海外留学の準備のために英語が必要、ビジネスで突然英語が必要になった、子どもに英語を身につけさせたい…
だけど自宅で自習するだけできちんと英語力が上がるのか心配…そんな時に頼りになるのが
英語教室です!
そこで悩ましいのが「どの英語教室を選ぶか」というところです。
実際に著者も留学前の英語教室探しにかなり苦労した経験があります。
今回は、私の経験もふまえながら、そもそも英語教室に通うとどんなメリットがあるのか、入会前に知っておきたいデメリット、そして大人向け、子ども向けそれぞれの視点でおすすめの英語教室についてたっぷりとご紹介します。
- 英語教室・英会話スクールに通うメリット
- 英語教室・英会話スクールに通うデメリット
- 子ども向けおすすめ英語教室・英会話スクール
- 大人向けおすすめ英語教室・英会話スクール
- 失敗しない英語教室・英会話スクールの選び方
- まとめ
英語教室・英会話スクールに通うメリット
まずは、英語教室に通うメリットから紹介します。たくさんの良いポイントがありますが、ここでは大きく3つのポイントを共有します。
①生きた英語に触れることができる
独学で行う英語学習でなかなかカバーできない「自然な英語表現や発音に慣れること」ができるのが英語教室に通う大きなメリットです。
自宅で一人で学ぶスタイルではアメリカ英語やイギリス英語をしっかりと学ぶことができますが、実際に英語で海外の方と会話をしてみると、その方の出身地独自の発音や話すスピードはさまざまで、学習した際の感覚とのギャップに戸惑うことも…。
英語教室に通うことで、教科書ではあまり出てこない自然な表現や話のテーマにあわせた微妙なトーンの違いなど生きた英語に触れることができるのは大きな魅力の一つです。
②カウンセラーと相談しながら学習計画が立てられる
英語教室では、対面・オンライン問わず多くの教室で、英語学習のカリキュラムをともに立ててくれるカウンセラーがいます。
カウンセリングでは、自分の今の語学力と目標とするレベルのギャップをどのように埋めるのか、おすすめのコースやテキスト、自習の方法まで丁寧に助言をしてもらえます。
さまざまな生徒を見てきたからこそわかる効果的なアプローチ方法を知っているので、とても頼りになるアドバイスがもらえることも利点の一つです。
ちなみに著者は留学前に、対面の英会話教室に通いながらネイティブキャンプのオンライン英会話を受講していましたが、どちらにもカウンセラーの方がおり、いつでも相談できる体制がとてもありがたかったです。
特にスコアの伸び悩みに苦慮していた時期に一緒にその乗り越え方を考えてもらえたことが、スコアアップのバネになりました。
③英語学習を継続できるモチベーションになる
自学自習で一番難しいのが「モチベーションを保つこと」だと思います。
英語教室に通い始めると、同じ目標を持つクラスメイト、応援してくれる先生やカウンセラーの存在、そして毎回出題される宿題に助けられて、英語学習を継続しやすくなります。
少なくとも著者は、モチベーションを保つのにとても苦労していましたが、英語教室に通い始めてから、同じ時期に大学院進学を目指す仲間や先生の熱い応援のおかげで、自習に対する姿勢もだいぶ変わりました。
英語教室・英会話スクールに通うデメリット
ここまで英語教室に通うメリットをお伝えしてきましたが、もちろんデメリットもあります。こちらでは多くの人が感じやすいものを3点紹介します。
①金銭的な負担がある
英語教室選びの上で最もネックになるのが金銭的な負担です。レッスンの形態にもよりますが、対面形式の英語教室では料金の幅は1コマ3,000円から8,000円ほどになります。
自分の目標に合わせてコマ数を増やすとそれだけ金額が上がってしまうのが悩ましいところです。
参考までに、著者は対面式の英語教室でライティングとスピーキングのグループ授業を週一コマずつとっており、1年間受講したところ総額40万円近くかかっています。
②時間に縛りがある
英語教室に通うネックになるのが、仕事や学校のスケジュールや他の習い事のスケジュールとの調整が必要な点です。
私も社会人時代、職場がかなり激務かつ会社から離れた場所にある教室だったため、英語教室の時間に合わせて仕事を切り上げるのにかなり苦労しました…。
③学習量が不足しがち
