カナダ留学を検討している方にとって、「どの都市に滞在したらいいのか悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか?
カナダで日本人に人気の都市といえばバンクーバーを思い浮かべる方が多いですが、カナダ最大の都市「トロント」は留学初心者にもおすすめの都市です。
また、観光スポットとしても魅力がある街なので、カナダ旅行を考えている方にもぴったりなんです。
この記事では留学にもおすすめの都市、カナダ・トロントについて詳しく紹介します。また、トロントの気候や周辺スポット、留学におすすめの理由についても合わせて紹介するので、カナダ留学を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!
カナダ・トロントとは?
カナダ・トロントはオンタリオ州の州都であると同時に、カナダ最大の都市として世界的に有名です。
また、北米全体においても第3位を誇る大都市であり、ビジネスや経済の中心地として世界中から人が集まる「多民族・多文化」な街です。
世界大学ランキング上位の常連校「トロント大学」があるため、優れた教育機関で就学したい留学生がトロントを選ぶといわれています。
トロントの中心部には高層ビルや歴史的な建造物が立ち並んでおり、近代とヨーロッパの歴史の融合した美しい街並みが特徴です。
カナダ国内の位置
トロントはカナダ国内において東部に位置しており、五大湖の1つであるオンタリオ湖の北西岸と面しています。
アメリカ合衆国との国境にも近く、トロントからは車で2時間くらいの距離で行けます。
日本に近い西海岸側にあるバンクーバーとは時差が3時間あり、直行便の場合日本よりもヨーロッパのほうが近いです。
アメリカ・ニューヨークへ車やバスで行ける距離にあるため、気軽にアメリカ旅行を楽しみたいという留学生に人気です。
人気の都市・トロントの特徴
カナダの留学先としてトロントを検討している方の中には、「トロントってどんな特徴のある街なの?」と気になっている方もいるでしょう。
ここでは、カナダで人気の都市トロントの特徴について詳しく紹介します。
・人種のモザイクと呼ばれる多文化な街
・ビジネスや経済の中心地で仕事が探しやすい
・夏は涼しく冬は長く厳しい
ワーキングホリデーでの滞在を検討している方にもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
人種のモザイクと呼ばれる多文化な街
トロントは「人種のモザイク」と呼ばれるほど、多民族・多文化が共存している街です。
トロントの街中にはチャイナタウンやグリークタウンなど、それぞれの民族が集まって形成しているコミュニティがいくつも存在しています。
そのため食文化もとても豊かで、世界各国の本場の料理を楽しめるという魅力があります。
ビジネスや経済の中心地で仕事が探しやすい
トロントはカナダ最大の経済都市であるため、カナダ国内に留まらず世界中から仕事を求めて人が集まります。
カナダ全体の人口は2024年現在で約4,100万人といわれていますが、トロントの人口は約643万人でカナダ全体の15%を占めます。
人が多く集まる場所には必然的に仕事も多くなるため、ワーキングホリデーで働きながら留学生活を楽しみたい方におすすめです。
夏は涼しく冬は長く厳しい
トロントの気候は亜寒帯湿潤気候に属しており、夏と冬の寒暖差が激しく年間を通して一定量の降水があります。
日本のように四季がありますが、夏が短く冬が長いのがトロントの特徴です。
基本的に夏は湿度が低くカラッとしていて、日陰に入ると涼しくエアコンがいらない日も多いです。
逆に冬はとても厳しい寒さになり、氷点下の気温の日が続いてマイナス20度を超える日もあります。
雪が多く降るエリアなので、防寒着やウィンターブーツは必ず準備しておきましょう。
カナダ・トロント周辺の観光スポット10選
カナダ・トロント周辺には、見応えのある観光スポットが数多く点在しています。
世界的にも有名な「ナイアガラの滝」を中心に、トロントに行ったら絶対に訪れたいおすすめの観光スポット10選を紹介します。
Niagara Falls(ナイアガラの滝)
言わずと知れたカナダで最も有名な観光スポット「ナイアガラの滝」は、トロントから車で2時間ほど離れたアメリカ合衆国との国境にあります。
年間1200万人以上が訪れるといわれており、ナイアガラの滝の真下をボートで巡る「霧の乙女号」などのアトラクションも楽しめます。
夜にはライトアップも行われ、日中とは違う幻想的な雰囲気のナイアガラの滝も素敵ですよ。
Toronto Island(トロント・アイランド)
トロント・アイランドはオンタリオ湖に浮かぶ小さな島々の1つで、ダウンタウンからフェリーに乗って約10分で到着します。
特に夏場に人気の観光スポットで、ピクニックやキャンプエリアが充実しているため家族連れで賑わっています。
またアクティビティも豊富で、レンタル自転車やカヤック、カヌーなどを楽しめます。
トロント・アイランドは実際に人が生活している居住地区があり、島内には学校や保育園、小さな商店もあります。
CN Tower(CNタワー)
CNタワーはトロントを象徴するランドマークで、高さ553.3メートルを誇ります。
世界で最も高い自立式電波塔ランキングでは、第1位の東京スカイツリー、第2位の中国・広州塔に次ぐ3位の高さです。
CNタワーには地上336メートルの屋外遊歩道を命綱のみで歩く「エッジウォーク」というアトラクションがあり、スリリングな体験をしたい観光客に人気です。
Toronto Zoo(トロント動物園)
トロント動物園はカナダ最大級の動物園であり、トロント中心部から車で1時間ほどの位置にあります。
287ヘクタールもの広大な敷地(東京ディズニーランド約6個分)を持ち、世界中から集められた3,000頭以上のさまざまな動物たちが飼育されています。
