「バレる」は英語でなんて言う?findとfind outの違いは?

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人は誰しも1つや2つ、隠していることや知られたくないことがあるものではないでしょうか。そんな秘密がバレてしまった時、英語ではなんと言うのでしょうか?

この記事では「バレる」を表す以下の4つの英語表現をご紹介いたします。

get caught ~ing / be caught ~ing

find out

come to light

give away

また、混同しがちなfindとfind outの違いについても解説いたします。

秘密がバレる時は・・・

●タバコを吸っているのがバレた。

●浮気がバレた。

●嘘がバレる。

と言うように日本語では何か隠していることや知られたくないことなどの「もの・こと」が主語に来ます。

一方で英語では、

●「私」がバレた+嘘をついたことが。

●「先生」は分かった+私の嘘が。

のように主語に人を置いて表現することができます。また、日本語と同じように英語でも「秘密がバレる」のように表すこともできます。

ここからは主語によって変わる「バレる」の英語表現を以下の4パターンに分けてご紹介いたします。

●私がバレる

●相手が分かる

●もの・ことがバレる

●誰かがバラす

バレる①:get caught ~ing / be caught ~ing

はじめにご紹介するのは「私がバレる」のパターンです。

このパターンで最も一般的なフレーズが「get caught ~ing」、または「be caught ~ing」です。

caughtはcatchの過去分詞形で、catchには「気づく」や「発見する」のような意味があります。get caught、またはbe caughtで受身型の形になり「気づかれる」や「発見される」のような意味から、「バレる」を意味します。

I got caught cheating on the test.

テストでカンニングしたのがバレた。

ちなみに、「cheat」は「不正をはたらく」という意味でテストであれば「カンニング」、ゲームであれば「ズル」、恋愛関係であれば「浮気」などを意味します。

I was caught lying to my mother and was scolded severely.

母親に嘘をついたことがバレてひどく叱られた。

上の例文では「母親に(対して)嘘をついた」というという内容になっていますが、「母親にバレた」と言いたい時は以下のように「by」を使います。

I was caught lying by my mother and was scolded severely.

嘘をついたことが母親にバレてひどく叱られた。

この文は「相手が分かる」のパターン、つまり母親を主語にして次のように言うこともできます。

My mother caught me lying, and I was scolded severely.

このように英語では主語を入れ替えて同じ内容を言い換えることができます。この「相手が分かる」のパターンで最も一般的なのが次に紹介する「find out」です。

バレる②:find out

さて、同じ「バレる」でも日本語とは違い英語では「(バレた)相手がその事実を知る」という言い方をよくします。

先ほどの例文を見てみましょう。

My mother caught me lying, and I was scolded severely.

嘘をついたことが母親にバレてひどく叱られた。

この形でよくある用語が「find out」です。同じ内容をfind outで表すと以下のようになります。

My mother found out that I had lied, so I was scolded severely.

同じ内容でもcaughtが「~ing」の形をとるのに対して、find out (found out)を使う場合はthat節が続きます。また、find outは「〇〇がバレる」の〇〇について触れずに使うことができます。

My girlfriend will be angry when she finds out!

彼女にバレたら怒られる!

find outは単に何かを知るという意味で、例えば以下のような使い方もあります。

We found out later that we had been to the same school.

後に分かったことですが、私たちは実は同じ学校に通っていたんです。

(引用:Oxford Advanced Learner’s Dictionary)

この「何かを知る、分かる」の意味の「find out」と「find」という単語の違いについてもこの記事の最後に解説しています!

バレる③:come to light

次にご紹介するのは日本語と同じ「秘密がバレる」のパターンの「come to light」です。

直訳すると「明るいところに来る」ですが、まさに日本語の「明るみに出る」と同じようなニュアンスで「他の人に広く知られる」の意味で使います。

そのため個人的にした悪いことが誰か特定の人にバレるというよりかは「悪いことはどうせいつかバレるよ」のような戒めとして使ったり、もしくは「有名人のスキャンダルが世間にバレる」のような文脈で使ったりします。

Sooner or later, what you’ve done will come to light.

