イギリス留学のメリット・デメリット!留学を成功させるために知っておきたいこと

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多くの留学生に人気のあるイギリスですが、
イギリス留学にはどのような目的やメリットがあるのでしょうか。

また、どんな準備をしておく必要があるのでしょうか。

この記事ではイギリス留学に関するメリットやデメリット、事前準備などについて解説していきます。

イギリス基本情報と留学先に人気の都市

 

イギリスについての基本的な情報とイギリスの中で留学先として人気のある都市を紹介します。

 

イギリスの基本情報

 

イギリスの正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland)と言います。

連合王国という名前の通り、複数の国が集まって構成されています。

イギリスを構成する国は4つあり、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドです。

それぞれの国の特徴は次のようになっています。

・イングランド

グレートブリテン島の南部約3分の2を占めていて、首都はロンドンです。

面積
約130,000平方キロメートルで、日本の約3分の1に相当し、イギリス全土の約53%を占めています。

人口
約5,650万人で、イギリス全体の約84%を占めています。

主要な都市
ロンドン(London)、オックスフォード(Oxford)、ケンブリッジ(Cambridge)、ブライトン(Brighton)、カンタベリー(Canterbury)

・ウェールズ

グレートブリテン島の西側に位置し、首都はカーディフです。

面積
約20,800平方キロメートルで四国とほぼ同じ面積です。

人口
約300万人で、イギリスの人口の約4.8%を占めています。

主要な都市
カーディフ(Cardiff)、スウォンジー(Swansea)、ニューポート(Newport)、バンガ-(Bangor)、セント・デイビッズ(St Davids)、セント・アサフ(St Asaph)

・スコットランド

グレートブリテン島の北部3分の1を占めていて、首都はエディンバラです。

面積
約78,000平方キロメートルで、北海道より少し小さいくらいの大きさです。

人口
約510万人で、イギリスの人口の約8.2%を占めています。

主要な都市
グラスゴー(Glasgow)、エディンバラ(Edinburgh)、アバディーン(Aberdeen)、ダンディー(Dundee)、ペイズリー(Paisley)

・北アイルランド

アイルランド島の北東部に位置していて、首都はベルファストです。

面積
約14,000平方キロメートルで、福島県とほぼ同等の大きさです。

人口
約190万人で、約3.0%を占めています。

主要な都市
ベルファスト(Belfast)、ロンドンデリー(Londonderry)、アーマー(Armagh)、クレイガボン(Craigavon)、ストラベーン(Strabane)、バリーマネー(Ballymoney)

 

イギリスの留学先として人気の都市

 

イギリスの留学先として人気の高い都市を紹介します。

 

ロンドン

 

ロンドンはイギリスの首都であり、世界有数の学園都市です。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)やインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)など、世界的に有名な大学が多数あります。

文化的多様性に富み、就職機会も豊富です。

さらに、大英博物館やバッキンガム宮殿、ロンドン塔など著名な観光名所や世界遺産が集まっているので、観光も存分に楽しめます。

 

オックスフォード

 

オックスフォード世界的に名高い学園都市で、特にオックスフォード大学は多くの著名人を輩出しています。

歴史的な建物が多く、学問への貢献も高く評価されています。

落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができるため、留学生にとっても非常に魅力的です。

 

ケンブリッジ

 

ケンブリッジもまた、優れた学園都市で知られています。

ケンブリッジ大学は長い歴史を持ち、さまざまな学問分野で影響力があるのも特徴です。

さらに美しいキャンパスと緑豊かな環境もあり、とても魅力的です。

 

ブライトン

 

海岸沿いの都市であるブライトンは、グレートブリテン島の南海岸に位置し、美しいビーチやリゾートとしての側面を持っています。

世界中から留学生が訪れる、多様性に富んだ学生都市でもありますので、海に近い環境での留学を希望する方にとって非常におすすめです。

 

エディンバラ

 

エディンバラは、スコットランドの首都です。

美しい街並みが特徴的で、街全体が世界遺産に登録されています。

エディンバラ大学をはじめとする名門大学があり、質の高い教育を受けることができます。

毎年8月に開催されるエディンバラ・フェスティバルも世界的に有名で、学業だけでなく、文化に親しむ機会も豊富です。

 

マンチェスター

 

マンチェスターイングランド北部の活気ある都市で、マンチェスター大学やマンチェスター・メトロポリタン大学などの一流大学があります。

ロンドンに比べて生活費が安く、音楽やアートのシーンも盛んです。

マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティといった有名クラブもあるので、サッカー観戦が楽しめるのも特徴的です。

 

グラスゴー

 

