「I think(~と思う)」の言い換えは?確信度で使い分けるさまざまな英語表現

ネイティブキャンプ、オンライン英会話、I think

自分の意見を伝えるときに使う英語表現と言えば、まっさきに「I think ~(~と思う)」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?便利な表現だからこそ、どんなときでも「I think ~」を使ってしまうという方も少なくないはず。

しかし、自分の意見を伝えるときには、確信の度合いやニュアンスによって、「I think ~」以外にもさまざまな英語表現があります。

今回は、そんな「~と思う」を表す「I think ~」の言い換え表現を解説していきたいと思います。それぞれ、例文もあわせて紹介していますので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

確信度100%!「絶対~だと思う」はI’m positive ~ .

まずは「思う」の英語のなかでも、確信度が100パーセントのフレーズから紹介します。「I’m positive ~.」を使うと、「絶対に、間違いなく~だと思う」という強い肯定の表現になります。完全な確信を持って「確実にそう思う」と言いたいときに使えます。ぜひ、確信している場合には、I thinkから言い換えて使えるようにしましょう。

I’m positive I lost my wallet here in the office.
間違いなくオフィスで財布をなくしたと思います。

A:Do you think it will rain tomorrow?
B:Yes, I’m positive.

A:明日雨が降ると思う?
B:うん、絶対そう思う(天気予報などから「明日雨が降る」という情報などを得て、絶対の自信があるとき)

確信度90%「~だよ!」「~だ!」はI believe ~ .

次のI think言い換えの英語「I believe ~.」は、「(信じて)~だと思う」「(信じて)~だ!」というように、強い確信と意志を持っているときに使える表現です。完全に確信はできない場合でも、「きっと〜だと思う」と英語で言いたいときなど、ある程度の根拠があるときに使いましょう。

I believe (that) he will come on time.
彼が時間通りに来てくれると思っています(彼のこれまでの行動などを根拠として、「食てくれる」という確信が高いときに使います)。

I believe that is of tremendous importance.
それは非常に重要なことだと思います。

ちなみに、”He will come on time, I believe.”「彼は時間通りに来ると思います」といったように、文末に「I believe」を付けた場合、文頭に付けた場合よりも確信度が低くなり「I think」と同程度になります。

また、「I believe」は原理・原則に基づいた自分の意見を伝えるときによく使われます。それに対して「I think」は個人的な好みや実際に基づいた意見を伝えるときに使われる傾向があります。

また、可能性などを示す場合「I believe」は「I think」よりもフォーマルな印象になります。このことから、I thinkの言い換えフレーズとしてビジネスのシーンで使うことができます。

ちなみに、「believe」と同じように「~を信じる」という意味を表す動詞に「trust」があります。「believe」と「trust」の違いはその信じる「対象」にあります。「believe」は「事柄」を信じるときに使われ、「trust」は「人」を信じるときに使われます。

確信度80% 「~でしょ」はI bet ~ .

「と思う」の英語のなか、「きっと~だ」「~でしょ」と、確信がある場合に使える表現「I bet ~.」です。

「bet」という動詞にはお金などを賭けるという意味があるので、「I bet ~.」はお金を賭けてもいいくらいの確信度、となります。「思う」の英語の使い分けにぜひ会話で使ってみてください。

I bet he is very smart.
彼はきっと頭がいいんでしょうね(お金を賭けられるくらい確信している)。

I bet it will rain soon!
きっと、もうすぐ雨が降るよ!(天気予報や、空の様子などから確信している)

I bet he won't agree.
彼は賛成してくれないでしょうね(彼の考え方やこれまでの行動を根拠としている)。

「I bet ~.」と同程度の確信を持っているときに使える表現としては、そのほかに「I’m sure ~.」や「I’m certain ~.」などがあります。

さらに、少し確信度を高めたいときには、「quite」を使って「I’m quite sure ~.」とすることもできます。イギリス英語では「fairly」を用いて「I’m fairly certain ~.」という表現が使われる傾向にあります。

I’m sure that he will like it.
彼はきっとそれを気に入ってくれると思います。

確信度70% 「~だと思う」はI think ~ .

自分の意見を伝えるときに使える一般的な表現が、「だと思う」の英語「I think ~.」です。皆さんにとっても、使いやすい表現でしょう。

日常会話/ビジネス英会話、主観的/客観的な意見、いずれでも使うことができます。ビジネスシーンで使うときには「ある程度の根拠がある」場合であることが多いです。

I think keeping current operation is better for our company considering our financial situation.
当社の財務状況を考えると、現在のオペレーションを維持する方が良いと思います。

I think it is a waste of time.
それは時間の無駄だと思います。

確信度50%~40%「~と思うけど」I assume

「I think ~.」よりも確信が持てないときに使える表現が、「I assume ~.」です。

推測する・仮定するといったニュアンスを伴って使われます。ややネガティブなニュアンスが含まれて「~と推測して決めつける」といった意味になることもあります。

さらに、「てっきり~と思いこんでいた/~と思っていた(過去形)」と誤った思い込みを言いたいときにも使うことができます。また、I assumeは「だと思う」の英語としてビジネス上で使うことができます。裏付ける具体的な証拠がなくても真実と推定されるようなケースに使い分けしてみましょう。

I assume he is the one responsible for the new branch.
新しい支店の責任者は彼だと思いますけど……。

I assumed it was free.
(てっきり)無料だと思っていました。


また、英語の論文などでは、assumeで一般論を示したあと、however やbutなどで打ち消していくという構成がよく見られます。

確信度40% 「たぶん~かなあ」はI suppose

「間違っているかもしれないけど、たぶん~だと思う」「~かなあ」といった、やや確信の低い意見を述べたいときには、「I suppose ~.」という表現が使えます。

supposeは思う・考える、仮定する・推定するなどの意味を持つ動詞であり、自身が持っている知識を基にした推測・推定などを表します。「I think ~.」よりも自己主張が控えめで、ビジネス会話やメール、さらに文語的表現としても使われます。

