英語で「深堀り」ってなんていう?ビジネスシーンでも使えるよう、言い換え表現も含めてご紹介します!

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今回は、英語で「深堀り」をどう言うか解説していきます!「深堀り」という意味を持つ日常生活で使える英単語は複数あるので、それぞれの意味の違いを意識してみてくださいね。

深掘りとは

「深堀り」とは、そのままの意味なら「深く掘り下げること」です。しかし、一般的には比喩的な表現として使うことが多いのではないでしょうか。その場合、「詳しく追及する」という意味になります。英語では、どのような単語を使って表現するのでしょうか。

dig

dig は、英語で「深掘りする」という意味で使えます。本来の意味は「掘る」だけなのですが、intoやdeepを使うと「深堀する」という意味にできます。以下のイディオムを覚えておきましょう。

dig into〜 「掘り下げる」、「徹底的に調べる」

dig deep into 「深く掘り下げる」、「〜について詳しく調べる」

dig deep intoについては、deepを比較級のdeeperにすることで「より深く掘り下げる」と意味合いを変えることもできるので、オリジナルの例文を作る際に参考にしてみてください。

注意点は、dig の動詞変化がdig - dug - dugと、不規則変化になっていることです。あまり見慣れない単語なのでここで覚えておいてくださいね。

では、例文で使い方を確認していきましょう!

Then we’re going to dig into this issue with our products.

「では、私共の製品に関するこの問題について深堀していきます」

dive

dive を使う「深掘りする」という言い方もあります。動詞として使う場合は、先ほどご紹介したdigと同じようにintoやdeepを使いましょう。

dive deep into〜 「深く掘り下げて調べる」

deep dive into〜 「深く掘り下げて調べる」

この2つの言い回しがありますが、どちらも意味は同じです。「ダイブ」というと海に関する日本語にもなっているので、直訳的に言えば「深く〜に飛び込む」ですね。

diveも動詞変化には気を付けないといけません。dive - dove/dived - divedと、過去形のみ2種類あるのでどちらで表記されても理解できるようにしておきましょう。

Why don’t we dive deep into the problem?

「この問題について深堀してみないか?」

この例文は、以下のように言い換えられます。

Why don’t we deep dive into the problem?

慣れるまで違和感があるかもしれませんが、使っていくうちに馴染んでいきますよ!

ちなみに、dive名詞でも使えます。あえて訳すなら「掘ること」で、「深掘り」と言いたいならa deep dive into 〜を使います。名詞なので、冠詞のaを付けることを忘れないようにしましょう。

Let’s take a deeper dive into the new data.

「この新しいデータを深掘りしてみましょう」

このように、diveを名詞で使う場合は動詞にtakeを使うと良いでしょう。

depth

depth「深さ」という意味です。形容詞のdeepは「深い」という意味で、先ほども出てきましたよね。

depthを使って「深掘りをする」と言いたいなら以下の2つの言い方があります。例文と一緒にチェックしましょう。

examine in depth

Our supervisor decided to examine in depth the accurate percentage of sales.

「私たちの上司は、販売における正確なパーセンテージを深掘りすることに決めた」

carry out an in-depth analysis

The police carried out an in-depth analysis of the fire which was seen last night.

「昨夜起こった家事について、警察はより詳しく調べることにした」

前者で使われているexamineは、「調べる」という意味の動詞です。少し硬い語で、専門的な用語として使われることもあります。「深く調べる」つまり「深掘りする」ですね。

後者で使われているanalysisは「分析」、carry outは「実施する」です。

類語シリーズ

ここからは、「深掘り」に関する類語をさらにご紹介していきます!例文に組み込めば、より詳しい内容を伝えられるので意味に深みが出ます。ネイティブスピーカー並みの説明力になるために語彙力を増やしていきましょう。

徹底的に thoroughly、completely

thoroughly「徹底的に」という意味の副詞です。文の最後に追加するだけで、その動作への説明がよりわかりやすくなりますよね。例えば、以下の2つの例文を比較してみるとどうでしょう。

He dug into the issue.

He dug into the issue thoroughly.

前者は、単に「彼はその問題を深掘りした」という意味になりますが、後者は「彼はその問題を徹底的に深堀りした」と、「深掘りする」という動詞を強調していますよね。

この場合、thoroughlyの代わりにcompletelyを使うこともできます。completely「完璧に」という意味なので、「徹底的に」との類語になります。

really wellと置き換えても良いのですが、thoroughlyやcompletelyの方がより手が抜けないニュアンスになっています。

詳しく追求 pursuit/ to pursue

pursuit「追求」という名詞で、その動詞の「追求する」to pursueです。少し形が違うので間違えないように覚えていきましょう。

Everyone needs to pursue happiness.

「人間は全員幸せを追求すべきだよ」

It’s very important to think about the pursuit of happiness.

「幸福の追求について考えることはとても大切だね」

探求 investigation、research、inquiry

「探求」という言い方は英語でたくさんあります。

investigationは、「探求」は「探求」でも原因を突き止めることに重きを置いています。少し硬い語で、「調査」と訳されることも珍しくありません。

What do you think about the investigation?

「この調査について、君はどう思う?」

researchも「調査」と訳されますが、一般的には熱心な探求を意味します。日本語でもカタカナで「リサーチ」と言いますね。

The students are so interested in the research.

「学生たちはその調査に興味津々だね」

inquiryは情報に関する調査という意味合いを持っています。

When does the inquiry start?

「調査はいつ始まるんだい?」

他にもまだまだ「探求」や「調査」という意味の英語はあります。以下に載せておくので、余裕があればこれらもセットで覚えてみてください。

follow-up

hunt/hunting

odyssey

quest

seeking

詮索 exploration

exploration「詮索」という意味で使われます。exploreは「詮索する」という意味で、皆さんはInternet Explorer「インターネット・イクスプローラー」を聞いたことがあるはずですよ?

She really hates to be explored. So I don’t think it’s a good idea.

「彼女は詮索されるのが本当に嫌いなんだ。だからそれは良い考えとはいえないな」

「深掘り」とセットで使える単語集

dig intoやdive intoなどを使って例文を作る練習をする際に使えるビジネス英単語は以下となります。知っている単語を使ってより知識を深めるも良し、知らない単語にチャレンジして慣れるも良しです!

a thorough analysis「徹底的な分析」

thoroughはどこかで見かけましたよね?thoroughly「徹底的に」は副詞ですが、thoroughは「徹底的な」という形容詞です。

the market trend「市場の動向」

marketが「市場」、trendが「動向」です。「トレンド」は「流行」とも言いますよね。

customer preferences「顧客の嗜好」

preferenceは「嗜好」です。高校英語では、比較級でprefer to~「~の方が好き」という表現が出てきています。

the management team「経営陣」

「陣」は英語で思いつかないかもしれませんが、単にteamと言えばOKです。

the causes of~「~の原因」

causeは「原因」で、複数あるならsを付けましょう。

identify「特定する」

「アイデンティティ」があるものは特定されますね。

growth「成長」

動詞はgrowで、こちらは中学英語です。過去形がgrewと不規則変化になるので注意しましょう。

まとめ

「深掘り」という英語表現は多かったですね。ニュースやネット記事でも使われる表現なので、dig intodive intoを基本として押さえておきましょう。企業の中で出てくる言葉でもあるため、ビジネス英語の学習にも役立ちます。その単語のポイントやニュアンスを意識しながら練習すれば、おのずと口を付いて言えるようになりますよ!

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