今回は、「落花生」を英語でどう言うか解説していきます!「落花生」の英語を思い浮かべた時、ピーナッツが出てくる方もいるかと思います。
ここでは、そもそも落花生とピーナッツは違うのか、また、nutsが持つスラング的な表現には何があるのかご紹介していきます。普段よく食べる方もいると思うので、日常会話で使える語彙力を増やしていきましょう!
落花生について
そもそも落花生とは何か、まずはここを把握しておきましょう。
落花生は、実は畑で栽培されるなどして土の中でできるものです。なんとなく木にぶらさがっているイメージがあるという方は気を付けましょう。
「アーニャ、ピーナッツが好き!」
このセリフ、聞いたことはありませんか?アニメ好きな方なら瞬時にわかりますね。「SPY×FAMILY」という漫画・アニメに出てくるピンクの髪の女の子のセリフです。
また、この「SPY×FAMILY」の1期の代表曲、Official髭男dismさんの「ミックスナッツ」の歌詞の中には、「生まれた場所が木の上か 地面の中か それだけの違い」というものがあります。
これは、ミックスナッツといういろいろな木の実の中で、ピーナッツだけが地面の中にできることを言っていると思われます。「SPY×FAMILY」のキャラクターたちは秘密を持ち、周りとは違った生き方をしているためピーナッツの気持ちと重なる部分があると考察できます。アニメのキャラクターとピーナッツ、まさかこんな共通点があるとは!よく考えられていますよね。
落花生は花が咲いた後、花の下の方から細い糸のようなものが伸びて土の中までもぐり落花生ができるという不思議な生態を持っています。まるで花が落ちて落花生が生まれる様子から、漢字で「落花生」と書くようになったそうです。
日本では、落花生は千葉県が有名です。旬は8月から10月ごろで、茹でて食べるなどいつもとは違った味も楽しめます。
落花生 英語表現
「落花生」を表す英語は2つありますが、特別に何か別の意味を付与したいといった場合以外では最初にご紹介する英単語を使います。
peanut
「落花生」は、英語でpeanutと言います。ピーナッツは日本語にもなっていますよね。なぜか複数形の発音で根付いています。
Nutは「木の実」という意味なのですが、先ほど解説したように落花生は土の中でできるのでここでも誤解を招きやすくなっていますね。ちなみに、peaは「豆」という意味です。
生のピーナッツって食べたことある?
groundnut
「落花生」は、groundnutと言うこともできます。しかし、普通はpeanutと言うのであまり使う機会はないでしょう。Groundは「地面」という意味ですから、木の実ではなく土の中でできるものと暗示しているように思えます。
peanutの代わりにgroundnutって言う?
落花生とピーナッツって同じ?
落花生のことを英語でピーナッツと言うのであれば、そもそも落花生とピーナッツは同じ物として扱っていいのでしょうか。
答えは、「同じ豆のことだか、状態によって呼び名が変わる」です。
落花生は殻に入っている状態のことで、ピーナッツはその殻が剥かれている状態のことです。
つまり、収穫されたばかりの殻付きのものは落花生と呼び、おつまみ用などに売っている殻のないものはピーナッツとなります。ピーナッツバターも殻がない状態なので落花生ではなくピーナッツを使います。
ただし、最近ではこの違いもちょっと変わってきています。落花生は漢字を使っているため和風のお菓子などに合うとされ、ピーナッツは洋風のものや新しくできた商品に使うことがあります。
peanutsのスラングとしての意味
ピーナッツと言うとおいしいイメージしかないかもしれませんが、実は英語ではスラングとしての意味があります。
それは、「ただ同然の値段」「つまらないこと」です。例文でそれぞれの意味を取ってみましょう。
なんで私はただ同然の値段で働かなきゃいけないの?
