「おまかせ!」の英語フレーズとは?日常会話で使ってみたい英語表現

up to you, オンライン英会話, おまかせ

皆さんは「おまかせ」を英語で表現することはできますか?

レストランで料理を頼むときに「今日はシェフのおまかせで」や、

何かを決めるときに家族や友達に「あなたにお任せで」と言ったりするでしょう。

本題に入る前に、「おまかせ」が持つ日本語の意味を見ていきます。

<おまかせって何?>

「任せる」という単語に丁寧の「お」をつけた表現。

自分が判断しなくてはいけないことや、意思を他の誰かに委ねること。

実はこれを英語でも表現することができます!

そこで今回は「おまかせ」の英語を、具体的な例文とともに徹底的に解説します!

日常英会話だけでなくビジネス会話でも使用できる内容なので、それぞれの英語表現を頭の中でイメージしながら意味を理解していきましょう。

「おまかせ」の英語フレーズ

「おまかせ」と英語で表現したいときに、どのような英語フレーズを使うのでしょうか?

よく使用する表現には以下のようなものがあります。

up to you.

whatever

It’s your call.

chef's choice

I'll trust your judgment.

I'll defer to your expertise.

それぞれの意味と使い方を早速見ていきましょう!

up to you.

up to you.:あなた次第で、あなたにおまかせで

“Up to〜”は「〜次第で」という意味を持ちます。

UPには「接近する」「完全な状態になる」というニュアンスが含まれているため、

Up toを使うことで「あなたに近づける→あなたに合わせる」というようなイメージとなります。

そこから派生して「あなたにおまかせで」と訳すこともできるということですね。

<up to you. の例文>

Aさん:There are so many places I want to visit on my trip abroad, but where should I go?

Thailand, Hawaii, Paris…

(海外旅行で行きたいところがたくさんあるけれど、どこに行きましょうか?タイ、ハワイ、

パリ・・・)

Bさん:I'll leave it up to you to decide where to travel abroad!

(海外旅行の行き先は君に任せるよ!)

Aさん:Mom, which English class should I attend? I can't decide for myself.

(お母さん、どこの英語教室に通うのがいいかな?僕では決めきれないよ。)

Bさん:I'll leave that one up to you. Because it's your life.

(あなたにその件はお任せするよ。だって、それはあなたの人生だからね。)

whatever

whatever:何でも

複合関係代名詞の“whatever”「〜するものは何でも」という意味になります。

それではここで簡単に複合関係代名詞について見ていきましょう。

<複合関係代名詞とは?>

Whatever, whichever, whoeverのように、関係代名詞であるwhat, which, whoに「ever」という英単語がついたものです。名詞節と副詞節のどちらかで使用することができます。それぞれの使い方で意味が異なるので、whateverを用いて簡単に説明していきます。

名詞節のwhatever

「何でも」という意味になります。

「any 名詞 that~」に言い換えることも可能。

I'll eat with you whatever you want to eat.

(君が食べたいものを何でも一緒に食べるよ。)

副詞節のwhatever

「たとえ〜でも」という意味になります。

「no matter + 関係代名詞」に言い換えることも可能。

Whatever happens, I will take the exam tomorrow.

(たとえ何があろうとも、私は明日試験を受けます。)

そして今回の「おまかせ」で使うのは、名詞節のwhateverです。

いくつか例文を見て、頭にインプットしていきましょう!

<whatever の例文>

Aさん:Since I studied Thai today, I want to eat Thai food. Can I decide on the restaurant?

(今日はタイ語を勉強したので、タイ料理が食べたいな、僕がレストランを決めていいか

な?)

Bさん:I've always wanted to try Thai food too! I'll eat whatever you want to eat!

(私もタイ料理を食べたいと思っていたの!あなたが食べたいものを何でも食べる

よ!)

Aさん:Should I omit the last sentence of this document?

(この資料の最後の一文は省略した方がいいかな?)

Bさん:I think either would be fine. You're the one in charge of creating this document,

and I'll go along with whatever you have to say.

(どちらでもいいと思うよ。この資料作成担当は君だし、僕はあなたの意見に何でも合わ

せるよ。)

It’s your call.

It’s your call.:あなたが決めていい

Callは「電話」や誰かを「呼ぶ」という意味を持ちますが、今回は違います。

「決断」という名詞の意味も持ちます。

「あなたが決めていいよ→おまかせ」と派生してきたのかもしれません。

<It’s your call. の例文>

Aさん:How should the budget for this enterprise be estimated? I know this company

has potential, but…

(この企業の予算の見積もりはどのようにするべきでしょうか?可能性がある会社だとは

思うのですが・・・)

Bさん:It’s your call. This is a case you've earned, so proceed with confidence.

(あなたにおまかせするよ。これは君が獲得した案件なのだから、自信を持って進めてく

ださい。)

Aさん:I would like to sign up for a free interpretation course, would you like to take

it too? I'd take it if you would, but…

(通訳の無料講座を申しこもうと思いますが、あなたも受けてみますか?私はあなたが受

けるなら受けたいけれど・・)

Bさん:It’s your call. If it's free, we might as well take it, right?

(あなたにおまかせするよ。無料なら私たちはそれを受けてみてもいいんじゃないか

な?)

chef's choice

chef's choice:お任せコースで

Chefがついているので何となくイメージがつくのではないでしょうか。

このフレーズはレストランで料理を注文するときに使える表現です。

最近では、日本語のおまかせ“omakase”も海外の日本食レストランや寿司屋で使う方が増えているので通じるという話もあったりします。

<chef's choice の例文>

Aさん:Which course does the chef recommend tonight?

(今夜の料理人のオススメコースはどれですか?)

Bさん:We recommend the chef's choice because of the fresh fish caught.

(新鮮な魚が獲れたので、おまかせコースをオススメしております。)

Aさん:Which menu item would you like to order today?

(本日はどのメニューを頼まれますか?)

Bさん:Chef's choice!

(お任せコースで!)

I'll trust your judgment.

I'll trust your judgment.:あなたの判断にお任せする

“Trust”は「信頼する」「当てにする」という意味を持ち、“judgment”は「判定」「判断」の意味を持ちます。つまり、「あなたの判断にお任せする→あなたにお任せする」のように派生したのではないでしょうか。

<I'll trust your judgment. の例文>

Aさん:I'm not sure if I want to buy a new bag, but what brand would you recommend?

I have a budget problem, and I thought I should discuss it with you just in case.

(新しいバッグを買うか迷っているけれど、どこのブランドがいいかな?予算の問題もある

し、一応相談しないとと思ってました。)

Bさん:I'll trust your judgment. I'm leaving you in charge of the household finances!

(あなたにお任せするよ。家計はあなたに任せているからね!)

I'll defer to your expertise.

I'll defer to your expertise.:あなたの専門知識に任せます

“Defer to”とは誰かに判断などを「任せる」という意味です。「専門知識」という“expertise”と一緒になることで「あなたの専門知識に任せます→あなたにお任せします」となります。

<I'll defer to your expertise. の例文>

Aさん:I think we should make some changes in the training of educational interns.

(教育実習生の実習内容を少し変えるべきだと思います。)

Bさん:I'll defer to your expertise.

(あなたにお任せします。)

まとめ

みなさん、お疲れ様でした!

今回は「おまかせ」の英語フレーズをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

フレーズを覚えたり、英語で説明することは大変ですが、使う機会を見つけて何度も声に出していきましょう。

学んだことを忘れないように寝る前に頭で思い出すだけでも効果はありますので、隙間時間に復習して定着させていくことをオススメします!

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