マレーシアで電車に乗ろう!主な種類から電車利用に便利なアプリまでご紹介します!

マレーシア電車、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「マレーシアの電車、路線図が複雑そうで不安...」
「料金システムは日本と違うのかな」

マレーシアへの渡航を考えている方の中には、電車の乗り方や路線図の複雑さ、料金システムに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、マレーシアの電車は日本人にも使いやすい交通手段です。

この記事では、マレーシアの電車の種類から、切符の買い方、便利なアプリまで、初めての方でも安心して電車を利用できるポイントを詳しくお伝えしていきます。

マレーシアの電車をより快適に利用したい方は、ぜひ参考にしてくださいね!

マレーシアの交通事情

マレーシアの交通事情は、国民の90%以上が自動車を所有する典型的な車社会を反映しています。

そのため、平日の朝夕に発生する深刻な交通渋滞は、現地の交通事情における大きな課題です。

こうした交通事情を考慮すると、観光や日常生活では公共交通機関を利用するのが賢い選択といえるでしょう。

ここでは、マレーシアの首都クアラルンプールの公共交通機関と、その中でも特に便利な電車の利用メリットについて詳しく見ていきます。

クアラルンプールの公共交通機関

クアラルンプールの公共交通機関は、電車を中心に非常に発達しており、特に市内中心部では複数の路線が張り巡らされています。

2025年現在、LRT、MRT、モノレールなどの市内路線に加え、空港アクセスを担うKLIAエクスプレスまで、目的に応じて選べる多様な路線が運行中です。

各駅はエアコン完備の近代的な設備を整え、快適な移動を実現。

観光スポットやショッピングモール、ビジネス街など、主要なエリアを効率的に結ぶ利便性の高い交通網として、多くの人々に利用されています。

電車を利用するメリット

マレーシアの電車を利用するメリットは、大きく分けて3つあります。

1つ目は定時性の高さです。

電車は、道路渋滞の影響を受けないため予定通りの移動ができ、特に高速鉄道では厳密な時間管理が行われているため、確実な到着時刻が見込めます。

2つ目は料金の安さです。

電車の乗車料金は、タクシーと比べてかなり安価で、料金が決まっているため予算管理もしやすいです。

特に長距離移動では、渋滞に巻き込まれる心配もなく、経済的な移動手段として利用できます。

3つ目は利便性の高さです。

専用のレールを走る電車は、道路の混雑に影響されることなく、都市部の中心地や人気の観光スポットまでスムーズにアクセスできます。

また、多くの主要駅周辺にはショッピングモールや観光施設が集まっており、観光客だけでなく地元の人々の日常的な足としても重宝されています。

他の交通手段との比較

マレーシアの主な交通手段には、電車の他にバスタクシーがあります。

それぞれ比較してみましょう。

バスは料金が安価ですが、交通渋滞の影響を受けやすく、定時運行の面で不安があります。

タクシーは目的地まで直接行ける利点がありますが、料金が割高で、まれにぼったくりのリスクも。

これら他の交通手段と比較すると、電車は定時性が高く料金も明確

特に観光客にとっては、安心して利用できる交通手段といえるでしょう。

マレーシア クアラルンプールの主な電車

クアラルンプールには、主に4種類の電車システムがあります。

・LRT(Light Rail Transit)
・MRT(Mass Rapid Transit)
・KLモノレール
・KLIAエクスプレス・KLIAトランジット

それぞれの特徴と利用方法について見ていきましょう。

LRT(Light Rail Transit)

LRTは、クアラルンプールの街を走る近代的な都市型鉄道として、市民の足として親しまれています。

ケラナジャヤ線、アンパン線、スリプタリン線の3路線が運行しており、4~6分間隔の高頻度な運転で市内の移動をサポートします。

KLCC(ペトロナスツインタワー)やブキッビンタンといった人気エリアの最寄り駅があり、主要な観光名所やショッピングモールへのアクセスに便利。

駅は観光スポットから近い位置に設置されており、観光客の利便性を高めています。

MRT(Mass Rapid Transit)

クアラルンプールの交通インフラを代表するMRT(Mass Rapid Transit)は、都市の発展に合わせて整備された先進的な高速輸送システムとして、2017年からサービスを提供しています。

