「しまった!」ミスをした時に使うフレーズとリアクションを紹介!

mistake, オンライン英会話, ミス

普段の生活で何か失敗をしてしまうと、頭の中が真っ白になることありますよね。そんなとき、英語のフレーズをじっくり思い出している余裕は無くなってしまうもの。

英会話のレッスンでも、「焦り」や「後悔」など、喜怒哀楽から一歩踏み込んだ感情になると、とたんに言葉が出てこなくなるという方も多いのではないでしょうか。

では、「しまった!」やそれに関連する表現は英語でどう言えばいいのでしょうか?

この記事では、ミスをした際に使える様々な英語表現をまとめています。パッと口から出るようになるまで、繰り返し練習してみましょう!

「しまった!」の英語表現

「しまった!」を表す英語表現は、短いリアクションを表すものから、どんな失敗をしたのかを具体的に伝える文章までたくさんあります。

さっそくネイティブスピーカーにも伝わる自然な言い回しを覚えていきましょう!

やってしまったと言いたい時

「やっちゃった!」と英語で言いたいとき、なんと言えば通じるのでしょうか。

失敗を「ミス」というのだから、そのまま「miss」という英単語が使えるんじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが実は、日本語の「ミス」は「mistake」という単語を省略した和製英語。英語の「miss」に「間違い」や「失敗」という意味合いはありません。

「ミス」ではなく「mistake」を使えば自然な文章を作ることができます。

I made a mistake.

「I made a mistake.」で「間違えてしまった」という意味になります。フォーマルなシーンでも活躍する万能フレーズです。

例文:"I made a mistake and sent the email to the wrong person."

(間違えて別の人にメールを送ってしまいました。)

日本語ではミスを「する」、間違いを「起こす」と言いますが、英語では「make」を使うのがポイント。「mistake」は数えられる名詞なので、冠詞を忘れないように注意が必要です。

I messed up / I screwed up

「ミスする」「失敗する」のよりネイティブスピーカーらしい言い回しを覚えたいなら、おすすめなのが「mess up」と「screw up」。どちらも日常会話でよく使われる表現で、「やらかす」「台無しにする」「めちゃくちゃにする」というニュアンスになります。

カジュアルなフレーズのため、ビジネスなどのフォーマルな場にはふさわしくありません。

例文:I don’t wanna mess up this time. It's my last chance to secure the promotion.

(今回はやらかしたくないよ。出世をものにする最後のチャンスなんだ。)

例文:"She's afraid of screwing up, so she hesitates to try new things."

(彼女は失敗を恐れて、新しいことに挑戦しないんだよ。)

「mess up」「screw up」のあとに目的語を繋げることで、具体的に「何を」失敗したのか表すこともできます。

例文: "I messed up my hair while trying to cut it myself."

(自分で髪を切ろうとして失敗しちゃった。)

例文: "I screwed up my presentation. I was so nervous that my mind went blank"

(プレゼンがぼろぼろだったの。緊張しすぎて、頭が真っ白になっちゃった。)

I ruined it

よりフォーマルな場面や重大な失敗に対しては、「ruin」を使って「I ruined it.」で表現するのが適切です。重要なプロジェクトを台無しにしてしまったり、大切な関係を壊してしまった場合などに使われます。

例文: "I forgot to save the document before closing the program. I've ruined all my work."

(閉じる前にドキュメントを保存するのを忘れた。作業が全部台無しになった。)

「しまった!」のリアクション

ネイティブスピーカーは、日常会話の中で間投詞をよく使います。ミスをしたとき、失敗したときは、間投詞を効果的に使う絶好のタイミング。使い方を覚えて、とっさのリアクションを英語でできるように練習しましょう。

Oops / Darn / Oh man

「Oops」「あ!」「おっと!」のように、小さなミスや失敗に気づいたときに使える表現です。あくまで、日常的な軽いトーンで使われるというのがポイント。深刻な問題やシリアスな場面で使うと、事態を軽く受け止めていると誤解されてしまいます。

例文:Oops, I dropped my phone.

