「ちょうど今」の英語表現!いろんなフレーズを使って表現してみよう!

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「ちょうど今、始まったところだ」
「ちょうど今、取り掛かるところだ」
「ちょうど今、読んでいるところだ」
「ちょうど今、帰宅したところだ」

「ちょうど今」は、日本語でよく使うフレーズです。時間の感覚を表す表現で、出来事の時間軸を相手と共有したいときに重宝します。

英語を話すときでも、時間軸の共有は重要になりますが、この「ちょうど今」を英語にする場合、少し注意が必要です。

というのも、日本語だと「ちょうど今」のワンフレーズで様々な時間軸を表すことができますが、英語だといくつかのパターンを使い分けなければいけません。

今回の記事では、そんな「ちょうど今」を表す英語表現のパターンを例文を用いて解説していきます。時間軸を意識して話せるようになると、会話がとてもスムーズになるのを実感できるはずです。がんばって覚えていきましょう!

「ちょうど今」の英語表現

さっそく「ちょうど今」フレーズを見ていきます。

それぞれのフレーズの主な違いは、どの段階を指して「今」と言っているのか、です。

例えば、「ちょうど今終わったところ」なのか、「ちょうど今やっているところ」なのか、「ちょうど今始めるところ」なのかで使うべきフレーズは変わってきます。

また、時間の幅でも使うフレーズは微妙に異なります。数分の出来事に対しての「今」なのか、数か月を指す「今」なのかで、使う単語を使い分けなければいけません。

むずかしく聞こえるかもしれませんが、勉強していく内に感覚で分かるようになります。今はとにかく、1つずつフレーズを覚えていきましょう。

right now

1つ目はright nowです。「ちょうど今」の意味するフレーズとしてもっとも一般的でしょう。

right nowは、「ちょうど今やっているところ」と「ちょうど今始めるところ」を表すとき、そして比較的短い期間の「今」を表現するときに使われるフレーズです。

Did you finish your homework?
I’m doing it right now!

宿題は終わったの?
今やってるところ!
Where is Jennie? She must be here by now.
Hold on, I’m calling her right now.

ジェニーはどこ?もうここに居なきゃいけないんだけど。
ちょっと待って、今彼女に電話をかけてるから。
Jennie, where are you? We need to leave soon.
I’m sorry, I’m heading there right now.

ジェニー、今どこ?もうそろそろ出発しないといけないんだけど。
ごめん、今そっちに向かってる。

3つの例文を紹介しました。

これらの例文では、「ちょうど今やっているところ」、そして比較的短い期間の「今」を表すright nowが使われています。

それぞれの文章の動作主は、「宿題」「電話」「集合場所に向かう」など、進行形で動作を行っています。このように、たった今、現在進行形で動作を行っている「ちょうど今」は、right nowが最適です。

Jeff, can you send me that file when you’ve got time?
Oh, that one! Let me send it to you right now.

ジェフ、時間のある時にあのファイル送っといてくれない?
あぁ、あれね。今送るよ。
Jessica, do the dishes.
I’m going to do it right now.

ジェシカ、洗い物しちゃいなさい。
今やる。

これら2つの例文では、「ちょうど今始めるところ」という意味のright nowを使っています。

going toやwillなどの未来形の動詞と一緒に使われることが多いです。このright nowは、本当にすぐ、数秒後にその行為を行うというくらい近い未来を表すときに使います。

just now

続いての「ちょうど今」を表すフレーズは、just nowです。

right nowと響きが似ているので、同じように使えると思う人も多いですが、代用はできません。明確な違いがあるので、確認しておきましょう。

明確な違いは、just nowは終わった動作にしか使えない、ということです。

right nowは、「今現在行っている動作」と「これから行う動作」について使いました。

それに対してjust nowは「もうすでに終わった動作」についてのみ使用可能なフレーズなのです。「今しがた、ついさっき」といったニュアンスです。

そして時間軸では、動作が終わった数秒から数分後くらいのことを示すことがほとんどです。もちろん例外はありますが。

Where is Brian?
Oh, he left just now.

ブライアンはどこ?
あぁ、彼はちょうど今出ていったところだよ。
What's happening? Why are they crying?
I have no idea. I came here just now.

何が起こってるの?なんで彼らは泣いてるの?
わからない。今来たとこなんだ。
Oh, no! Am I late?
Don’t worry. It started just now.

やべっ!遅れた?
大丈夫。ちょうど今始まったとこだから。

動詞が過去形であることに気が付いたかと思います。たった今終わった動作について、使えるのがjust nowなので注意しましょう。

また、justとnowの間に動詞を入れることも可能です。

I just came here now.
It just started now.

