今回の記事は「アレルギー」について紹介します。英語のコラムなのになぜ「アレルギー」の紹介をするの?と少々疑問に思われる方もいるかもしれません。
海外に旅行する際や留学する際に何に気を付けますか?という質問をされた時、あなたはなんて答えるでしょうか。もちろん回答に正解はありませんが模範解答としては「荷物の管理」といった「犯罪に気を付ける」ことや、「食事や水」に気を付けるという回答が出ると思います。
ガイドブックにも「食事や水」について書かれていることが多いですよね。これってなぜだと思いますか?私たち人間は「アレルギー」と切っては切れない関係にあります。人それぞれ十人十色という四字熟語のように、1人1人体質が違っており「アレルギー」の原因となるものは様々です。
しかもそのアレルギーが発生するタイミングも人それぞれ。だからこそ切っては切れない関係であり、国が違えば食べるものも水の環境も違うためガイドブックには必ずと言っていいほど「食事や水」について触れられているのです。
こうした「アレルギー」は、英会話の中でも食事中によく話題になります。食事をするレストランやカフェでも、あなたが持つアレルギーに関して店員さんに質問する機会があるかもしれません。
人それぞれに様々なアレルギーの原因がある以上、密接な関係であり間違って摂取すると大変なことにもなり兼ねません。英語学習において、英単語を覚えれば良いだけではなく自分の体や体調について会話で相手に伝える能力を養うことは重要な学習の一つです。
今回は私たちにとって切っても切れない密接な関係にある「アレルギー」について英語表現や例文を交えながら掘り下げていきます。
そもそもアレルギー反応ってどうして起こるの?
ちょっとここで寄り道しちゃいましょう。
「アレルギー」を英語で知る前に、まずは日本語で基本的な知識を知っておきましょう。
外国語を知る前に母国語で知る。
これは、語学学習においてとても重要なポイントです。
そもそもアレルギー反応ってどうして起こるか知っていますか?英語のコラムから急に生物学のようなお話が出てきましたが、アレルギーってどうして起こるのかそもそものメカニズムを知らない方は多いのです。
自分が一体何に反応しているのか分からない時もあるはずです。だからこそ今は200以上のアレルギー反応の有無を調べられる血液検査も実施されています。
意外なアレルギーの原因があるかもしれないので、ぜひ調べてみることをおススメします。なぜなら冒頭でお話しした通り、アレルギー反応はいつ起こるか分かりません。
花粉症のように時期が判明していれば対応できますが、急にアレルギー反応を起こして嘔吐や下痢、さらにはアナフィラキシーショックを起こすこともありますので知っておいて損はありません。
アレルギー反応(過敏反応)とは、通常は無害な物質に対して身体の免疫系が異常な反応を起こすことをアレルギー反応と言います。
アレルギー反応を起こす原因は様々ですが大きく分けて2種類あり、
遺伝性と環境的要因
この2つです。遺伝因子によって受け継がれているアレルギーによって反応を起こす場合と、環境的因子(例えば食品やホコリ、金属や化学物質など)によって反応を起こす場合の2種類が考えられています。
アレルギーは幼少期に起こって収まったからと言って大人になって出ないとは限りません。
細胞は生まれ変わっていますが因子は残っている可能性が高く、体調を崩したときに発症することが多いのです。
アレルギーは英語で?
ではさっそくこのコラムの本題へ。まず「アレルギー」を英語で言うと何と言うのでしょうか。日本語としてカタカナで使われている「アレルギー」ですが、語源は英語です。しかし、発音が違っていますので要注意。
英和辞典で開くと、上記の音節と意味が出てきます。発音記号は英語学習を始めたばかりの人は読みにくいので音節を紹介します。
※音節とは
音節とは、字の通り音の節目のこと。発音時に母音が含まれているところで切る。
音節を見ると、3節で区切られているのがわかります。
allergyという単語そのものをローマ字で見てみると日本語のカタカナで発している「アレルギー」とは読み方が違うことに気が付きますね。
英会話の際にカタカナで「アレルギー」と言っても相手には伝わらないので発音はしっかりマスターしておきましょう。
次からはもしかしたら毎年・毎回悩まされている!という方も多いアレルギーの原因とされる要因を英語で何と言うかをご紹介していきます。例文も要チェックです!
