マレーシアのお土産として人気の「ベリーズ・チョコレート」は、日本人観光客にも愛されている定番チョコレートです。特に、クアラルンプールを訪れる観光客の間では、ばらまき土産としてもとても人気があります。チョコレート好きの方はもちろん、甘いものが苦手な方でも楽しめるフレーバーが揃っており、カカオ本来の味を堪能できるのも魅力です。
今回は、ベリーズ・チョコレートの特徴や種類、購入できる場所、日本での入手方法について詳しくご紹介します。
- 「ベリーズ・チョコレート」とは
- マレーシアの代表的ブランド「Beryl’s」について
- マレーシアの基本情報
- ベリーズチョコレートの種類
- マレーシアのどこで買う?
- ベリーズチョコレートは日本で買える?
- まとめ
「ベリーズ・チョコレート」とは
「ベリーズ・チョコレート(Beryl’s Chocolate)」は、マレーシアを代表する高品質なチョコレートブランドで、1988年に創業されました。もともとマレーシアには欧米のような大規模なチョコレートブランドが少なく、ローカルブランドとして本格的なチョコレートを提供することを目的に設立されました。地元産のカカオを使用し、マレーシア独自のフレーバーを活かしたチョコレートを開発し続けています。
ベリーズ・チョコレートの特徴
ベリーズ・チョコレートの最大の特徴は、厳選されたカカオ豆を使用した高品質な味わいです。通常のチョコレートは砂糖やミルクが多く加えられていますが、Beryl’sはカカオの純粋な風味を最大限に引き出す製法を採用しています。そのため、チョコレートのコクや苦みをしっかりと感じられます。
さらに、マレーシアならではのエキゾチックなフレーバーも魅力の一つです。特にドリアンチョコレートやマンゴーチョコレート、パンダンリーフ風味のチョコレートなど、他の国ではなかなか味わえないラインナップが揃っています。定番のダークチョコレートやミルクチョコレートのほか、抹茶やキャラメルなども人気があります。
製造工程と品質管理
Beryl’sでは、カカオの品質管理にも力を入れています。マレーシア国内のカカオ農園と直接契約を結び、収穫から発酵、乾燥、焙煎まで一貫した管理を行っています。このプロセスにより、香り高く濃厚なチョコレートが生まれます。さらに、最新のチョコレート製造技術を導入し、温度や湿度を精密にコントロールすることで、なめらかな口どけと深い味わいを実現しています。
マレーシアの代表的ブランド「Beryl’s」について
ブランドの歴史と成長
「Beryl’s Chocolate」は、1988年にマレーシアで創業されました。当時、マレーシア国内には高品質な地元ブランドのチョコレートがほとんどなく、Beryl’sは「マレーシア産の良質なカカオを使い、本格的なチョコレートを作る」という理念のもとスタートしました。
創業当初は小規模な工場での生産から始まりましたが、その品質の高さが話題となり、徐々に国内市場での人気が拡大していきました。その後、東南アジアを中心に輸出が始まり、現在では中国、日本、韓国、中東、ヨーロッパなど世界各国に展開されています。今では、マレーシアを代表するチョコレートブランドの一つとして広く認知されています。
Beryl’sのこだわりと特徴
Beryl’s Chocolateの最大の特徴は、厳選されたカカオと独自の製法にあります。地元産の上質なカカオを使用し、マレーシアの風土を活かしたエキゾチックなフレーバー展開を行っています。
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高品質なカカオの使用
カカオの産地としても知られるマレーシアのカカオ豆を使用しています。
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独自のフレーバー
ドリアン、パンダンリーフ、ティラミスなどユニークなラインナップが観光客にとっても魅力的です。
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伝統と革新の融合
