英語で「買う」と言いたいとき、どのような表現を使いますか?

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英語学習をしている方であれば、「buy」「get」「pick up」などが思い浮かぶのではないでしょうか?

「buy」「get」「pick up」は、すべて「買う」という意味がありますが、実は正しい使い分けがあります!

この記事を読むと、「buy」「get」「pick up」の使い分けを知ることができます。シーンによって正しく使い分けて、自然な英語を話せるようになっちゃいましょう!また、「buy」「get」「pick up」以外の「買う」を表す英語表現もご紹介します。この記事が、みなさんの英語学習の参考になると嬉しいです!

buy / get / pick upの使い分け

「buy」「get」「pick up」は、どれも「買う」という意味があります。

「buy」はもちろん、「get」「pick」も、教科書の序盤に出てくる英単語なので、英語学習初心者の方もご存知なのではないでしょうか?

下記の3つの例文をみてください。

(1) I bought a car yesterday.
(2) I got a car yesterday.
(3) I picked up a car yesterday.

どれも「私は昨日車を買いました。」という意味の文ですが、(2)と(3)はちょっと不自然な表現です。

なぜだと思いますか??次項から「buy」「get」「pick up」の意味と使い方を確認してみましょう!

buyの意味と使い方

「buy」の意味と使い方をみていきましょう!

「buy」の定義は、to get something by paying money for it(お金を払って何かを手にいれる)です。

過去形・過去分詞形が不規則変化の動詞なので、注意しましょう!

<原形:buy 過去形:bought 過去分詞形:bought>

「buy」「get」「pick up」の3つの中では、最もフォーマルな表現です。

「buy」のポイントは、お金を払って対価を得るというコアイメージがあること!わざわざお金を払って買った、高価なモノを買った場合に適しています。

My grandfather bought me a pair of shoes.
私の祖父が靴を買ってくれた。
←プレゼントをわざわざ準備してくれた感
I finally bought a car.
私はついに車を購入した。
←貯金してやっと購入した感
Did you buy a house?
家買ったの?
←一世一代のお買い物をした感

「buy」を使った文章の作り方

ここで簡単に、「buy」を使った文章の作り方を確認しておきましょう。

・主語(My grandfather)+ 述語(bought)+目的語 (me)+ 目的語(a pair of shoes)

主語+述語+目的語+目的語の文型は、第4文型と呼ばれています。「buy+人+モノ」もしくは「buy+モノfor人」の構文で使われます。

・My grandfather bought me a pair of shoes.
・My grandfather bought a pair of shoes for me.

「buy」と同じように前置詞「for」を使う動詞は、find(見つける)、cook(料理する)make(作る)choose(選ぶ)get(手にいれる)leave(残す)play(演奏する)sing(歌う)などがあります。

覚えておきたい「buy」を使った表現

「a good/great buy」で「お値打ち」という意味があります。マーケットなどでよく見聞きする表現なので覚えておきましょう!

You can buy this antique ring for £80! It’s a good buy!!
こちらのアンティークリングを80ポンドでご購入いただけますよ!お値打ち品ですよ!!

getの意味と使い方

「get」の意味と使い方をみていきましょう!

「get」の定義は、to obtain, buy or earn something(モノや状態などを手にいれる)です。こちらも過去形・過去分詞形が不規則変化の動詞なので、注意しましょう!

<原形:get 過去形:got 過去分詞形:gotまたはgotten>

「get」は「buy」の代わりによく使われる表現です。

「buy」よりもカジュアルな英語なので、家や車などの高価な物、買う頻度が少ない物に対して使うと不自然な感じがします。

I got a new MacBook yesterday!
昨日、新しいマックブック買ったんだ!
The milk is running out. I’ve got to get milk at the supermarket.
牛乳を切らしちゃった。スーパーマーケットで牛乳買わなきゃ。
Can you get some coffee?
コーヒー買ってきてくれる?

覚えておきたい「get」を使った表現

海外のスーパーマーケットなどに行くと、「Buy 2 Get 1 Free」といったポップがあったりします。意味は、「2個買えば1個無料」

他にも、「2 for the price of 1」「2 for 1」(1個の値段で2個)などの表現があります。お得にお買い物ができるように覚えておきましょう!

pick upの意味と使い方

「pick up」の意味と使い方をみていきましょう!

「pick up」の定義は、to buy something cheaply(モノを安く購入する)です。

「pick up」にはもともと「何かを拾う」という意味があります。そこから「買う」という意味をもつようになりました。「ちょっと買う」「さっと買う」といった、とてもカジュアルな表現です。

安く購入するという意味があるので、「get」と同様に高価な買い物に対してはあまり使いません。

Can you pull over the car? I’m gonna pick up some coffee.
車止めてもらっていい?ちょっとコーヒー買ってくる。
I forgot to get milk at the supermarket. Can you pick it up on the way home?
スーパーマーケットで牛乳買うの忘れちゃった。帰りに買ってきてくれない?
I picked up some stuff at a hundred-yen shop.
100均で買い物した。

たくさんある「pick up」の意味

「pick up」は「拾う」という元のイメージから、たくさんの意味をもつようになりました。日常英会話で出てきそうな表現を例文とともにご紹介します!

