マレーシア学生ビザ完全ガイド|費用・条件・取得方法まで!

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マレーシアは、多様な文化と手頃な学費で留学生に人気のある国です。英語が広く通じる環境に加え、アジア圏の中でも比較的手続きがシンプルなため、多くの学生がマレーシアでの留学を選択しています。

しかし、マレーシアで正式に留学するには、学生ビザ(Student Pass)の取得が必須です。このビザの申請をする際には学校への入学許可、経済証明、健康診断など、いくつかのステップを踏む必要があります。また、ビザ取得にかかる費用や審査期間は学校や国籍によって異なるため、事前の情報収集が重要です。

本記事では、マレーシアの学生ビザの種類や取得条件、申請の流れ、必要書類、そして費用の詳細までを分かりやすく解説します。スムーズに留学準備を進めるために、ぜひ最後までチェックしてください!

学生ビザの取得条件

マレーシア留学をする方は、学生ビザの取得が必要です。学生ビザは、現地で合法的に学業を行うための滞在許可証であり、マレーシア生活をスタートするために欠かせないものです。

まず、取得条件として重要なのは、留学期間が3ヶ月以上であることです。短期間の留学や語学研修の場合、観光ビザでの渡航が可能ですが、3ヶ月以上の長期の学業を目的とする場合は学生ビザを申請する必要があります。また、語学学校に入学する場合には年齢制限があり、この場合の申請可能な年齢は18歳から35歳とされています。年齢が35歳以上の場合は、別の方法で長期滞在を検討する必要があります。

次に、申請に必要なこととして、学校への入学が確定していることが挙げられます。マレーシアの大学や語学学校などから正式な入学許可を得た状態でなければ、学生ビザの申請は行えません。このため、まずは希望する学校へ必要な書類を提出し、入学手続きが完了していることを確認します。

さらに、健康状態が良好であることも条件の一つです。学生ビザの申請時には健康診断書が求められるため、日本で診断を受けた上で提出する必要があります。一部の病歴や状態によってはビザの発行が制限される場合もあるため、詳細は事前に確認しておくことが重要です。

これらの条件を満たしていれば、学生ビザの申請を進めることができます。希望する学校やマレーシア大使館からの指示に従い、必要な書類を揃えることが重要です。また、申請後には審査期間が必要となるため、渡航スケジュールに余裕を持つことがおすすめです。

マレーシアの学生ビザは通常、留学期間に応じた有効期限が設定されていますが、この期限は最大で1年程度となることが多いです。有効期限が切れる1〜2ヶ月前に更新手続きを行う必要があります。更新手続きの際には、申請時に提出した書類と同様のもの(パスポート、成績証明書、健康診断書など)を改めて準備する必要があります。

日本国内やマレーシアの学校で必要な書類リストを確認し、最新情報を大使館や移民局の公式ウェブサイトでチェックしてください。更新手続きには、大学や語学学校がサポートしてくれる場合も多いので、手続きに関する不明点はまず学校に相談しましょう。

必要な費用と目安

マレーシアで留学生活を始めるにあたり、学生ビザの申請・取得にはいくつかの費用が発生します。学校の種別によって、ビザの申請料は異なりますが、主にビザ申請の際に必要な費用には以下が含まれます。

・学生ビザ申請料:
学校がマレーシア移民局に学生ビザを申請するための費用です。学校ごとに異なることが多く、500〜1,000リンギット(MYR)程度が一般的です。

・Visa Approval Letter(VAL)発行手数料:
現地移民局が発行するこの書類には追加費用がかかり、約200 MYRと見積もられます。

・シングルエントリービザ(SEV)取得費用:
日本のマレーシア大使館で申請し発行されるビザで、日本円として約4,000〜6,000円が目安となります。

・Student Pass発行費用:
入国後、マレーシア移民局にて発行されるビザです。費用は学校や留学期間に応じて変動し、約150〜500 MYR程度が一般的です。

これらの費用以外にも、書類を準備するためのコストが発生します。パスポート用の証明写真や、成績証明書・卒業証明書の翻訳、英語力証明(IELTSやTOEFL)の取得にはそれぞれ料金がかかりますので、事前に見積もりをしておくと良いでしょう。また、一部の学校ではビザ申請にかかる費用が授業料に含まれることもありますので、大学や語学学校側に確認することをおすすめします。

そして、マレーシアでの学生ビザ申請では、健康診断書の提出も必要です。この診断書は指定されたフォーマットで作成する必要があり、主に結核やHIVの有無を確認する内容が含まれます。健康診断は日本国内で受けられる医療機関を活用することが一般的で、早めのスケジュール調整をおすすめします。取得した健康診断書は提出前にコピーを取り、原本とともに保管してください。また、提出後に追加の健康診断をマレーシア国内で求められる場合もありますので、予め対応可能な体制を整えておくと安心です。

加えて、マレーシア留学全体の費用を考える際には、ビザ申請費用だけでなく航空券代、現地での生活費や授業料も視野に入れておく必要があります。マレーシア生活は比較的費用を抑えて過ごせることで知られていますが、学生ビザや関連書類の準備費用について十分な予算を設定し、日本出発前にスケジュールを整えておくことが重要です。

