の記事では、オーストラリアの代表的な都市の気候の特徴や気温などを、詳しく解説していきます。

オーストラリアの気候区分とは?多様な気候帯を理解しよう

海外旅行、ワーキングホリデー、語学留学など、毎年多くの日本人が訪れるオーストラリア。

国土面積は約769万平方キロメートルで、日本の約20倍という広大な国土を有する世界で6番目に大きな国です。

オーストラリアの気候帯は大きく分けると4つあり、位置によって全く違う気候帯に属しています。

オーストラリアの主要都市の年間気温を見ていく前に、まずは所属する気候帯を確認して大まかな特徴を掴みましょう。

1.熱帯雨林気候

特徴:オーストラリアの北海岸地域。

年間を通して高温多湿で、雨季と乾季がはっきりしています。

12~4月が雨季にあたり、激しいスコールが頻繁に発生し、湿度も非常に高いです。
5~11月は乾季となり、比較的穏やかな天候に恵まれた観光向きのシーズンです。

代表的な都市:ダーウィン、キャサリン

2.熱帯性気候

特徴:オーストラリア北部の一部地域。

降水量は多いですが、熱帯雨林気候と比較すると少ないです。雨季と乾季があり、特に11〜3月の雨季に降水量が集中します。
4〜11月の乾季は非常に乾燥しており、観光に適しています。

代表的な都市:ケアンズ、テナントクリーク、ポートヘッドランド

3.亜熱帯性気候

特徴:オーストラリア東海岸。

冬も暖かく、年間を通じて比較的高い湿度が特徴です。

熱帯性気候と比べるとシーズンごとの降水量の偏りは少なく、12〜2月頃はやや多い傾向があります。

代表的な都市:ブリスベン、ゴールドコースト

4.温帯性気候

特徴:日本のように四季がはっきりしているのが特徴です。

9〜11月が日本でいう春にあたりますが、降水量が増え湿度が高くなります。
12〜2月頃は日本の夏にあたり、乾燥した天気に恵まれています。

代表的な都市:シドニー、キャンベラ、メルボルン、アデレード、パース

※アデレード周辺は、温帯性気候の中でも「地中海性気候」に分類されます。

【都市別】オーストラリアにおける気候の特徴と年間気温

オーストラリアは国土が広大で複数の気候区分に分かれているため、国全体としての年間気温ではなく、各都市の年間気温を見ていくことが大切です。

ここからは、オーストラリアの代表的な都市における気候の特徴と年間気温を見ていきましょう。

シドニー

日本と同様に四季がありますが、夏は日本ほど暑くなく、冬も穏やかな気候です。

降水量も年間を通じてムラがありません。他の都市と比べると湿度はやや高めです。

オペラハウスやハーバーブリッジなど有名な観光名所もあり、時期によってはマリンスポーツも楽しめる観光地です。

夏と冬で気温差はありますが、夏は30度未満、冬でも10度以上と穏やかな変化です。

日本ほど気温変化が激しくなく、年間を通して過ごしやすさを感じる方も多いでしょう。雪が降ることはめったにありません。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 25.8 18.7 22.3 102.4
2月 25.7 18.6 22.2 105.8
3月 24.4 17.5 21.0 131.7
4月 22.1 15.1 18.6 124.6
5月 19.3 12.4 15.9 124.7
6月 17.1 10.2 13.7 114.3
7月 16.4 9.3 12.9 99.0
8月 17.6 9.8 13.7 83.3
9月 19.8 11.8 15.8 72.7
10月 21.5 13.7 17.6 75.6
11月 23.0 15.6 19.3 76.5
12月 24.5 17.4 21.0 82.9