新設されたカジャン線は、最新の車両が3~6分の短い間隔で運行され、車内は快適な空調管理がなされています。

郊外のショッピングモールや住宅地から市内中心部へのアクセスを担う重要路線として、多くの利用者に活用され、多言語での案内表示も充実

今後も路線の拡大が予定されており、マレーシアの交通インフラの中核を担っています。

KLモノレール

クアラルンプール市内の中心部を南北に縦断するKLモノレールは、街並みを一望できる高架鉄道です。

KLセントラル駅からティティワンサ駅まで約20分で結び、8分間隔で運行されています。

418メートルの高架橋上を走行するため、車窓からは市内の美しい景色を楽しめるのも魅力のひとつ。

ブキッビンタン国立博物館など主要な観光スポットへのアクセスも便利で、観光客にも人気の路線となっています。

KLIAエクスプレス・KLIAトランジット

クアラルンプール国際空港(KLIA)と市内のKLセントラル駅を結ぶ高速電車には、KLIAエクスプレスとKLIAトランジットの2種類があります。

KLIAエクスプレスは、クアラルンプール市内と空港を最短28分で結ぶ直通便。

始発の午前5時から深夜0時まで運行され、特に朝のピーク時には15-20分間隔で頻繁に発車しています。

片道55リンギット(往復100リンギット)で、空港からの移動に便利な交通手段となっています。

一方、KLIAトランジットは途中駅に停車するため所要時間は約35分かかりますが、停車駅近辺へのアクセスに便利です。

各列車とも、車内には大型の荷物も収納できるスペースがあり、空港へのアクセス手段として最適です。

マレーシアでの電車の乗り方

マレーシアの電車は、一見複雑に見えるかもしれませんが、基本的な利用方法を知っておけば安心して乗ることができます。

ここでは、実際の乗車手順に沿って、路線図の見方から切符の購入方法、乗り換えのコツまでお伝えします。

路線図の見方

マレーシアの路線図は、LRT、MRT、モノレールなど各路線が色分けされており、直感的に理解しやすい構造になっています。

最新の路線図では、KLセントラル駅、マスジッドジャメ駅、パサールスニ駅などの主要な乗り換えポイントが◎マークで明確に表示され、スムーズな乗り換えをサポートしています。

また、駅の入り口や構内には大きな路線図と時刻表が設置されており、日本語表記も併記されているため、観光客でも迷わず目的地までたどり着けるでしょう。

自分が利用する路線の色を覚えておくと便利です。

より詳しい交通情報については、マレーシア政府観光局が提供するクアラルンプール市内交通情報で確認することができます。

路線の最新状況や運賃の変更なども事前にしっかりとご確認ください。

切符の購入方法と料金システム

マレーシアの電車に乗る際は、駅に設置された自動券売機で切符を購入することができます。

切符は、トークン(Token)と呼ばれるプラスチック製のコインです。

券売機の画面は英語表示に切り替え可能で、目的地を選択すると料金が表示されます。

支払いは現金(リンギット)、クレジットカード、電子マネーに対応。

後ほどご紹介する便利なTouch 'n Goカードを使えば、10%程度割引される場合もあります。

料金は距離で決まり、市内なら3リンギット(約100円)程度。

空港へ向かうKLIAエクスプレスは55リンギット(約1,800円)と、特急料金が加算されます。

改札口の場所と切符の使い方

改札口は駅構内の案内表示に従って簡単に見つけることができます。

切符の場合は、改札機にバーコードを上にして通します。

Touch'n Goカードの場合は、改札機にかざすだけでOK。

改札を通過したら、プラットフォームの番号を確認し、目的の電車を待ちます。

プラットフォームには電光掲示板があり、次の電車の到着時刻が表示されています。

電車の乗り換え方

乗り換えが必要な場合は、駅構内の案内表示に従って移動します。

主要な乗り換え駅では、乗り換え用の通路が整備されており、矢印に従って進めば目的の路線にたどり着けます。

例えば、KLセントラル駅では、LRTからMRTへの乗り換えは、オレンジ色の案内表示に従って約5分ほど歩くと到着。

乗り換えの際は、再度改札を通る必要はありません。

お得な割引制度

マレーシアの電車には、様々な割引制度が用意されています。

子供料金は身長によって区分けされており、91cm以上120cm未満は半額、90cm以下の14歳未満は無料で利用できます。

学生は専用のTouch'n Goカードで最大50%割引となり、通学時の経済的な負担を軽減できます。

また、マレーシアの電車には、1日乗り放題のKLIAトラベルパスや、観光客向けのマイシティ・パス定期券タイプのMyRapidカードなど、お得な乗車券の選択肢が豊富です。

