リーズナブルに留学したい方におすすめなのがフィリピン留学です。日本からも近く、英語学習もリゾートも満喫できるのが特徴です。
この記事では、フィリピン留学の主要エリアと費用、成功の秘訣などをご紹介します。2024年の最新情報をお伝えするので、フィリピン留学をお考えの方はぜひ参考にしてください!
- フィリピンの主要な留学エリアは?
- フィリピン留学にかかる費用
- 地域別人気の語学学校
- セブ島エリアの人気の語学学校
- バギオエリアの人気の語学学校
- フィリピン留学のメリットとデメリット
- フィリピン留学のメリット
- フィリピン留学のデメリット
- フィリピン留学の魅力とは?
- 最後に|フィリピン留学を成功させるためには
フィリピンの主要な留学エリアは?
フィリピンの主要な留学エリアは、次の5つです。
・マニラ
・バギオ
・クラーク
・イロイロ
それぞれの都市の特徴を表にまとめました。
都市 | 都市の特徴 | 学校数 | こんな方におすすめ |
セブ | ・リゾート地 ・治安が良い |
多 | ・語学初心者 ・勉強もレジャーも楽しみたい方 |
バギオ | ・山間部にあり、年間を通して涼しい ・治安が良い |
中 | 集中して英語を学びたい方 |
マニラ | フィリピンの首都 | 中 | 比較的インフラが整っている環境で学びたい方 |
クラーク | ・元米軍基地があった地域 ・欧米人が多く住む |
少 | ネイティブスピーカーの英語を学びたい方 |
イロイロ | ・フィリピン有数の教育都市 ・治安が良い |
少 | 日本人が少ない環境で学びたい方 |
セブ
留学生の8割以上がセブを選んでいるとのデータもあるほど、セブは日本人に最も人気の留学先です。語学学校が多いため、他の地域に比べて選択肢が豊富です。自由な校風の学校や食事が美味しい学校など、さまざまな学校から留学先を選べます。
マリンレジャーも豊富。ショッピングモールもたくさんあるので、勉強もレジャーも楽しみたい方におすすめです。
バギオ
「フィリピンの軽井沢」との異名を持つのがバギオです。マニラから車で5時間ほどと、行くのに時間はかかりますが、行く価値がある留学先とも言えるでしょう。
標高が高いので一年中涼しく、治安が良いのが特徴です。「平日は外出禁止」など、スパルタ式の学校が多いため、集中して英語を勉強したい方におすすめです。
マニラ
フィリピンの首都、マニラ。近代ビルが立ち並び、目覚ましい発展を遂げている都市です。地方都市に比べるとインフラが整っており、ショッピングセンターも多くあるため、生活するのに困ることはないでしょう。
一方、軽犯罪が多発しており、治安面では注意が必要です。
クラーク
かつて米軍基地があった名残で、クラークは今でもアメリカ人が多く暮らしています。そのため、クラークにある語学学校には、英語圏出身のネイティブスピーカー講師が多く在籍していることが特徴です。
ネイティブスピーカー講師からのレッスンを受けたい方におすすめです。
イロイロ
イロイロは、セブ島近くのパナイ島の中心都市。日本からの直行便はないため、マニラから国内線で移動することになります。
イロイロはフィリピン有数の教育都市で治安が良いことが特徴ですが、日本人にはあまり知られていないこともあり、日本人留学生の数は多くありません。日本人が少ない環境で留学したいとお考えの方におすすめです。
フィリピン留学にかかる費用
2024年のフィリピン留学にかかる費用は、円安やフィリピン国内の物価高の影響もあり、2023年よりも高めです。
下の表に、留学期間別のフィリピン留学にかかる費用を示します。フィリピン留学は最短1週間から留学できますが、しっかりと英語を学びたいのであれば1ヶ月~3ヶ月、可能であれば半年の留学がおすすめです。
留学費用のうち、大きな金額を占めるものについて、以下に詳細に説明します。
2週間 | 1ヶ月 | 半年 | |
学費(滞在費を含む) | 約10万円 | 約20万円 | 約85万円 |
入学金 | 約15,000円 | 約15,000円 | 約15,000円 |
教材費 | 約3,000円 | 約4,000円 | 約15,000円 |
生活費 | 約2万円 | 約4万円 | 約24万円 |
航空券 | 約5万円 | 約8万円 | 約8万円 |
その他費用 | 保険料 約1万円 ビザ — SSP (特別就学許可証) 約15,000円 |
保険料 約3万円 ビザ — SSP (特別就学許可証) 約15,000円 |
保険料 約10万円 ビザ 約55,000円 SSP (特別就学許可証) 約15,000円 |