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

メルボルン

シドニーと並ぶ巨大都市のメルボルンも温帯性気候に属していますが、1日の中に四季があるといわれるほど気候、気温の変化が激しいのが特徴的です。

夏は日本と比べて平均気温が上がらないため、心地よく過ごせます。

年間を通して降水量が比較的少ない都市ですが、天気の急変に備えた服装や持ち物を用意したほうがいいでしょう。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 25.9 14.3 20.1 46.8
2月 25.9 14.6 20.3 48.0
3月 23.9 13.3 18.6 50.1
4月 20.3 10.8 15.6 57.3
5月 16.7 8.7 12.7 55.7
6月 14.1 6.9 10.5 49.5
7月 13.5 6.0 9.8 47.5
8月 15.0 6.7 10.9 50.0
9月 17.3 8.0 12.7 58.0
10月 19.7 9.6 14.7 66.0
11月 22.0 11.3 16.7 60.3
12月 24.2 13.0 18.6 59.1

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

ブリスベン

オーストラリア第三の都市であるブリスベンは、日本(本州以南)の多くの地域と同じ亜熱帯性気候に属しています。

シドニー同様に日本よりも夏は涼しく、冬は温かいため過ごしやすい気候です。
シドニーよりも冬は暖かい傾向があります。夏は日本と同様に降水量が多いのでご注意ください。

春秋は暖かい晴れた日が多く、爽やかな潮風を体感できるでしょう。

リバークルーズを楽しんだりと、オーストラリアの豊かな自然を満喫したい方におすすめです。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 29.9 21.3 25.6 127.7
2月 29.4 21.1 25.2 138.9
3月 28.4 19.9 24.2 130.9
4月 26.3 17.3 21.8 95.3
5月 24.0 14.2 19.1 87.2
6月 21.7 11.7 16.7 71.4
7月 21.2 10.3 15.8 56.8
8月 22.5 10.9 16.7 48.7
9月 25.2 13.6 19.4 43.0
10月 26.8 16.1 21.5 71.7
11月 28.1 18.4 23.3 89.3
12月 29.3 20.2 24.8 112.0

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

パース

世界で一番美しい都市として知られるパースは、温帯性気候に属しており、オーストラリアの中でも天気がいい街として知られています。

年間を通して雨が少ないため、カラッとした気候を楽しむことができます。
特に夏(11〜2月)は降水量が少なく、過ごしやすいでしょう。

ただし、冬(5〜8月)にかけて雨が集中して湿度が高くなります。

有名なワインの産地でもあるため、穏やかな気候の中で美しい街を楽しみながらワインも楽しみたいという方におすすめの都市です。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 31.9 17.1 24.5 10.3
2月 32.1 17.6 24.9 14.4
3月 29.8 16.0 22.9 16.5
4月 25.7 13.0 19.4 39.0
5月 21.9 10.4 16.2 95.9
6月 19.1 9.0 14.1 153.7
7月 18.0 8.1 13.1 154.0
8月 18.7 8.1 13.4 119.1
9月 20.4 8.9 14.7 72.4
10月 22.9 10.4 16.7 42.9
11月 26.2 12.8 19.5 25.7
12月 29.3 15.1 22.2 10.6

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

ケアンズ

オーストラリア東北部に位置しており、グレートバリアリーフに近いケアンズは、熱帯性気候に属しています。

年間を通してかなり温暖な気候で、乾季(4〜11月)はやや涼しめで過ごしやすい時期です。

雨季(11〜3月)は一転して雨が多くなり、日本の夏以上の高温多湿で過ごしづらさを感じる方も少なくありません。

冬でも温暖なので、雪はまったく降りません。

日本からも距離的にも近くて気候も良いため、オーストラリア留学の人気都市の1つです。

また、グレートバリアリーフの玄関口として知られ、世界でも有数のダイビングスポットです。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 31.5 23.8 27.7 402.8
2月 31.3 23.8 27.6 437.5
3月 30.7 23.2 27.0 422.1
4月 29.4 21.8 25.6 201.8
5月 27.7 20.0 23.9 92.0
6月 26.1 18.0 22.1 45.5
7月 25.9 17.2 21.6 33.2
8月 26.7 17.4 22.1 26.5
9月 28.2 18.8 23.5 34.1
10月 29.7 20.7 25.2 47.2
11月 30.8 22.3 26.6 88.3
12月 31.5 23.4 27.5 192.5

