広大な土地を持ち、自然が豊かなオーストラリアには、世界中からワーキングホリデービザを持つ若者が集まります。
治安が比較的良い点や、移民が多く生活に馴染みやすい点も、ワーホリの渡航先として人気である理由です。実をいうと、筆者自身もオーストラリアへのワーホリ経験者です。
この記事では、皆さんが知りたいオーストラリアへのワーキングホリデーについて徹底解説しています。ワーホリビザの申請方法から、現地での仕事探しのリアルについても深堀りしています。
オーストラリアへのワーホリについてくわしく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
オーストラリアでワーホリを始める理由とは?魅力を徹底解説
オーストラリアへワーキングホリデービザで渡航することには、さまざまな魅力があります。
まず最初にご紹介したいオーストラリアの魅力は、
「自然の美しさ」です。
世界遺産にも登録されている、グレートバリアリーフやウルル(エアーズロック)などの有名スポット、
長く美しいビーチに目を向けると、青い海 が心を癒してくれます。
忙しい日本から離れてオーストラリアで生活することは、心身ともにリフレッシュする機会になります。オーストラリアのゆったりとしたライフスタイルは、人生が変わるきっかけになるかもしれません。
次に紹介する魅力は、何といっても 「時給の高さ」です。
ワーキングホリデービザは、渡航先での就労が認められています。
オーストラリアの最低賃金は世界的に見てとても高く、良い仕事に巡り合うことができればたくさんの収入を得ることも可能です。
ただし、ある程度の英語力やスキルがなければ良い仕事に就けるチャンスは少なくなりますので、渡航前にしっかり準備していくことが重要です。
最後に紹介するオーストラリアの魅力は、
「多様な文化を経験できること」です。
移民大国であるオーストラリアには、世界中から人が集まっています。さまざまなバックグラウンドを持つ人々が共存していることによって、新しい視点や考え方が生まれるかもしれません。
筆者自身も、オーストラリアへのワーホリによって、これまでの価値観が大きく変わりました。さまざまな異文化体験は、ワーホリ後の人生に大きく影響するはずです!
ワーキングホリデービザの申請方法と流れ
ワーキングホリデービザの申請は、オンラインで行います。ワーホリビザの申請ページはオーストラリア大使館のWebサイト内にあります。申請の手順は以下の通りです。
- 申請ページでImmiAcountを作成する
- 申請フォームに必要情報を英語で入力する
- ビザ申請費用をクレジットカードで支払う
- Transaction Reference Number(TRN番号)が発行されるので控えておく
- ビザが発行され、メールが届く
- メール内にVisa Grant Number(VGN)が記載されていることを確認する
- メールの内容をプリントアウトしておく
※パスポートはビザ申請時に必要です。事前に作っておきましょう。
留学エージェントなどに申請のサポートをしてもらうことも可能ですが、近年、偽の渡航エージェントが増えているため、注意が必要です。費用の安さだけでなく、サポートの充実度や実際に使った人からのクチコミ、評判を確認しておくと安心して任せられます。
オーストラリアワーホリの費用は?滞在方法や節約術もご紹介
オーストラリアへワーホリで渡航する場合、個人差がありますが、最低100万円準備しておくことをおすすめします。
なお、就労予定のない方、語学学校に長く通う予定の方、ホームステイを考えている方は費用を多めに準備しておくと安心です。
「現地で働こう!」と考えていても、ワーホリメーカーが飽和状態である現在は、仕事が見つからない可能性も視野に入れておく必要があります。
なるべく費用を抑えたいと考えている方は、以下の 節約ポイントを参考にしてみてください。
- 渡航に格安航空会社(LCC)を使う
- 外食を控え、なるべく自炊する
- 留学エージェントを通さない、または無料のエージェントを使う
充実したワーホリ生活に欠かせないのが「お金」です。
十分な費用を準備し、計画的に使うことで、安心してワーホリ生活を楽しむことができます。
年齢制限や倍率は?ワーホリの最新情報
この章では、オーストラリアへのワーキングホリデービザ(ファーストビザ)の詳細についてご紹介します。ご自身がビザ申請の対象者になるか知りたい方はぜひ参考にしてください。
年齢 | 18歳~30歳 ※出国時に31歳になっていても渡航可能。 |
ビザの有効期限 | 入国日から12カ月 |
就学 | 最長17週間可能 |
就労 | 同一雇用主の元での就労(フルタイム)は6カ月 |
年間発行数 | 発給に制限なし |
その他の条件 |
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※2024年10月時点での情報です。
ワーキングホリデー制度については予告なく改訂されることがあるため、最新の情報をチェックしてくださいね!
