英語学習者の皆さん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこのコラムでは、英語でのコミュニケーション中で役に立つ、ネイティブスピーカー御用達の英語表現をピックアップ。ネイティブスピーカーが実際に会話や文章の中で、何をどのように使用するのかを一緒に学んでいきましょう!
ズバリ、今回特集していくのは「ルール」という単語と、それに関連する言葉の英語表現方法についてです。
「rule」という単語は「ルールを守りましょう」や「ルールに従う」などといった、社会や組織の秩序を守るための規則という意味合いで使用されるカタカナ語です。日常生活でもよく使用される常用語ですよね。この意味での「rule」はよく知られていますが、実は「rule」には日本語には存在しない意味もあるということをご存知ですか?
このコラムでは、「rule」の基本的意味や使い方、そして「rule」に関連する似た意味を持つ英語表現も紹介していきます。英語の例文とその日本語訳も用意していますので、実際に会話や文中で使用する際の参考にしてみてくださいね。
ルール 英語表現
実は「rule」には、動詞としての使用方法と、名詞としての使用方法の二つがあります。さらに、動詞・名詞としての使い方の中にいくつもの意味を持ちます。ここからは、動詞の「rule」と名詞の「rule」の両方の基本的意味とその使い方を、例文を参照しながら学習していきましょう。
名詞① 慣習、いつものこと
「Rule」の名詞には「慣習」や「いつものこと」という意味があります。
例文:
It’s my dad’s rule to wash his car every weekend.
毎週末に車の掃除をするのが父の習慣です。
She made it a rule to work out in the morning.
彼女は朝に筋トレをすることにしている。
「慣習」としての「rule」を使った英語イディオムを紹介します。「make it a rule」で「〜することにしている」です。自分や誰かの習慣やルーティンを紹介するときに使用できますよ。
名詞② 支配、統治
名詞としての「rule」には「支配」や「統治」という意味もあります。「国が国を支配する」や「政党が全政界を支配する」などというときに使用できます。
例文:
The Philippines were under Spanish rule a long time ago.
フィリピンは遥か昔、スペインの統治下だった。
名詞③ 定規
三つめに紹介する「rule」の名詞としての意味は「定規」です。「Ruler」とも言いますが、「rule」も定規の意味を持ちます。「Rule」の起源はフランス語で「まっすぐな棒」「木の棒」という意味があったそうです。
例文:
I need to use a rule to draw a straight line.
まっすぐな線を引くために定規が必要だよ。
動詞① 統治する、支配する、君臨する
動詞としての「rule」の一つめの意味は、「統治する」「支配する」「君臨する」です。この「rule」の成り立ちをみて見ると、「まっすぐな棒」という意味のあるフランス語の「rule」が「ルールを決める」に派生し、そこから「王様が統治する・支配する」といった流れで動詞へと進化しました。
例文:
People wished that a new king would rule the country.
人々は新しい王様が国を支配することを望みました。
動詞② 判定する
「Rule」には「判定する」といった意味もあります。「裁判官が判定する」や「審判が判定する」などのように使用します。
例文:
The umpire ruled him foul.
審判は彼をファールと判定しました。
The judge ruled that the man was guilty.
裁判官は彼が有罪だと判定しました。
定規で線を引く
先ほど名詞の部分で紹介した「定規」という意味の動詞版です。
例文:
The twin brothers ruled lines on the paper.
双子の兄妹は紙に線を引きました。
日本語と同じ意味の「rule」
私たちは普段、日本語でも「ルール」と表現しますね。この場合、私たちは「ルール」を「規則」「決まり」「規範」という意味で使用しています。英語にもこれと全く同じ意味があります。
例文:
You can’t break the school rules.
学校のルールを破っちゃダメだよ。
We need to follow the traffic rules.
