「英語学習の方法は?」と訊かれたら、何を思い浮かべるでしょうか?
普通は、英語の教則本や英会話レッスン、オンライン英会話などですね。
しかし現在は英語学習の方法もいろいろあり、SNSでも英語の勉強ができます。
実際に、YouTube、X(旧ツイッター)、インスタグラム、TikTokなどでも、英語学習は人気のカテゴリーとなってきています。
今回の記事ではその中から、インスタグラムで英語学習系の情報を発信しているインフルエンサーを紹介します。
英語学習も日々進化しています。知識のアップデートをして、英語学習の効率を最大化しましょう。
また「自分もいずれはSNSで英語学習について発信したい!」という方も参考にできるはずです。
Instagramは英語学習に使える?
ここで、不安に思った人もいるかもしれません。
「インスタグラムなんて、まともな学習に使えるの?」
このような不安も持って当然ですね。
インスタグラムは誰でも投稿ができます。
資格もTOEICスコアもいらないし、もっと言うと、英語が全く話せなくても英語学習アカウントを作ることも可能です。
ウソの情報をつかまされる可能性だって十分にあり得ますよね。
そのため、結論を言うと「インスタグラムは英語学習に使えるが、学習に使うアカウントはしっかりと選ばなければいけない」です。
ここで紹介する英語学習アカウントは、英語レベル、フォロワー数、信憑性の観点から、コチラで厳選したものです。
とりあえず、これから紹介する7つのアカウントからフォローしてみてください。
おすすめ英語系Instagramアカウント7選
前述したように、以下のアカウントは信用してもいいと判断されたものです。
英語初心者から上級者までが楽しめて、なおかつためになるインスタグラマーなので、要チェックです。
Kevin's English Room
Kevin's English Roomは、アメリカ育ちのケビン、IQ140のかけ、3カ国語を話せるやまの3人組によるSNSアカウントです。
アメリカ育ち日本在住のケビンを中心に、アメリカと日本の文化の違い、日本人の英語、アメリカ人が戸惑う日本語、などについてコメディー調で紹介しています。
「日本人が間違えている英語Maybe」
「日本人が言う「プレーン」はこう聞こえている」
といったように、英語学習に直接役に立ちそうな動画から
「日本とアメリカのハワイのイメージの違い」
「海外から見た日本変な所」
などのような、話のネタになるような動画まで、バラエティー豊かな動画が投稿されています。
Kevin's English Roomの良いところは、まずケビンの発音がバリバリのネイティブスピーカーなので、発音の勉強になるところ。
そして、日本もアメリカもネタにされているけど、不快感が全くないところです。あくまで双方の文化をリスペクトしているので、心地よく動画を観ることができます。
AK-English
AK-Englishは、カナダへの留学をサポートする会社AK留学サポートの設立者であるAkaneさんによる英語学習アカウントです。
実際に英語圏で生活をするAkaneさんが、ネイティブスピーカーがリアルに生活の中で使うフレーズなどを紹介しています。
「嘘やろ?」「朝イチで」「ビール腹」など、日本語では当たり前に使うけど、英語だと分からない、でも辞書で調べても分からない!というフレーズを多く解説しています。
動画がストーリー仕立てになっているので、どのようなシチュエーションで使うフレーズなのかが分かりやすいことが特徴です。
また、Akaneさんはネイティブスピーカー並みに発音が良いのですが、生まれ持ってのバイリンガルではなく、後天的に英語を身に付けた人です。
そのため、英語を話すための思考回路や、英語が話せるようになるまでの過程がしっかりと言語化されており、日本の英語学習者にもわかりやすく解説してくれます。
だいじろー Daijiro
だいじろーさんはYouTuberとしても活躍する、英語系インフルエンサーです。サッカー選手の本田圭佑さんとコラボして、注目を集めましたね。
日本生まれ日本育ちにも関わらず、ネイティブスピーカーと遜色ない発音の英語を話すことで知られています。
