友人や家族など親しい人との別れのシーンでは、主に「またね!」や「じゃあね!」といった気軽な挨拶を使いますよね。
では、この気軽なニュアンスの別れの挨拶を英語で表現したいと思った場合は、どのようなフレーズを使えば良いでしょうか?
最初に「See you again」というフレーズが思い浮かんだ方も多いと思いますが、実は英語圏で「See you again」は、すぐには再会できないような相手に対して使う場合が多い表現なのです。
では、またすぐ会えるような親しい相手に、気軽に「またね!」「じゃあね!」と伝えたい場合には、どのようなフレーズが適切でしょうか?
今回の記事では、「またね!」や「じゃあね!」を表す簡単な英会話フレーズを厳選して紹介していきます!
- 「じゃあね!またね!」の英語表現
- 翌朝に会う予定がある場合「See you in the morning」
- 月曜日に会う予定がある場合「See you on Monday」
- 来週会う予定がある場合「see you next week」
- 次回会う予定がある場合「See you next time」
- Have a good day
- スラングの表現
- まとめ
「じゃあね!またね!」の英語表現
See you later
「See you later」は、「また後で会いましょう」や「また後でね」という意味を表すフレーズです。
これは「また会う」という意味の「See you」と、「後ほど」という意味の「later」が組み合わさった表現で、気軽な別れ際に使われる挨拶のひとつです。
「See you later」は、次回いつ会うと言及しているわけではないので、しばらく会えない可能性がある相手に対して使う場合もあります。
B: Sorry, I can't. I must finish this task by 3 pm.
A: Ok, no worries. See you later then!
A: ランチに行くところなんだけど、一緒に行かない?
B: ごめん、無理なの。この仕事を15時までに仕上げないといけなくて。
A: 了解、大丈夫だよ。それじゃあ、また後で!
See you soon
「See you soon」は、「近いうちに会いましょう」や「またすぐに会おうね」という意味を表すフレーズです。
「また会う」という意味の「See you」に、「すぐに」という意味の「soon」が組み合わさった表現で、「See you later」同様に、別れ際に使われる一般的なフレーズのひとつです。
また、このフレーズは「See you again」と比べて、またすぐ会うことができる相手に対して使われることが多く、親密な距離の相手にも使いやすい表現です。
B: Have a nice trip. See you soon!
A: 2、3日出張に出るんだけど、戻ったら連絡するね。
B: いい出張を。またすぐに会おうね!
See you then
「See you then」は、直訳すると「そのときに会いましょう」という意味になります。
すでに次に会う予定が組まれている場合に使われることが多いフレーズで、その時に会えるのを楽しみにしていますよ、といったニュアンスを含んだ別れの挨拶です。
例えば、次に会う約束の日程や場所を決めた後に、その場で「See you then!」と言うと、そこでの再会を楽しみにしていることを表現できます。親しい友人同士の会話や同僚との会話のシーンでよく使われる表現です。
B: Good! What time should we meet?
A: Let's meet at 8 pm. See you then!
A: ねえ、今日の夜ヒマ?このパーティーに行こうと思ってたんだけど。
B: いいね!何時に集合する?
A: 午後8時に集合で。じゃあその時に!
では、「じゃあまた明日の朝に」や「じゃあまた来週」のように、具体的な再会の日時が決まっている場合は、「See you」を使ってどのように挨拶をすればいいでしょうか?
「See you then」の応用として、次に会える日時が決まっている場合の表現をいくつかご紹介します。
翌朝に会う予定がある場合「See you in the morning」
「See you in the morning」は、次の日の朝に再会することを意味するフレーズです。
「See you」はここまで説明したとおり「また会う」、「in the morning」は「朝に」という意味を表します。またこの表現は、眠る前の挨拶「おやすみ」の代わりの表現として使われることもあります。
B: Ok! See you in the morning!
A: 私もう帰るわ。
B: オッケー!また明日の朝にね!
月曜日に会う予定がある場合「See you on Monday」
次の週の〇〇曜日に会おうという予定がある場合は、「See you on 曜日」という表現になります。
例えば、平日の業務を終えた金曜の夜に、同僚に対して「じゃあまた月曜に」というシーンが考えられますね。
親しい友人同士のようなカジュアルな会話の中では、前置詞onが省略されて「See you Monday」など、「See you 曜日」となる場合もあります。
B: Thanks, you too! See you on Monday!
A: 私もう帰るわ。良い週末を!
B: ありがとう、あなたもね!また月曜日に!
来週会う予定がある場合「see you next week」
「See you next week」は、次の週に再び会うことを約束する際に使われるフレーズです。
例えば、友人と話していて次の週にまた遊びに行くことが決まった場合や、毎週開催される授業の終わりでの挨拶としても使用されます。
B: See you next week!
A: 皆様今週の残りもお元気で。また来週。
B: また来週!
次回会う予定がある場合「See you next time」
「See you next time」は、次回また会う予定に向けて使われる表現です。
オンライン英会話クラスや英会話教室でも、レッスン終了時の挨拶として最後に先生が「See you next time」と言ってくれますよね。これは、次回の予定を楽しみにしているニュアンスを含む一般的なお別れの挨拶です。
定期的に行われる授業終了後の挨拶の他にも、仕事上の定例ミーティングで次回の予定が決まっている場合などにもよく使われます。授業や仕事上の会話だけではなく、カジュアルな会話の中でも使用することができる表現ですよ。
今日はこれで以上です。また次回!
