英語リーディングが上達する勉強法ってどんなのがある?

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みなさんは、英語のリーディングが得意ですか?「長文を読むと疲れてしまう」「文の構造などを考えていると、話の内容がよくわからなくなる」「そもそもどうやってリーディングを勉強すれば良いかわからない」など、一言でリーディングといっても、悩みや苦労は人それぞれではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、英語のリーディングが上達する勉強法についてご紹介していきたいと思います。そもそもなぜ英語のリーディングが必要なのか、リーディングを勉強する際に何に気を付ければ良いのか、といったこともあわせて解説していきます。

リーディングの良い勉強方法がわからない方、リーディングスキルがなかなか伸びずに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

英語のリーディングの必要性

まずは、なぜ英語学習においてリーディングが重要なのか、その必要性について解説していきます。

インプットの量が増えると、アウトプットの質が向上するため

リーディングは、新しい単語や熟語、フレーズなどを学ぶことができるインプットに最適の方法です。適切な単語を使って正しい文法で書かれた文章をたくさん読むことで、英語を英語として理解するスキルが向上したり、ボキャブラリーを増やしたりすることができます。

こうした正しい英語のインプットが増えることで、ライティングやスピーキングといったアウトプットの質も向上します。なぜなら、知らない単語や熟語、文法を使って書いたり話したりすることはできないからです。

そして、リーディング教材となる文章はたくさんあります。英語で書かれた小説やノンフィクション作品、ブログなども良い教材になります。また、ニュース記事などは毎日のように更新されますので、「読むものがなくなってしまう」ということにはなりません。

リスニングスキル向上にもつながるため

リーディングを通じて、辞書を引かずに読める文章が増えることで、リスニングスキル向上にもつながります。

というのも、リスニングは「英語を英語のまま理解する力」が非常に大切だからです。英語を多読することで英語の流れや正しい文法などを身につけることができれば、リスニングの際にも活かすことができます。

論理的思考を身につけることができるため

評論文やニュース記事、また社会的な問題・課題に関するコラムやブログ記事は、読者を納得させるような論理的な構造で書かれています。

英語でそのような文章を読むことで、どのように書けば自分のアイデアや意見を論理的に伝えることができるのか学ぶことができます。

なお、こちらは特に正しい英語で書かれていることがポイントとなりますので、ネイティブスピーカーによって書かれた文章、またはネイティブチェックが入っている文章であることを確認してくださいね。

生の情報をいち早く知ることができるため

英語のニュースなどは、日本語に訳されて、日本のニュースやウェブサイトで読むこともできます。しかし、翻訳・チェックという作業が入る以上、どうしても情報が伝わってくるのに時間がかかります。

それに比べて、リーディングスキルを向上させ、英語で書かれた「生」の情報をそのまま理解することができれば、いち早くそれらを知ることができます。また、日本語に翻訳されない(または翻訳されるまでに非常に時間がかかる)情報を得ることもできます。

英語のリーディングで注意すること

続いて、英語のリーディング練習をする際に気を付けたいポイントをご紹介します。これらのポイントを押さえておくことで、効率よくリーディングスキルを伸ばすことができますよ。

特に多読を目的とする場合、完璧を目指さない

リーディングといっても、量をこなす「多読」と質(英語の理解)を重視する「精読」には大きな違いがあります。

特に、量をこなすことを目的とする多読の場合には、そこに書かれた英語を全て完璧に理解することは目指さなくて大丈夫です。というのも、書き手が何を言いたいのか、この文章は何がテーマになっており、何が議論され、どのような結論になっているのか、といった文章の「大筋」を理解することが大切だからです。

単語は極力調べない、調べる場合も英英辞典を使う

こちらも多読の場合ですが、知らない単語が出てきても、なるべく調べずに前後の文脈から意味を推測しましょう。いちいち知らない単語・熟語を調べていると、英語を読むスピードがあがりません。

ただし、同じ単語が文中で何度も出てきて、それが知らない単語である場合などは、調べないと文章の大筋が理解できないかもしれません。そのような場合は、ぜひ英英辞典を使って調べてみてください。英英辞典を使うことで、英語を英語で理解するスキルが身に付きます。また、英英辞典も英語の読解の練習になります。