用途や滞在期間に合わせて、最適な料金プランを選択することで、より経済的に電車を利用できるでしょう。

電車利用に便利なアプリ

マレーシアの電車を利用する際には、スマートフォンアプリを活用すると便利です。

ここでは、マレーシアの電車を快適に利用できる便利なアプリを3つご紹介します。

・Moovitbr
・MyRapid
・Touch 'n Go eWallet

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Moovit

マレーシアの公共交通機関を利用する際に最も便利なのが、Moovitアプリです。

Moovitアプリは日本語に対応しており、クアラルンプールの電車の運行状況をリアルタイムで確認できます。

現在地から目的地までのルートを検索すると、最適な電車の経路や所要時間、運賃などが表示されます。

また、乗り換え案内も詳しく表示されるため、初めてマレーシアを訪れる方でも安心して利用できます。

MyRapid

MyRapidアプリでは、LRT(ライトレール)MRT(地下鉄)の運行情報をリアルタイムで確認できる機能があり、便利に利用できます。

また、目的地までの最適なルート検索や、電車・バスの時刻表確認、運賃計算、遅延情報の通知などの機能も搭載されています。

Touch 'n Go eWallet

Touch 'n Go eWalletアプリなら、スマートフォン1つでTouch 'n Goカードの残高確認やチャージ、QRコード決済まで完結できます。

スマートフォンにカードをかざすだけの簡単チャージや取引履歴の確認機能もあり、現金を持ち歩かずに交通費を管理できる便利なツールです。

これらのアプリは、Google PlayストアやApp Storeから無料でダウンロード可能です。

異なるアプリを併用することで、より快適に電車を利用できるでしょう。

便利なTouch’n Goカードとは?

マレーシアの電車を利用する際に、最も便利なのがTouch'n Goカードです。

Touch'n Goカードは、日本のSuicaやICOCAに相当する交通系ICカード

電車やバス、タクシーの支払いはもちろん、買い物など幅広い用途で利用できるプリペイドカードとして、現地の生活に欠かせないアイテムとなっています。

Touch'n Goカードの購入方法から具体的な使い方、便利な機能まで順に詳しく見ていきましょう。

カードの購入方法と初期設定

Touch'n Goカードは、駅の券売機や駅構内のサービスカウンター、コンビニエンスストアなどで購入できます。

カードの価格は10リンギット(約300円)で、購入時に最低10リンギットのチャージが必要です。

カード購入後は特別な初期設定は不要で、すぐに利用を開始できます。

ただし、紛失時に備えて、カード裏面に記載されている番号は控えておくことをおすすめします。

チャージ方法と利用シーン

Touch'n Goカードのチャージは、駅構内のチャージ機や駅のサービスカウンター、主要なコンビニエンスストアで可能です。

1回のチャージ金額は10リンギット~500リンギットで、現金またはクレジットカードでチャージできます。

電車の全路線(LRT、MRT、モノレール)はもちろん、バスや高速道路の料金所、商業施設の駐車場まで、マレーシア国内の様々な場所で使用できます。

電子マネー機能としての活用法

Touch'n Goカードは交通機関以外でも便利に使える電子マネーです。

主要なコンビニエンスストア、ファストフード店、スーパーマーケットなどで支払いが可能。

また、スマートフォンアプリと連携することで、残高確認や利用履歴の確認もできます。

特に旅行中の方にとっては、現地通貨の両替や小銭の管理が不要になるのでとても便利です。

最近では、Touch'n Goカードのみの支払い対応となっている路線バスもあるため、利用前に各交通機関の支払い方法を確認すると良いでしょう。

学生向け割引カード

マレーシアでは、学生証を持つ学生を対象に、最大50%割引が適用される特別なTouch'n Goカードを発行しています。

通学や日常の移動に便利な学生専用の交通ICカードです。

主要駅のサービスカウンターで申請でき、在学証明書、パスポートサイズの写真、身分証明書を提出すれば、約1週間で発行されます。

まとめ

マレーシアの電車システムは、LRTやMRTなどの市内路線から空港へ直結するKLIAエクスプレスまで、観光にも生活にも便利な路線網が整備されています。

自動券売機での切符購入や電車の乗り換えなど、基本的な利用方法は日本の電車システムと似ているので、Touch 'n Goカードや専用アプリを活用すれば、さらに快適な移動を楽しむことができるでしょう。

クアラルンプールの観光や、現地での生活を快適にする頼もしい交通手段として、ぜひマレーシアの電車を利用してみてくださいね!

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net