塩対応って英語で何ていう?人の行動や態度を表すフレーズを学ぼう!

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「いつもは優しい友人が今日は塩対応だった」

「あのお店はいつも店員さんが塩対応だ」

「たまには塩対応がありがたいこともある」

など、人の行動や態度を示すときに「塩対応」という言葉を使うことがありますよね。

では、みなさんは、「塩対応」を英語でどのように表現するか知っていますか?「塩」はsalt、「対応」はcorrespondence(他にもあります)という単語を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、それらを組み合わせればOK、というわけにはいかないのが難しいところです。

そこで、今回の記事では、「塩対応」に近いニュアンスを持つ単語や表現を複数ご紹介します。それぞれの表現について、意味や使い方、ニュアンスの違いなどを詳しく解説します。それぞれ、例文とともに詳しく解説していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。

「塩対応」の英語表現

そもそも「塩対応」とは、対応があっさりしていたり、冷たかったりすることを指します。

また、態度がそっけない、無関心に見える、冷淡に感じられるなど、基本的にはネガティブなイメージを持つ言葉です。すばらしい対応を意味する「神対応」の逆ととらえてもわかりやすいかもしれませんね。

今回の記事では、そんな「塩対応」に近い6つの英語表現(「cold response」「distant」「standoffish」「aloof」「icy」「cold shoulder」)をご紹介します。

cold response

「cold」は形容詞で「冷たい」、「response」は名詞で「対応・反応・返答」という意味があり、「cold response」「冷たい対応」という意味になります。

日本語の「塩対応」もまさに冷たい対応のことを指しますので、覚えやすい表現ではないでしょうか。「cold response」は日常会話でもよく使われる表現です。

「cold」を使うことで、その人が冷たかったり、よそよそしかったりする様子を伝えることができます。

He gave me a cold response when I asked him for help.

私が彼に助けを求めたとき、彼は塩対応でした。

He got a cold response.

彼は塩対応を受けました。

She also drew a cold response from her supporters.

彼女はまた、サポーターからも塩対応を受けました。

I tried to be brave and talk to someone I was interested in, but he gave me a cold response.

気になっていた人に思い切って話しかけてみましたが、塩対応でした。

Please don’t give customers a cold response.

お客様に対して塩対応をしないでください。

distant

「distant」「距離がある」という意味があり、人の態度・言動が「よそよそしい、距離を感じる、冷ややかな」といったニュアンスがあります。

こちらも、相手に親しみを見せず、距離を持って接する「塩対応」に近い単語です。

When we met for the first time he was nice, but today he was cold and distant.

初めて会ったとき、彼はとても優しかったですが、今日は冷たく塩対応でした。

Please don’t be distant.

塩対応しないでください。

My husband has been distant recently.

私の夫は最近塩対応です。

I don’t know why she has been distant lately.

彼女がなんで最近塩対応なのかわかりません。

I’m sad because he is distant.

彼が塩対応なので寂しいです。

standoffish

「standoffish」は形容詞で「よそよそしい、冷淡な、そっけない、友好的でない、すましている」といった意味があります。文面で使われることもありますが、基本的には口語表現です。

ちなみに、「standoffish」という単語は、stand off(離れて立つ)に-ish(やや)が組み合わさってできました。ラグビーのポジションの一つ「スタンドオフ」も、スクラムから少し離れたところにいますね。

ちなみに、-ish(やや)が使われている他の単語には、childish(子どもっぽい)、feverish(熱っぽい)、snobbish(紳士気取りな)などがあります。また、数字のあとにつけることもよくあります。例えばat five-ish(だいたい5時ごろ)などです。

I know that people think I am standoffish.

人々が私のことを塩対応だと思っていることを知っています。

He is so standoffish.

彼は本当に塩対応です。

Why is she so standoffish?

彼女はどうしてそんなによそよそしいんですか?

It turns out he is a bit standoffish.

彼は少し無愛想であることがわかりました。

If you want to make friends, you shouldn’t be standoffish.

友達を作りたいのであれば、よそよそしくするのはやめた方がいいですよ。

aloof

「aloof」は形容詞で「よそよそしい、打ち解けない、他人行儀な、つんつんした」といった意味があります。発音は「アルーフ」です。

He was aloof when we met at the party.

パーティーで会ったとき、彼は塩対応でした。

Some people find him aloof and cold.

彼をよそよそしくて冷たい人だと思う人もいます。

→ここでのfindは「見つける」ではなく「思う」という意味になります。

She seemed aloof.

彼女はよそよそしく見えました。

Instead, I remained silent and aloof.

代わりに、私はだまって他人行儀にしていました。

The young girl was courteous but faintly aloof.

その若い女の子は礼儀正しかったですが、やや他人行儀でした。

icy

「icy」は「ice(氷、アイス)」の形容詞形で、「氷のような、とても冷たい、冷ややかな」といった意味があります。人の態度などに対しても使われます。

Mary was so icy to me today.

メアリーは私に対して、今日とても塩対応でした。

My younger brother’s response was icy.

私の弟の反応は冷たかったです。

Don’t be icy to people. They won’t like you.

人に冷たくしないで。嫌われてしまうよ。

I called customer service to ask for help, but the operator was icy.

助けを求めてカスタマーサービスに連絡しましたが、オペレーターは塩対応でした。

The new teacher seems really icy and hard.

その新しい先生は、とても冷たく厳しい人に見えます。

cold shoulder

「cold shoulder」の直訳は「冷たい肩」ですが、口語表現で「冷たい態度、よそよそしい態度、冷たいあしらい、冷遇、無視」などの意味があります。なお、冠詞は「the」がつきます。

My mother-in-law is giving me the cold shoulder.

私の義理の母は、私に冷たい態度をとりました。

Please don’t give them the cold shoulder.

彼らに冷たい態度をとらないでください。

Now she's giving her boyfriend the cold shoulder.

彼女は今、ボーイフレンドを冷たくあしらっています。

I got an annoying call, so I gave the person the cold shoulder.

迷惑な電話を受けたので、冷たくあしらいました。

I thought Emily and I were really close, but the next day she gave me the cold shoulder.

私はエミリーと仲が良いと思っていましたが、次の日彼女は私に塩対応でした。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、「塩対応」を意味する英語表現を、例文とともにご紹介しました。「塩対応」という表現は日本語でも比較的最近使われるようになったものですので、なかなか英語にするのは難しいです。だからこそいざというときにパッと適切な表現が口から出たら助かりますよね。

今回ご紹介した単語やフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

今回ご紹介したフレーズをそれぞれ適切なシーンで使うことができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

また、今回学んだ「塩対応」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのように使い分けているのか聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「塩対応」に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、どんな行動・態度が「塩対応」だと思うのか、日本と海外での接客態度の違いなどをディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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