「気にしないで」は英語でなんて言う?便利なフレーズを解説!

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日本語の「気にしないで」という表現は、誰かに謝られた時やお礼を言われた時など、様々な場面で使える便利なフレーズですよね。

英語には「気にしないで」の直訳にあたる言葉はなく、シチュエーションによってフレーズを使い分けをする必要があります。

今回の記事では、そんな「気にしないで」と言いたい時に使えるフレーズをご紹介。シチュエーションごとの使い分け方を含めて詳しく解説していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。

謝られた時に使える「気にしないで」

まず最初に、”I’m sorry.”と謝られた時に「気にしないで」と伝えるフレーズを紹介していきます。

No worries.

誰かに謝られた時によく使う表現が、”No worries.(心配しないで)”です。

「気にしないで」「大丈夫だよ」という意味で使うことが多く、友達や家族など親しい間柄でよく使われる日常会話表現です。

A:Sorry, I’m late.
B:No worries. I just got here.

A:遅れてごめん。
B:気にしないで。今着いたところだよ。

Don’t worry about it.

“Don’t worry about it.”も、「心配しないで」「気にしないで」を伝えるフレーズです。

「気にしないでください」と丁寧に言いたい時は、”Please”をつけて“Please don’t worry.”と伝えることができます。

“it”の部分を変えて“Don’t worry about me.(私のことは気にしないで)”や、“Don’t worry about him.(彼のことは心配しないで)”と言うことも一般的です。

A:I left my wallet at home!
B:Don’t worry about it. I’ll pay.

A:家に財布を忘れてきちゃった!
B:気にしないで。私が払うよ。

I don’t mind.

「気にしてないよ」と言いたい時に使える表現が、“I don’t mind.”です。

動詞“mind"には「嫌だと思う・迷惑がる」という意味があり、“I don’t mind.”で「私は気にしないよ」という意味になります。また、“Never mind.(気にしないで)”も同様の意味で使うことができます。

A:Sorry for replying late.
B:I don’t mind. I know you’ve been so busy recently.

A:返事が遅れてごめん。
B:気にしてないよ。最近忙しいのを知っているし。

It’s all right.

“It’s all right.”も、「大丈夫だよ」「気にしないで」というニュアンスを伝える鉄板フレーズです。

謝罪に対する返答以外にも、「大丈夫」と答えたい時に使える便利な表現で、「このお店でいい?」「体調は大丈夫?」「何か手伝いましょうか?」といった質問に対しても、“It’s all right.(大丈夫です。)”と答えることができます。

A:I’m sorry I didn’t call you earlier.
B:It’s all right!

A:もっと早く連絡しなくてごめん。
B:気にしないで!

It doesn’t matter.

“It doesn’t matter.”は、「大切なことじゃないよ=気にしないで」というニュアンスを含む英語表現です。

動詞”matter”は「重要である」を意味し、“It doesn’t matter.”は「それは重要ではないよ」「それくらい問題ないよ」を表すフレーズです。誰かに失敗やミスを謝られた時に、「(重要なことではないから)気にしないで」という意味で使うことができます。

A:I’m sorry. I dropped your glass and broke it.
B:It doesn’t matter. I have a lot.

A:ごめんなさい。あなたのグラスを落として割っちゃった。
B:大丈夫だよ。たくさんあるから。

お礼を言われた時に使える「気にしないで」

続いて、”Thank you.”とお礼を言われた時に使える「気にしないで」の英会話フレーズを紹介していきます。

No problem.

“Thank you.”と誰かにお礼を言われた時、「大したことじゃないから、気にしないで」と伝えたい時によく使われる表現が、“No problem.”です。

「問題ないよ」「たいしたこないよ」と言うニュアンスで使われることが多く、相手を選ばずに使える便利な表現です。

A:Thank you for bringing the book. It’s heavy, isn’t it?
B:No problem.

A:本を持ってきてくれてありがとう。重かったよね。
B:気にしないで。

No worries.