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

ゴールドコースト

亜熱帯性気候に属するゴールドコーストは、オーストラリアを代表するリゾート地です。

ケアンズと同じく、年間を通して比較的温暖な気候です。

日本と同様に夏(12〜2月)に降水量が多い傾向にあり、冬(6〜8月)は降水量は少なめです。

夏(12〜2月)の湿度は70%前後と高いですが、潮風が涼しいため日本ほど蒸し暑さを感じません。

冬は乾燥しており天気の良い日が多いです。
ビーチリゾートとして知られており、国立公園や家族で楽しめるテーマパークもあるため、ファミリーで楽しめます。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 28.8 21.9 25.4 141.4
2月 28.7 21.8 25.3 183.8
3月 28.0 20.9 24.5 168.2
4月 26.0 18.3 22.2 119.0
5月 23.6 15.4 19.5 105.3
6月 21.4 13.1 17.3 100.2
7月 21.2 12.0 16.6 52.3
8月 22.2 12.6 17.4 54.2
9月 24.0 14.9 19.5 42.8
10月 25.5 17.1 21.3 88.5
11月 26.8 19.0 22.9 112.7
12月 28.0 20.6 24.3 139.7

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

アデレード

アデレードは地中海性気候に属しており、年間を通して穏やかで過ごしやすいのが最大の特徴です。

夏は乾燥して暑くなりますが湿気は少ないため不快指数は低く、冬も雪が降るケースはめったにありません。

まず12月から2月の夏は、最高気温が29°C、最低気温が17°C前後となります。日差しが非常に強烈なため、半袖で過ごす場合でもサングラスと帽子は必ず用意してください。日中は40℃近くになるケースもありますが、日が沈むとスッと涼しくなるのが特徴です。

続いて3月から5月の秋は最高22°C、最低12°Cほどで気候が安定しており、観光のベストシーズンといえます。日中はTシャツでも快適ですが、朝晩の冷え込みに備えて薄手の長袖シャツがあると安心です。

6月から8月の冬になると雨が増え始めます。最高16°C、最低8°Cと日本の東京の冬よりは暖かいものの、肌寒さを感じるためコート・ジャケット・折り畳み傘の準備が必要です。

9月から11月の春は、最高22°C、最低11°Cまで気温が上がり、街中に花が咲き誇る美しい季節です。朝晩は少し冷え込むため、脱ぎ着しやすいカーディガンで調整しましょう。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 29.6 17.3 23.5 20.1
2月 29.5 17.3 23.4 16.1
3月 26.5 15.4 21.0 25.9
4月 22.8 12.5 17.7 39.5
5月 19.0 10.3 14.7 61.4
6月 16.1 8.1 12.1 78.1
7月 15.4 7.6 11.5 75.3
8月 16.6 8.2 12.4 67.7
9月 19.1 9.7 14.4 58.5
10月 22.2 11.6 16.9 40.9
11月 25.3 14.0 19.7 29.6
12月 27.4 15.7 21.6 28.4

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

ホバート

タスマニア州の州都ホバートはオーストラリアの主要都市の中で最も南に位置し、最も涼しい都市です。

ホバートに向かう際は、日本でいう北海道に近い気候イメージをもって旅行・留学の準備をおすすめします。

12月から2月の夏であっても最高気温は21°C、最低気温は12°Cほどにとどまります。日本の春のような気候で避暑には最適ですが、夜は肌寒くなるためパーカーやフリースが欠かせません。「オーストラリア=暑い」などの先入観は捨てて、防寒具を1枚多めに持参しましょう。

3月から5月の秋は最高17°C、最低9°Cまで下がります。紅葉が美しい季節ですが風が冷たくなってくるため、風を通さないウィンドブレーカーが便利です。

6月から8月の冬は本格的な寒さが到来し、最高12°C・最低5°Cまで下がって南極からの冷たい風が吹き込みます。6月から8月の時期に渡航する場合は、ダウンジャケット・マフラー・手袋などの防寒具が必須となります。