つまらないことで赤面しないでよ
どちらもネガティブな意味になっていますね。ピーナッツは他のナッツと比べるとサイズが小さいことから、このような意味がイメージされたのかもしれません。
nutsのスラングとしての意味
Peanutにはスラング的表現がありましたが、実はnutにもたくさんのスラングがあります。
それぞれの英語表現を知らないとまるで意味がわからなくなるので、ネイティブスピーカーが使っていたらわかるように意味を確認していきましょう!
Nutには「奇人」「変人」という意味があります。また、形容詞としても使え、この場合は「狂っている」「クレイジーな」と訳したりします。
お母さんがおかしくなった!
例文のように、文章の中では動詞にgoを使うことも多いです。ですので、go nut「おかしくなる」とイディオム的に覚えることをおすすめします。他にも、「怒る」や「暴れる」と訳せます。
また、drive someone nutsと言うと「~を狂わせる」という意味になります。なぜたかが木の実が人を狂わせるという意味になったのか、その経緯が気になるところですね。先ほどご紹介した「奇人」や「クレイジーな」と意味がかぶります。
ハリー・ポッターが私を狂わせた
同じ意味で、be nuts about~も使えます。
ハリー・ポッターに夢中なの
これらの例文で使うnutsは、crazyに置き換えられます。英語でcrazyと言うとポジティブな意味合いもあり、狂うほどに夢中であると考えられることから「狂っている」「夢中な」が同義語として使われています。このあたりは文脈から想像する必要があるでしょう。
日本語でも夢中であることを狂っていると表現してわかりはしますが、実際にはあまり日常会話では使わない表現でしょう。このあたりが、訳すと違和感がある点かもしれません。
ちょっと下品なのですが、nutsには「キンタマ」という意味もあります。なぜnutではなくnutsと複数形なのか…。まあ、そういうことです。単数形で使ったらネイティブスピーカーは顔をゆがめるかもしれません。
妹が僕の股間を蹴った!
Do one’s nutと言うと、「怒る」「イライラする」という意味になります。こちらはイギリス英語らしい熟語です。
パパのケーキを食べたらパパが怒ってた
また、nutは木の実意外にも機械部品の「ナット」と同じスペルになっており、nuts and bolts「入門」という意味としても使えます。ナットとボルトを使う基礎的なことを示すからです。
数学の基礎は学んだ?
「数学」はイギリス英語でmathsです。舌を軽く噛んで発音する無声音のthの後にさらにsの音が来るので、発音はちょっと難しいです。アメリカ英語だとmathになります。
ナッツ類 英語表現
では、最後に落花生以外のナッツ類を英語でどう言うのか解説します!聞き覚えがあるものが多いと思うので、スペルまで書けるよう練習してみてくださいね。
アーモンド
アーモンドはすでに英語ですので、覚えるのはスペルだけですね。Almondと書きます。最初の文字がaですので、冠詞をanにし忘れないようにしましょう。
彼女の目はアーモンドみたいだ
カシューナッツ
カシューナッツはcashew nutと書きます。
彼女はカシューナッツに目がないの
クルミ
クルミは英語でwalnutです。ウォールナットと言うと、注文住宅を建てた経験がある方なら聞き覚えがあるのではないでしょうか。
床材などにクルミの木が使われることがあり、その色合いが好きな方も多いです。ただ、ウォールナットとクルミが同じものだと結びつかない方も多いです。
ペルシャクルミとセイヨウクルミの違いを教えてくれない?
ピスタチオ
ピスタチオは英語でpistachioと綴ります。
俺ピスタチオアレルギーなんだよね
まとめ
「落花生」は英語でpeanutと言うのでしたね。ピーナッツ自体は聞いたことがあっても、それが落花生と同じものだと結びつかなかった場合はちょっと意外だったかもしれません。
このような名詞を覚える際には、画像を見ながら覚えることをおすすめします。魚の種類を英語で覚える時や、服のタイプを覚える時も画像で覚えると記憶に残りやすくなりますよ!
瞬時にその言葉が出てくるようにもなるので、たくさん繰り返して練習してくださいね。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.