遅かれ早かれ君がやったことはどうせバレるよ。

Since the scandal that the politician has accepted the bribe, he had no choice but to resign.

賄賂を受け取っていたことがバレた以上、その政治家は辞任せざるを得ないね。

バラす:give away

4つ目に紹介するのは「誰かがバラす」のパターンの「give away」です。

厳密には「バレる」とは違いますが、同じ物事でも視点を変えて表現することは英語力の向上に欠かせません。

A: Don’t give this away to anyone.

B: I will never give it away.

A: このことは絶対に誰にもバラさないでね。

B: うん、絶対にバラさないよ。

必ずしもそうとは限りませんが、上の例のように「give it away」の形で使うことが多いです。「it」を使わない場合は「give away 秘密 to 相手」の形になります。

It must be he who gave away our secret to the enemy.

こちらの秘密をバラしたのはあいつに違いない。

「バレる」に関するその他の英語表現

exposed

「expose」は日本語の「晒す(さらす)」に非常に近いニュアンスを持っています。

「be exposed the sun’s UV rays」で「紫外線にさらされる」、「be exposed to dangers」で「危険にさらされる」という意味になります。

「さらす」というのはカバーがない状態なので、文脈によって「get exposed」、または「be exposed」で「隠し事のカバーがなくなりさらされる」=「バレる」を意味します。

Eventually, he was exposed as just a big liar and a fraud.

最終的に彼はただの大嘘つきで詐欺師だということがバレた。

spill the beans(バラす)

「油を売る」や「手を焼く」など日本語に慣用句があるように、英語にもイディオム(idiom)があります。

ここで紹介する「spill the beans」も直訳すると「豆をこぼす」となるのですが、「秘密を漏らす」という使い方をします。

Did he spill the beans about your affair with Mark?

君がMarkと不倫してることを彼がバラしたの?

*affair: 不倫

ネタバレ

「バレる」に関連して「ネタバレ」にまつわる英語表現をいくつかご紹介いたします。

ネタバレ:spoiler (※spoil:台無しにする)

Wait! Don't spoil it for me!

待って!ネタバレしないで!

ネタバレ注意:spoiler alert, spoiler warning(alert, warning:警告)

findとfind outの違いについて

最後に【バレる②:find out】で見た「何かを知る、分かる」の意味の「find out」と「find」という単語の違いについて解説いたします。

findは辞書を引くと10個ほど意味が載っている多義語なので一言で説明するのは難しいのですが、簡潔に言うと、findは、「自分自身で」見つける・分かるというニュアンスです。

一方、find outは「人に聞いたり、何かを参照したりして」「情報を得る」というニュアンスです。次の2つの例文を見比べてみましょう。

I found a nice restaurant near my place.

家の近くに素敵なレストランを見つけました。

I found out that there is a nice restaurant near my place.

私の家の近くに素敵なレストランがあることを知りました。

findの方は物理的に、視覚的にレストラン自体を発見したという意味になります。

一方で、find outの方は人に聞いたり雑誌を読んだりしてそういうレストランがあるらしいという情報を得た状態なので、実際にはまだ見たことが無いということが分かります。

このように何か「物や人を見つける」場合にはfindを使います。特に、「探していたものが見つかった」という時にはfind outは使えないので注意が必要です。

I managed to find the paperwork that I had misplaced.

どこかに行ったと思っていた書類がやっと見つかった。

まとめ

学校教育の場や試験に出てくる表現はカジュアルなものが少ないので、この記事でご紹介した「バレる」の英語表現を初めて目にした方も多いのではないでしょうか。

読者のみなさんは秘密やバレて困るようなことはないでしょうから、バレたら恥ずかしいことを思い浮かべて今回知った表現を使って英語にしてみてはいかがでしょうか。

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