「信頼」を英語で表現する方法は様々ありますが、どのように使い分ければ良いか迷ってしまう、という方も多いのではないでしょうか?また、「信用」という似たような言葉もあり、違いを考えていくと混乱しがちですよね。
そこで本記事では、「信頼」や「信用」、その他関連する形容詞なども紹介していきます。例文も載せているので、ぜひ参考にしてください!
信頼と信用 の違いとは
信頼と信用はどちらも同じように聞こえますが、厳密に言うと少し意味に違いがあります。大きなポイントとしては、現在から未来に向かっているか、過去から現在までの行いによるものなのかです。
まず、信頼とはこの先何かをしてもらうにあたって、信じながら頼ることを意味します。これまでにしっかりとした信用を築いてきた人が得られるのが信頼です。
一方で、信用とは過去から現在に至るまでの行いから得られたもの。あらゆる良い行動が評価されて信用が蓄積されていき、最終的に信頼される存在となるという解釈ができます。
信頼
「信頼」を意味する代表的な表現は、以下に挙げる4つです。
①trust
②reliance
③confidence
④faith
それぞれの違いや使い方を詳しく見ていきましょう。
trust
「trust」は、名詞だと「信頼」、動詞だと「信頼する」という意味。
誰かが善良・誠実であり、安心して何かを任せられるようなことを表すときに使います。
I always try to trust my team members.
私は常にチームメンバーを信頼するように努めています。
I don’t want to work with him because I don’t trust him.
彼を信用していないので一緒に働きたくはありません。
reliance
「reliance」も「信頼」という意味の名詞で、誰かを信頼しきっていることを表す単語。「turst」よりも頼っている・依存している感が強いのが特徴です。
「信頼を置く」という意味にする際は、「put」や「place」といった動詞を伴います。
動詞の形で「rely on 〜(〜に頼る)」という表現もよく使われるので、一緒に覚えておきましょう。
I think I placed too much reliance on my subordinates.
私は部下に信頼を置きすぎていたのだと思います。
You should have put more reliance on my staff.
もっと私のスタッフを信頼すべきでした。
confidence
「confidence」は「信頼」や「自信」という意味の名詞です。
誰かの言っていることやスキル、能力などに疑いがなく、自信を持って強く信頼できることを指します。
I have confidence in my employees’ skills.
私は従業員のスキルに自信を持って信頼しています。
I have confidence in the quality of the product.
製品の品質には自信を持っております。
faith
「faith」も「信頼」を意味する名詞で、誰かや何かへのかなり大きな信頼を表します。
時には「信仰」という意味でも捉えられ、「The 宗教名(Christianなど) faith」のように、特定の宗教を指すこともあります。
I used to have great faith in my boss, but now, I don’t.
私は以前は上司をとても信頼していましたが、今はしていません。
I have no faith in any religion.
私はいかなる宗教も信じていません。
信用
次に「信用」を意味する単語として、以下の2つを紹介します。
①credit
②credence
credit
「credit」は「信用」を意味する単語で、主には金銭の貸し借りや返済能力など、経済的な文脈で使われることが多いです。
最もわかりやすいのが、「クレジットカード」という言葉。経済的な信用があるからこそ後払いができる、それが「credit」の指す意味です。
I couldn’t rent an apartment because of my poor credit.
信用度が低いためアパートを借りることができませんでした。
I need to improve my credit to increase the limit on my credit card.
クレジットカードの利用限度額を引き上げるために、信用を向上させる必要があります。
credence
「credence」も「信用」という言葉が当てはまる名詞です。何かが真実であるがゆえに信用できる、といったニュアンスがあります。
また「give credence to 〜」で、「〜を信用する」という表現もできるので、一緒に覚えておきましょう。
I don’t give credence to rumors about other people.
私は他人に関する噂を信用しません。
People often give credence to fake news without checking the facts.
人々は事実を確認せずにフェイクニュースを信じてしまうことがよくあります。
believeと何が違う?
「信頼」や「信用」という言葉は、英語学習者だと「believe」という単語を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は明確な違いがあります。
「believe」は「信じる」という動詞で、誰かの主張や物事の存在を信じることを意味します。例えば、「あなたの言うことを信じています」や「彼の言っていることが本当だと信じています」、「UFOの存在を信じています」などはいずれも「believe」が当てはまります。
また、「believe in 〜」で「〜を信じ込む」という表現もできるので、一緒に覚えておきましょう。
I believed what he told me, but it was a lie.
私は彼の言ったことを信じましたが、それは嘘でした。
I believe that you can pass the exam if you study hard.
あなたは一生懸命勉強すればその試験に合格できると思います。
I believe in ghosts. I think they exist in our world.
私は幽霊を信じています。それらは私たちの世界に存在すると思います。
おまけ 頼りになる の形容詞
最後に、「頼りになる」という意味の形容詞を、4つピックアップして紹介していきます。
①reliable
②dependable
③trustworthy
④faithful
reliable
「reliable」は、「信頼できる」という意味の形容詞。「rely(頼る)」と「able(できる)」が組み合わさった単語です。
期待通りに行動・機能してくれるような人や物事などに対して使えます。
Our babysitter is so reliable and hardworking.
私たちのベビーシッターはとても信頼できて働き者です。
There is a lot of fake news on the internet, so I don’t know where I can find reliable sources.
インターネット上にはフェイクニュースがたくさんあるので、信頼できる情報源をどこで見つけられるかわかりません。
dependable
「dependable」も「reliable」と同じように、誰かや何かを信頼できる状態を指す形容詞。「depend(頼る)」と「able(できる)」が組み合わさった単語です。
頼もしさがあって信頼できるような状態で使われます。
Mike is one of my dependable coworkers. He always meets deadlines.
マイクは私の信頼できる同僚の一人です。彼はいつも締め切りを守ります。
I want a dependable car that won’t break easily.
壊れにくい、信頼できる車が欲しいです。
trustworthy
「trustworthy」を直訳すると「信頼するに値する」。
信頼できるという意味の中に、信頼するほどの価値があると感じられる、というニュアンスが含まれています。
I think the information he shares on social media is trustworthy.
彼がソーシャルメディアで共有している情報は信頼できると思います。
When I meet somebody who is punctual, I feel that the person is trustworthy.
時間を守る人に会うと、その人は信頼できると感じます。
faithful
「faithful」も「信頼できる」という意味の形容詞で、「faith(信頼)」と「ful(詰まった)」が組み合わさった言葉。
誰かや物事に対して変わらぬ強い信念のようなものが含まれており、時には「(宗教への)信仰心の強い」という意味でも使われます。
The soccer team has a lot of faithful supporters.
そのサッカーチームには信頼できる忠実なサポーターがたくさんいます。
I’m faithful to the online English school. I’ve been using the service for over 10 years.
私はそのオンライン英会話スクールを信頼しています。私は10年以上そのサービスを利用しています。
まとめ
今回は「信頼」を英語で表現する方法を紹介していきました。たくさんの単語があるので、それぞれしっかり違いを理解した上で使っていきましょう。
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◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.