確認の英語表現!check・confirm・verifyの違いとは?

check、confirm、verify

「確認する」という時、英語で何と言えばいいか知っていますか?

中級以上の学習者なら、「confirm」という表現を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、「確認する」ことを表す言葉は他にもたくさんあり、状況に応じて使い分ける必要があります。

この記事では、特に「check」・「confirm」・「verify」を中心に、例文とともにその違いについて解説します。

check / confirm / verify の違いとは

「check」は、日本語の「チェック」とほぼ同じ意味で「確認」することを表します。

「confirm」は、不確実な物事を確定したり、再確認するという意味で「確認」することを表す言葉です。

「verify」は、物事が真実なのか実証するという意味で「確認する」ことを表します。

それぞれの単語の具体的な使い方について、例文とともに詳しく見ていきましょう。

checkの意味と使い方

「check」は、見たり、聞いたり、触ったりして「確認」することを意味する表現です。

カジュアルな言い方なので、日常英会話でよく使われますが、ビジネスシーンでもよく耳にする言葉です。

Check your answers before submitting them.
答案を提出する前に答えを確認しなさい
Have you already checked the report I submitted yesterday?
昨日提出した報告書にはもう目を通してくださいましたか
We are checking the fire extinguishers.
消火器の点検中 [安全確認中] です

また、「check」を使った「確認する」ことを意味する表現で、「double-check」というフレーズもあります。「二度チェックする」という意味なので、「再確認する」ことを表します。

学校でも、試験問題を解いたあと、「見直し」をして、自分の解答が正しいかどうか再確認するよう言われましたよね。

It's an important interview, so I need to double-check my resume before submitting it.
大切な面接だから、履歴書を提出する前に再確認しなきゃ

ちなみに、「test」と「check」はどう違うのか疑問を持つ人もいるでしょう。

「check」は機械的な確認作業、「test」は新しいものを見つけるためのプロセス中に行う確認作業という使い分けがあるようです。

一方で、「checkとtestにほとんど違いはない」と主張する人もいます。

confirmの意味と使い方

confirmのについて

「confirm」は、「con-(〜にする)」と「firm(確かな)」に分解すると覚えやすいでしょう。

不確実な物事を確かなものにしたり、再確認するという意味で使われる言葉です。

ややフォーマルな表現なので、ビジネスシーンや正式な文書などでよく使われます。

I would like to confirm my airline reservation.
飛行機の予約を確認したいのですが
This health benefit has been confirmed by scientific evidence.
この健康効果は、科学的証拠により確認されています

このように、「confirm」は、間違いが無いことや、事実かどうかを「証拠を持って裏付ける」というニュアンスの「確認」です。

confirmとcheckの違いは?

「confirm」は、「確かなもの」がすでにある状態で、「本当かどうか確認する」という意味です。

それに対して「check」は、確認する対象が「確かなもの」であることは前提としていません。

I would like to confirm that my hotel reservation has been made.
ホテルの予約がされているか確認したいのですが
I would like to check if there are still seats available in your restaurant.
そちらのレストランにまだ空席があるか確認したいのですが

このように、「すでに予約がなされている」ことを知っていて、本当に予約されているか「確認する」場合はconfirm、空席があるかどうかわからない状態で「確認する」場合はcheckを使います。

verifyの意味と使い方

「verify」は、「ver-(真実の)」と「-ify(〜にする)」に分解すると覚えやすいでしょう。

「verify」は、物事が真実かどうか、正しいかどうかを実証するという意味合いで使われます。「検証する」や「証明する」といった意味合いでも使われるフォーマルな表現です。

日常英会話ではあまり使いませんが、特に免許証やパスポートを使った本人確認など、大事な場面で使われるので、ぜひ理解できるようにしておきたい言葉です。

Can I see your driver's license to verify your identity?
本人確認のため運転免許証を提示してもらえますか
When purchasing alcohol, you may be asked to show identification to verify your age.
お酒を購入する際は、年齢確認のために身分証の提示を求められる場合がある
We will ship the products as soon as we verify the payment to your bank account
銀行口座への入金を確認次第、商品を発送いたします

その他の類似表現

「確認」することを表す表現は、check・confirm・verify以外にも様々なものがあります。

validate

「verify」と似た言葉に、「validate」があります。

「validate」は、「あるものが正当であることを確認する」という意味の単語です。「確認する」という意味のほかに、「立証する」「認証する」という意味があります。

「確認する」という意味で使う場合は、以下のような使い方になります。

Various experiments have validated that her theory is correct.
様々な実験から彼女の理論が正しいことが確認された

また、validateは「(身分証明書などを)有効なものにする」という意味でもよく使われます。

Your paper certificate will not work anymore. Can you digitize it and make it valid?
紙の証明書はもう使えません。電子化して有効なものにしてもらえますか?

動詞「validate」と一緒に形容詞「valid」もおさえておきましょう。validは特に「(免許証やパスポートなどが)有効な、期限切れでない」という意味で、公的手続きなどの際に必要になる言葉です。

That passport is no longer valid.
そのパスポートは有効期限が切れてますよ

identify

「身分などについて(確認する)」という意味の表現としては、「identify」という単語もあります。

Please have documents available to identify yourself.
身元を確認できる書類を用意してください

「identify」は「同一視する」という意味のある単語なので、「(目の前にいる人間が対象と同一人物であることを)確認する」という意味で使われます。

ascertain

「ascertain」は、「〜の方向に」という意味の接頭辞「a(s)-」と、「certain(確かな)」に分解できます。

そのため、「確かなものにする」という意味で「(事実であると)確認する」ことを示す単語です。

The journalist was ascertaining the fact that a politician was corrupt.
そのジャーナリストはある政治家が汚職を行っているという事実を確認していた
The team's experiments ascertained that the newly discovered substance is locatable in water.
その研究チームは実験によって、新しく発見した物質が、水に溶けるということを確認した

make sure

ここでの「make」は「〜なものにする(〜な状態を作る)」という意味で使われています。

「sure(確かな)」と一緒に使って、「確かなものにする」という意味で「確認」することを表すフレーズです。

Make sure you haven't left anything at home.
家に忘れ物がないか確認してね
Please make sure the phone number is correct, and try calling again.
電話番号を確認してもう一度おかけ直しください

make sureは日常会話で非常に良く使われる表現です。ぜひおさえておきましょう。

まとめ

「check」は広く「確認する」ことに対して使えるカジュアルな表現、「confirm」は、確かなものをより確実にするという意味で「確認する」ことを表すややフォーマルな言い方、「verify」は身分証の本人確認などで使われるフォーマルな表現でした。

verifyを自分で使う機会はあまりないと思いますが、公的に重要な場面などで使われるので、ぜひ理解できるようにしておくことをおすすめします。

また、confirmが「すでに確かなこと」に対する確認作業であるのに対し、「check」は不確かなことを明らかにする時に使うので、しっかり使うという違いを理解しておいてください。

そして、「make sure」・「double check」などの重要フレーズもしっかり「確認」しておきましょう。

nativecamp.net

nativecamp.net