なお、初心者の方で、英英辞典に書かれていることがほとんど理解できないという場合は、英和辞典を使うことをおすすめします。

英語のリーディングの勉強法

最後に、英語のリーディングが上達する勉強法をご紹介していきたいと思います。英文を読む前から読んでいるときに気を付けること、そして読んだ後についてもポイントをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

興味のあるテーマを選ぶ

まず、読まなければならない文章が決まっていない場合は、自分の好きなテーマ、関心があるテーマの文章を読みましょう。自分が好きなことが書かれたテーマであれば読むのも苦にならないでしょうし、モチベーションを高く保って勉強することができます。

もし特に好きなテーマがないという方は、ニュース記事を読んでみてください。毎日更新されるため、読むものがなくなってしまうことはありません。また、世界情勢を知ることもできます。

自分のレベルに合った文章を読む

興味のあるテーマのなかでも、難しすぎる文章を読むと挫折につながります。特に多読を目的とする場合は、辞書を引かなくても読めるレベル、全体の8~9割は知っている単語で構成されている文章を読みましょう。

また、精読は分からない単語を調べ、文の構造をきちんと分析しながら読む方法です。ただし、精読を目的とする場合でも、難しすぎる文章を選ぶのは避けましょう。全体の5割くらいを知っている単語が占めている文章を選ぶと良いでしょう。

多読と精読を使い分ける

先ほどからご紹介している通り、リーディングにおいて「多読」と「精読」のどちらを目的として読むのか、しっかりと分けて認識しながら勉強することが大切です。

リーディングスキルを向上させるためには、目安として多読8割、精読2割くらいのバランスで勉強をすすめるのがおすすめです。

パラグラフの最初・最後の文章に注目する

英語の文章は、パラグラフごとに筆者の1つの主張が書かれていることが特徴です。そして、パラグラフの最初に言いたい結論が書かれていることがほとんどです。また、文章の冒頭(序文)のパラグラフでは、最後の文章に主張が書かれていることが多いです。

そのため、パラグラフの最初や最後の文に注目してみると、筆者の主張や文章全体で何を言いたいのか理解することができます。

副詞に気を付ける

文章のなかで、副詞に気を付けてみましょう。「Firstly(まず第一に)」「secondly(第二に)」「therefore(したがって・それゆえ)」「however(しかしながら・けれども)」のような副詞は、長い文章を読む際のポイントとなります。

こういった副詞に注目しながら読むことで、内容を混乱せずに整理することができます。また、副詞に続く文では、筆者の主張や言いたいこと、また別の視点からの意見などが書かれていることが多いです。

学んだことをアウトプットする

最後に、リーディングは読んで終わりではありません。目で読んだ文章を今度は音読してみましょう。また、もし音声つきの文章であれば、音声を聞いてみたり、リピーティングやシャドーイングの練習をするのもおすすめです。

また、文中に出てきた単語や熟語、文法などを使ってライティングの練習をするのも良いでしょう。まずは一単語だけ変えてみるなど、正しい文を自分なりにアレンジしてみるのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、英語における重要なスキルのひとつである「リーディング」について、そもそもなぜリーディングが必要なのか、リーディングを勉強する際に注意すべきことは何か、そしてリーディングを上達させるためにおすすめの勉強法などを詳しく解説していきました。

リーディングは、スピーキングやリスニングと比べて得意に感じている方が多い分野かもしれません。しかし、だからこそ「伸び悩み」が起きやすいとも言えます。ぜひ、今回ご紹介した勉強法を使って、みなさんのリーディングスキルをぐっと上げてみてくださいね。

そして、リーディングはライティング・スピーキング・リスニングスキルの向上にも役立ち、英語力全体を向上させる基礎となるスキルであるということをこの記事を読んで感じていただけたら幸いです。

リーディングは英語の4技能の中でも独学がしやすい分野ではありますが、だからこそモチベーションが保てずに挫折してしまう方も多いです。もし、自分ひとりの力では勉強が続きそうにない、途中でギブアップしてしまいそう、と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

ネイティブ講師は英語学習のプロですから、今回ご紹介したリーディングの勉強法をさらに詳しく聞いてみても良いですし、リーディングで新しく学んだ単語や熟語を使ってスピーキングやディスカッションの練習をするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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