ビザ申請の流れ

マレーシアで学生ビザを取得するためには、複数のステップに分かれた申請プロセスをしっかりと理解し、計画的に進めることが重要です。このセクションでは、ビザ申請の流れについて詳しく解説します。ビザ申請プロセスは、学校での書類準備から、大使館での手続き、マレーシア生活を始めるための現地での手順までが含まれます。

まず、マレーシアの大学や語学学校への入学が決定した後に必要となるのが、Visa Approval Letter(VAL)の取得です。これは、政府から正式に学生ビザの許可が下りたことを証明する書類です。学校が代理で申請することが一般的ですが、パスポートの全ページコピーや成績証明書など、正確な書類を迅速に学校へ提供する必要があります。

次に、VALが発行された後、日本国内でシングルエントリービザを申請します。これが取得できれば、マレーシアへの渡航が可能になります。日本のマレーシア大使館での申請の際には、必要な書類(パスポート、写真、VAL、申請フォーム等)をすべて揃えて提出することが求められるため、提出前にしっかりと書類の内容を確認しましょう。

マレーシア到着後には、現地で学生ビザ(Student Pass)への切り替え手続きを行います。この手続きは現地の移民局が担当し、学生ビザの有効期限内での在留が認められます。これ以降、ビザの更新が必要になる場合もあるため、期限や条件をしっかり管理することが大切です。

この流れをスムーズに進めるために、申請の各ステップごとにしっかりと準備を行い、求められる書類や要件に正確に対応することが肝心です。

写真と書類の準備

マレーシア留学における学生ビザ申請では、適切な写真と必要書類の準備が不可欠です。まず、申請用の写真は背景が白であることが基本条件となっています。写真のサイズはパスポートサイズを基準にし、提出前に学校や大使館に最新の要件を確認しておくと安心です。また、写真が古すぎる場合やサイズが不適切な場合、申請が遅れる可能性があるため注意が必要です。

書類の準備においては、パスポートが必要不可欠です。パスポートは有効期限が6ヶ月以上ある状態で、全ページのコピーを取ることが求められます。このコピーには空白ページも含める必要があり、漏れがないように確認しましょう。また、英文の成績証明書と卒業証明書も必要です。これらの書類は、現地の学校がビザ申請を進める際に提出するため、提出期限に間に合うように準備を開始してください。

さらに、健康診断書の提出が求められる場合があります。この診断書には、指定されたフォーマットがあることが多いため、事前に留学先の学校や申請先の大使館から具体的な指示を受け取ることが重要です。こちらも英文での記載が必要になるため、日本国内で準備する際には翻訳の手配が必要となることを覚えておきましょう。

書類と写真の準備は申請を効率的に進めるための鍵となります。正確な情報収集を行い、必要に応じて現地の学校や大使館に確認を取りながらすすめることを心がけましょう。なお、書類の不備がある場合、審査が遅れるだけでなく、再提出が必要になる可能性もあります。これを避けるためにも、余裕をもって計画的に準備することが、スムーズなビザ申請のためのポイントです。

小中学生のビザ対応

マレーシアの学生ビザは、大学生や専門学生だけでなく、小中学生(7歳〜17歳)でも取得が可能です。一般的に、学生ビザの年齢制限は18歳から35歳と言われることがありますが、これは主に語学学校向けの基準であり、小中学生には適用されません。

小中学生がマレーシアで学ぶ場合、インターナショナルスクールに入学することで学生ビザを申請できます。ただし、この年齢層の学生がビザを取得するためには、保護者1名が、ガーディアンビザ(Guardian Pass)を取得し、マレーシアでの生活をサポートすることが条件となる場合があります。一部の例外を除き、小中学生単独での留学は認められていないため、親子での移住を検討する必要があります。

主な必要書類には、未成年であることを証明する出生証明書(英訳付き)や、日本の在学証明書、パスポートのコピー、保護者の同意書などがあります。また、入学する学校が発行する受入証明書が申請の際に必要となります。そして、学生ビザ申請の一部として渡航後に健康診断を受けるプロセスもあります。

一方、18歳以上の学生は、語学学校・大学・専門学校に入学することで学生ビザを取得できます。短期の語学コースなどではビザが不要な場合もあるため、進学先の学校の規定を事前に確認することが重要です。

小中学生の留学において特に重要なのは、保護者が子どもの滞在先や日常生活をサポートできるよう準備を整えることです。日本とは異なる教育スタイルや文化があるため、申請書類やビザの更新スケジュールの確認を継続して行うことがマレーシアでの生活をスムーズに進めるためのポイントです。

まとめ

マレーシアの学生ビザは、留学を実現するために欠かせない重要な手続きです。申請には大学の入学許可や必要書類の準備、健康診断など複数のステップがあり、費用や審査期間も学校や国籍によって異なります。ビザをスムーズに取得するためには、事前の情報収集と計画的な準備が不可欠です。

本記事で紹介したポイントを参考にしながら、余裕を持ってビザ申請を進めましょう。マレーシアでの留学生活が充実したものになることを願っています!

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