複数の意味を持つ単語を覚えよう!


英語には1つの単語に複数の意味があるものが多く存在します。正しく理解をすることでリーディングでは幅広いジャンルの文章に対応できますし、スピーキングでも表現方法が増えます。

今回は複数の意味を持つ英単語の紹介と実際の使い方の例などを見ていきたいと思います。また、今回は、have, make, take, get, goなどの捉え方によってはいくつも意味をもつ動詞についてはあまり触れません。基本動詞ももちろん様々な場面で使えますし、それぞれの持つ意味もたくさんあります。しかしこれらはコアなイメージからどんどん派生した意味をもつ動詞。例えば、makeであればグッと何かに力を加えて作り上げるというコアイメージから派生して相手に(力を加えて)~させる、という強制的な意味などがあります。

この基本動詞は、本当に多くの意味を持っていて、説明しだしたらキリがありません。また、どういう場面や気持ちで使われるか、などはネイティブやオンライン英会話で話した方が、感覚として身に着きやすいです。

 

まったく異なる複数の意味を持つ英単語

 

それでは、複数の意味をもつ英単語の例を見ていきたいと思います。特によく見かける単語を集めました。

 

mean=意味する、意味を持つ

meanはよく会話でも使われると思います。例えば単語の意味がわからなかった時に、“What does this word mean?”という文章はとても便利です。会話中に新しい単語やフレーズに出会った時に使われます。

しかし、meanにはまったく別の意味もあります。

意地悪な、卑劣な、下品な、という意味で使われます。 a mean personはケチな人、ということです。

ネガティブなイメージの意味を持つので使い方に気をつけないと、と思う人もいるかも知れませんが、最初の例のような使い方はmeanを動詞として文の中で使っています。しかし、ネガティブな意味を持つ2つ目のmeanは形容詞として使われています。それぞれの品詞に合った使い方をすれば相手に失礼な印象を与えずに表現できます。

 

fine

“I’m fine thank you.”などは英語学習の初期に耳にする表現だと思いますが、このfineという単語も非常に多彩な表現をもつ単語です。中でも特徴的なものとして「罰金」という意味がfineにはあります。

pay $300 fine! と言われたら300ドルの罰金を払え!ということです。

 

bank

bankはメガバンクなど日本語として使われてもいますが、銀行という意味です。銀行員のことをバンカーと言ったりもしますね。

bankには銀行以外にも土手、川岸という意味もあります。river bankといえば河岸ですね。川の銀行?などと考えないようにしましょう。

 

run

runという単語、これも基本動詞といえばそうですが、代表的な2つの意味を紹介します。これは学生時代に習って覚えている方も多いと思いますが、走る、駆ける、逃げるなど疾走感をイメージする意味を持つ単語です。それと同時に経営するという意味もあります。

She can run fast. であれば「彼女は早く走ることができる」。

He run a restaurant. であれば、「彼はレストランを経営している」となります。

 

まだまだ調べれば調べるほど2つ以上の意味を持つ英単語が出てきますが、簡単にまとめました。

room=①部屋、②場所、スペース

どちらも名詞ですが、②の場所やスペースは不可算名詞なので常に単数形で使われます。

 

fire=①火、火をつける、②首(解雇)にする

You’re fire! といわれたら「お前はくびだ!」ということです。

 

mad=①気の狂った、②腹を立てて、怒って

My parents were mad at me. 「親に怒られた。」子供などが使う表現ですね。

 

yellow=①黄色、黄色い、②臆病な、小心者の

They are really yellow. 「あの人達は本当に臆病だ」口語表現なので、英語の読み物ではあまりでてこない表現だと思います。

 

book=①本、書物、②予約する

ダブルブッキングなど日本語としても使われていますね。また類義語としてmake a reservationも予約するという意味でよく使われます。

 

right=①右、②権利

right to do something で何かをする権利、となります。

 

pension=①ペンション(宿泊施設)、②年金

カタカナにもなっているので、①の意味をすぐに思い浮かべてしまいますが、pensionには年金という意味もあります。national pension=国民年金、social welfare pension=福祉年金、といったように年金の種類も簡単に表せます。

 

1つの単語でも3つ、4つの意味を持つ単語も少なくありません。上記したのは一例ですので、他の意味を持つ場合もあります(rightには上記した以外にも「正しい」という意味があるなど)。英文を読んでいて、単語の意味と文章のつじつまが合わないな、と思ったらぜひ調べてみて下さい。きっと新しい発見がありますよ。

 

2つ以上の意味を持つ英単語の使い分け方

 

ここでは紹介しきれないほど1つの単語で複数の意味を持つものはたくさんあります。ネイティブや上級の英語学習者はどうやって使い分けているのでしょうか?

まず、1つの表現で複数の意味をもつ日本語の表現を見てみましょう。ここでは「すいません/すみません」を例にします。

 

この「すいません」という言葉はとても便利で、頻繁に使う人も多いはずです。英語で表すと“Excuse me/us ”、“I’m sorry.”、“Thank you.”などと翻訳されます。どれも意味は異なりますが、私たちは特に意識することなく使い分けていると思います。英語であってもネイティブスピーカーにとっては同じ感覚です。英単語に限った話ではありませんが、文法や慣用句なども意識することなく自然に使えるようになればその英語上級者と言ってもいいでしょう。しかし、このレベルに達するにはかなりの時間を英語学習に費やす必要があります。

これは長い年月をかけて少しずつ高みを目指すしかないのですが、だからといって複数の意味を持つ英単語を使うことを恐れる必要はありません。

上記した複数の意味を持つ英単語は文脈から「この意味で使っているんだな」と理解してもらえることが多いのでどんどん使っていきましょう。

もし会話の中でどうも意図したように伝わっていない場合は、違う表現で相手に伝える、という技術も必要になってきます。

例えばriverbankという単語の意味が伝わらなかった場合、(ネイティブスピーカーやオンライン英会話講師相手ではまずないと思いますが)I mean… riverside.と違う表現を使うことで相手にしっかり伝わります。複数の意味を持つ英単語は別の言葉で説明できるように類義語も一緒に覚え、さらに英英辞典を活用しましょう。

またmeanの意味を説明した時に少しふれましたが、同じ英単語でも意味によって品詞が変わることがあります。

He is mean. という文章ではmeanの位置に動詞がくることはできません。この場合形容詞として「卑しい、下品な」という意味で使っています。受動態として表すのであれば別ですが、この場合は違います。

bookという単語も「本」という名詞の意味と「予約する」という動詞の意味があります。よく“Thank you for booking my class.”とオンライン英会話のレッスンが終わった後にチャットなどで講師からメッセージがきますが、これは予約してくれてありがとうという意味ですね。名詞として使われていたらbookという単語にingはつきません。

このようにどの品詞として使われているのか、ということも意識するとどんな意味で使われているのか、というのもわかりやすくなります。

また単語の意味が名詞の場合、可算名詞か不可算名詞かも判断の基準になります。上記したroomという単語は、部屋という意味で使われれば可算名詞なので2つ以上の場合roomsと表現されます。一方、場所、スペースの意味で使われた場合、不可算名詞なのでroomsと複数表記になることはありません。実際に英会話などで使う場合は間違えないように気をつけましょう。

英語は自分で実際に使って覚えるのが一番の近道です。どんどん使って英語能力を向上させましょう。


この記事を書いた人
Writer

町おこしに携わり、栃木県日光市栗山村でインバウンド事業を展開中。外国人向けモニターツアーの開催や各施設の外国人対応のメニュー、頻出英会話文集などを作成しています。栗山村に訪れた外国人観光客の対応やHPの翻訳なども手掛けています。