9月から11月の春は最高17°C、最低8°Cほどですが、天気が変わりやすいのが特徴です。晴れていても急に雨が降るケースがあるため、雨具を兼ねたアウターを準備しておくと安心です。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 21.8 12.1 16.9 46.5
2月 21.8 12.1 16.9 38.8
3月 20.3 11.0 15.6 44.1
4月 17.4 9.0 13.2 49.4
5月 14.6 7.0 10.8 47.4
6月 12.1 5.2 8.6 53.6
7月 11.8 4.6 8.2 51.9
8月 13.2 5.3 9.2 54.0
9月 15.2 6.5 10.8 53.0
10月 17.0 7.8 12.4 62.0
11月 18.8 9.4 14.1 53.9
12月 20.4 10.9 15.6 56.7

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

キャンベラ

首都キャンベラは内陸に位置するため、1日の寒暖差が非常に激しいのが特徴です。

夏は日差しが強く暑くなりますが湿度は低く、冬の朝晩は氷点下になるケースも珍しくありません。

12月から2月の夏は最高28°Cまで上がりますが、最低気温は13°Cまで下がります。日中は半袖で過ごせるものの夜間は急に冷えるため、長袖の羽織物を常に携帯するようにしてください。3月から5月の秋は最高20°C、最低7°Cで急激に冷え込むため、早めの時期から厚手のジャケットが必要になります。

6月から8月の冬は、最高12°Cに対し最低気温は1°C近くまで冷え込みます。朝霧や霜が発生するほどの底冷えとなるため、厚手のコートに加えて手袋やニット帽などの防寒対策が不可欠です。留学やワーホリで長期滞在する場合は、ヒートテックなどの機能性インナーを日本から多めに持参しましょう。

9月から11月の春は最高20°C、最低7°C程度となります。9月〜10月には南半球最大の花祭りフロリアードが開催され賑わいますが、夕方以降の寒さに備えて上着を持参して楽しみましょう。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 29.9 14.2 22.1 56.8
2月 28.0 13.4 20.7 64.1
3月 25.3 11.3 18.3 62.1
4月 21.0 6.8 13.9 42.1
5月 16.6 2.5 9.6 33.8
6月 13.2 0.9 7.1 46.8
7月 12.8 0.1 6.5 32.1
8月 14.4 1.2 7.8 46.3
9月 18.0 3.1 10.6 50.5
10月 21.4 6.2 13.8 52.1
11月 24.9 9.9 17.4 75.6
12月 27.4 12.0 19.7 77.4

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

ダーウィン

北部のダーウィンは熱帯雨林気候に属し、四季ではなく雨季と乾季の2つに分かれます。

1年を通して常夏で年間平均気温が30℃を下回るケースはほぼないため、基本的に冬服は不要です。

11月から4月の雨季は最高32°C、最低25°C程度と高温多湿な日が続きます。湿度が80%を超えるケースもあり、スコールが多発するため、通気性が良く濡れても乾きやすい服装を選びましょう。普段過ごす際には、汗をかいても不快にならない速乾素材のTシャツが活躍します。

5月から10月の乾季は最高31°C・最低20°Cで気温は高いままですが湿度が下がり、カラッとした晴天が続きます。夜は少し涼しくなり過ごしやすい気候であるため、5月から10月は観光のベストシーズンです。日差しは常に強いため、ラッシュガードなどで紫外線対策を行いましょう。

平均最高気温(°C) 平均最低気温(°C) 平均気温(°C) 平均降水量(mm)
1月 31.9 24.9 28.4 431.1
2月 31.5 24.8 28.2 372.2
3月 32.0 24.6 28.3 310.7
4月 32.8 24.1 28.5 102.4
5月 32.1 22.2 27.2 20.2
6月 30.8 20.0 25.4 1.7
7月 30.7 19.3 25.0 1.1
8月 31.5 20.4 26.0 4.5
9月 32.7 23.0 27.9 16.8
10月 33.4 24.9 29.2 69.7
11月 33.4 25.4 29.4 142.9
12月 32.8 25.4 29.1 254.9

参考:Climate statistics for Australian locations|Australian Government

オーストラリアの夏と冬の気温比較:50度に達する場所も?