ワーホリで仕事が見つからない?現実と成功のためのヒント
近年、ニュース番組などで目にする、「ワーホリで仕事が見つからない問題」。
せっかくワーホリビザを取得し、現地に赴いても、仕事が見つからず、収入が得られなくなり、生活に困窮してしまうワーホリメーカーの姿が見られました。
このように、外国で仕事を見つけるのは容易ではないことがわかります。
現地で就労する経験を持つことは非常に貴重な機会です。成功のためのヒントをいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
語学の習得
英語力がなくてもワーホリで渡航することは可能ですが、就労するとなると話は別になってしまいます。
日本人オーナーの職場で日本語だけを使う仕事をするのであれば、面接に受かる可能性はありますが、ワーホリメーカーのほとんどは「英語を使った仕事をしたい」と考えているのではないでしょうか。
英語を使用する仕事を手に入れるには、履歴書の作成やオーナーとの面接、契約内容を読みサインする作業まで全てが英語で行われます。
同じ外国人でも面接において、「英語が少ししか話せない人」と「英語が堪能である人」がいた場合、おそらく採用されるのは後者です。
出発前までにしっかりと準備しておくことをおすすめします。英語での基本的なコミュニケーション能力を身に付けることで、より良い仕事に巡り合えるのではないでしょうか。
リサーチを徹底する
ワーホリメーカーに向けた仕事はどのような種類や業種があるのかを、事前に把握しておくと仕事探しがスムーズになります。
求人情報サイトやアプリ、または日本人向けに発行されているタウン誌などで、情報収集が可能です。
また、滞在地域によっても仕事内容の需要は変わってきますので、できるだけ現地の生の情報を収集することをおすすめします。
ネットワーキングの活用
ワーホリ中の仕事探しにはネットワーキングが非常に重要です。 語学学校や日本人コミュニティ内でのつながりをどんどん活用しましょう。実際に働いていた人から最新情報や体験談、仕事内容などのリアルな声を聞くことができます。
先に帰国する人から空きポジションを紹介してもらえることもあるので、積極的に人とつながりチャンスを広げていきましょう。
オーストラリアワーホリでの仕事の探し方とおすすめ職種
先述したとおり、オーストラリアで仕事を探す方法は、現地の求人情報サイトや、日本人向けのタウン誌(またはWebサイト)で探すことが一般的です。
応募は日本でのアルバイト探しと同じように、インターネットを通じて応募します。
ただし、仕事の応募方法は雇用主によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。ワーホリメーカー向けのおすすめ職種は以下のとおりです。
- 日本食レストラン(通称:ジャパレス)
- 日系のショップ(土産物店など)
- ローカルのカフェ
- フルーツピッキング
特別なスキルを持っていると、海外でも仕事が探しやすくなります。どの職種であっても、カバーレターやレジュメ、面接の内容は重視されます。会社の情報を調べ、しっかりと準備しておきましょう。
必要な英語力と実際の現場でのコミュニケーション
現地で仕事を探すには、英語力が中級以上あると良いです。
日系のレストランやショップなどの仕事であれば、比較的英語力が低くても採用の可能性がありますが、ローカルショップの場合は、一定以上の語学力が必要です。
英語力が高ければ高いほど、条件の良い仕事に巡り合える可能性があります。
到着後に勉強を始めるには遅いので、出発前にしっかりと準備しておくと安心です。
どの都市に滞在するにせよ、語学の準備をしっかりとしておくと、海外生活をスムーズにスタートできます。
出発前までにオンライン英会話レッスンや語学アプリを利用して、英語力をブラッシュアップしておくと、自信を持ってコミュニケーションを取ることができるでしょう。
人気都市シドニーやメルボルンのリアルな生活
オーストラリア最大の都市シドニーや、文化とアートの街メルボルンは、ワーホリメーカーにとって非常に人気の渡航先です。筆者自身もシドニーに3か月程滞在していました。それぞれの都市の特徴については以下を参考にしてください。
シドニー
シドニーは大都市である一方、自然が豊かな側面もあります。美しいビーチや、自然保護区が点在しており、街中から少し足を伸ばせば素晴らしい大自然に出会えます。また、オペラハウスやハーバーブリッジなどのランドマークも有名です。
シドニーの交通は非常に便利で、電車、バス、フェリーなどさまざまな交通手段で市内の移動が可能です。
日本からの観光客が多く訪れることから、日本食レストランや日系ショップなどがたくさん存在します。
そのため、比較的仕事を見つけやすく、オーストラリアの他の都市よりも時給が高いところが魅力です。しかし、生活費が高い点はワーホリメーカーにはデメリットになるかもしれません。
メルボルン
オーストラリア第2の都市、メルボルンは「世界で最も住みやすい国」のひとつです。音楽、アート、カフェ文化が盛んで、市内には多くのギャラリーやカフェが立ち並んでいます。本場のカフェで働きたい!という方はメルボルンを選んでみてはいかがでしょうか。
メルボルンにはトラム、バス、電車のネットワークがあり、交通も非常に便利です。また、道路には自転車専用レーンが整備されており、自転車を安全に利用することができます。
家賃などはシドニーより安いですが、それでも全体的には高水準であるため、費用はしっかりと準備していきたい街です。
出発前のオンライン英会話を検討中の方は、回数無制限でレッスンができる「ネイティブキャンプ」がおすすめ!
24時間レッスンを受けることができるので、時差のある国に滞在していても、英語のレッスンを続けることができます。
まずは無料体験レッスンから始めてみてはいかがでしょうか?
充実したワーホリ生活を送るためにしっかりと準備を整えておきたいですね!
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。