花粉症
まずは「花粉症」です。毎年冬が終わりに近づき、春一番が吹いた後は一斉に飛び出す花粉。この時期はこのアレルギーに悩まされている方が多いと思います。
花粉に悩まされているのは日本人だけではありません。海外、もちろん英語圏の方々も非常に悩まされているアレルギーの代表格です。
花粉症を英語で言うと
です。
hayとは「干し草」という意味なのですが、由来として英国では干し草にアレルギーを持つ人が多く「微熱」を出すことから来たという話も。干し草を刈る時期に起こることから、季節性のアレルギー症状の意味として使われるようになりました。
もう一個のpollenとは、花粉を意味します。どちらも正解なのでお好きな方を使ってもらえればと思いますが、筆者が留学中はhay feverの方をよく耳にしていました。
もし、pollenを使うのであればこのpollenの前に「○○の」と名詞を入れれば「○○の花粉」という意味になりますので使いまわしができます。
例えばヒノキ花粉はcypress pollen、イネ花粉はrice pollenとなります。
とうとう、花粉症デビューしてしまったようです。
花粉症でこの時期はとてもつらい!
私はヒノキの花粉症なので、3月から5月は地獄です。
食物アレルギー
次はこちらもとてもつらいアレルギーの1つですね。食物アレルギーです。このアレルギーがあると、反応を起こすので口にできないというのが辛いところ。
さらに、調子がいい時に食べても反応が出ないけれど、少しでも体調が悪い時や疲れている時に食べるとアレルギー反応を起こすというやっかいなアレルギーです。
食物アレルギーを英語で言うと
そのままですね。
この食物アレルギーは種類がとんでもなく多いので、小さい頃はお母さんが大変な思いをしたというエピソードをたくさん聞きます。
アレルギー反応は数分の短い時間から数時間の少々長い時間に出るなどまちまちで、小さい子供は特に反応が大きく、下痢・嘔吐・しっしん・痒み・微熱・腹痛などが一気に押し寄せることも。だからこそ、アレルギー反応の有無を知る血液検査をおすすめしているのです。
私は甲殻類アレルギーなので、エビやカニは食べられないんです。
僕はソバアレルギーなので、食べられないんです。とても悲しいことです。
動物アレルギー
次は「動物アレルギー」です。代表的なのは「猫」「犬」でしょうか。もちろん、代表的な猫や犬だけではなくウサギや鳥なども含まれます。
動物アレルギーの原因は、動物の毛・羽毛やフケ・唾液などを体内に取り込んでしまうことで反応を起こします。
動物アレルギーの場合は複数形になりますので要注意です!
猫カフェに行きたいけど、猫アレルギーなんだよね。
私の母は犬が大好きなのですが、残念ながら犬アレルギーで飼うことができません。
金属アレルギー
最後は「金属アレルギー」です。この金属アレルギーで、アクセサリーや装飾品を付けられないという方も多いのではないでしょうか。
金属を身に付けても数分で赤くなり、痒みが発生します。全ての金属に反応するわけではありません。
さらに金属アレルギーで反応をする要因に「ニッケル」という物質があります。これは多くの食品や天然水に自然と含まれているもので、これを摂取することで金属アレルギーを発症することもあるようです。
金属アレルギーを英語で言うと
これも字の通りですね。
彼からもらったネックレスをつけたら痒くなったので、金属アレルギーかもしれません。
金属アレルギーを起こしにくい金属を使用した時計です。
アレルギー症状の英語表現
「○○アレルギー」という言葉を使ったことはありませんか?「アレルギー」という言葉は、比喩的表現でも使われることがあります。
ニュアンスとしては「苦手」「やりたくない」「好きじゃない」といったネガティブな表現を含んでいます。
私、男性アレルギーなのよね。
宿題にアレルギーがあるので、やりたくない!
なんていう比喩表現で使われています。
まとめ
今回は「アレルギー」について理解を深めてきましたが、いかがでしたか?
そもそもアレルギー反応って何だ?から始まり、各アレルギーの英語を初め比喩的表現も紹介してきました。
人はそれぞれ何かしらのアレルギー(苦手という意味も含めて)を持っているものです。
アレルギーについての話題は日常でも使う機会が多いので、ぜひ例文も合わせて覚えて実際に使ってみましょう。
そして、相手のアレルギーを知ることや自分のアレルギーについて話す機会があれば例文を真似してみてくださいね。
◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.