「理科」に関する英語表現!知ると面白い身近な科学現象も紹介

理科, science, ネイティブキャンプ

皆さんは「理科」に関する英語を知っているでしょうか?理科といえば、科学、物理、生物など様々なカテゴリーに分かれています。学生の方はもちろん、大人になってからも新聞やニュースなどで見かける理科に関する英単語も多いので覚えておくと便利です。

今回は「理科」に関する英語について例文とともに徹底的に解説します。身近な科学現象とその英語表現も一緒に紹介しますので、楽しく学んでいきましょう!

「理科」は英語でなんて言う?

理科とは、科学、物理、生物などの総称と考えられています。それでは「理科を勉強してます」と英語で伝えたいときに、どのような英単語を使うのでしょうか?

この場合、“science”を使って“I study science.”と表現するのが一般的です。理科の中でもどのようなカテゴリーの勉強をしているかを細かく伝えたいときには、他の英単語を使って説明することができます。分野ごとに一つずつ見ていきましょう。

科学

科学:Science

「科学」は、一般現象や自然科学をまとめて表現する際に使われる言葉です。理科と同じ“scienceを使って表現することができます。

<Science の英語例文>

He said he prefers science to math because he has time to do experiments.

(彼が数学よりも科学が好きな理由は、実験をする時間があるからと言ってました。)

She wants to become a scientist, so besides her schoolwork, she reads books about science at the library every day.

(彼女は科学者になりたいので、学校の勉強以外に毎日図書館で科学に関する本を読んでいます。)

物理

物理:Physics

スポーツ選手などがよく「フィジカルトレーニング」という言葉を使いますが、この単語は「物理的」の意味を持つ““physical”からきています。つまり、“physical training”とは「肉体的、物理的な運動」の総称です。

<Physics の英語例文>

The physics teacher is a good soccer player and plays soccer with his students after school.

(物理の先生はサッカーが上手いので、放課後に生徒たちとサッカーをしています。)

In the future, I would like to work in a research position related to physics, so I am aiming to enter a university where I can specialize in physics.

(将来は物理に関わる研究職につきたいので、物理を専門的に学べる大学進学を目指しています。)

化学

化学:Chemistry

実験を通して物質の性質などを研究する分野で使用されるのが“chemistry”です。学校の理科室で、フラスコを使って実験をした経験はないでしょうか。その経験を英語で表現したいときに“chemistry”を使うことができます。

<Chemistry の英語例文>

Our chemistry teacher is preparing very difficult questions for the exam next week.

(私たちの化学の先生は、来週の試験に向けてとても難しい問題を作成しています。)

I liked studying chemistry in junior high school, but after entering high school, it has become my least favorite subject because it is so difficult.

(中学の頃は化学の勉強が好きでしたが、高校に入学してからはとても難しいので一番苦手な教科です。)

生物

生物:Biology

“Bio”は「生命」などに関する英単語を作る接頭辞で、“logy”は「~学」「~論」などを意味する接尾辞です。生物や植物に関して勉強していることを伝えたいときに使う単語が“biology”となります。

<Biology の英語例文>

The biology class is one of the most popular classes among students because it is interesting.

(生物の授業は興味深いという理由で、生徒からとても人気がある授業の一つです。)

We have to move around the classroom because after music class is biology class.

(音楽の授業の次は生物の授業なので、私たちは教室を移動する必要があります。)

地学

地学:Earth Science, Geoscience

地学とは“geology(地質学)”や“geophysics(地球物理学)”などを含んだ名称のことです。

<Earth Science, Geoscience の英語例文>

There are so many students in my class who are interested in earth science.

(私のクラスでは地学に興味のある生徒がとても多いです。)

Since I started studying geoscience, I have been seeing news and newspaper articles about global warming.

(地学の勉強を始めてから、地球温暖化についてのニュースや新聞記事を見るようになりました。)

身近な科学現象と英語表現

日常生活で体験する身近な科学現象にも英語が使われています。今回は7つの現象を紹介しながら、使用されている英

単語についても簡単に説明していきます!