「英語教室に通い始めた=英語学習が十分にできている」という勘違いには注意が必要です。
例えばIELTSのスコアを0.5上げるのに必要だと言われている勉強時間は200〜300時間と言われているので、週に1〜2時間の英語教室での勉強だけでは英語のレベルアップには圧倒的に不足しています。
英語教室に通ったとしても必ず自習は続けるようにしましょう。
子ども向けおすすめ英語教室・英会話スクール
さて、ここからは、おすすめの英語教室について「子ども向け」「大人向け」それぞれを紹介していきたいと思います。まず初めに子ども向けから年齢別で紹介します。
赤ちゃん向けのおすすめ英語教室
赤ちゃん向けの英語教室を探す際にポイントになってくるのは「英語を楽しく学べる環境かどうか」です。
初めて英語に触れるお子様が楽しくスタートを切れるように、歌やダンスを取り入れた教室を条件に探すのがおすすめです。
・イーオン子ども英会話
英会話イーオンでは1歳児から入学が可能です。なるべく早く英語に親しんでほしい!という親御さんにピッタリです。
独自の教材をベースにしながら「聞く・話す・読む・書く」を楽しく学べるカリキュラムが設定されています。
また季節ごとにイベントやパーティーもあり、文化も学ぶことができるのが嬉しいポイントです。
・ECCジュニア
ECCジュニアでは2歳児から受講が可能です。カリキュラムのポイントは「ごっこ遊び」や「知育遊び」を通して英語を学んでいくところ。
英語面での成長だけでなく、いろいろなことを楽しく学ぶ機会にもなりますね。
小学生向けのおすすめ英語教室
義務教育で英語学習がはじまった小学生。引き続き楽しく学びながらも「英語の基礎」をしっかりと身につけられる環境がおすすめです。
・シェーン英会話
駅近に立地するシェーン英会話は通いやすさもポイントです。
ネイティブ講師による会話力向上を中心にしたレッスンと、日本人講師による文法の土台づくりを行う2本立てで学ぶことができます。
・ベルリッツ
ベルリッツの授業はなんとオールイングリッシュ。中学生で学ぶ内容を先取りしながらも、しっかりと「英語を使うもの」として学ぶことができるのが特徴です。
中学生向けのおすすめ英語教室
高校受験の対策もふまえて英語力をアップさせたい中学生。高校受験も控えているため、受験英語対策もしてくれる教室を探したいところですが、多くの教室が英検対策中心です。
例えば、受験英語は一般の学習塾でカバーしつつ、先程までに紹介した英語教室やオンライン英会話などの隙間時間で、実践的な英会話力のアップを目指すのがおすすめです。
大人向けおすすめ英語教室・英会話スクール
続いて大人向けおすすめ英語教室を紹介します。大人の方はそれまでのバックグラウンドによって英語レベルが異なることが多いので、レベル別授業を設定している教室がおすすめです。
・ベルリッツ
ビジネス対策の英語教室といえば老舗のベルリッツ。10段階のレベル設定があり、自分の今のレベルにあってステップアップしていくことが可能です。
・日米英語学院
日米英語学院も老舗の英語教室です。独自のカリキュラムと教材が充実しており、資格試験対策に強いのが特徴です。
教材を組み合わせてオリジナルのコースを作ることができるので、ビジネス英会話に加えて、試験対策もしたい!など目的が複数ある場合でも対応してもらうことができます。
また、昇進のための資格試験対策、ビジネスでの会議やプレゼン対策、留学準備などによってもおすすめ教室は変わりますので、申し込みの前にはご自身でもしっかりと確認してみてくださいね。
失敗しない英語教室・英会話スクールの選び方
英語教室選びは目的の達成に直結していると言い切っても過言ではありません。こちらのセクションではスクール選びの際に押さえておきたいポイントを4点紹介します。
①目的にあった授業を提供しているかどうか
前のセクションでも紹介した通り、達成したい目的によっておすすめの英語教室は異なります。
資格試験に強い教室、会話力向上を重視している教室など、入学前のカウンセリングでしっかりと力を入れている部分をヒアリングした上で申し込むようにしましょう。
また、教室によってはスコアアップ保証をしているところもあります。本気でスコアアップを目指している方は、そのような教室を選ぶのもおすすめです。
②英語教室の先生のレベルが適切かどうか
