「ここだけの話」って英語でなんて言う?日常会話で使えるフレーズを紹介!

ここだけの話、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「ここだけの話だよ」と話を始めるときって、内緒にしてほしいというニュアンスを含んでいますね。本音を言うときにも使います。

この秘密めいた表現”ここだけの話”を英語で言うと、どんなフレーズになるのでしょう?
この記事では、日常英会話に使える英語フレーズ「ここだけの話」を紹介していきましょう。

「ここだけの話」って英語で?

何かの情報を得たとき、本当は誰にも言ってはいけないことでありながら、喋りたくてウズウズすることがあります。

皆さんも一度は友達や家族に「ここだけの話だからね」「ここだけの話、信じられない」などと口を滑らせてしまったことがあるかもしれません。

This is just between you and me.
This is between us.
Keep this between you and me.
Stays between you and me.

どの表現も丸ごと覚えれば日常会話で使えること、そして使うタイミングですが、このフレーズを言ってまず口止めするのも良し、喋った後に「ここだけの話にして」というニュアンスで使うもの良し、となります。さっそく、それぞれの解説を始めましょう。

This is just between you and me.

一つ目の英語表現「ここだけの話」は、This is just between you and me.になります。

この英文を直訳してみれば、between you and meのパートが”あなたと私の”「これはあなたと私の間だけ」です。

between A and Bのパターンは、AとBの間に、またbetween自体に~相互間での意味があります。加えて、justという単語が使われています。justを使うことで”だけ”と強調することになります。「あなたと私の間」と「あなたと私の間だけ」という違いがポイントです。

こういったことから、この話はあなたと私の間だけ、誰にも言わないでほしい、他の人には言えないことなんだといったニュアンスが含まれることになります。よって「ここだけの話なんだけど」となるわけです。

This is just between you and me. Chris was fired yesterday.
ここだけの話だよ。昨日、クリス解雇されたんだ。

何かの理由でクリスが解雇されたというショッキングなことを次の日に知ったあなたが、同僚か誰かにその話を伝えているところです。時間が経てば分かることとは言え、デリケートな話であることからここだけにしなければと一言一緒に伝えています。

This is between us.

ココだけの話の英語ふたつ目はThis is between us.です。一つ目のThis is just between you and me.と比べてみましょう。

This is just between you and me.
This is between us.

違いはyou and meが、私たちという代名詞のusに置き換えられているところです。justを加えて、This is just between us.にすることもできます。なお、2つの英文は使い方に大きな違いはありません。

また、This is between us.は、私たち2人と言い切る言い方としてThis is between the two of us.とすることもできます。

I bought a new iPhone for him as a birthday gift. This is between us, ok? This is a surprise present.
彼の誕生日プレゼントに新しいiPhoneを買ったの。ここだけの話よ、いい?サプライズのプレゼントだから。

人の噂話だけでなく、ある時期まで黙っていたいことがありますね。誰かへのプレゼントもそんな一つです。そんな時の「これは、ここだけの話」は、話し相手がつい言ってしまわないように止められる、覚えると会話に便利なフレーズです。

Keep this between you and me.

三つ目のフレーズ紹介に進みましょう。それがKeep this between you and me.という言い方です。

ここまでの2つの表現と比べると、英文の前半に違いがあることが分かります。

Keep thisという前半の部分ですが、keepはご存知、その状態を「保つ、~にしておく」「保持する」という意味です。後にきているthisは、打ち明けた内緒話を指します。keepを使うことで、他のどんな人にも話してはいけないんだ、2人の間だけでキープする話なんだということを明確に伝えています。

ここまで紹介した各表現パターンからすると、Keep this between you and me.は、Keep this between us.とすることもできますね。

Did you know they broke up? But keep this between you and me. Don’t tell anyone.
彼らが別れたって知ってた?だけど、ここだけの話だよ。誰にも言っちゃダメだよ。

こんな会話はありがちではないでしょうか?しかし、口止めできるのとできないのでは会話の意味が相当に違ってきます。

Stays between you and me.