・片付ける
Hey, guys! Can you pick up your stuff? It’s dinner time.

おーい!おもちゃ片付けてくれる?晩御飯の時間だよ。
・迎えに行く
Oh, dear, look at the time! I’ve got to go pick up my son at kindergarten.

あぁ、もうこんな時間!幼稚園に息子を迎えに行かなきゃ。
・持ち上げる
Daddy! Can you pick me up?

パパー!抱っこしてー!
・身につける
My daughter is picking up bad habits at kindergarten.

私の娘は幼稚園で悪い癖を身につけてくる。
・ナンパする
Again? He always picks up girls.

また?彼っていつもナンパしてるね。

その他の関連表現

ここまで「buy」「get」「pick up」の意味と使い分けをみてきました。どれもお馴染みの英単語ですが、細かいニュアンスの違いがありましたね!

シーンによって正しく使い分けていきましょう!続いて、「買う」を表す英語表現と例文をご紹介していきます。

purchase

「buy」のフォーマルな表現です。「購入する」「購買する」といった硬い表現で訳されます。

日常では、話し言葉として使うより、記事や説明書などの文章に出てくる表現として出会うことが多いと思います。

ビジネス英会話では頻出の英単語です!シチュエーションによって表現を使い分けられると好印象ですね!

Available to purchase only
オンラインでの購入のみ可能
The limited ticket must be purchased in advance.
限定チケットは事前購入が必要です。

grab

「purchase」とは打って変わって、とてもカジュアルな表現です。

「grab」の元の意味は「掴む」です。そこから「ちょっと買う」という意味として使われています。「pick up」に近い使い方です。

I’m getting hungry. Let’s grab lunch.
腹減ってきたなぁ。昼飯買いに行こうよ。
Are you guys all set? Let’s grab some snacks for the road.
みんな準備できた?車で食べるおやつ買いに行くよ。

import

個人間ではなく、国と国との間で行われる取引には「import」が適しています。「import」の意味は、「輸入する」です。

an import agent
輸入代理店
Japan imports oil from other countries.
日本は他国から石油を輸入している。

buy up

「buy」+「up」のフレーズで「買い占める」という意味です。

The big company tried to buy up all the land in the area.
大企業がこのエリアの土地をすべて買い占めようとした。
You shouldn’t buy up the stock in the company.
株を買い占めるべきじゃないよ。

snap up

「すぐ/あっという間に買う」という意味です。

「snap」には「ひったくる」「素早く動かす」といった意味があり、そこからお値打ち品や人気商品などをすぐに買うという意味で使われるようになりました。

I don’t think you can get the ticket. Local buyers snap up everything.
そのチケットは買えないと思うよ。地元のバイヤーがすぐに買っちゃうからさ。
The new albums were all snapped up within 1 hour of going on sale.
最新のアルバムは販売1時間で売り切れた。

stock up on

用事・予定など何らかの必要があって「大量に買いだめする」という意味です。

Let’s go shopping. We need to stock up on wine for the party.
買い物に行こうか。パーティー用にワインを買っておかないと。
People in Japan used to stock up on food and drinks for the new year.
日本人は新年に向けて食品や飲料を買いだめしていたものだ。

invest in

自分にとって価値があると思われるものを「買う」、「投資する」という意味です。

What are you going to wear to the class reunion? You should invest in a new dress!
同窓会には何を着て行くの?新しいドレス買っちゃいなよ!
I will invest in a new violin for the next concert!!
次のコンサートに向けて新しいヴァイオリンを買うぞ!

splash out on

「お金を注ぎ込む」「散財する」という意味です。

元は「水や泥を撒き散らす」という意味があり、そこから特に買う必要のない物を買う様子を表すようになりました。お金を撒き散らしている様子…とても面白い表現ですね!

I splashed out on a new watch.
新しい時計にお金注ぎ込んじゃった。
Why did you splash out on that dress? You’ve got something similar to that!
なんでそのドレス買ったの?似たようなドレス持ってるじゃん!

treat

「買ってあげる」「おごる」という意味です。

I’ll treat you to a bar of chocolate.
チョコレート買ってあげるね。
I’ll treat you this time.
今回は私がおごるよ。

お会計で使える表現

おごったり、割り勘にしたり…支払い方はさまざまですよね。お会計時のさっと言えるとカッコいい表現をご紹介します。

「私のおごりね!」と言いたいとき

・It’s on me.
・I got you.
・It’s my round.
※パブなどで順番に飲み物を買いに行く時

「割り勘にしよう!」と言いたい時とき

・Let’s split the bill.
・Let’s go halves.

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、「buy」「get」「pick up」の使い分けについて、ご紹介しました。

フォーマル度は、「buy」>「get」>「pick up」です!

buy:一般的に使われる「買う」。お金を払って対価を得る
get:「buy」のカジュアルバージョン。広い意味でモノを手に入れる
pick up:拾うから「さっと買う」。安価な物を買う、何かのついでに買う

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