Have a good day
「Have a good day」は、「良い1日を過ごしてください」という意味の表現です。
日本語の会話では「いい一日を過ごしてください」とはなかなか言う機会はありませんが、英語圏では別れ際や挨拶の際に使われることが多い定番フレーズです。
ビジネスでの挨拶やメールの締めくくりにも頻出で、比較的フォーマルな場で使われることが多い表現のひとつでもあります。
英語で接客を受けた時、レジの係員に「Have a good day!」と言われた経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。トラベル英会話としても是非覚えておきたい表現ですね!
B: No, thank you.
A: Thank you for shopping. Have a good day!
A: 買い物袋は必要ですか?
B: いいえ、結構です。
A: 買い物いただきありがとうございます。良い一日を!
「Have a good day!」に対する声掛けに対する返答としては「Thank you. You too!(ありがとう。あなたもね!)」や、「Thank you, and the same to you.(ありがとう、あなたもね。)」が一般的です。
また、「Have a good day」に関連した表現として、「Have a good weekend!(よい週末を!)」も接客で良く使用されるフレーズです。
金曜日の夕方に買い物に行くと、レジ係の方がお客さんに「Have a good weekend!」と声をかけるシーンをよく見かけることができます。
スラングの表現
Later!
ここまで「See you again!」や「See you soon!」など、see youを使った表現を中心に紹介してきましたが、カジュアルに一語で「またね!」を表現することもできます。
「Later!」は、友人や仲間などとの別れ際に使われる一般的なフレーズであり、次に会う時に再び会えることを希望する気持ちを含んでいます。
B: Yeah, me too! See you later!
A: Later!
A: あ、もう行かなきゃ。話せて楽しかったよ!
B: そうだね、私も!また後でね!
A: またね!
Catch you later!
「Catch you later」 は、友達や知人などと別れるときに使われるフレーズです。
「また後で会おうね」、「また後で話そうね」と訳されることもあります。Laterは「後で」という意味の単語ですね。
Catchという動詞は、直訳すると「捕まえる」という意味がありますが、ここでは「また会おう」という意味で使われています。
正確には「I'll catch you later.」ですが、省略されて「Catch you later」という表現になっています。このフレーズは、友人同士の会話でよく使われる、カジュアルな英会話表現です。ビジネスシーンでは使用しないのが無難でしょう。
B: Yeah, it was great seeing you too! Catch you later!
A: Bye!
A: 私、もう行かなきゃ。話せて良かったよ!
B: ね、こちらこそ楽しかった!また後で!
A: じゃあね!
See ya!
「See ya!」は主に話し言葉として使われる、「see you」のスラング表現です。
「see you」よりもだいぶくだけた印象を与える表現ですので、親しい友人間で使うのがよいでしょう。インターネット上での書き込みや友人間のテキストメッセージでは、さらに省略されて「CYA」や「cu」と書かれることもあります。
また、メジャーリーグの実況中継で打者がホームランを打ったとき、アナウンサーが「See ya!」と言うことがあります。これは、日本語で言う「サヨナラ」ホームランだけではなく、普通のホームランにも使われる表現です。
B: Yeah, I understand. It was nice hanging out with you.
A: Yeah, same here. See ya!
B: See ya later!
A: じゃあ、私そろそろ行くね。
B: うん、了解。一緒に出掛けられて楽しかった。
A: うん、私も。またね!
B: またね!
So long!
「So long」は、「またね!」「じゃあね!」という意味のカジュアルな別れの挨拶です。
別れ際に使われる一般的な表現ですが、特に相手との再会がいつになるかわからない場合や、長期間会えない場合に使用されることが多いです。
「So long」には、少し別れを惜しむ気持ちや、相手との別れが長期にわたることに対する寂しさを含んだニュアンスがあります。
B: Oh, yes. So long then!
A: じゃあ、私そろそろ行かなきゃ。
B: うんそうだね。それじゃあ、またね!
まとめ
今回の記事では、日本語の「じゃあね!」や「またね!」といった別れ際の気軽な挨拶を英会話で表す際に用いられる、様々な表現をご紹介しました。
「See you again」と「See you later」には細かなニュアンスの違いがあることは、英会話中級者以上の方にも意外と盲点だったかもしれません。
同じ「See you」が含まれた表現でも、期待できる再会までの期間や頻度によって、微妙にニュアンスが異なることがあります。
さらに、よりカジュアルな「Catch you later」や 「See ya!」などの表現を使い分けることで、より自然な英会話ができるようになるでしょう。
今回の記事で紹介したフレーズや例文を参考に、是非英会話の実践で積極的に使って英語力アップを目指してくださいね!

宮城県出身の一児の母。外国語系の大学を卒業したのに英語が話せないことがコンプレックスで、大人になってから主にオンライン英会話で英語を学びなおしました。TOEIC940を取得したあと英語を生かせる職場へと転職し、現在は英日翻訳者として主にニュース記事の翻訳を担当しています。趣味は最近始めたドイツ語。言語学習をイチから始める難しさに久々に直面しています。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.