「注射」は英語でどう表現する?筋肉注射やワクチン接種の表現も!

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今回は、注射に関する英語表現を勉強していきましょう!

医療用語なので難しさを感じるかもしれませんが、単語をしっかり覚えれば英会話も十分できます。筋肉注射やワクチン接種の表現も解説していくので、日常生活の中に組み込めるよう練習してみてくださいね。

「注射」の英語表現

英語で注射を表す単語は複数あります。フォーマルな言い方とカジュアルな言い方があるため、場合によって使い分ける必要があります。

以下で、それぞれの英単語のニュアンスをつかんでいきましょう。

injection

フォーマルに注射を言う場合は、injectionという単語を使います。しかし、医療用語で少し堅い言葉であるため、日常会話ではあまり使いません。

I got an injection yesterday.

私は昨日注射を打ちました

文章を作る時には、注射に対してどのような動詞を使うのか知らないといけませんね。日本語なら「打つ」ですが、英語の場合はget、receive、haveの3つが使えます。

get an injection

receive an injection

have an injection

上記のように、注射を意味するinjectionには、冠詞のanをつけます。

注射は自分が打つのではなく、お医者さんに打ってもらうものですよね。ですから、上記のような3つの動詞が使用され、特にreceiveは「受ける」などの意味があるため他人から注射をされていることがわかりやすいと思います。

shot

カジュアルに注射と言うなら、shotを使います。shotには「打つもの」という意味があるので、注射のイメージがわきやすいのではないでしょうか。

また、shotは以下のように何か具体的な単語と組み合わせて使われることが多いことも覚えておきましょう。

flu shot(インフルエンザの予防注射)

measles shot(はしかの予防注射)

shotinjectionと同様に、使う動詞はget、receive、haveの3つです。

I will get a measles shot tomorrow.

私は明日はしかの予防接種をします

shotの前には、冠詞のaをつけます。もしつけないと、別の意味になりえるからです。

例えば、こちらの例文を訳してみてください。

I got a shot in my arm yesterday.

では、次にこちらの例文を訳してみてください。

I got shot in my arm yesterday.

ただ冠詞があるかないかだけなのに、全然意味が違ってきます。では答えです。

冠詞がある前者は「私は昨日注射を打ちました」と訳します。対して、冠詞がない後者は「私は昨日腕を銃で撃たれました」と訳します。

平和な場所にいれば文脈から言い間違えだとわかってもらえますが、アルファベットがひとつ抜けただけでとんでもない意味になってしまいますよね。注意しましょう。

さらに、shotには「チャンス」という意味もあるため、やはり文脈がわからないと誤解を招くことがあります。

I got a shot yesterday.だと、「昨日注射を打った」のか、「昨日チャンスがあった」のか、両方の意味に取れます。

needle

注射をフォーマルな言い方にすればinjection、カジュアルな言い方にすればshotでしたね。しかし、英語にはさらにスラングとして使われるものがあります。needleです。

needleには「針」という意味もあるため、注射と関連していることがわかります。主に、子供が注射が嫌いと言う時に使われる傾向があります。

I don’t like needles!

注射嫌い!

やはりこちらも「針」という意味がある以上、文脈がまるでわからない時には注射なのか針なのかわからなくなることもあるため注意が必要です。

その他の関連表現

さて、英語で注射という方法はこれでわかりましたね。

ここからは、注射にまつわるその他の英語表現を学んでいきましょう!単語はとても多いので、関連している単語はまとめて覚えた方が効率的です。

筋肉注射

筋肉注射は、intramuscular injection(shot)と言います。長いので略語があり、IMと言います。

筋肉注射の英訳を辞書で調べてみると、以下のようにも出ます。

injection into a muscle

muscle injection

injectionは先ほど習ったので、もう意味は取れますね。

injection into a muscleを直訳すると、「筋肉の中への注射」となり、muscle injectionはそのまま「筋肉注射」と、「筋肉」と「注射」という英単語を並べただけになります。

I got an intramuscular shot yesterday.