あまりにも広すぎて1日では園内を回りきれないため、ある程度見に行きたい動物のエリアを絞っておくのがおすすめです。
Casa Loma(カーサ・ローマ)
カーサ・ローマはトロントの中心部にある歴史的な城館であり、ヨーロッパ風の建築様式が特徴です。
1990年代にトロントの裕福な実業家ヘンリー・ペラットによって建てられましたが、財産を失った彼は城を手放し、その後トロント市がカーサ・ローマを管理しています。
約98の豪華な部屋と庭園、大階段、地下トンネルなど、オーディオガイドツアーでそれぞれの場所を自由に楽しめるようになっています。
数多くの映画やドラマのロケ地として使われることもあり、映画ファンにとっても馴染み深い場所として人気です。
Royal Ontario Museum(ロイヤル・オンタリオ博物館)
ロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)は、カナダ最大級かつ北米でも有数の規模を誇る博物館であり、トロントのダウンタウンに位置しています。
世界の自然史と文化史に関する1,300万点ものコレクションを展示しており、現代的なデザインの外観も有名です。
ROMでは常設の展示物のほか、人気のアーティストやテーマを取り扱った特別展も開催されるため、行くたびに新たな発見があるのが魅力です。
Nathan Phillips Square(ネイサン・フィリップス・スクエア)
ネイサン・フィリップス・スクエアはトロントの市庁舎前にある広場で、年間を通じてさまざまなイベントが開催される場所です。
広場の中心には「TORONTO」の大型看板が設置されており、観光客の撮影スポットとして人気です。
冬には噴水のある広場中央の水場がスケートリンクに変わるため、スケート靴をレンタルしてウィンタースポーツも楽しめます。
St. Lawrence Market(セントローレンス・マーケット)
セントローレンス・マーケットはトロントのダウンタウンにある市場であり、新鮮な食材や地元の特産品を購入できます。
常時営業しているエリアと週末限定のファーマーズマーケットが開催されるエリアに分かれており、海外らしい歴史あるマーケットの雰囲気を楽しめます。
カナダ特産品のメープルシロップやアイスワインも手に入るので、おみやげを購入する場所としてもおすすめです。
Unionville(ユニオンビル)
ユニオンビルはトロント北部にあるマーカム市にある小さな街で、19世紀の建物が多く残存している美しい街並みが特徴です。
まるで東京ディズニーランドの中に入り込んだような個性的なショップやカフェが並ぶメインストリートは、観光客に人気のエリアです。
クリスマスの時期には街全体がイルミネーションで彩られて、映画の世界に迷い込んだようなロマンチックな雰囲気を楽しめますよ。
Blue Mountain(ブルー・マウンテン)
ブルー・マウンテンはトロント近郊にある有名なリゾート地で、トロントから車で約2時間の距離にあります。
ブルー・マウンテンというと冬のスキーやスノーボードの聖地として人気ですが、夏もハイキングやキャンプなどのアクティビティが楽しめます。
麓にはブルー・マウンテン・ビレッジと呼ばれる施設があり、レストランやカフェ、ホテルなどが充実していて週末の小旅行にぴったりです。
カナダ・トロントは留学にもおすすめ
カナダ留学で選ぶ滞在エリアとして、トロントは留学初心者の方にもおすすめの都市です。
ここでは、カナダ・トロントが留学におすすめの理由について紹介します。
・日本の食べ物やアイテムが手に入りやすい
・さまざまな国出身の友達ができる
・インフラがインフラが整っていて生活に便利
留学先の候補地としてトロントを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日本の食べ物やアイテムが手に入りやすい
トロントにはアジア人も多く住んでいることもあり、日本の食べ物やアイテムが手に入りやすいというメリットがあります。
日本食を手に入れられるお店はトロントの至るところにありますが、特に韓国系や中国系のスーパーマーケットは種類豊富に揃っているのでおすすめです。
近年ではユニクロや無印良品、100円均一ショップのアイテムなども売られていて、値段はやや割高ですが買えないほどではないので、旅行や留学の手荷物を減らして身軽にできますよ。
さまざまな国出身の友達ができる
世界中から留学生が集まるトロントは、国籍比率のバランスがいい語学学校が多くあります。
そのためさまざまな国出身の友達を作りやすく、異文化コミュニケーションを楽しめます。
留学が終わったあとも交流を続ければ、その友達を訪ねて海外旅行をしたり帰国後も英語力を維持したりできるのも魅力です。
インフラが整っていて生活に便利
トロントにはTTC(Toronto Transit Commission)と呼ばれる公共交通機関が発達しており、地下鉄・路面電車・バスがそれぞれ市内を走っています。
TTCはかなり広範囲に張り巡らされているので、ダウンタウンから離れた場所でホームステイする場合でも移動に困ることはないでしょう。
トロントは築年数が古い住宅も多く家の中にランドリーが設置されていない家もありますが、アクセスのいい場所にコインランドリーがあるため心配いりません。
まとめ
この記事では、留学にもおすすめのカナダの都市トロントについて紹介しました。
日本人にとってトロントはとても住みやすい街であり、観光スポットもレベルの高い教育も充実しているので、貴重な留学経験になること間違いなしです。
さまざまな文化を体験してみたい方や、海外で働く経験をしてみたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてカナダ・トロントへの留学を検討してみてくださいね!
◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!