合計 | 約25万円 | 約40万円 | 約135万円 |
学費
フィリピン留学で絶対に必要な経費が「学費」です。フィリピン留学では、語学学校の寮に滞在することが一般的なので、学費には授業料と滞在費が含まれています。授業料は学校やコースによって変動します。滞在費(寮費)も、部屋のタイプや相部屋の人数によって変わってきます。相部屋の方が寮費が安くなります。
また食事付の学生寮がほとんどですが、授業がない日は食事が提供されないこともあるため、学費にどこまで含まれるのか事前に確認しておくと良いでしょう。
生活費
生活費としては、
・水道代や電気代(寮費には含まれないことが多い)・通信費
・娯楽費
・寮で食事が提供されない場合の食費 などが挙げられます。
フィリピンは日本に比べて物価が安いため、1ヶ月当たり4万円程度用意しておけば、十分に留学生活を楽しめるでしょう。
渡航費
フィリピンへの航空券は往復で5万円~8万円ほどですが、時期によってはさらに安く購入できます。出発日をずらせるのであれば、1月~2月のオフシーズンや、航空券のセールの時期を狙って航空券を購入すると良いでしょう。
地域別人気の語学学校
それでは、地域別に、人気のおすすめ学校をご紹介します。
ここでは、日本人に人気の留学エリアであるセブ、バギオにある、安定して運営されている大型の語学学校、口コミで高評価の語学学校を中心に集めました。
セブ島エリアの人気の語学学校
学校名 | 学校の特徴 | 生徒数 | 日本人の割合 | 日本人スタッフ |
English Fella1,2 | ・敷地が広い ・スパルタ式の学習方法も提供 |
Fella1:100名 Fella2:200名 |
Fella1:20〜30% Fella2:20〜40% |
常駐 |
EV ACADEMY | ・老舗の語学学校 ・元祖スパルタ校ならではのカリキュラム |
300名 | 約40% | 常駐 |
SMEAGキャピタルキャンパス | ・治安のよいエリアにある ・コースが充実している |
300名 | 約60% | 常駐 |
English Fella1,2
第一キャンパスも第二キャンパスも広々とした敷地を有するキャンパスです。キャンパス内ですべてが済むように、プールやジム、カフェや売店も併設されています。キャンパスによって異なりますが、スパルタ式とノンスパルタ式を採用しています。日本企業の研修にも使われており、社会人にも人気の語学学校です。
EV ACADEMY
EV ACADEMYは2004年に開校した、セブ島で初めてスパルタ式を導入した語学学校。現在はスパルタ式もセミスパルタ式も選択できるようになっており、2024年時点では学生の約3割がスパルタ式を、7割がセミスパルタ式を選択しています。
コースも多種多様で、一般英語からビジネス英語まで各種コースが用意されています。なかでも、IELTSコースは、IELTSでハイスコアを目指す留学生から人気のコースです。2017年に新キャンパスへ移転しており、きれいな施設で生活できるのがポイントです。
SMEAGキャピタルキャンパス
世界10カ国以上の留学生と交流できる大規模校がSMEAGキャピタルキャンパスです。英語初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応したコースを提供しています。英語レベルは15段階もあり、レベルに応じたレッスンを受けられるのが特徴です。
治安の良いエリアにあるコンドミニアムを改良した建物で生活します。寮では日本人シェフ監修の日本食も提供され、毎日の食事が楽しみという学生もいるほどです。
バギオエリアの人気の語学学校
学校名 | 学校の特徴 | 生徒数 | 日本人の割合 | 日本人スタッフ |
PINES メインキャンパス | カリキュラムと講師の質が良いと評判 | 280名 | 約30〜40% | 常駐 |
Baguio JIC メインキャンパス | ・スパルタ専門校 ・本気で勉強したい方におすすめ |
130名 | 約40〜70% | 常駐 |
BECI シティキャンパス | ・社会人限定の学校 ・スピーキングに特化したプログラムあり |
50名 | 約20〜40% | 常駐 |
PINES メインキャンパス
PINESはコースによってメインキャンパスとチャピスキャンパスの2つのキャンパスに分かれており、メインキャンパスは一般英語コースの留学生向けとなっています。カリキュラムと講師陣の質が高いと評判の学校です。
Baguio JIC メインキャンパス
IELTS対策に定評があるのが、こちらの学校です。スパルタ式のカリキュラムで、短期間でも結果が出るよう、講師がしっかりとサポートしてくれます。