(おっと!スマホ落としちゃった。)

「darn」は「damn (ちくしょう)」の婉曲表現で、「ちぇっ」「くそー」といった意味で使うことができます。「it」をつけて、「Darn it.」の形で使われることもあります。

「darn」と同じく、「dang」も「damn」の丁寧な言い換え表現として使われています。意味は変わりませんが、「dang」の方がより若者向けの表現になるため、好みに合わせて選びましょう。

「darn」「dang」はミスに対する感情を表現するのにぴったりで、怒りや不満、悔しさなどを相手に示すことができます。カジュアルな表現のため、使用場面には注意が必要です。

例文:"Darn! I missed the bus."

(くそー!バスに乗り遅れた。)

「Oh, man」で「なんてこった」というフレーズになります。「man」は文字通り「男」をさす単語ですが、このフレーズに「男」という意味合いはありません。女性でも問題無く使えます。

例文:"Oh man, I can't believe I missed the last train!"

(ああ、最終電車に乗り遅れたなんて信じられない!)

「Oh, 〇〇」の表現は他にもあるので、セットで覚えておくと便利です。

“Oh, no.”
(あらら。)

“Oh, shoot.” (shitの婉曲表現)
(なんだよー。)

“Oh, come on.”
(ちょっと!)

“Oh, my gosh.” (godの婉曲表現、カジュアル)
(うわマジか。)

“Oh, my goodness.” (godの婉曲表現、フォーマル)
(なんてこと。)

こういったシンプルな表現は覚えやすいものの、とっさの場面では意外と口から出てこないもの。ひとり言で呟くなど、普段から練習しておきましょう。

後悔を表す「しまった」

私のせいです

ミスで誰かに迷惑をかけてしまったとき、自分が悪いと感じていることを相手に伝えたいですよね。以下は失敗を率直に認めたいときに便利な表現です。

「my bad」は「すまん!」「やっちゃった!」というような意味で、気軽に謝罪をするときに使われます。

例文: "My bad, I completely forgot to buy milk."
(悪い、牛乳買うのすっかり忘れてた。)

「my bad」のよりフォーマルで正式な言い方が「my fault」です。

例文:"I broke the vase. It's my fault for being careless."
(花瓶を割ってしまいました。私の不注意が原因です。)

どうしてこんなことしたんだろう?

「Why did I…?」で、「どうして……したんだろう?」という意味になります。過去の行動や決断に対して疑問を投げかける表現です。後悔の気持ちだけでなく、「今ならそんなことしないのに」という反省のニュアンスも含まれています。

例文:Why did I buy this expensive bag?
(どうしてこの高いバッグを買っちゃったんだろう?)

反対に、過去に「やらなかったこと」に対して後悔している場合は、「Why didn’t I…?」で「どうして......しなかったんだろう?」という意味合いになります。

例文:Why didn't I buy the tickets earlier?
(どうしてもっと早くチケットを買わなかったんだろう?)

I shouldn’t have 過去分詞

「I shouldn’t have+過去分詞」は「~しなければよかった」という後悔の気持ちを伝えるのにもってこいの構文です。「shouldn’t have」が何かを過去に行うべきではなかったという後悔の意味をもち、その後ろに続く「過去分詞」が悔やんでいる行動や状態を説明しています。

例文:"I shouldn't have eaten so much cake at the party.”
(パーティーであんなにケーキを食べなきゃよかった。気持ち悪くなっちゃった。)

反対に、「~しておけばよかった」という後悔の場合は、「I should have+過去分詞」が使えます。

例文:I should have studied harder for the exam.
(試験のためにもっと一生懸命勉強すべきだった。)

過去分詞を変えるだけで様々な文章を作ることができるため、必ず覚えておきたい構文です。完了形の文章に苦手意識をもっている方も、何度も口に出して練習しておきましょう。会話の幅がグッと広がること間違いありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事では、ミスをした瞬間のリアクションや過去の行動を後悔するフレーズなど、様々な「しまった!」を紹介しました。

これらの表現を使いこなすためには、リラックスした状態で練習を繰り返しておくのが重要です。いざという場面では、じっくり思い出す時間も余裕もないはずです。

「焦り」や「後悔」などの微妙な気持ちを表す言葉を使えるようになると、英語力が更に高まること間違いありません。少しずつ覚えてものにしていきましょう。

nativecamp.net

nativecamp.net