相手に「心配しなくても大丈夫だよ。気にしないで」と伝えたい時に使うことができるのが“No worries.”です。

友達同士や家族に対してなど、日常会話でよく使われるカジュアルなフレーズです。

A:Thank you for covering for me.
B:No worries.
A:シフトを代わってくれてありがとう。
B:気にしないで

Don’t mention it.

「お礼なんていいよ(気にしないで)」というニュアンスで使える表現が、“Don’t mention it.”です。

謙虚な気持ちを伝えることができる表現で、お礼を言われた際にネイティブがよく使うフレーズの1つです。

A:Thank you for dinner. It was so delicious.
B:Don’t mention it.

A:夕食をありがとう。とっても美味しかった。
B:お礼なんていいよ。

その他、同様のニュアンスで”Think nothing of it.(とんでもないです。)”と表現することもできます。

A:Thank you for your help. I appreciate it.
B:Please think nothing of it.

A:助けてくださりありがとうございます。とても感謝しています。
B:どうかお気になさらないでください。

That’s ok.

“That’s ok.”も、「気にしないで」「大丈夫だよ」というニュアンスを持つ表現です。

簡単でカジュアルな表現なので、家族や友達同士の会話で気軽に使われます。

A:Thank you for reminding me. I almost forgot.
B:That’s ok.

A:思い出させてくれてありがとう。忘れるところだったよ。
B:気にしないで。

その他、“That’s all right.(大丈夫)”を使うのも一般的です。

「お構いなく」と伝えたい時

日本語の「気にしないで」は、「お構いなく」というニュアンスも含みますよね。

ここからは、そんな「お構いなく」と言いたい時に使える英語表現を紹介していきます。

Don’t bother.

「おかまいなく」「気にしないで」と言いたい時に使えるのが、“Don’t bother.”です。

丁寧に伝えたい時は、”Please”をつけて”Please don’t bother.(どうぞおかまいなく。)”と表現します。

A:Would you like another cup of tea?
B:I’m good. Please don’t bother.

A:お茶のおかわりはいかがですか?
B:結構です。どうぞおかまいなく。

“bother to 〜”で「わざわざ〜しなくていいですよ」という意味になり、toの後には動詞の原型が続きます。

Please don’t bother to come to my house.
わざわざ家まで来なくても大丈夫ですよ。

似ている表現に“Don’t bother me.”がありますが、これは「私の邪魔をしないで」という意味を持つフレーズです。”Don’t bother.”とは意味が大きく異なるので、間違わないよう注意しましょう。

Don’t worry about me. / Don’t mind me.

「私のことはお構いなく」「私のことは気にしないで」と言いたい時に“Don’t worry about me. / Don’t mind me.”という表現もよく使います。

A:Don’t worry about me. Have a fun time!
B:Don’t mind me. Please continue what you’re doing.

A:私のことは気にしないで。楽しんできて!
B:私のことは気にしないで。どうぞ作業を続けてください。

「何でもないから気にしないで」と伝えたい時

ここからは、「私のこと・私の言ったことは気にしないで」というニュアンスを伝える時に使えるフレーズを紹介していきます。

Never mind.

何かを言いかけて「やっぱりいいや。気にしないで」と言いたい時や、「私の言ったことは忘れて」と伝えたい時に使えるフレーズが“Never mind.”です。

前項で解説したように、誰かから謝られた時に「気にしないで」という意味で使える他、様々なシチュエーションで「気にしないで」と伝えたい時に使える便利フレーズです。

A:Did you say something?
B:Never mind.

A:何か言った?
B:何でもない。気にしないで。

「気にしないで」の表現を覚えて日常会話で使ってみよう!

今回は、「気にしないで」と伝えたい時に使える英語表現をご紹介しました。

英語には「気にしないで」の直訳はないため、今回紹介した表現をシチュエーションごとに使い分けが必要です。どれも日常会話でよく使うフレーズばかりなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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