人間誰しも、嫌いな人やものはあるでしょう。日常会話でも「〜嫌い」なんて言うことは多々ありますよね。となれば、英語で話すときも当然ながら必要な表現です。
英語学習をしていれば、「dislike」や「hate」あたりは知っている、という方も多いでしょう。ただ実はその他にも「嫌い」を意味する単語が複数あります。
そこで本記事では、「嫌い」を英語で言う方法をどれくらい嫌いなのかの程度も含めて紹介していきます。例文も載せているので、ぜひ参考にしてください!
「嫌い」の英語表現
「嫌い」を英語で表現する上で知っておくべき代表的な単語は、以下に挙げる6つです。
・Hate
・Detest
・loathe
・abominate
・not big on
それぞれ詳しく見ていきましょう。
否定形+like / Dislike
「否定形+like」または「Dislike」を使うことで、嫌いであることを表現できます。
否定形+like
「否定形+like」は「主語 don’t like 〜」のように、好きを意味する「like」を否定することで、「好きではない」と言いたいときに使います。
「好きではない」くらいの程度で、はっきりと嫌いと言っているわけではないので、やや柔らかめな響きにしたいときに便利です。
直接的に嫌いと言いたいわけではないのであれば、「否定形+like」を使うのが無難です。
正直に言うと、私は上司が好きではありません。彼は私たちを見下しているようにいつも感じます。
お盆休みに旅行に行くのはどこも混んでいるので好きではありません。
Dislike
「dislike」は「嫌いである」という意味の動詞で、「like」とは真逆の意味です。
「否定形+like」と比べると、直接的にはっきり嫌いと言っているため、少しキツめの印象になります。
また「don’t dislike」のように否定形にすることで、「嫌いではない」という表現も可能です。好きでも嫌いでもないがために「like」も「dislike」も使いにくい、というときに使えます。
私はホラー映画が怖すぎるので嫌いです。
夏の暑い気候はいつも湿気が多いので嫌いです。
私は彼のことが嫌いではありません。ただ、以前ほど一緒に過ごすことがなくなっただけです。
Hate
「hate」も「嫌いである」という動詞で、「dislike」に似ている単語です。
「dislike」と「hate」の違いは、感情の強さにあります。「dislike」は「嫌いである」という程度であり、ある程度の嫌悪感があることを示すものの、それほど強い感情ではありません。
一方で、「hate」はより深い嫌悪感や憎悪を伝える言葉です。「ヘイトスピーチ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、「hate」から来ています。
また「don’t hate」のように否定形にすることで、「嫌いではない」という言い回しもできます。「そこまで忌み嫌うほどではないんだけど」といった文脈で使うのに便利です。
ちなみに、特定の人物やグループを強く嫌うファンや反対者を指す、「アンチ」という言葉がありますよね。実は英語だと「hater(hateをする者)」と言うので、覚えておきましょう。
私はかつては、朝早く起きて満員電車に乗って仕事に行くのが大嫌いでした
私はクモが嫌いです。夜彼らを見ると眠れなくなります。
Detest
「detest」は「ひどく嫌う」という意味で、「hate」に似ている動詞です。
ただし、「detest」のほうが「hate」よりも、忌み嫌ってる感が強く出ます。また、「hate」のほうが一般的にはよく使われており、「detest」は頻繁には耳にしない単語です。
強い嫌悪感を表したいけど、どっちのほうが良いのか迷ってしまう方は、「hate」を選ぶのが無難でしょう。
私は簡単に嘘をつく人が大嫌いです。私は真実と人間関係の信頼を大切にしています。
私はヘイトスピーチが大嫌いです。彼らは分断を促し、否定的な考えを広めます。
loathe
「loathe」は「ひどく嫌悪する」という意味の動詞。「hate」よりもさらに強い嫌悪の感情を表現できます。
「detest」と同様に、一般的な会話や文章ではあまり使われない傾向がありますが、嫌いという感情を強調したい場合に使われることがあります。
なお、「loathe」の発音はカタカナにすると「ロース」。「ス」の部分は「th」サウンドなので、舌先を軽く上下前歯で挟んで、息をもらすように発音します。
昔は兄のことが大嫌いでしたが、今では仲良くやっています。
私は家事、特にお風呂(トイレ)掃除が大嫌いです。
abominate
「abominate」も「ひどく嫌悪する」という意味の動詞で、「hate」や「detest」、「loathe」よりも強い嫌悪の感情が含まれています。
ただ日常会話ではあまり耳にしない単語で、人によってはネイティブスピーカーでも聞いたことがない、という人もいるかもしれません。
実際、ネイティブスピーカーに質問できるサイト「HiNative」でも、聞いたことがないと言っているコメントがあります。
loathe = abhor > detest > hate。そして「abominate」は聞いたことがありません。
「abominate」は聞いたことがない。目にするのは「abominable (形容詞) 」と「abomination (名詞) 」の形だけで、あまり多くはありません…
なお、発音はカタカナにすると「アボォミネイト」となり、「ボォ」の部分が強調されるのが特徴です。
私はあらゆる種類の虫が大嫌いです。
私は戦争、紛争、あらゆる形態の暴力が大嫌いです。
not big on
「not big on」は、「あまり好きではない」という意味の表現です。
「否定形 like much」に近い意味があり、それほど強い嫌悪感を示す言葉ではありません。「嫌い」とまでは言わないけど、好きではないことを柔らかく言いたいときに便利です。
カジュアルな言い回しであり、日常会話やカジュアルな文章でよく使用されます。かなり砕けた言い方なので、フォーマルな場面ではあまり適していません。
私は辛い食べ物はあまり得意ではありませんが、なぜか韓国料理はほとんど食べられます。
私はアウトドア活動、特にキャンプが好きではありません。私は家で本を読むのが好きです。
まとめ
今回は「嫌い」を英語で表現する方法を紹介していきました。
たくさんの言葉がありますが、一般的な会話でよく使うのは「否定形+like」、「dislike」、「hate」、「not big on」なので、これら4つはしっかり覚えておきましょう。
また覚えるだけでなく、実際の会話で使えるように練習しておくことも大事。レッスン回数無制限のオンライン英会話「ネイティブキャンプ」を活用して、たくさん英会話の練習をしてください!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.