では、四つ目のStays between you and me.をみていきましょう。

Keepの代わりに使われているStay、お馴染みの単語ですね。「ある状態が継続する・~のままでいる」「とどまる」といった意味合いの動詞です。

実はStaysの前にはThisやItが省略されています。ゆえに、Staysと”s”がついているんですね。話をする相手が「Stays between you and me.」なんて言えば、刑事ドラマのシーンのようですね。

This stays between you and me. I heard our director will leave the company and launch his own business.
ここだけの話ですよ。部長が会社を辞め、独立して事業を立ち上げるって聞いたんです。

これは、秘密中の秘密confidentialな話ですね。2人が人から離れた場所でこそこそ喋っている姿が想像できます。

ここだけの話の英語・ビジネスバージョン

ここだけの話がビジネスシーンでは「この件についてはご内密にお願いします」「他言は無用でお願いします」といった表現になります。

皆さんも使う場面に出くわすかもしれません。ビジネスの場面なので、丁寧な言い方になるところがキーです。

Please keep this to yourself.
どうぞ他言は無用でお願いします。

自分自身だけの話にしておいておくということから、ここだけの話であって他言はしないようにとお願いしています。ただ頼むのではなく丁寧にPleaseを使うところが仕事上の相手に対する言い方になっています。

「ここだけの話しなんですが」「○○さんだから話すんですが」などと言い過ぎになると、口が軽いと思われ相手からの信用を失うかもしれません。そこは注意しましょう。

その他の「ここだけの話」関連表現

ここでは「ここだけの話」について関連表現をみていきます。

「ここだけの話」スラング

ここだけの話と言うとき、ぶっちゃけ正直なところを言うといったニュアンスで使うことがあります。

そんなときにはネイティブスピーカーは「to be honest/honestly」を使います。翻訳をすれば本音を言うと、正直に言うといった意味ですが「ここだけの話」として使うことができます。

To be honest, I don’t like his girlfriend.
ここだけの話さ、私、彼のガールフレンドが好きじゃないんだよね。

親しい彼の彼女だから悪口は言えないけれど、本音は好きじゃない、こんなことを他の誰にも知られたくないから「ここだけの話」として話しているんですね。

「口が軽い」と「口が堅い」の英語表現

ここだけの話と持ちかける人は口が軽いと思われる可能性があります。逆に、話す相手が口が堅いと思えるからこそシェアするところもありますね。

さて、この口が軽い、そして反対語である口が堅いの英語はどのようなものなのでしょう。
口が軽いの英語はイディオム「a big mouth」で表すことができます。スラング表現でもあり、ネイティブに使われます。

Did she tell you about it? What a big mouth.
彼女はそれについて話したの?なんて口、軽いんだろ。

一方、口が堅いのスラングは特になく「can keep a secret」になります。

I can trust my teacher because she can keep a secret.
先生は口が堅いので信頼できます。

このような信頼できる人を形容詞trustworthyで表現することができます。My mother is the most trustworthy person I know.(母は私が知る人のなかで最も信頼できる人)のように使います。

秘密の英語表現3つ

ここだけの話しを言い換えれば”秘密の話し””内緒の話し”ということですね。

そこで、秘密の英語を3つ紹介します。

secret

秘密とくればsecretが定番でしょう。「秘密」や「内緒」「隠し事」といった意味を持つことから、ここだけの話にこれほどピッタリの単語はないかもしれません。

最重要事項の秘密であれば、top secretとして表現することができます。

I’m going to tell you something very important, can you keep it a secret?
とっても大切なことを話すので、秘密にしてもらえますか?

private

privateと言えば「個人の・自分の」という意味を持つ形容詞です。加えて「内輪の・特定の人だけの」や「自分だけが持つ」という意味もあります。

このことから、privateをin privateにすると、2人だけでの意味=秘密として使うことができるのです。

I need to chat in private, do you have time tonight?
2人だけで話したいのだけど、今晩時間ある?

confidential

Stays between you and me.のところの例文で部長が独立しようとしているここだけの話がありました。

解説で、秘密中の秘密としてconfidentialという単語がありました。confidentialには「秘密の・極秘の・部外秘の」「親展の」といった意味があり、ビジネスで使うことができる”秘密”になります。

ちなみに、Private and Confidentialという表現もあります。

You must understand, all of the information is confidential.
すべての情報は極秘扱いであることをご理解いただかなければいけません。

まとめ

「ここだけの話」を乱発してはいけませんが、どうしても話さなければならないときに今回紹介したフレーズを使い、外国人との会話、そして英語のレッスンなど、英語力のアップに役立ててください。

nativecamp.net

nativecamp.net