紫外線の量が多くなる夏は特に、日焼けが気になりますね。健康的な日焼け、一方で肌のトラブルにつながる日焼け、日焼けと言ってもその状態は一つではありません。
英語では、これらの状態を異なる表現で表すのですが知っていますか?
そこでこの記事では、英会話に活かせる「日に焼ける」に関連する英語表現を紹介しましょう。
「日焼け」の英語表現
日に焼けることを「日焼け」と言います。皮膚が強い日光に当たって肌がこんがりと黒くなった状態です。
原因は、紫外線から皮膚組織を守ろうとするメラニンが、日差しを浴びたときに大量に分泌されるためです。すると、一時的に肌が黒くなるのです。メラニン色素という言葉も多くの人が知っているでしょう。
日焼けを表す単語は、主に以下の4つがあります。
Suntan
sun-kissed skin
tanning
3つ目などは面白いフレーズですね。さっそく、どんな違いがあるのかそれぞれの解説をしていきましょう!
Sunburn
名詞Sunburnは、日焼けのなかでも肌にトラブルが起こるようなレベルのものを意味します。
皆さんのなかでも夏のビーチで、肌が真っ赤になってヒリヒリした経験をした人がいるのではないでしょうか?そんなときは、お風呂やシャワーも水でしなければ、Ouch!(痛っ)という感じになるあの状態です。
これは、Sunburnの”burn”について注目すれば、理解が進みます。”burn”を英和の辞書で調べれば、皆さんにもお馴染みの「燃える・燃焼する」とともに、体の一部が「火照る」という意味もある単語だからです。
いくら日焼け止めを塗って対策をしても、日焼けが過ぎると炎症を伴う日焼けをしてしまいます。筆者も以前はスクーバダイビングが趣味で各国を廻りました。Sunburnをしたあと数日経つと、皮がどんどん剥けてくるという経験をしたことがあります。
このような状態になったら、使うのはSunburnであることをまず覚えましょう。日焼けは、れっきとした火傷(やけど)なんですね。
日焼けは皮膚にダメージを与える可能性があります。
日焼けを防ぐ効果があるので、良い日焼け止めクリームを使うことをおすすめします。
ここで出てきた英語フレーズsun creamが日本で言う日焼け止めクリームになります。サンタンクリームという言い方もしますね。海外旅行などで日焼け止めのものを使うような場合には、肌に直接使うものだけに普段使い慣れている日本の商品を持っていくことをおすすめします。
なんてこと!日焼けし過ぎで体中真っ赤じゃない!
日焼けしたので、痛すぎで熱いシャワーを浴びられないよ。
日焼け止めにカラミンローションを塗りました。
カラミンローションまたはカラミンは、日焼けや虫刺されなどに使われる医薬品です。なお、日焼けが酷すぎたり、水疱ができたり、頭痛や嘔吐などの症状が併発するような場合は速やかに皮膚科に行ってください。
Suntan
2つ目の日焼け表現が「Suntan」です。
Sunburnが炎症を起こしている状態であるのと比べ、Suntanはそこまでいっていない、いわゆる”小麦色”の日焼けをしている状態を指します。Suntanが酷くなったのがSunburnということです。
また、Suntanには動詞として「日焼けする・日光浴する」という意味もあります。
美白が謳われる時代ですが、小麦色の肌に憧れる人はまだいるでしょう。健康的に見えたり体が引き締まって見える効果があり、筆者の住むイギリスでは、春先に気温が少し上がってきた晴れの日は多くの人が公園で日向ぼっこをしてリラックスしながら日焼けをしたいと長時間寝っ転がっている光景を目にします。
私たちはスペインでのビーチホリデーで日焼けをしたよ。
ここで使われているgot a suntan(get a suntan)こそが、日焼けをした(日焼けをする)の英語表現です。この表現はsuntanでもsunburnでも同じ使い方になります。
どこに行ってきたの?いい感じに日焼けしてるね。
suntanは、この例文のようにtanだけにすることもできます。tanには日に焼けたときの「小麦色」という意味があります。
日焼けが消えていってる~