グラスゴースコットランド最大の都市で、グラスゴー大学やストラスクライド大学など、研究分野で高い評価を受けている大学があります。

STEM分野(科学・技術・工学・数学)の教育に力を入れており、一流の研究機関で興味を追求したい方にとって非常に魅力的です。

ここで紹介した都市以外にも留学先として魅力的な都市はたくさんあります。

学業や生活スタイルに応じた様々な選択肢があるので、興味のある方は他の都市についても調べてみるとよいでしょう。

イギリスでの留学を計画する際には、自分の目的や興味に合った都市を選ぶことが大切です。

 

イギリス留学のメリット・デメリット

 

イギリス留学にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

 

メリット

 

本場のイギリス英語を学ぶことができる

英語発祥の地であるイギリスで、本物のイギリス英語を学ぶことができます。

日本では、アメリカ英語を基本的に学ぶため、ブリティッシュな発音には抵抗がある場合が多いです。

イギリスでの生活を通して本場の英語にも慣れることができるでしょう。

専門分野の選択肢が豊富にある

アート、音楽、ファッション、デザインなど、幅広い専門分野を学ぶ機会があります。

多くの美術館や博物館が無料で入場できるため、課外学習も充実しています。

多くの大学では、著名なアーティストや芸術評論家をゲストとして招き、学生と対話する場を設けていて、将来のキャリアにつながっていく機会が多いというのも特徴です。

長期滞在ができる

イギリスのワーキングホリデー(YMS)ビザでは、条件なしで最長2年間の滞在が可能ですので、他の国でワーキングホリデーをするよりも長い期間滞在することができます。

教育水準が高い

イギリス政府は教育に関して高い基準を設けており、各大学はその基準をクリアする必要があります。

そのためイギリス全体の教育レベルは非常に高く維持されており、質の高い教育を受けることができます。

参加型の教育スタイル

イギリスの教育スタイルは、単に講義を聞くだけでなく、積極的に意見を述べ、議論に参加することを強く求めます。

そのような能動的な姿勢を生徒に促すため、クリティカルな思考力やコミュニケーション能力など実社会でより必要となる力を培うことができます。

 

デメリット

 

留学費用が高い

イギリスへの留学費用は他の英語圏の国と比較しても高額となってしまいます。

さらに、円安・ポンド高の影響で、日本人留学生にとっての経済的負担はより大きくなってしまっています。

ビザ審査が厳しい

イギリスのビザ申請は他国と比べても厳格で競争率が高く、年々審査が厳しくなっています。

英語力の証明だけでなく、資金証明なども必要で、取得のハードルが高いのが事実です。

気候が悪い

イギリスは晴天より曇りや雨の日が多く、気候が悪いです。

にわか雨が頻繁に降るため、常に折りたたみ傘を持ち歩かなければなりません。

気候への対処がストレスとなる場合もあるので注意が必要です。

治安の問題

日本と比較すると、スリやひったくりなどの軽犯罪が多く発生しているようです。

特に人込みでは警戒が必要で、日本人はターゲットになりやすいとされています。

銃規制が厳しいため、銃による犯罪に巻き込まれる可能性は低いとされますが、事件に巻き込まれないよう注意を払う必要はあります。

 

イギリス留学が向いている人

 

イギリスへの留学に向いている人の特徴を解説します。

イギリス留学へ関心のある方はどなたでも向いているのは間違いありませんので、これらの特徴がすべてではありません。

 

イギリスの歴史や文化に興味がある人

 

イギリスの歴史は非常に深く、現在でも古くからの伝統を感じることのできる場所となっています。

さらに、博物館や美術館で様々な文化に触れることも容易な環境です。

イギリスの歴史や文化に関して強い興味を持っている方であれば、イギリスでの滞在を心から楽しむことができるはずです。

 

スポーツが好きな人

 

イギリスは、サッカー、テニス、ゴルフ、ラグビー、クリケット、ポロなど、多くのスポーツが誕生した地です。

そのため、世界的なスポーツイベントも多く開催されます。

自分自身が競技者としてスポーツ楽しむことも、観戦を楽しむこともできる環境ですので、スポーツが好きであれば、イギリスへの留学はとてもおすすめです。

 

お酒が好きな人

 

イギリス各地にはパブ文化が古くから根付いています。

地元の人々にとっては、交流の場としても欠かせないものとなっていますし、イギリスのビールやウィスキーは世界的にも高い評価を受けています。

ですので、お酒が好きな方であれば、イギリスでの留学生活をより充実させることができるのではないかと思います。

イギリス留学の費用について

イギリス留学の費用は、期間や目的によって異なりますが、相場は次のようになっています。

 

語学留学

 

