「なぜなら〜」や「〜というわけで」といった、理由を英語で表現する際に使われる代表的な単語が、because・since・asの3つです。
いずれも同じように見えますが、それぞれに違いがあり、誤った使い方をすると不自然に聞こえる場合もあります。
またbecause・since・asは、接続詞「for」との使い分けも混乱しやすいところ。まずは1つずつ整理しながら理解していくことが重要です。
そこで今回は、because・since・as、接続詞「for」の違いや使い方を解説していきます。「文頭・文中どちらで使うか?」についても解説し、たくさん例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
- Because・Since・Asの違い
- Because・Since・Asは文頭・文中どちらで使うか?
- Becauseの意味と使い方
- Sinceの意味と使い方
- Asの意味と使い方
- 接続詞forの意味と使い方
- まとめ
Because・Since・Asの違い
英語で理由を表す際に使うbecause・since・asの3単語ですが、大きく分けると以下の2グループに分けられます。since・as:結果に焦点を当てる場合
Because・Since・Asは文頭・文中どちらで使うか?
because・since・asの3単語は、「文頭・文中どちらで使うか」を迷う人が多いです。その答えを、以下にまとめました。
because:文頭・文中どちらでも使える
since・as:文頭で使うのが通常
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Becauseの意味と使い方
「because」は原因・理由を表す接続詞です。結果よりも理由に焦点が当たっており、「どうしてそういうことになる(なった)のか」を伝えたいときに使います。
例えば、「今日はパーティーに行けません。仕事があるからです。」と言いたい場合。もし主に伝えたい内容がパーティーに行けない理由(仕事がある)であるなら「because」が使えます。
「because」を使う場合は、基本的に相手はその理由を知りません。相手が知らないことを伝えるために、「because」で接続して理由を述べます。
「because」は文頭または文中に置かれるのが一般的。文頭だと「〜という理由なので、〜」、文中だと「〜、なぜなら〜」といった響きになります。
②主語 動詞 because 主語 動詞.(結果⇨理由)
ちなみに、日本人は行間を読む国民性なので、日本語を話すときに理由を述べなくても、相手は読み取ろうとします。
しかし、英語文化では理由をはっきり伝えるのがポイント。もし英語を話していているときに「Why?」と聞かれることが多いようであれば、自ら「because」で理由を伝えるようにしてみると、話が広がりやすいですよ!
仕事に遅れました。電車に乗り遅れたのが理由です。
自分にがっかりしました。またテストに落ちたからです。
新しいズボンを買う予定です。来週パーティーがあるからです。
今夜は家にいる予定です。なぜなら雨が降っているからです。
仕事に行きたくないです。退屈だからです。
昨夜は遅くまで起きていたので、とても眠いです。
Sinceの意味と使い方
「since」は理由よりも結果に焦点が当たっているのが特徴。ある理由があった上で「結果的にどうなる(なった)のか」を伝えたいときに使います。since:結果に焦点
例えば、「今日は体調が悪いので、パーティーには行きません。」と言いたい場合。もし主に伝えたい内容が「パーティーには行かない」という結果なのであれば、「because」ではなく「since」を使います。
「since」を使う場合は、相手はその理由を知っています。上記の例文であれば、相手は自分が体調が悪いということはわかった上で、「結局どうするのか」を伝えるのが目的です。
なお、「since」は文頭に置かれるのが通例で疑問文には使いません。
Since 主語 動詞, 主語 動詞.(理由⇨結果)
昨夜は遅くまで起きていたので、とても眠いです。
試験に合格したので、とても嬉しいです。
今日はプレゼンをしなければならないので、緊張しています。
親友が引っ越してしまったので、悲しいです。
電話をなくしたので、昨日は誰とも連絡をとれませんでした。
彼はデザインが得意なので、私のブランドのロゴを作ってもらうようお願いしました。
Asの意味と使い方
「as」も理由より結果に焦点が当たっているときに使うのが特徴。使い方・意味はほぼ「since」と同じで、「because」よりもややフォーマルな響きに聞こえます。「since」と同様、相手は理由がわかっていて、その上での結果を相手に伝えたいときに使います。また、「as」も文頭に置くのが通常で、疑問文には使いません。
As 主語 動詞, 主語 動詞.(理由⇨結果)
なお、「as」には様々な意味があり、理由のつもりで使っても違う意味にとれてしまうことも。混乱を避けるためにも、「as」ではなく「since」のほうが好まれる傾向にあります。彼らが大きな声で話していたので、先生の声が聞こえませんでした。
雨が降っていたので、自宅でゲームをプレイすることに決めました。
私のパソコンが急に壊れたので、レポートを終わらせられませんでした。
外は寒かったので、一日中ジャケットを着ていました。
今朝頭痛がしたので、今日は仕事を休みました。
ダイエット中なので、いかなるスイーツも食べません。
接続詞forの意味と使い方
「for」は前置詞として覚えている方が多いと思いますが、実は接続詞として使われることもあります。前置詞の場合は「for 名詞 / 動名詞(〜ing)」となりますが、接続詞の場合は「for 主語 動詞」というなかなか見覚えのない形となり、初見だと混乱しやすい用法です。
昨晩は寝られませんでした、夕方にコーヒーを飲みすぎたからです。
なお、物語のような文章で使われ、日常英会話で使うのは一般的ではないことも覚えておきましょう。
私は自転車に乗るときはいつもヘルメットをかぶります。なぜなら安全が大切だからです。
サラは毎日一生懸命勉強しています。なぜなら良い大学に入りたいからです。)
たくさん野菜を食べます。健康に良いからです。
いつもみんなに礼儀正しく接しようとしています。なぜならそれが他の人たちと良い関係を築くのに重要だからです。
仕事中は音楽を聞きません。なぜなら可能な限り仕事に集中したいからです。
まとめ
because・since・asの違いと使い方は学べましたか?相手に何を伝えたいかで使う単語が変わってくるので、慣れないうちは意識しながら練習してみましょう。1人で練習するのが難しいと感じる方には、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」もおすすめ。365日24時間予約なしでレッスンを受けられ、受講回数も無制限なので、どんどん活用して練習しましょう!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.