コースの設定が充実していても、先生たちの質が低ければ英語力の向上は難しくなります。
英語教室によっては、先生の質を担保するためにTOEICのスコア下限や英語教育系の学部卒業を義務付けている学校もあります。
そのほか、教室のホームページに先生の経歴が丁寧に紹介されていることもあります。
また、繰り返しになりますが、学習の先の目的によってもより良い先生は異なります。
例えば、IELTS試験を受講予定であればイギリス人の先生の授業が好ましいですし、会話力を向上させたいのであれば、国籍や地域を問わずさまざまなアクセントのある先生と会話をすることがレベルアップに繋がります。
このように「ネイティブスピーカー」にこだわるのではなく、自分の目的に合わせて先生のスキルやレベルも確認しておくことが重要です。
③グループレッスンかマンツーマンレッスンか
英語教室の多くが2つのレッスン形態を提供しており、ご自身の好みや目的に合わせて選択できるようになっています。
一般的に、マンツーマンの方がグループレッスンよりもお値段が高くなります。
グループレッスンでは、同じ目標を志す仲間と切磋琢磨しながら受講できることが刺激になります。
一方マンツーマンでは、発話回数も多く、先生が徹底的にミスを正してくれます。
著者の私はライティングは他の人の表現も学びたかったのでグループレッスン、スピーキングはたくさん話したかったのでマンツーマン、とクラスの内容によって形態を変えて受講していました。
それぞれに向き・不向きもありますので、ご自身の好みに合わせて選んでみてくださいね。
体験学習ができる教室もあるので、まずは参加してみるのもおすすめです。
④予算に見合ったスクールかどうか
長く通い続けることを考えると忘れてはいけないのが予算のこと。無理をしない範囲で①②③の条件にあうスクールを探すようにしましょう。
教室に通うにあたっては、授業料の他に月毎に教材費がかかる場合もあります。またどんなに理想的なスクールでも、自宅から遠ければそれだけ交通費もかかります。
その辺りもじっくりと考えてから決断するようにしましょう。
また、金銭的なお悩みは工夫次第で解決することもできます。
例えば、対面形式ではなくオンライン形式の英語教室に通えばぐっと費用を抑えることができます。 参考までに、ネイティブキャンプでは月6,480円(税込)で授業が受け放題です。
また、受講者が社会人の場合、対面式の英会話教室なら一部の教室で「教育訓練給付制度*」を活用することができ、最大10万円までのサポートが受けられますよ。
*職業訓練給付金制度:教育訓練給付制度|厚生労働省
まとめ
今回は、英会話教室に通うメリット・デメリットからおすすめの英会話教室、選ぶ際のポイントを紹介しました。
ご紹介したように、デメリットも工夫次第では解消することができます。
参考までに、著者は留学前の1年間、IELTS対策のために英語教室に通いながら、英語を話すことに慣れるためにネイティブキャンプのオンライン英会話を続ける、という2つのアプローチで英語を習得することができました。
この記事を参考に、みなさんもご自身にピッタリの英会話教室を見つけて、楽しく、そして効果的にスキルアップにつなげられますように。

①経歴
日本の公立中高を卒業後、理系の大学に進学。
現在は、タイの大学院に留学しています。
②資格
・TOEIC 805点
・IETLS Academic 6.0
③留学経験
・オーストラリア(2週間)→中学3年次にホームステイ
・タイ(1年)→修士課程に在学中
④海外渡航経験
長期でのんびりと滞在する旅行スタイルが好きで、シンガポール(1か月)、タイ(1年)、アメリカ(1か月)に滞在。
ほかにも、マレーシア、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾、香港などを旅行しました。
⑤自己紹介
これまで長期の語学留学経験はなく、日本の公立中高に通いながら、ほぼ独学で英語を学んできました。英語を使うことで、世界中の最新の研究やデザインに触れる機会が増え、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に東南アジアの都市が好きで、現在はタイの大学院で学んでいます。この経験を活かしながら、多くの方に英語を学ぶ楽しさや魅力を伝えていけたらと思っています。