BECI シティキャンパス
BECIは2002年に開校した語学学校。学生NG、22歳以上のみを受け入れる社会人限定の語学学校です。家族連れや高校生、大学生はいないので、静かな環境の中で集中して学べるでしょう。
社会人向けなので、仕事での利用可能なブースがあったり夜間コースがあったりと、働きながら学べるのも特徴です。
スピーキングに特化した「SP(Speaking Prescription)」プログラムがあります。生徒のスピーキングの様子を録画して文法やイントネーションなどを徹底的に分析し、スピーキングの弱点を明らかにすることで最短距離での克服を目指します。なお、BECIスパルタキャンパスなら年齢制限はありません。
フィリピン留学のメリットとデメリット
フィリピン留学のメリットとデメリットをご紹介します。
フィリピン留学のメリット
まずはメリットからご紹介します。
費用が安い
フィリピン留学の一番のメリットは留学費用が安いことです。もともと物価も安いため、欧米留学の半額以下で留学できるともいわれています。1ヶ月の留学で、すべて含めて「40万円」というのはリーズナブルな価格でしょう。
マンツーマンレッスンが多い
欧米の語学学校ではグループレッスンがメインであるのに対し、フィリピンの語学学校ではマンツーマンレッスンが多いのが特徴です。自分のペースで学習できるのがマンツーマンレッスンの魅力。発話量も増えるので短期間でのスピーキング力向上が見込めるでしょう。
講師がフレンドリー&英語が聞き取りやすい
フィリピ―ノ・ホスピタリティという言葉があるように、フィリピン人は訪れた外国人に対して優しく接してくれることが多いようです。また、フィリピン人の英語は欧米英語に比べるとゆっくりとクリアなため、英語初心者にも聞き取りやすいといわれています。
フィリピン留学のデメリット
メリットがある一方で、デメリットもあります。
インフラが不安定なところがある
シャワーでお湯が出ない、Wi-Fiがつながりにくいなどのトラブルはよく起こります。停電や洪水なども頻繁に起こるため、日本のインフラに慣れているとストレスに感じることが多いでしょう。
治安が悪いエリアがある
日本に比べるとフィリピンは治安が良いとは言えません。都市によっても異なりますが、スリや詐欺などの被害に遭う日本人がいるのも事実です。比較的治安の良いエリアもあるので、語学学校を選ぶ際に確認しましょう。
ただ比較的安全といわれているセブ市内でも、夜ひとりで出歩いたり、危険な場所に近づいたりするとトラブルに遭う可能性があります。留学中は一定の警戒心をもって行動する方が良いでしょう。
留学でできる友人はアジア人
フィリピンへの留学は、日本や韓国からなどアジアからの留学生が多いのが特徴です。そのため、欧米人と友達になったり、ネイティブスピーカーと友達になったりすることは少ないと言えます。
一方で、生活様式が似ているアジア人同士で寮生活を送るので、あまりストレスを感じずに生活できるとも言えるでしょう。
フィリピン留学の魅力とは?
フィリピン留学の魅力は、
・リーズナブルな留学費用
・短期間でもしっかりと英語を学べること
・リゾート気分も味わえるところ です。
リーズナブルなうえにきめ細やかな指導を受けられるので、フィリピン留学で基本的な英語を習得した後に欧米に留学する方もいます。特に英語初心者や留学初心者におすすめです。
最後に|フィリピン留学を成功させるためには
充実した留学生活を送るためにも、ぜひ次のことに留意してください。
日本で基礎英語を学んでから行くとBetter
留学生活をスムーズに進めるためにも、基礎的な英語は日本で学んでから行くと良いでしょう。中学生レベルの英単語や英文法を勉強しておけば、現地で実践的な英語を効率良く学ぶことができるでしょう。
帰国後のキャリアを考えてから留学する
「留学の経験をどう活かすのか」帰国後のキャリアをしっかりイメージしてから留学しましょう。具体的にイメージをしておけば、「留学しただけ」を防げますし、現地での生活も有意義なものとなるはずです。
効率良く留学準備を進めたいなら留学エージェントを使うのも〇
留学エージェントは留学のプロです。希望を言えば、それに合った留学プランや語学学校を紹介してくれるでしょう。留学前の英会話レッスンをしてくれるところ、キャリアプランを一緒に考えてくれるところ、留学中のトラブルに対応してくれるところもあります。
初回の相談は無料という留学エージェントが多いので、いくつかの留学エージェントに相談して自分に合ったところを見つけると良いでしょう。