交通規則に従わなければいけないよ。
日本語と同じ「ルール」を使用する場面としては、学校や国、会社などの組織やコミュニティの規則に加え、スポーツや交通ルール、モラルとしてのルールなど多岐にわたります。
参考資料:
「ルール」は英語で「規則」? Ruleの使い方をマスターしよう! | Kimini英会話
https://kimini.online/blog/archives/18598
Ruleと関連する表現
ここまで、「rule」という単語の名詞・動詞としての意味、そして両者の使用方法を例文を用いて解説してきました。ここからは、「rule」に関連したその他の英語表現をピックアップしていきます。
Regulation
法律や大勢の人が知る公式の規則に関連する場合に、「regulation」を使用することが多いです。個人や自分が決めたルールというよりは、大きな組織や法律が関わって成立したルールのことを指します。
例文:
This apartment must meet a safety regulation.
このアパートは安全面での規則を満たさなければいけない。
Guideline
一般的な指針や助言を示す場合に使われるのが「guideline」です。例えば、会社の新しい計画について英語で表す場合は「guideline」になります。
例文:
When you’re not sure about the program, follow the guidelines.
プログラムについて分からないことがあるときは、ルールに従ってください。
参考資料:
「ルール」は英語で何という?例文付きで解説! | オンライン英会話のWeblio英会話コラム (英語での言い方・英語表現)
https://eikaiwa.weblio.jp/column/phrases/how-to-say-in-english/ruuru-english
「約束」 英語表現
「ルール」に関連する英単語に「約束」もあります。最後に、「約束」という意味を持つ単語を複数ピックアップしていきます。例文と一緒に使い方も併せて確認してみましょう。
英語では、「約束」には複数の種類があります。例えば、「契約」という意味の「約束」や、「誓い」という意味での「約束」などです。
Promise
日常会話で最もカジュアルに使用される「約束」が「promise」です。友達同士、家族同士など、人と人がする「約束」の意味として使用されます。
例文:
I promised her to keep my eye on her while she was on her diet.
私は彼女がダイエット中に彼女を見張ると約束した。
ちなみに、「約束を破る」は、英語で「break the promise」といいます。
例文:
I am so sorry that I broke a promise. I’ll never do that again.
約束を破ってしまって本当にごめんなさい。もう二度としません。
Appointment
「Appointment」にも「約束」という意味があります。この単語には、「面会の約束」やというニュアンスが強く、病院や弁護士、学校の保護者面談で相手に面会するという約束の時に使用します。友人同士などのカジュアルな約束に用いると少々硬い印象になってしまいます。
例文:
I have an appointment to see a dentist today.
今日は歯医者の予約があります。
Deal
三つめに紹介するのは「deal」です。特にビジネスシーンで「取り決め」「取引」というニュアンスで使用されます。
例文:
We’ve made a deal that we confirm the process with our boss.
手順についてしっかり上司に確認を取るということを約束した。
Give one’s word
さらに、「約束する」という意味の英語フレーズを紹介します。「Give one’s word」です。ネイティブスピーカーは「promise」をつかわずにこのフレーズを使用することもあります。
例文:
I swear, I’ll give my word.
約束するって誓うよ。
Give me your word.
約束してね。
You have my word.
約束するよ。
Undertake
「Undertake」には「引き受ける」という意味がある単語です。会話や文の中では「undertake to do something」という表現で用いられ、「〜することを約束する」という意味になります。
例文:
Mary undertook to be in charge of a new project.
メアリーは新しいプロジェクトの責任者になると約束してくれた。
Swear
「Swear」という単語には「誓う」という意味があり、固く約束を交わすといったニュアンスで使用されるものです。カジュアルな会話の中で使用されることも多く、例えばいつも掃除をしない子供に父親が怒った時、その子供は「絶対今日は片付けるから!」と約束する際に使用されます。
例文:
I swear that I’ll finish this task by the end of today!
今日の終わりまでに必ずこのタスクを終わらせるって誓うよ!
I swear to wake up early tomorrow morning!
明日は早く起きるって誓うよ!
「約束」を表す英語とは? | 様々な「約束」の表現法をご紹介! - ネイティブキャンプ英会話ブログ
https://nativecamp.net/blog/20200331_promise
ルール 英語 まとめ
このコラムでは、「rule」という英単語について特集してきました。また、「rule」に関連する英単語や英語フレーズをピックアップし、会話や文中での使い方を確認してきました。
このコラムで学習した表現は、ぜひ英語での日常会話や文章の中で使って、自分のものとして定着するようにしてみてくださいね!
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出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.