日焼けした肌も時間が経つとともに元に戻っていきます。そんなときのフレーズが消え去るという意味を持つ”fade away”、日本語でもフェードアウトという言葉がありますね。
sun-kissed skin
3つ目の日焼け「sun-kissed skin」は、多くの人にとって初めて聞くフレーズかもしれませんね。
sun-kissed skinを調べてみると「太陽の下で過ごしたためになった魅力的な色」です。日焼けを太陽がキスをした肌と表現するなんていうのはちょっと恥ずかしい感じもしますが素敵ですね。
白のドレスが日焼けした肌にとってもよく映えるね。
いくら海に行っても日焼けすることがなくって、肌がただ赤くなるだけなんだ。
tanning
さて、4つ目の日焼け英語は「tanning」を紹介します。
tanningは「日焼け・日焼けさせること」の意味を持つ名詞です。tanning lotionであれば日焼けローションで、日焼けあとの感想や肌荒れを防いでくれます。クールな感触は気持ちの良い使い心地です。
さて、tanningの代表的な使い方に「tanning shop」があります。いわゆる日サロ、日焼けサロンのことですね。人工的に紫外線を肌にあて、黒く日焼けをさせるマシーンのあるお店です。
日焼けサロンで使われるマシーンは、有害な紫外線UVCをカットし有益な紫外線UVA/UVBを浴びられるようにしてあると言われています。
これまでにタンニングベッドを使ったことがありますか?
ボディビルダーは日焼けスプレー、または日焼けベッドを使用します。日焼けの暗い色は筋肉間の分離部分を強調するのに役立つからです。
日焼けマシンのご利用は、当店では18歳以上となります。
日焼けの関連表現
ここで、日焼けに関連する言葉もみていきましょう。
顔にある日焼けの影響編
しわ wrinkles
そばかす freckles
メラニン melanin
その他の日焼けの影響編
痛い sore/hurt
皮が剥ける peel
水ぶくれ blisters
日焼けに伴うケア編
日焼け止めクリーム sun cream
保湿 moisture
アフターケア aftercare
紫外線の英語表現
最後に、日に焼ける原因である「紫外線」の英語についても抑えておきましょう。
紫外線はUV
太陽の光は波長によって、赤外線・可視光線・紫外線に分けられます。
紫外線をUVと呼ぶことは日本でもすっかり定着しています。様々な化粧品にUV表示があります。UVはultravioletの略になります。ultraviolet rays/ultraviolet lightとすることもあります。
紫外線は私たちの周りに溢れています。
日本には日傘など、紫外線対策のためのグッズがたくさんあります。
まとめ
イギリスでは夏は数週間のホリデーに行くことがほぼ当たり前です。ギリシャ、スペインなど海の綺麗な国へ行くことも多く、戻ると綺麗に日焼けしている友人を見ることがよくあります。
2週間~3週間を一か所で過ごすため、日焼けも徐々に無理なくしていくことになります。そんなときには英会話フレーズ「綺麗に日焼けしてるね、どこに行っていたの?」なんて聞くことができれば、ホリデーの楽しい話を聞くことになるでしょう。
日本よりも西ヨーロッパの日差しは強く感じます。ぜひ、日焼け止めを忘れずにこまめに塗ってsun-kissed skinになってくださいね。

イギリスであっという間に17年目、毎日英語を使って生活中。 外資系製薬会社勤務や各国への旅行で英語を使ってきたものの、南ロンドンでの生活は人生にもコミュニケーション力アップにも貴重な経験に。暮らしの英語はもちろん、イギリス人夫と運営する剣道道場のメンバー達とのやりとりをメインに、息子のUK大学受験サポート、日本文化を紹介する地元グループ代表として行政とのやりとりなど幅広く活動しています。言いたいことは表現すべきとする文化は性に合っているようでイギリス生活をハッピーにアクティブに送っています。英国代表ジュニアとして剣道をする息子の応援にヨーロッパ各国に飛ぶこともある、口だけ八段の道場おかみの夢は日本・イギリス完全2拠点生活。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.