ヨーロッパ式のチョコレート製造技術とマレーシア特有のフレーバーを掛け合わせた独自の製品開発を売りにしています。
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プレミアムギフト展開
贈答用に適した高級感あるパッケージのギフトセットも豊富なので、ちょっとしたプレゼントにぴったりです。
工場と見学ツアー
Beryl’sは、マレーシア国内に複数の製造工場を持ち、品質管理を徹底しています。中でもセランゴール州の本店工場では、観光客向けのチョコレート製造見学ツアーを開催しており、原料のカカオ豆がどのようにチョコレートへと変わるのかを実際に学ぶことができます。
訪問者は、製造ラインを見学できるだけでなく、出来立てのチョコレートを試食することもでき、ここでしか購入できない限定フレーバーやお得なセット商品も販売されています。チョコレート好きなら一度は訪れたいスポットです。
マレーシアの基本情報
地理と気候
マレーシアは東南アジアに位置し、赤道近くにあるため一年中温暖な熱帯気候に属しています。年間の平均気温は25〜32度ほどで、湿度が高いため蒸し暑い日が続くことが特徴です。雨季と乾季があり、特に雨季(5月〜10月)はスコールが頻繁に発生しますが、観光にはそれほど影響がないため一年中楽しめる国です。
歴史
マレーシアの歴史は多様な文化と民族が交錯するものです。かつてはインドや中国との交易が盛んで、15世紀にはマラッカ王国が繁栄しました。16世紀以降、ポルトガル、オランダ、イギリスによる植民地支配が続きましたが、第二次世界大戦後の独立運動を経て、1957年にマラヤ連邦として独立しました。その後、1963年に現在のマレーシアが形成され、多民族国家として発展を遂げています。
多民族国家と食文化
マレーシアはマレー系、中国系、インド系を中心とした多民族国家で、それぞれの文化が融合した独特の食文化を持っています。ナシレマ(ココナッツミルクで炊いたご飯)、バクテー(豚肉の煮込みスープ)、ロティ・チャナイ(インド風のパン)など、多種多様な料理を楽しめます。
ベリーズチョコレートの種類
ベリーズ・チョコレートには、さまざまなフレーバーと食感のバリエーションがあります。
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ダークチョコレート
カカオ含有量が高く、ビターで上品な味わい。カカオの深い香りを楽しみたい方におすすめです。
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ミルクチョコレート
まろやかで甘みのバランスが絶妙で、万人受けする優しい風味です。
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ホワイトチョコレート
ミルキーでクリーミーな口どけで、甘さが際立ち、デザート感覚で楽しめます。
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ドリアンチョコレート
南国の王様ドリアンの強い香りと甘みが特徴で、挑戦したい人向けの一品です。
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ティラミスチョコレート
エスプレッソとマスカルポーネの風味が絶妙にマッチします。
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ナッツ入りチョコレート
アーモンドやマカダミアナッツをふんだんに使用し、食感も楽しめる商品です。
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パンダンリーフチョコレート
東南アジア特有のパンダンリーフの香りが広がる、珍しいフレーバーです。
これらのチョコレートは、それぞれの個性が光る味わいで、お土産や贈り物としても喜ばれます。
マレーシアのどこで買う?