目の錯覚 / ペンを揺らすとぐにゃぐにゃに見えるのはなぜ?

手に持ったペンを揺らすと曲がって見える目の錯覚のことを「ラバー・ペンシル・イリュージョン」と言います。この錯覚は、ペンを揺らしたときに動きの速度に差があることで認識がズレて起こるそうです。

ちなみに、英語では“Rubber Pencil Illusion”となります。どれも見たことあるような英単語かと思います。

rubber:ゴム

何かをまとめるときに使用する輪ゴムは英語で“a rubber band”と言います。

illusion:幻覚、幻影

“イリュージョン”と発音されるこの英単語はカタカナで表記されることも多いです。

ゲシュタルト崩壊 / 同じ文字をずっと見続けているとわけがわからなくなる?

同じ漢字や文字を書き続けていたり、見ていると段々と目がおかしくなった経験がないでしょうか?同じ文字を続けて見ると、一つのまとまりとして見ることができなくなる現象です。この現象を「ゲシュタルト崩壊」と言います。

ゲシュタルトは“Gestalt”というドイツ語です。「形態」「姿」を意味する単語で、20世紀初頭に生まれたゲシュタルト心理学から生まれた概念とも言われています。ちなみに、英語では“Gestalt Collapse”となります。

collapse:崩壊する、崩れる

「崩壊する」という動詞だけではなく「崩壊」の意味を持つ名詞でも使うことができます。

ライデンフロスト現象 / 熱したフライパンの上を水滴が走る!?

熱したフライパンの上に水を垂らすと、水滴がコロコロと動くのを見たことはありませんか?これは、フライパンと水が接したとき、瞬間的に水蒸気の層を作り出すので水滴が走っているように見えるのです。この現象を「ライデンフロスト現象」と言い、英語では“Leidenfrost Phenomenon”となります。この現象をヨハン・ライデンフロスト(Johann Leidenfrost)が論じたことが名前の由来です。

phenomenon:現象、事象

TOEICなどの資格試験でも見かける単語なので覚えておくと便利です。

ドップラー効果 / 通り過ぎた救急車の音が変わる

「ピーポーピーポー」という救急車の音ですが、近くに来た時と通り過ぎた時で音が変わって聞こえることはありませんか?この効果は「ドップラー効果」と言います。周波数の変化が音の高さに変化を与えているようです。英語では“Doppler Effect”となります。ドップラーさんというオーストリアの物理学者の名前に由来します。

チンダル現象 / 暗い部屋に日光が差し込んだ時に、ほこりがキラキラ光って見える

暗い部屋でカーテンを少し開けると、ほこりがキラキラと空気中に浮いているのを見たことがあるかと思います。この現象は「チンダル現象」と言います。光の特性による物理科学的現象の一つのようです。英語では“Tyndall Effect”と表記し、イギリスの物理学者の名前に由来します。

炎色反応 / 花火の綺麗な色の正体

炎色反応とは、炎の中にアルカリ金属元素などを含む試料を入れて高温で熱することで、炎の色が異なる色を示す反応のことを言います。英語では“Flame Test”と言います。

flame:炎

“fire”は一般的な「火」という意味で、“flame”は燃えているものから出ている「炎」を表現したいときに使う英単語です。

偏西風 / 飛行機の行きと帰りの時間はどうして違う?

旅行するときに行きと帰りで飛行時間が違うということがありますよね。これは、偏西風が原因で飛行時間に差が出ています。ちなみに、偏西風は英語で“Westerlies”と表記されます。

まとめ

今回は「理科」に関する英語をご紹介しました。今回学んだ英語表現は、ニュースや新聞などでも使用される英語なので覚えておくと便利でしょう。他にも面白い科学現象がたくさんありますので、気になる方はぜひ調べてみてください。

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