などといった言い方もできます。文法的にはどちらでもいいことが多いのですが、文脈によってはこちらの方が自然な言い方になるので、覚えておきましょう。

be about to do ~

続いてはbe about to doです。nowが入っていないフレーズですね。

これは決まった言い方なので、ひとかたまりのフレーズとして覚えてしまうと良いでしょう。

aboutは「~について」という前置詞の意味で使われることが多いですが、このフレーズでは「ほとんど、ほぼ」という副詞として使われています。

about toに「~しそうである、~するところである」という意味があると覚えてもいいでしょう。また「意図せずに~しそうになる」というニュアンスも含まれるので覚えておきましょう。

Can I call you back? I’m about to get on the train.
かけ直してもいい?ちょうど今電車に乗るところなの。
One man came up to me when I was about to leave.
ちょうど出ていこうとしたときに、1人の男が近寄ってきた。
That boy is about to cry.
あの男の子は今にも泣きそうだ。
The sun is about to set.
太陽が沈みかけている。
The desk is about to break.
その机は今にも壊れそうだ。

例文を見ても分かる通り、「まさに今」という狭い時間軸の中での話をするときに使われる表現です。数秒後にはその動作が行われる、というニュアンスが出ます。

また、これから起こることに対してしか使えないので、注意しておきましょう。もうすでに始まっていること、終わっていることには、be about toは使えません。

be going to do ~

be going to doは、初級で習う表現なので知っている人がほとんどでしょう。

シンプルな未来形ですが、表現そのものに「ちょうど今」の意味がふくまれています。注意点としては、時間軸がやや広いということです。

例えば、I’m going to finish it.とだけ言うと、数秒後に終わらすのか、数日後に終わらすのか、数年後に終わらすのかがハッキリと分かりません。

先ほど紹介したright nowや、in a few days、by Thursdayなど、時間の幅を限定する副詞句を一緒に使うように心がけると良いでしょう。

Did you download the app? We need that for the next class.
I’m going to do it right now.

アプリはダウンロードした?次のクラスで必要になるけど。
今やる。
I need you to take these files to the personnel department.
Oh, right. I was going to do it.

このファイルを人事課に持って行って欲しいんだけど。
あぁ、そうだ。ちょうど今持って行こうとしていたとこだったんだ。
Mr. Green. Would you mind sending me the video that we are going to use in the next presentation?
I thought you won’t need it until tomorrow morning.
Yeah, but it turns out we need to show it to the chief.
Okay, I’m going to do it then.

グリーンさん、次のプレゼンで使う動画を送っていただけませんか?
明日の朝まで必要ないと思っていたのですが。
はい、しかしチーフに見せなければいけないということになりまして。
わかりました。では今送りますね。

文脈や話の流れ次第では、「ちょうど今」の意味で使えるということが分かったでしょうか?be going to doを相手に使われてわかりづらい時は、必ず確認するようにしましょう。

at the moment

at the momentは、文末にくっつけるだけで「ちょうど今」を表すことができる便利な副詞句です。

期間はあまり関係が無く、話をしているちょうどその瞬間を表すことが多いです。ニュアンスとしては「その状態がどれくらい続くかは分からないけど、とりあえず今この瞬間は」という感じ。現状を説明するのに使えます。

Hello, can I speak to Mrs. Thompson?
Thompson is out of the office at the moment. Could I take a message?

こんにちは、トンプソンさんにつないでいただきたいのですが。
トンプソンは今席を外しております。伝言をお預かりいたしましょうか?
I’m single at the moment.
現在は独身です。
I’m feeling fine at the moment.
今のところ体調は大丈夫です。
Do you still work at the Cherokee Hospital?
No, not at the moment.

まだチェロキー病院で働いてるの?
いや、今は働いてないよ。

時間軸や期間についてあまり触れていませんね。

「前後のことは後で説明するとして、とりあえず今のところは」と言いたいときにピッタリの表現です。

right on time

最後に紹介するのはright on timeです。

right on timeは「時間的にちょうど」を表す副詞句で文末に付け足して使うことができます。

「今」と言うよりは、「ある定められた時間にピッタリに」といったニュアンスになります。

We could start right on time.
時間ピッタリに始めることができた。
Kevin is here.
Good, right on time!

ケビンが来たよ。
よし、時間ピッタシだ。
Hey, guys. What did I miss?
You’re right on time, actually. Michaela is about to sing.

やぁ、みんな。何か見逃したかな?
いや、ちょうどいい時に来たよ。ミケーラがこれから歌うんだ。
The train arrived right on time.
電車は(予定の) 時間通りに来た。

「今」と言うよりも、「ちょうどいい瞬間」にフォーカスしているのが分かりますね。

まとめ

微妙なニュアンスとシチュエーションを気にしながら使い分けなければいけないので、少し面倒くさく感じたかもしれません。

しかし今回紹介したような時間軸を表す表現は、使いこなせれば英語上級者にグンと近づくことができる分野でもあります。

また、時間軸をわかりやすく話すことで、会話の相手も話に付いていきやすくなり、会話が弾みやすくなるのです。わかりやすいフレーズから少しずつ覚えて、ちょっとずつ実践で使えるように練習していきましょう。

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