「time」と言えば「時間・タイム」。しかし英語では時間だけでなく、回数を数えたり、計算したりする時にも「time」という単語を使います。
また、「time」を使ったセット表現もたくさんあり、英語学習者にはぜひ覚えてもらいたいものばかり。
そこで今回は、「time」の意味と使い方を徹底解説していきます!例文も載せているので、ぜひ参考にしてください。
- timeの使い方
- 時間を表すtime
- 「in time」と「on time」の違い
- 「Do you have time?」と「Do you have the time?」の違い
- 回数を表すtime
- 計算で使うtime
- timeを使った表現
- まとめ
timeの使い方
まずは「time」の基本的な使い方を、以下の3パターンに分けて解説していきます。②回数を表すtime
③計算で使うtime
時間を表すtime
「time」は、時間そのものを指す名詞です。例えば、「自由な時間」や「無駄な時間」、「時間が足りない」、「今時間ありますよ」など、時間という概念を表すのに使われます。
また、「何時かわかりますか?」や「電車が何時に出発するか調べよう」など、時刻を意味するときに使うのもポイントです。
「free time(自由時間)」や「break time(休憩時間)」、「bedtime(就寝時間)」、「downtime(停止時間)」なども、「time」を使う表現なので一緒に覚えておきましょう。
これ以上自分の時間を無駄にしたくないので、SNSを使うのを辞めました。
そろそろ仕事に行く時間です。その件についてはまた後で話しましょう。
今何時か正確にはわかりませんが、午後4時くらいだと思います。
「in time」と「on time」の違い
英語学習をしていると必ず出てくる「in time」と「on time」。2つは見た目こそ似ているものの、意味は異なります。「in time」は、「時間に間に合う」ことを意味する表現です。
オフィスへの到着が間に合った。
締め切りに間に合うようにこのプロジェクトを終わらせる必要がある。
電車は駅に時間通りに到着した。
レポートを時間通りに終わらせた。
「Do you have time?」と「Do you have the time?」の違い
「Do you have time?」と「Do you have the time?」も、英語学習者が混乱しやすい表現です。「Do you have time?」は、「時間ありますか?」という意味の表現。相手が何かをする余裕があるかどうかを聞くのに使います。
一方で「Do you have the time?」は、「今何時かわかりますか?」と聞くための表現です。「the」が付いているので、特定の時刻を指します。時間を確認するための時計やスマートフォンを、相手が持っているかどうかも含めて確認するときに使うのが一般的です。
回数を表すtime
「time」は、「時間」という意味だけでなく、「〜回」という回数も表現できます。回数は数えられるので、「〜 times」のように複数形にして使うのがポイントです。
例えば、「once(1回)」、「twice(2回)」、「three times(3回)」、「four times(5回)」...のように、3回以降は「数字 times」で表します。
また「How many times do you 〜?(何回〜しますか?」のように、疑問文で回数を聞くときにも便利です。
ただし、「first time(一回目)」、「second time(2回目)」、「third time(3回目)」のように、回数ではなく「何回目」かを表現するときは、「first, second, third…」と順序を表す序数詞を使い、「time」も単数形で使うので注意しましょう。
一ヶ月に3回ジムに行きます。かつては毎日行ってたんですけどね。
北海道には何回も行ったことがあります、特に札幌は。
一週間に何回、自宅を掃除しますか?
このコミュニティに参加するのは初めてです。
3回目のレッスンで初めて私たちは話したと思います。
計算で使うtime
「time」は掛け算の計算でも使われます。例えば、「2×6=12」を英語で表すと、「2 times 6 equals 12」または「2 times 6 is 12」。「times」の部分が「×」の役割をします。
また「Aの方がBより3倍長い」という文章も、「A is three times longer than B.」のように、「数字 times 比較級 than 〜」で表現可能です。
150×8=1200。
この車は私の車よりも4倍も値段が高いです。
timeを使った表現
「time」を使った表現はたくさんありますが、ここではよく使う以下8つに絞って紹介します。②It’s about time.
③for the first time
④kill time
⑤from time to time
⑥time’s up
⑦me time
⑧One step at a time
Time flies.
「Time flies.」は、「時間が経過するのは速いなぁ」という意味のフレーズです。いつの間にか思ったよりも時間が経過していた、といったときによく使われます。もう家に帰る時間なんて信じられない。時間が経過するのは速いですね。
私たちが最初に会ってからすでに10年です。時間が経つのは速いなぁ。
It’s about time
「It's about time」は、何かが起こるべき時期に来たことを表現するフレーズ。「それが起きるには遅すぎるくらい」、というニュアンスも含まれています。また、「It’s about time (that)主語 動詞(過去形)」で、「そろそろ〜する時期だ」や「やっと〜した」という表現も可能。この場合、動詞は過去形にするのもポイントです。
やっと到着しましたね。(遅かったですね、というニュアンスが含まれる)
将来についてそろそろ考え始める時がきた。
for the first time
「for the first time」は「初めて」という意味の表現です。「for the first time in a while(久しぶりに)」という言い回しもよく使われるので、セットで覚えておきましょう。
最近、ディズニーランドに初めて行きました。
久しぶりに親友に会いました。
kill time
「kill time」は「時間を潰す」という意味の表現。直訳すると「時間を殺す」ですが、比喩的に暇つぶしをすることを意味します。普段、通勤中は音楽を聞くことで時間を潰しています。
授業の合間にいくらか自由時間があるので、時間を潰すために図書館に行きます。
me time
「me time」は、自分自身のための時間を意味します。普段のルーティンから離れ、1人でリラックスやリフレッシュしたいときの時間、という意味で使われるのが一般的です。
最近、仕事でずっと忙しいです。もっと一人の時間が必要です。
一人の時間を過ごすためにタイに一週間滞在しました。
One step at a time
「One step at a time」は、「一歩ずつ着実に」や「コツコツと」という意味で使われる表現です。焦らずにゆっくりと、一歩ずつ確実に進めていくことが大切である、ということを伝えるのによく使われます。
1つずつ確実に進めていきましょう。
一歩ずつ進めば、いつか必ず目標を達成できますよ。
まとめ
最後に本記事のまとめです!その他、「time」を使った表現も多数紹介しているので、積極的に使ってみてくださいね。
あらかじめ練習しておきたいという方は、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」の活用もおすすめ。7日間の無料トライアルもあるので、ぜひ試してみてくださいね!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.