上述の通りオーストラリアの気温は都市によって大きく異なり、国として一概に平均気温を出すことはできません。

オーストラリアで最も人口の多いシドニーの場合、年間の平均気温は以下の通りです。

夏(12-2月頃):平均最高気温:約26度/平均最低気温:約17度

冬(6-8月頃):平均最高気温:約17度/平均最低気温:約10度

オーストラリアの夏

国全体の気候の平均的な特徴で言うと、オーストラリアも日本と同じく四季がはっきりしている都市が多く、夏と冬の気温の差があります。

オーストラリアの夏は比較的乾燥しているのが特徴で、日本の夏が高温多湿で蒸し暑いのに対し、オーストラリアの夏(12〜2月頃)はカラッとした暑さです。

しかし、内陸部の一部では真夏の気温が50度に達するところもあります。

2022年の1月に西オーストラリア州オンズローという都市で50.7度を記録しています。
また、地域によっては夏であっても朝晩は冷えこみ、羽織物が必要になることもあります。

オーストラリアの冬

オーストラリアの冬(6〜8月頃)は気温が落ちこみ寒くなりますが、氷点下になることはあまりなく、多くの地域で積雪は稀です。

ウィンタースポーツを楽しみたい場合は、メルボルンとキャンベラの間にあるオーストラリアアルプス山脈周辺にいくつかスキーリゾートがあり、6月中旬頃から9月頃までスキーやスノーボードが楽しめます。

なぜ日本と季節が逆なのか?地理的な理由を解説

オーストラリアといえば、「日本と季節が逆」ということで有名です。

しかし、なぜ季節が逆なのかをご存知でしょうか?