インスタグラムでは、「アメリカとイギリスの発音の違い」「Tの発音の違い」といった真面目な動画から、「日本語に困惑する外国人」などといったコメディー調の動画が多く載せられています。
だいじろーさん自身は最高レベルの英語力と発音力を持っているにもかかわらず、レッスンがまったく高圧的でないのが好印象です。
Atsueigo
Atsueigoは、英語学習系インフルエンサーのAtsuさんが運営するインスタグラムアカウントです。
Atsuさんは、英検1級、TOEIC満点、そしてアメリカとオーストラリアで公認会計士の資格を持つ、文句なしの英語モンスターです。
論理的でわかりやすく、頭にスッと入ってくる解説が印象的です。
まただいじろーさんと同じく、日本生まれ日本育ちで英語を第二言語として身に付けた人なので、英語初心者の人に寄り添うような話し方もプラスポイントです。
インスタグラムの動画では、「○○は英語で?」といったような、日常会話で使える英語フレーズを中心に紹介しています。
ネイティブ30秒英会話
ネイティブ30秒英会話は、複数のネイティブスピーカーと日本人が登場するインスタグラムアカウントです。
「○○って英語でなんて言うの?」といったテーマの動画が中心で、動画によってはシチュエーションに沿った寸劇が行われたり、ネイティブスピーカーによる字幕付きの解説がされたりします。
本場の発音でレッスンを見ることができるので、発音の練習にもなりますし、英語と日本語の字幕もあるので、英文を使ってじっくりと勉強もできます。
シャドーイング、リスニング、長文読解の練習もついでにできるので、おすすめです。
Mayu E Room/毎日ストーリーで英語クイズ フォロワー数
Mayu E Roomは、英語系インフルエンサーのMayuさんによるインスタグラムアカウントです。
留学歴2年、英検1級、TOEIC満点、TOEFL110点という抜群のステータスを持つ方で、信頼度は満点です。
投稿は、オーソドックスな「○○は英語で何という?」という動画から、留学経験を活かした、「アメリカの高校あるある」「アメリカと日本の違い」などバラエティー豊かです。
また、ストーリーズでは毎日英語クイズが投稿され、一般的なインスタグラムアカウントよりもアクティブに学習ができます。
もえぴ英会話
もえぴ英会話は、帰国子女であるもえぴさんによるインスタグラムアカウントです。
小学校2年までを海外で過ごし、その後は大学在学中に海外留学、インターンをへて、日本でMOEPI GLOBAL COLLEGEという英語学習コミュニティを設立し、現在は起業家としても活躍しています。
インスタグラムの投稿では、英語学習よりも「日本とアメリカの違い」「海外のあるある」「海外旅行に行く際の注意点」など、海外生活で役に立ちそうな動画が主です。
他にも、英語関連の皮肉を込めた、ちょっと苦笑いしてしまうような動画も見ものです。
Instagramで英語を学習するメリット
ここからは、インスタグラムで英語を学ぶことのメリットを紹介します。ただ楽しいだけではないんです。
実践的な英語表現が学べる
いわゆる「教科書英語」と呼ばれる、堅苦しい英語を見ることは、インスタグラムではかなりまれです。
多くの人気アカウントでは、企業や出版社ではなく、個人が情報発信をしています。
そのため、その人が実践で感じたことや学んだことが、そのままフィルターを通さずに動画となっています。
他のメディアでは、様々な大人の事情で内容を変えなければなりません。
それでは出せないリアル感が、インスタグラムで英語学習をする最大のメリットの1つでしょう。
発音やスピーキングを中心に学ぶことができる
発音やスピーキングの教材って、市販の教材を買おうとすると種類が限られますよね。
CD付きのものやQRコードで動画をダウンロードする教材もありますが、なかなか手間で、勉強を始めるときにハードルになってしまいます。
しかしインスタグラムでは、スマホを開いて2、3タップで無限の動画にアクセスができます。
質の良い発音やリスニングの題材で溢れかえっていることは、インスタグラム英語学習の大きなメリットです。
隙間時間に楽しく学習できる
インスタグラムはもともと、娯楽のために生まれたアプリです。
仕事の休憩時間にちょっと、とか、ベッドでゴロゴロしながら、という状況でインスタグラムを見る人がほとんどでしょう。