I suppose that's the only possible solution.
それが唯一の可能な解決策だと思います。

Yes, I suppose, she answered.
「うん、そう思うよ」と彼女は答えました。

上の2つめの例文で示した通り、「I suppose.」は相手への同意を示すときにも使われます。

しかし、この「I suppose.」を多用してばかりいると、聞き手に「この人は自分の頭で判断できないのかな」「自分で物事を考えられないのかな」という印象を与えてしまうこともあるので、少し注意が必要です。

確信度30% 「~じゃない?」 はI guess

「たぶん(おそらく)~じゃない?」「たぶん~だと思う」というように、確信度の低い意見を言うときに使える表現が、推測・推定などの意味をもつ動詞guessを使った「I guess~.」です。「I think ~.」よりも根拠が薄い場合に使われます。

なお、この「I guess」は「I suppose ~.」と確信度は近いものの、「I suppose ~.」よりもカジュアルな印象を与える表現でもあり、アメリカでよく使われています。

また、カジュアルな表現であることから、主に口語でよく使われ、文語では使われることが少ないので、注意してくださいね。

I guess she just wanted to say goodbye.
たぶん彼女はさよならを言いたかっただけなんじゃない?

After that, I guess I was focused on just getting by.
そのあとは、ただやり過ごすことに専念していたように思います。

I guess I wasn't very polite, making a face like that.
そんな顔をして、私はあまり礼儀正しくなかったようです。

また、「I guess ~.」に近い表現として「I feel~.(~だと感じる)」も挙げられます。「I think ~.」よりも確信が低く「なんとなく~と思う/~と感じる」というニュアンスを伝えることができます。

ちなみに、イギリス英語には「I reckon ~.」という表現もあり、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどで使われます。こちらも、「I guess」のように「(勝手に)~だと思う」「~だと憶測する」というようなカジュアルな表現です。

言いにくい意見を伝えたいときはI would say that ~

自分の意見を言う、といってもいつも伝えやすい内容ばかりではないと思います。

ときには、言いにくい意見や相手にとって好ましくないことを言わなくてはならないときもあるでしょう。そんなときに使える英語表現が「I would say that ~.」です。

「I would say that ~.」は直接的な断定を避けて「(他人の意見にかかわらず)あくまで自分の意見だけど……」というニュアンスを含めることができる言い方です。

具体的な根拠がなかったり、強い確信を持っていない場合に使うことができます。「I would say that ~.」は省略して「I’d say that ~.」とすることもできます。遠慮した仮定表現、謙虚さを表せるフレーズとも言えるでしょう。英語だからといって、必ずしもストレートに意見を述べるときばかりではありません。このような表現を使いこなせると英語力もアップします。

I would say the brown bag looks better on you than the black one.
(あくまで私の意見だけど……)あなたには黒のカバンよりも茶色のカバンの方が似合うと思います。

From the way they look, I would say that they failed.
(私の意見では)見た目からして、失敗したんだろうなと思います。

I would say education is very important.
(私の意見では)教育はとても重要だと思います。

ビジネスでも使われるI’ m afraid that ~

「I’m afraid that ~.」「(申し訳ございませんが・残念ですが)~だと思います」というニュアンスを持っており、thatに続く内容が自分(話し手)や相手(聞き手)にとって好ましくないときに使われる表現です。

ビジネスシーンでも使われることの多い、丁寧な言い方です。

I'm afraid that I can't accept this job.
(申し訳ございませんが)この仕事はお受けできないと思います。

That's the most we can offer you, I'm afraid.
私たちがご提供できるのは、残念ながらこれが限界かと思います。

上の例文の2つめのように、文末に付けることもできます。

また、that以下の内容が明らかで言う必要のないときは、「I’m afraid so(that以下が肯定文のとき)」や「I’m afraid not. (that以下が否定文のとき)」と省略された形で使われることも多いです。

A:Did he forget to do it?
B:I’m afraid so.

A:彼はそれをするのを忘れたのですか?
B:(残念ながら)そうだと思います

A:Will John be there?
B:I’m afraid not.

A:ジョンは来ますか?
B:(残念ながら)来ないと思います

「自分の意見では」と言いたいときにはTo me, ~. や In my opinion, ~ .

「私の意見では」と伝えたいときには「To me, ~.」 や「In my opinion, ~ .」が便利です。相手の意見との対照に自分の意見を伝えたいときなどに使うことができます。

To me, it's just not worth the money and the time.
私にとっては、お金と時間をかけるだけの価値はありません。

To me, it seems like it would be better to rent for a few more years until you save up enough for a down payment.
私には、頭金が貯まるまで、あと数年は家を借りた方がいいように思えます。
In my opinion, I think this problem is more serious.
私の意見では、この問題はもっと深刻だと思います。

In my opinion, his comments were strange and rather incoherent.
私は、彼のコメントは奇妙で、むしろ支離滅裂だと思います。

I thinkの言い換え まとめ

いかがでしたか?今回は「I think ~.」の言い換えに使える英語表現7選を確信度別に例文とともに解説していきました。

「I think ~.」と同じように「~だと思う」という意味を表す動詞や表現はたくさんありましたね。確信度によって使い分けることができますので、ぜひ、本記事でご紹介した例文を覚えて練習してみてくださいね。

また、本記事でご紹介した内容は、実際の英会話でもどんどん使ってみましょう。ネイティブキャンプのオンライン英会話では、講師とマンツーマンで英語を話す練習ができるので、ぜひ活用してくださいね!

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