皆さんは英語の「ought to」の意味や使い方が分かりますか?
「見たことあるような気もする!」「その単語初めて見た・・・」
「shouldと同じ意味だったような?」
語彙力を上げていくためにも、正確に頭に入れていきたいところですよね。そこで今回は「ought to」の様々な使い方を、具体的な例文とともに徹底的に解説します!
ビジネス英語や資格試験などでも頻繁に使われる表現が沢山ありますので、実際の会話や英語学習で使うことを目標にしっかり学んでいきましょう。
ought toの意味
まず初めに、ought toには以下のような意味があります。
Canやwillと同じ「助動詞」になります。そのため、toの後には動詞の原形が続くので覚えておきましょう。
これを踏まえて、早速使い方を具体的な例文と一緒に解説していきます!
ought toの使い方
Ought toには「推量」と「義務・忠告」という二つの使い方があります。
●推量
「〜のはずだ」「〜のはずである」という推量の意味で使われます。推量とは物事の状態や相手の心の内を推し量る表現のことを言います。
過去のデータや経験、知っていることをもとにして、推測するということです。例えば「来週は雪が降るはずだ」という文章を英語で表現すると以下のような文章になります。
来週は雪が降るはずだ。
このように「雪が降るはずだ」を“It ought to snow”と表現することができます。過去の天気予報や気象データをもとに雪が降ることを推測しているのですね。
文章を作るときにはought toの後に続くのは動詞の原形が続くので忘れずに!
彼女は30分以内に駅近くのカフェに着くはずだ。
昨年から毎日続けているのだから、中学英語は上達しているはずだ。
この記事が世に出れば、多くの人に影響を与えるはずだ。
毎日英語の勉強を続けていれば、アメリカ英語は身につくはずだ。
●義務・忠告
「〜すべきだ」「〜したほうが良い」という義務・忠告の意味でも使われます。
例えば「風邪をひいているなら、すぐにでも病院に行くべきである」という文章を英語で表現すると以下のような文章になります。
風邪をひいているなら、すぐにでも病院に行くべきである。
このように「病院に行くべきである」を“you ought to go to the hospital”と表現することができます。早く病院に行きなさいと忠告しているのですね。
また、「会社の飲み会の費用は会社負担にすべきである。」という文章を英語で表現すると以下のような文章になります。
会社の飲み会の費用は会社負担にすべきである。
「会社負担にすべきである」を“ought to be reimbursed by the company”と表現してます。私たちが払うのではなく、会社が払うべき義務であると自分が考えているときに使える英文でしょう。
どんなに急いでいても、道路を横断するときは横断歩道を使うべきだ。
日本人は日本の歴史についてある程度の知識を持つべきだ。
子どもはよく食べ、よく眠り、よく遊ぶべきだ、と父は言った。
疑問文
Ought toは肯定文だけではなく疑問文や否定文でも使うことができます。まずは疑問文の作り方から見ていきましょう。
Ought + 主語 + to + 動詞の原形 = ~すべきですか?
例えば「彼は今、英語学習を始めるべきですか?」という文章を英語で表現すると以下のような文章になります。
彼は今、英語学習を始めるべきですか?
このように「彼は始めるべきか?」を“Ought he to start”と表現することができます。toを省略して使用される場合もあるので覚えておきましょう。
将来が心配なのですが、タイに行くべきですか?
お金持ちになるためにはどうしたらいいのでしょうか?
否定文
次にought toの否定文の作り方を見ていきましょう。
ought not to + 動詞の原形 = ~すべきではない
例えば「彼は宿題をしなければならないので、公園に行くべきではない。」という文章を英語で表現すると以下のような文章になります。
彼は宿題をしなければならないので、公園に行くべきではない。
「公園に行くべきではない」を“ought not go to the park”と表現することができます。
彼女は仕事が忙しいから映画館に行くべきでない。
彼は、用事があるからレストランには行かない方がいいと言った。
夏祭りの前に痩せたいから、甘いものは食べない方がいい。
ought toの類似表現
Ought toと同じような使い方や意味で使われる表現には以下のようなものがあります。
・had better
どちらもよくネイティブスピーカーが使う英語なので、覚えておくと便利です!早速一つずつ見ていきましょう。
should
Shouldは「〜すべきである」「〜したほうがいい」の意味を持ちます。Ought toとの違いは、伝え方にあります。
ought to :客観的に判断して「~すべき」と伝える
should :主観的に判断して「~すべき」と伝える
同じような意味になりますので、どちらの表現を使っても間違いではありません。しかし、一般的にはshouldの方がよく用いられているかと思います。
私の母親は疲れているので、しっかりと休むべきである。
試験で良い結果を出したいのなら、たくさん勉強をするべきであると先生は言った。
イギリス英語を学びたいのなら、イギリスに行くかイギリス人の友達を作るべきだと英語の先生は教えてくれました。
had better
Had betterは「〜する方がいい」「〜した方がいい」の意味を持ちます。
なんとなく良さそうなニュアンスを持ちそうですが、実は「そうしないのなら、良くない結果になるよ」という少し強めなニュアンスが含まれます。
今日は仕事が終わってからセールに行った方がいいよ!そうしないとしばらくの間は安く服を手に入れることができないよ。と姉は言いました。
やりたいことがなくても、とにかく早く進路を決めた方がいい!
まとめ
皆さん、今回もお疲れ様でした!今回は「ought to」の意味と使い方や例文をご紹介しました。
聞き馴染みのあまりない英語表現だと覚えるのが大変ですよね。覚えることを意識するのではなく、実際に会話で使うことを意識していくことがポイントです!今回学んだ「ought to」を忘れずに復習していきましょう!

◇経歴
観光業界や英会話スクールで計5年以上勤務、英語学習についてもSNSで発信中
◇資格
TOEIC875
◇留学経験
アメリカ語学留学 2ヶ月
留学で得たものは"英語力"だけではありません。
英語だけではなく、自分自身の成長を感じたいなら、短期間でも行ってみる事をオススメします!
英語圏で暮らした日々は、一生忘れることのない経験になるはずです。
◇海外渡航経験
アメリカ圏に短期語学留学経験、海外旅行は5ヵ国以上
◇自己紹介
映画や音楽を通して英語の楽しさを知り、学生時代は英語通訳コースにて勉強をしました!その後、新卒から現在まで英語を使う仕事をしています。今も日本にいながらも英語力UPする方法を探し、日々勉強中です。夢は世界遺産と映画のロケ地を沢山巡ること、そしてブロードウェイで全てのミュージカル作品を鑑賞すること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.