学費、居住費、生活費、渡航費、海外留学保険費、ビザ申請費などを含めて以下のようになります

1ヶ月の場合: 32~87万円

3ヶ月の場合: 92~197万円

半年の場合: 171~360万円

1年間の場合: 331~691万円

学費で1ヶ月あたり7~20万円、1年間で84~240万円程度かかります。

その他、滞在費で1ヶ月あたり7~15万円程度はかかると考えておくとよいでしょう。

自炊や学校の寮などを選択することで費用を抑えることができるので、工夫できる部分は、よく検討してみましょう。

 

大学留学

 

大体の概算は次のような金額になるようです。

6ヶ月の留学費用: 140~440万円

1年間の留学費用: 280~850万円

2年間の留学費用: 550~1,670万円

3年間の留学費用: 830~2,540万円

留学費用は地域によっても差があり、ロンドンでは1年間で450~560万円、地方では380~480万円程度が目安となるようです。

参考:人気のイギリス留学の全て!

 

イギリス留学の成功に必要な準備

 

イギリスに限らずですが、留学を成功させるためには事前の準備が欠かせません。

留学のために必要な準備について解説していきます。

 

1.情報収集と学校選び

 

まず、留学の目的に応じた情報収集を行い、希望する学校やプログラムを選ぶ必要があります。

語学研修を重視するのか、学位取得を目指すのかによって、最適な学校が異なります。

英国政府の公式サイトなどで、条件を満たしている学校を確認するとよいでしょう。

 

2.必要書類の準備

 

入学願書や各種必要書類の準備を行います。

高校や大学の成績証明書、語学力証明(IELTS / TOEFL)などは学校へ提出しなければなりません。

どのような書類が必要なのか、正式な募集要項で確認しておきましょう。

 

3.ビザとパスポートの取得

 

イギリス留学にはビザの取得が必要です(6ヶ月以上の滞在)。

ビザを申請する前にパスポートを取得し、必要書類を整えてビザの申請を行います。

申請プロセスはできるだけ早めに始めておきましょう。

 

4.航空券や保険の手配

 

航空券の手配を早めに行うことで、費用を抑えることができます。

また、海外旅行保険の加入も重要です。

もしものトラブルに備えて、医療費用をカバーできるプランを選んでおきましょう。

 

5.生活準備

 

渡航前には、住居の手配を行い、滞在先を決める必要があります。

現地の生活費や文化、交通手段についても入念に調査しておくと安心して渡航することができます。

必要な持ち物(衣類、常備薬、辞書など)のリストなどを作成して、忘れ物をしないよう注意してください。

 

イギリス英語とアメリカ英語の違い

 

イギリス英語とアメリカ英語は、発音、スペル、語彙、文法など、いくつかの面で明確な違いがあります。

 

発音の違い

 

最も顕著な違いの一つは、発音に関するものです。

アメリカ英語では「R」の音をはっきりと発音しますが、イギリス英語では「R」の発音をしないことが多いです。

例えば、アメリカ英語では「car」「カー」と発音するのに対し、イギリス英語では「カー」とは言わず「カ」のように発音します。

さらに、イギリス英語では「T」の音をしっかり発音する傾向があり、対してアメリカ英語では「T」「D」「R」に変化することがあります。

 

スペルの違い

 

スペルにも違いがあります。

イギリス英語の「-our」で終わる単語は、アメリカ英語では「-or」になります(例:humour/humor)。

また、「-re」で終わる単語は、アメリカ英語では「-er」になり(例:centre/center)、さらに「-ise」で終わる動詞は、アメリカ英語では「-ize」になります(例:realise/realize)。

 

語彙の違い

 

使われる語彙においても違いがあります。 以下に例を紹介します。

・エレベーター

elevator (米) / lift (英)

・ゴミ

garbage (米) / rubbish (英)

・トラック

truck (米) / lorry (英)

・セーター

sweater (米) / jumper (英)

・クッキー

cookie (米) / biscuit (英)

 

文法の違い

 

文法の面でも違いがあります。

例えば、イギリス英語では現在完了形の使用において「have got」を一般的に使うのに対し、アメリカ英語では「have gotten」を使用することが多いです。

また、集団名詞(“team”など)の扱いにも違いがあり、イギリス英語は単数・複数を文脈に応じて使い分けますが、アメリカ英語では単数扱いが一般的です。

 

まとめ

 

イギリス留学についての知見は深まったでしょうか。

留学といっても何を目的としてイギリスへ渡るのかは人によって大きく違います。

語学や研究、芸術など自分の目標に合ったプランをよく考え、夢を実現できるよう丁寧に準備していくことが重要です。

この記事をきっかけにイギリス留学への興味を持っていただけたら幸いです。

 

 

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