それと同じテンションでお気に入りの英語学習インスタグラマーのアカウントを開き、英語の学習を始めることができます。
そこから気になった単語を辞書で調べたり、自然にシャドーイングやリスニングをしたりなど、隙間時間にサラッと勉強ができるのです。
Instagramで英語学習をする際の注意点
とはいえ、当然ですがインスタグラム学習も完璧ではありません。
なにごとも良いところがあれば、悪いところがあるものです。
インスタグラム学習をする際の注意点も把握しておきましょう。
発信している情報が誤っている可能性もある
「個人が自由に情報発信している」ということを、インスタグラムの良いところとして前述しました。
しかしこれも裏返せば、「正確な情報を持っていなくても情報発信ができてしまう」ということです。
個人のアカウントでは、嘘や誤りをチェックする人はいません。投稿されている情報を闇雲に信じないようにしましょう。
アカウントによって情報の質にばらつきがある
今回紹介したインスタグラマーの方々は、SNS界隈の中では最高レベルのクオリティを持った人たちです。
しかし中には、英語のレベルが低かったり、知識があいまいだったり、教え方がイマイチな人もいます。
そのため、そのような低クオリティの動画に時間を浪費してしまうこともあります。
Instagramで英語学習するだけでは不十分
当然ですが、インスタグラムのみで英語をマスターするのは、かなりハードルが高いです。不可能とは言いませんが。
というのも、インスタグラム学習は基本的に受け身の学習です。インプットのみなんですね。
英語はアウトプットなしに習得することは不可能です。そのため、インスタグラムでいくら知識を吸収しようとも、それを使う機会を作らなければ、無駄になってしまいます。
Instagramも上手く活用すれば実践的な英語力が身に付く!
インスタグラムは、上手く利用するようにすると良いでしょう。
例えば、インスタグラムで学んだフレーズを、英会話レッスンで使ってみるとか、動画に合わせてシャドーイングをして見るとか、英語でコメントをしてみるとか。
このように、上手くアウトプットと合わせることで、インスタグラムは質の良い教材になり得るでしょう。
まとめ
「SNSは勉強の邪魔になる」という考えを持った方からすると、今回の記事は若干抵抗のあるものだったかもしれません。
しかし、正確には「SNSで時間を無駄にすることが、勉強の邪魔になる」なのです。
SNSという武器を上手く使えるようになれば、あなたの英語学習はワンランク上質なものになるでしょう。
ちなみに記事の後半でお話した、「インスタグラムでインプットしたものをアウトプットする」ということですが、アウトプットにうってつけの場所があります。
それは、ネイティブキャンプです。
ネイティブキャンプでは、24時間365日、ネイティブスピーカーとマンツーマンでお話をすることができます。
スマホを開いてインスタグラムでフレーズを学び、そのままネイティブキャンプのページで学んだフレーズを試すことも可能です。
無料体験レッスンもやっているので、この機会にぜひチェックしてみてください。
◇経歴
・アメリカ、オクラホマ州の四年制大学を卒業
・英語学習に関するブログを中心に、英語ライター・翻訳家として活動(現在)
◇資格
・TOEFL503点(大学入学時)
・Bachelor of Arts(文学士号)
◇海外渡航経験
・高校卒業後に、アメリカのオクラホマ州にあるNortheastern州立大学へ5年間の正規留学を経験
◇自己紹介
高校時代にアメリカの音楽文化に興味を持ち、アメリカへの大学留学を決意したことが、英語学習を本格的に始めることになったきっかけです。渡米後に3ヶ月の語学研修とTOEFL試験をクリアし、正規入学を果たしました。音楽学部にてJazz Studiesを専攻し、複数のバンドでギタリスト・ベーシストとして活動したことは一生の財産です。言葉はその人の価値観を定義付け、語学の習得は世界の見え方を変えます。自分が今も現在進行形で経験している、言語の魅力を発信するために、日々、英語・語学に関する情報発信をしています。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.