昨日筋肉注射を受けました

ワクチン接種

ワクチン接種を英語辞書で調べてみると、以下のように出ます。

vaccination《医》

a vaccination shot vaccine inoculation《医》

英会話では、基本的にvaccinationを使います。

ワクチン接種と言えばここ数年はコロナのワクチンを連想すると思います。例文で、2回目の接種を終えたことを表現してみましょう。

I got the second COVID-19 vaccination.

私はコロナワクチンの2回目の接種を受けた

ワクチン接種に使う動詞も、注射で使う動詞と同じです。get a vaccinationで「予防接種を受ける」という意味になります。また、vaccinationは動詞に変換して使うことも可能です。

I will be vaccinated against the flu.

私はインフルエンザの予防接種を受ける予定です

この場合は、何に対してのワクチン接種なのかagainstを使って表すことができます。againstには「~に対抗する」などの意味があります。

ちなみに、副反応はside effectと表します。日本語では副作用と副反応を別の言葉で表しますが、英語ではどちらもside effectでOKです。

inoculate

inoculate「~に予防接種をする」という意味の動詞です。ワクチン接種と似た意味になりますが、注射に関連する単語なので覚えておきましょう。

All children must be inoculated.

すべての子供が予防接種をしなければならない

お医者さんならinoculateをそのまま能動態で使えますが、一般的に予防接種をされる方にいる方が多いので、受動態で使うことが多いですね。

注射の略語

注射は、その種類によって略語が使われることも多いです。

単語が長くなってしまうため、単語の頭文字などを取って簡単に言います。以下に、略語を使う注射の種類をご紹介しておきます。

皮下注射 subcutaneous injection(略:「S.C.」)

筋肉注射 intramuscular injection(略:「I.M.」)

静脈注射 intravenous injection(略:「I.V.」)

点滴注射 intravenous drip(略:「I.V.」「I.V.drip」)

医療の専門用語ともなるとスペルもなかなかに長いので、覚えるのは大変ですね!他にも、もし海外で注射を受けるのだとしたら知っておきたい単語があります。

消毒 sterilization

除菌 disinfection

治療 treatment

抗生物質 antibiotics

海外の病院に行くなら、現地の言葉の特に必要とされるであろう単語はマスターしておきたいですね。言葉が通じないとかなり困ることになります。

スマホで調べることもできますが、弱っている時にいちいちスマホ操作をするのは骨が折れるでしょう。いざという時のために勉強しておくことは重要です。

注射の感想を英語で言ってみよう

注射を打っているまさにその時、あるいは、打ち終わってから英語で何か言うとしたら、何と言いますか?以下で、使える表現をいくつか解説していきます。

I’m feeling stunned.

気が遠くなってきました

注射針が怖い場合、中にはそのまま気を失って倒れてしまう人もいます。気分が悪いこと、気が遠くなってきたことを伝えるなら、このような表現を使います。ゲームでも、動けなくなることを「スタン」と言いますね。

Is it over?

終わりましたか?

「終わる」は英語でfinishですが、より簡単に言うならoverがおすすめです。be動詞と共に使えるので、とっさに言える簡単なフレーズになっています。

It didn't hurt as much as I expected!

思ったより痛くなかった!

hurtは「痛む」という意味の動詞です。

また、否定文の中でmore than I expectedやnot as much as I expectedを追加することで、「予想していたより~ではない」と表現できます。痛いと思い込んでいるから痛いのであって、よくよく痛みに意識を向けてみたらそうでもないこともありますよね。

まとめ

まずは、ここでの基本であるinjection、shot、needleの3つを「注射」という意味で覚えておきましょう。

日常会話で最もよく使うのはshotなので、最低でもこの単語だけ覚えておけば伝えることができます。

使える3つの動詞の確認も忘れずに!あとは、周りを固めるように類義語を覚えていき、海外で注射をする時にも対応できるレベルにまで精度を上げていきましょう。

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