「Funny you should say that」ってどういう意味?日常会話で使える表現をご紹介!

Funny you should say that、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

日本語の日常的な会話でも、ちょっと面白いフレーズがあったりしますよね。それと同様に、英語にもさまざまな面白いフレーズ、変わったフレーズが存在します。むしろ、英語の方がそういうフレーズが多いかもしれません。

そんな日常会話で使える英語フレーズの中から、今回ご紹介するのは「Funny you should say that.」という表現です。こちらの表現、使われている単語はごくシンプルなものですが、意味やニュアンスはわかるでしょうか?聞いたことがない、使ったことがないという人も少なくないでしょう。

この記事では、「Funny you should say that.」というフレーズについて、意味やニュアンスを解説しながら、使いどころや注意点まで網羅していきます。また、このフレーズに似た表現もいくつかご紹介するので、ぜひ日常英会話の場面で活用してみてくださいね。

Funny you should say that. の意味とは?

Funny you should say that. という表現は、英語の日常会話でよく使われる表現です。文章をそのまま訳すと「あなたがそれを言わなきゃならなかったなんて、面白いね」といった感じでしょうか。

このフレーズの意味自体は、その文面どおりに取っても問題ありません。また、日本語訳をするときも、文面通りに訳すこともあります。ですが、こちらのフレーズは単に「面白い」と言ってるわけではなく、驚きの気持ちを表現する感嘆文であることに注意しましょう。特定の文脈でしか使われないため、単に「面白いこと言うなー」という場面では使えません。

また、”funny” と聞くと笑うような面白さを想像する人も多いかと思いますが、ここでのfunnyは興味深いに近いようなニュアンスです。

Funny you should say that. の使い方や使いどころ

では、Funny you should say that. というフレーズは、具体的にどんな場面で使われるのでしょうか。このフレーズは、自分が考えていたことや、頭の中にあったことなどを相手も言ったときなんかに使えます。

例えば、最近ABCという映画をあなたが観たとしましょう。そして、あなたはその映画がとても気に入ったので、誰かとその話をしたい、もしくは映画を勧めたいと強く思っていました。そんな時、一緒に出かけた友達が「この間、ABCって映画を観たんだけどね…」と話し始めたとします。そうすると、ちょうど誰かとその映画の話をしたいと思っていたあなたは驚くはずです。「わー、偶然だね!私もその映画を観て、お勧めしたいと思ってたんだ」なんて言いたくなるかもしれませんね。

そこが「Funny you should say that.」の使いどころなのです。この文章だと、「わー、偶然だね!」の部分が「Funny you should say that!」になるでしょうか。では、このシチュエーションを想定した例文を見てみましょう。

Friend: I watched a movie called ABC recently and...
You:Funny you should say that! I saw that too and wanted to recommend it to you.

友人:最近ABCっていう映画を見たんだけど…
あなた:あなたがその話をするなんて面白い偶然だね!私もそれを見て、あなたに勧めたいと思ったんだ。

なんとなくニュアンスは掴めたでしょうか。この例のように、自分が頭の中で考えていたことや、強く意識していた話題などを相手が先に切り出したときには、”Funny you should say that.”と言ってみましょう。日本語だと「今それ言おうと思ってた」に近いニュアンスです。

同義フレーズ

ちなみに、同じ意味で他に以下のような言い方もできます。

・Funny you say that.
・Funny that you say that.
・Funny that you should say that.

この3つの表現は、多少使っている単語が違っていたり、thatを略せずに言っているだけで、すべて同じ意味になります。また、ちょっと変化球では、下記のような表現もあります。

・Funny you ask that.
・Funny you should ask that.

こちらも驚きを表すという点では、「Funny you should say that.」と同じニュアンスなのですが、”ask” とあるように、相手が自分が考えていた話題について質問をしてきたときなんかに使える表現です。相手の発言が質問や依頼形式だった場合は、こちらの “ask” を使った表現がぴったりでしょう。

Funny you should say that. を使うときの注意点

Funny you should say that. はとても便利なフレーズではありますが、使いどころが限定されています。なので、ニュアンスを正確に捉えてなければ、使いどころを間違えてしまう可能性があります。そのため、ニュアンスを正確に理解できてから使うことをおすすめします。

また、非常にカジュアルなフレーズであることから、フォーマルな場面では使うのを控えましょう。このフレーズはフォーマルな場面でも使えないわけではないのですが、使いどころや使う相手を間違えてしまうと、相手に失礼だと思われかねません。たとえネイティブスピーカーがフォーマルな場面で使っていたとしても、相当自信がつくまでは、使うのを控えた方が良いでしょう。

Funny you should say that. に似た表現

このフレーズは便利なフレーズではありますが、同じシチュエーションでこの表現ばかり使っていると、驚いている気持ちをうまく表現できなくなったり、会話がワンパターンになってしまったりします。ですから、同じシチュエーションで使える他のフレーズもいくつか覚えておくと良いでしょう。

What a coincidence!

覚えやすく使いやすいのは、このフレーズでしょう。Coincidenceとは偶然という意味の単語ですから、「なんて偶然だ!」という感じでしょうか。

What a coincidence! I saw that too and wanted to recommend it to you.
偶然だね!私もそれを見て、あなたに勧めたいと思ったんだ。

Funny you should say that. よりもシンプルかつニュアンスがつかみやすい表現なので、こちらは覚えておくことをおすすめします。

I was just thinking the same thing.

こちらのフレーズの意味は「ちょうど同じこと考えてた」です。日本語の「今それ言おうと思ってた」「今そのこと考えてた」は、このフレーズとほぼ同じ意味ですね。

A:I wanna go to the Sushi restaurant.
B:I was just thinking the same thing! Let’s go then, shall we?

A:あのお寿司屋さんに行きたいな。
B:私もちょうど同じこと考えてた! じゃあ、一緒に行かない?

まとめ

今回ご紹介した「Funny you should say that.」というフレーズは便利なものの、使いどころや状況を選ばなければなりません。そのため、実際の会話の中で使う前に、他の人が使っている状況をチェックしたり、自分でも練習してみたりすることをおすすめします。

この表現の練習がしたくなった際には、ぜひネイティブキャンプの講師を相手に、練習をしてみてくださいね。

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