ベリーズ・チョコレートはマレーシア国内のさまざまな場所で購入できます。観光客向けのショップだけでなく、地元の人が利用するスーパーマーケットや専門店でも取り扱われており、購入場所によってラインナップや価格が異なります。
ベリーズ・チョコレートの本店
ベリーズ・チョコレートの本店は、クアラルンプール近郊のセランゴール州にあります。本店では工場直送の新鮮なチョコレートが手に入るだけでなく、製造工程の見学ツアーも開催されています。ここでしか買えない 限定フレーバーや、お得なまとめ買いセットも販売されているため、時間がある方にはぜひ訪れてほしいスポットです。
クアラルンプール国際空港(KLIA)の免税店
マレーシア旅行の最後にお土産を購入するなら、クアラルンプール国際空港(KLIA)の免税店が便利です。ここでは定番のミルクチョコレートやダークチョコレートはもちろん、トラベラー限定の特別パッケージも販売されています。空港の免税店では通常価格よりも少し割安で購入できることが多く、旅行者にとっては見逃せないポイントです。
ショッピングモール・専門店
クアラルンプール市内の大型ショッピングモールにも、ベリーズ・チョコレートの専門店がいくつかあります。特に以下のモールでは品揃えが豊富で、試食ができることもあります。
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パビリオン・クアラルンプール(Pavilion KL)
高級感のあるパッケージのギフトセットが充実しています。
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ミッドバレー・メガモール(Mid Valley Megamall)
定番商品から限定フレーバーまで幅広く取り扱っています。
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サンウェイ・ピラミッド(Sunway Pyramid)
観光客向けのセットが多く販売されています。
スーパーマーケットでお得に購入
地元の人が普段使うスーパーマーケットでも、ベリーズ・チョコレートを購入できます。スーパーマーケットでは観光地の店よりも比較的安価に購入できるため、コストパフォーマンスを重視する方にはおすすめです。
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ジャイアント(Giant)
リーズナブルな価格でまとめ買いができます。
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テスコ(Tesco)
品揃えが豊富で、時期によってはセール価格で購入できます。
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イオン(AEON)
日本人にもなじみのあるスーパーで、お菓子売り場におみやげ用の個包装チョコも取り扱っています。
オンラインショップ
マレーシア国内のECサイトや、空港の公式オンラインショップでもベリーズ・チョコレートを購入できます。特に、オンラインでは空港受取サービスを利用できる場合があり、出発前に注文しておけば、帰国前に空港でピックアップするだけで済むため便利です。
また、Lazada(マレーシアのAmazonのようなECサイト)やShopeeでも販売されており、セール時には大幅な割引価格で購入することができます。
期間限定・イベント販売
ベリーズ・チョコレートは、マレーシア国内の食品フェアやチョコレートフェスティバルなどのイベントでも販売されることがあります。イベント限定のフレーバーや、新商品の先行販売も行われるため、マレーシア滞在中にこうしたイベントが開催されている場合は、ぜひチェックしてみてください。
ベリーズチョコレートは日本で買える?
Beryl’sのチョコレートは、日本の一部店舗やオンラインショップで購入できます。ただし、現地で買うよりも価格が高めになる傾向があります。特に、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトでは、ティラミスチョコレートやダークチョコレートが販売されています。
また、マレーシアの輸入食品を扱う専門店でも取り扱いがあることがあるため、近くのショップをチェックしてみるのもおすすめです。送料を抑えたい場合は、まとめ買いをするとお得になることが多いです。
まとめ
ベリーズ・チョコレートは、マレーシアを代表するチョコレートのブランドであり、豊富でユニークなフレーバーの種類と高品質な味わいが魅力です。クアラルンプールを訪れた際には、免税店やBeryl’s直営店でお気に入りのチョコレートを見つけてみてください。日本でも一部店舗やオンラインで購入できますが、現地での購入がお得です。マレーシア旅行の際は、ぜひベリーズ・チョコレートをチェックしてみましょう!

◇経歴
2019年03月
名古屋大学法学部法律政治学科卒業
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
2021年04月〜現在
株式会社ニトリ、Web ライターを経て、2021年4月よりサイエンスコミュニケーターとして活動。
◇資格
TOEIC820点
◇留学経験
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
◇海外渡航経験
年3~4回 海外出張(ヨーロッパ各国、韓国、オーストラリアなど)
現地での広報活動(学会・セミナー等)
プライベートでは友人と東南アジアにいくのがマイブーム。
◇自己紹介
昔から色々な文化や芸術に触れることが好きで、暮らしながら旅する生活に憧れていました。
仕事で英語を使うようになってから、コミュニケーションツールとして英語学習を楽しんでいます。
観光で海外に行く際は、ヨガやシュノーケリングなど、自然を感じられるアクティビティが好きです。これまでで好きな旅先は、アムステルダムとトレドです。