その理由はオーストラリアと日本の地理的な位置関係にあります。

世界中で年間を通して気候変動するのは、太陽に対して地球が少し傾いているためです。

そのため、太陽の光があたる場所と量が年間を通して変わり、気候の差が生まれます。

日本は北半球に属し、オーストラリアは南半球に属しています。

地球儀を見ると日本は地球の上半分、オーストラリアは下半分にあり、地球の反対側にあるのが分かるでしょう。

日本が太陽の光を沢山浴びている夏の間は、オーストラリアは太陽から遠くなり、日照量が減って寒くなります。

オーストラリアと同じく南半球にあるニュージーランド・アルゼンチン・チリなどの国々も、北半球にある日本とは季節が逆になります。

オーストラリアの月別の気候と過ごし方

以下では、オーストラリアの月別の気候と過ごし方について1月(夏)と8月(冬)をメインに解説していきます。

1月(夏)の気温と過ごし方

1月はオーストラリアの夏、日本の冬にあたるため、日本人からすると観光のベストシーズンの1つです。

オーストラリアの1月の気温は都市によっては30度以上になることも多く、各観光地が観光客で賑わっています。

都市別に1月の平均最高気温・平均最低気温 を見てみましょう。

シドニー

平均最高気温:約26度
平均最低気温:約19度

メルボルン

平均最高気温:約26度
平均最低気温:約14度

ブリスベン

平均最高気温:約29度
平均最低気温:約21度

パース

平均最高気温:約31度
平均最低気温:約18度

ケアンズ

平均最高気温:約32度
平均最低気温:約24度

ゴールドコースト

平均最高気温:約29度
平均最低気温:約22度

アデレード

平均最高気温:約30度
平均最低気温:約17度

ホバート

平均最高気温:約22度
平均最低気温:約12度

キャンベラ

平均最高気温:約30度
平均最低気温:約14度

ダーウィン

平均最高気温:約32度
平均最低気温:約25度

オーストラリアの夏にあたる1月頃は、ビーチでのアクティビティがおすすめです。

特にシドニーやゴールドコーストは気候もよく、晴れ渡る青い海の下でさまざまなマリンスポーツを楽しむことができます。

半袖シャツ、パンツ、サンダルのような軽装でも快適に過ごせるでしょう。

オーストラリアは日本よりも紫外線が強いため、日焼け対策はしっかりしていく必要があります。

日焼け止めの使用はもちろん、ツバの広い帽子、日傘、サングラスは必須アイテムとなります。

また、日本のお正月休みともかぶるため、航空券は高くなる傾向があります。計画を立てたら早めにチケットを予約しましょう。

なお、ブリスベンやケアンズの1月は雨季にあたり、降水量が多くなります。 マリンスポーツが人気のエリアですが、天気が崩れた際の屋内でも楽しめるアクティビティも考えておきましょう。

マリンスポーツ以外でお天気の良い日のアクティビティとしては、自然動物の観察や熱帯雨林観光がおすすめです。

8月(冬)の気温と過ごし方

8月のオーストラリアは冬にあたり、日本では夏の時期です。

オーストラリアの冬は、日本の冬よりは気温が温かい都市がほとんどです。

しかし、最低気温は10度を下回る都市もあるため、セーターやジャケットなどの防寒対策はしっかりとしていきましょう。

以下は各都市の8月の気温です。

シドニー

平均最高気温:約18度
平均最低気温:約9度

メルボルン

平均最高気温:約15度
平均最低気温:約7度

ブリスベン

平均最高気温:約22度
平均最低気温:約10度

パース

平均最高気温:約19度
平均最低気温:約9度

ケアンズ

平均最高気温:約27度
平均最低気温:約17度

ゴールドコースト

平均最高気温:約22度
平均最低気温:約13度

アデレード

平均最高気温:約17度
平均最低気温:約8度

ホバート

平均最高気温:約13度
平均最低気温:約5度

キャンベラ

平均最高気温:約14度
平均最低気温:約1度

ダーウィン

平均最高気温:約32度
平均最低気温:約20度

シドニーやメルボルンなどの都市部は、日本の秋〜冬のような寒さですが、ケアンズやゴールドコーストは日本の真夏よりは涼しく過ごしやすい気温です。

都市によって適切な服装が異なるので、まずは旅の目的や訪問したい都市を決めてから、持っていく衣服を準備しましょう。

オーストラリアの冬の気温と寒さ対策

オーストラリアは都市によって気候が大きく異なりますが、特に冬(8月頃)は場所によって大きく気温に差が出ます。

訪問したい都市を決めたら、訪問時期の平均最高気温と平均最低気温をしっかりチェックして、寒さ対策に適した服装を見つけましょう。

シドニー・メルボルンなどの都市部

シドニーやメルボルンなどの都市部に行く場合は、日本の秋〜冬にかけての防寒対策が必要です。

セーターやコートなどを準備しておくと安心でしょう。

また、シドニーからほど近い世界遺産であるブルーマウンテンズに行きたい場合は、山岳地帯にあたるため厚手のダウンジャケットが必要となります。

ケアンズ・ゴールドコーストなどの暖かい地域

ケアンズやゴールドコーストを訪問したい場合は、あまり厚手の服は必要がありません。

特に日中の日差しは暖かく、日本の夏よりは涼しくて過ごしやすいと感じることも多いでしょう。

ただし朝晩は冷えることがあるので、薄手のジャケットやパーカーなどを用意しておくと便利です。

オーストラリア旅行のための気候情報と服装ガイド

オーストラリアの気候区分や、主要都市の年間平均気温や気候について詳しく解説しました。

オーストラリアは訪れる都市と時期によって、気候がさまざまです。

旅の目的地をしっかりと決めて、適した服装を選んでいきましょう。

また、1日の中での寒暖差が日本よりも大きい都市が多いため、暖かい時期でも羽織れるものを持っていくと安心です。

旅行や留学でオーストラリアを訪れる時は、現地で楽しく快適に過ごせるよう、今回ご紹介した情報をもとに準備を万端に整えてください。

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